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ジャパニーズブックダムの夢

・インターネットで、本の全文から検索できるウエブサイトをつくりたい
・ヒットした本の該当ページは画像で表示できてほしい
・対象の本は、日本語で書かれたすべての本がいい
・もちろんGoogleのように、本の数ページだけ表示されるとか、その前後の数行だけ表示されるとかの制限はあっていい
 これは、著作権者と出版社が判断すればいい
・本が表示されるページには、もちろん、その出版社へのリンク/ネットもリアルも書店へのリンク(コレ実現するためには書店業界の努力が必要だけどね)/図書館へのリンク(これも図書館業界の努力が必要だけどね)をおくんだ
・もちろんAPIで利用可能にして、趣味/商売に関わらず、これをイッパイネット上で活用できるしかけにする
・Googleの他に、もう一つはこうしたサービスをつくりたい

これを、「ジャパニーズブックダム」というのだ(名付け親は僕の友人だけどね)
(ジャパン=日本国、じゃなくてジャパニーズ=日本語、の本が対象なんだよね、夢では)

なぜ、こんなサービスを作りたいと思っているのかというと、すでに、
「ポット出版●Googleの書籍デジタル化への集団訴訟和解案について」2009-05-11で書いている通り
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 ●ポット出版は、ポット出版が発行した書籍の全文を対象にした検索が実現することを歓迎します。

 ・すべての人が、書籍の書誌情報(タイトル・著者名など)だけでなく、
 その全文にたいして一定の言葉の存在を検索できることは、
 その人にとって有用な書籍を「発見」する手だてを格段に増やし、
 そのことで、社会全体でさまざまな知の共有が前進すると思うからです。
 ・「発見」する手だてが増えることは、ポット出版の発行物の発見も増やすことにつながり、
 販売の増加が見込めると判断するからです。
 ・発見→販売増大は、現時点で可能性があるという範囲だと思いますが、
 少なくともそうした実験はされるべきだと思います。
 ・もし実験がおおきな失敗をしたとしたら、その実験から離脱しようと考えています。
 ・これらは、すべての発行物で一律に判断する意思はありません。
 例えば辞書のように、発見→販売増大に結びつかない可能性があるものも考えられます。
 したがって、基本は提供ですが、それぞれの書籍によって例外的に、提供しないという判断もあり得ます。
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だからです。

じゃあ、Googleブック検索にまかせるのではなく、なぜ「ジュパニーズブックダム」を作りたいのか。
Googleの取組みは歓迎ですが、心配が二つあります。

一つは、Google一つしかないことです。ちょっと独占度が高すぎる。
(正確にはアマゾンにも「なか見検索」がありますけど、ちょっとこと部分ははしょります)
それに、フランス国立図書館とも契約するかもってニュースも流れたし、
アメリカ議会図書館も来年アタマにはタッグを組むだろう、って見る人もいる。
集中し過ぎだと思うのです。

二つ目に、Googleとの交渉、日本の出版社としてはとても難しいと思う。
Googleが今、対応しようとしてるのは英語圏の出版社+著作権者。
それらとうまく話をまとめられれば、日本その他はくっついて来るでしょ、的なムードを感じるんです。
日本語全文検索を作って、そこで独自にこのサービスを始めることで、
そこで合意して作る基準をもって、Googleに迫れるのではないだろうか?
と思うのです。

それならこの夢をどうやって実現していこうと考えているのか?
ちょっと長文になったので、その「思いつき」は今度書きます。いえ、そのつもりです。

募集した講演テーマを決めたぞ

先日の日誌(2009.08.08)「全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)での講演テーマ案募集」
募集させてもらったタイトルを来ました。

