2009-03-21
いただいた未読本(すみません)
いただいたご本でもどうしても読めないものがある(ごめんなさい!)。建築関係の書籍がそれで、その理由は、「そんな金ねぇんだよ!」の一言に尽きる。なので、文字を追う気になれないのは貧乏な自分のせいでしかない。この『建築バカボンド (よりみちパン!セ)』もパン!セが仕掛けてくるのだからよほど面白い内容に決まっている。でも、「そんな金ねぇんだよ!」ともう一人の自分が耳元で怒鳴るので、まだ読めないでいる。「感想ほしけりゃ金をくれ!」と安達祐実っぽく言いたい。
苦手な分野に「酒」というのもある。バーのママをやって半年以上経つのに、先週も「スコッチで」と言われて「スコッチって何?」と聞き返してしまった情けないママなのだが、それにも理由がある。小さい頃に父が酒乱気味だったので、お酒というとどうしても身構えてしまって、好奇心の対象にならないのだ。数週間前も、ちょっと泥酔気味のお客さんが入ってきたときに、「もう閉店なので」と断ってしまった。楽しい酔っぱらいならいいのだが、目が血走っている人を見ると恐怖感が先にたってしまう。なので、この『こどものためのお酒入門 (よりみちパン!セ)』も読めずにいる。でも、これはママという職業柄、教養本として読まないとならないよなあ。
『同性パートナー生活読本―同居・税金・保険から介護・死別・相続まで (プロブレムQ&A)』もまだ未読なのだが、周囲での評判もよく、具体的な問題に対処する内容になっているようなので、当事者にはもってこいの一冊だろう。『挑発するセクシュアリティ―法・社会・思想へのアプローチ』は小倉康嗣氏の論文だけ読ませてもらっていて、こういうフーコーの使い方なら前向きでいいなあと。ゲイ・アイデンティティやゲイ共同性をいまさらいくら懐疑したって、こんなユルユルな時代にどんな意味があるのかわからないからね。まあ、そのくらいしかモチーフがなければ仕方ないけど。