伏見 憲明

作家。 1963年生まれ。 著書に『魔女の息子』(第40回文藝賞受賞/河出書房新社)、『さびしさの授業』(理論社)、『ゲイという[経験]増補版』(ポット出版)ほか多数。 編集長として『クィア・ジャパン vol.1〜5』(勁草書房)、『クィア・ジャパン・リターンズ』(ポット出版)を刊行。 詳細なプロフィールへ→

パーティは大成功だった、みたい(苦笑)

昨晩はエフメゾの1周年パーティでした。おかげさまで店内は立錐の余地もない状態で、大成功だった、ようです。「ようです」というのは、いらしたお客様はおわかりのことと思いますが、伏見ママはゲストの宮台真司さんとのトークを終える [...]

パーティにパンツ隊登場!

エフメゾの1周年パーティもいよいよ間近に迫ってまいりました。あきっぽい伏見ママが1年も続けられたんだから、お祝いに来てね〜〜!!
ゲストも登場の予定ですが(ちゃんと来てくれるよねー?)、男好きのみなさんに目で楽しんでもら [...]

いただいたご本『裁判員の教科書』

『欲望問題』までの伏見の仕事は、「無知ゆえに言えることもある」というスタンスで著わしたものだったが、さすがに四十代も半ばになると、そういうのって処女でもないのに処女ぶっているみたいで情けない。それで一念発起、四十の手習 [...]

いただいたご本『僕は運動おんち』

最近、よくエフメゾにおみえになる枡野浩一さんから新刊をいただいた。お店では「サイコ」「ストーカー」あつかいされている枡野先生であるが(笑)、これはとてもさわやかな青春小説。主人公は運動も勉強もできない男子高校生で(でもチ [...]

二丁目の釜飯!

エフメゾの弱点といえば食べ物! ちょっと前からカレーをはじめてご好評を得ているものの、あとはかわきものしか出せないのが実状であった。お腹をすかせている人、お酒のつまみに柿ピー以外のものがほしい人には、物足りないバー営業で [...]

いただいたご本『きみが選んだ死刑のスイッチ』

「ホームルーム、裁判員制度、死刑。この三つに共通する、最大の注意点はなんでしょう? 答えは、この本のなかにあります。「思考停止」を乗り越え、手遅れになる前にじっくりと考えるための、入魂の一冊。」
裁判員制度がはじまるにあ [...]

エフメゾは敷居が低いと思います(笑)

初めてエフメゾにご来店いただいたお客さんによく言われることがあります。「伏見さんって意外と話しやすいんですね」
もうこれまで何人に同じことを言われたことでしょう(笑)。エフメゾでなくても初対面の方にしばしば「もっと感じ悪 [...]

いただいたご本『MODE アグリー・ベティ オフィシャルブック』

全国のアグリー・ベティファンの皆様、お待たせしました! 「MODE」を模したオフィシャルブックの登場です!←『MILK 写真でみるハーヴィー・ミルクの生涯』のAC BOOKS 様が版元よ←実にヘンな本を出してくれる出版社 [...]

20日のエフメゾ

30代以上のオカマというのは面白い性質があって、ピンクレディーやウインクがかかると思わず振りを着けずにはいられないし、もっと年季の入ったオカマなら、ちあきなおみの「喝采」では知らず知らずのうちに左手が幕を開けてしまう(笑 [...]

宮台真司『日本の難点』

相対主義の否定が不可能だと知りつつ相対主義を「あえて」否定するしかないーー「普遍主義の不可能性と不可避性」とはそうしたことです。
ーーさすが宮台真司先生! いつまでも相対主義の物差しで物事の根拠のなさを指摘して溜飲を下 [...]

対談「中年オカマと淫乱女の友情」

対談「中年オカマと女の友情ーー四十路はいろんなことがありますの巻き」
伏見憲明 × R子
R子プロフィール/昼はキャリアウーマン、夜はど淫乱女として「世界を股に入れて活躍」。性のジャパニーズ・テクノロジーと各国で絶賛され [...]

スピーチ「先人たちの思いに寄せて」

● 尾辻かな子事務所クロージングセレモニー「希望のバトン〜『ミルク』で語るこれから」でのライブ音源と、スピーチ音源(2009.4.29)
これは、尾辻かな子さんが新宿二丁目に構えていた事務所を閉じるにあたって催されたイベ [...]

いただいたご本『「死刑」か「無期」かをあなたが決める』

● 小浜逸郎『死刑」か「無期」かをあなたが決める』(大和書房)
伏見はアッパラパーなので、「裁判員制度ってアメリカの裁判みたいでかっこよくない?」「選ばれちゃったら面白い人間模様が見れるかも!」みたいな幼稚な意識しかも [...]

書評『女装と日本人』

● 三橋順子『女装と日本人 (講談社現代新書)』(2008)
初出/現代性教育研究月報
ここ数年、性に関する書籍で心底面白いと思うものには出会ったことがない。もうだいたいがパターン化されていて、「はいはい、フーコーを使っ [...]

笑うゲイリブ

映画『MILK』を観てからというもの感覚が昔に戻ってしまい、やたらテンションの高い伏見である。若い者がぬるいことを言ってたりすると、「てめ、古いゲイリブなめんなよッ!」「こちとら自分の人生も、親も、みんな売り飛ばしてリブ [...]

書評『セックス格差社会』

『世界の下半身経済が儲かる理由』で性と経済の問題を斬新に論じた著者であるが、今回は性と格差社会を数値から分析しようと挑んでいる。「もしかすると、近年の所得格差の拡大と恋愛経験の有無には、なんらかの因果関係があるのではな [...]

いただいたご本『童貞の教室』

著者の松江哲明さんとは何度かお仕事をしたことがある。とても感性豊かで、実直な青年という印象で、また会ってみたい人の上位にランクしている方なのだが(←偉そう)、本書はうーん……。いただいたご本で文句をつけることはしない主 [...]

本日(3/25)も通常営業

あぁ、一週間が経つのが早い! エフメゾをはじめてからあっという間に次の水曜日が来てしまうので、どうも落ちつかない。今日も午前中からカレーの仕込みやら、銀行回りやらでバタバタ。来週はエフメゾ明けで台湾へ行くので、航空チケッ [...]

いただいたご本『人間の未来』

どんだけ仕事すれば気が済むの?と言いたくなるほど多作な竹田青嗣氏の新刊。副題に「ヘーゲル哲学と現代資本主義」とあるように、近代哲学の完成者として現代思想の標的となったヘーゲルを再評価することで、資本主義と国家を再定義し [...]

いただいた未読本(すみません) 

いただいたご本でもどうしても読めないものがある(ごめんなさい!)。建築関係の書籍がそれで、その理由は、「そんな金ねぇんだよ!」の一言に尽きる。なので、文字を追う気になれないのは貧乏な自分のせいでしかない。この『建築バカ [...]