「出版文化の危機」をどう見るか
にしました。

ツイッターでも募集しました。
ツイッターでは↓
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●出版社から見て、図書館はどんな「客」、あるいは市場に見えるのか、ちょっと興味があります。(tsysoba
●趣旨にあってるかどうかわかりませんが…30年後の情報流通がどうなっているか、沢辺さんが考えるベストとワーストの状態、それぞれありがとうです。(ayumuz
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また直接メールで↓
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●(前略)
・本をつくる・売る業界と図書館は隣り合っているのだから、公共図書館員
 も隣接業界について勉強した方がいい
この「勉強した方が良い」というところまでは常々思うんですけど、図書館
員は図書館員のコミュニティに集まっているばかりで、私を含め外の情報に
対してどうにも疎い傾向があります。
ですから、出版関係の情報源をいろいろ紹介いただけるといいんじゃないか
と思います。(というか、それ私が聞きたいです)
また、出版界の変化がどう図書館に影響するのかという具体的な話になると
食いつきは良いでしょうから、「MARCの費用を出版界で奪い取る」みたいな
話は盛り上がるんじゃないでしょうか?
出版学会の時の、books.or.jpとNDLが連携する話なんかは、私は凄く興味深
かったです。
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という意見をもらいました。

「そんで思いついた。
この日誌や、Twitterで意見を募集してみたらどうなるか?
まったく反応がなければ、めちゃくちゃさびしいんだけど、えい、やってみよう。
ということで、みなさん、もしよければ意見を送ってくれませんか?」
と考えての募集。

もしかして、講演者が事前にツイッターとかで意見を集めておいて、
それをふまえて講演する、って結構いい考えじゃないか?
と勝手に考えてみたんですが、さあ、どうなりますやら。

ポット出版社長・沢辺均の日記-23[2009.07.08-07.21]

2週間もためてしまった。
おい沢辺、これで途中放棄か?と自問。
まあ、今日は手抜きで。

●2009.07.08水
TIBFの事前準備なのにいけない。
午後から、渋谷区の図書館の委託業者連絡会。
中央館館長、係長、各館館長と、委託業者が集合。得点付きの評価書をもらう。
わがげんきな図書館は「人員にやや不安あり」てきなことに。
安くやるために、しぼった人数でやっているのだ。でも、
充分に回せている、と思っているのだ。
翌日に控えた東京国際ブックフェアのセミナーなどの準備で、いろいろネタ仕込む。

●2009.07.09木
東京国際ブックフェアの初日。
午前はポットで仕事して、午後に行く。
7日の朝日新聞夕刊に掲載された「本の現場」の非再販のことで、
「ガイアの夜明け」のフリーディレクタの取材を受ける。
そういえば、その後(07.21現在)なんの連絡もないので、お流れかな。
15時から、小林弘人さんのセミナーで聞き手。50人以上の参加。
終わってから、おなじビックサイトで開かれている
日書連全国情報化推進委員長会議で話させてもらう。50人くらいいたのかな?
「面白かったよ、くだけてた話し方で」とか好評だった。
18時からは版元ドットコムの名刺交換会。
書店員となかよくしようという魂胆ありのあつまり。
120名くらいの参加でイッパイ集まった。司会をする。
途中、我が社の外注営業でもある木下クンが、悪酔い、からみだす。激しく怒る沢辺。
二次会、中華屋でやって帰宅。

●2009.07.10金
TIBF2日目。午前ポット仕事。午後ビックサイトへ。
15時から堀さんの「図書館はどのように本を買っているか」セミナーで聞き手。50人強。
16時40分からは国立国会図書館長長尾さんのセミナー「国会図書館のデジタルアーカイブ構想とGoogle問題」。
スゲー100人を越えている。(いやホントに数えてるんですよ、他のセミナーでも)
終わってから、長尾さんたちと懇談会。
いやーチョットした仕掛けで懇談会。しかけがうまく運ぶ。
日本の出版界に衝撃が走るんじゃないだろうか、あっはっは。

●2009.07.11土
TIBF3日目。
この日は、同じビックサイトで行われた「本の学校」第2部第4分科会の「出版社からの責任販売・時限再販提案」
のパネラー。70人くらいかな、数えなかったけど。
あっはっは、1万円の謝礼をもらう。
18時からは、本の学校の懇親会。これもビックサイト。
おいらは無料だけど、一般参加は5000円。那須と尹がきたので、さっきの謝礼はパー。

●2009.07.12日
最終日。
15時50分から松沢呉一さんのセミナー「戦前、戦後のエロ本〜日本のエロ表現史」の聞き手。
松沢さん、シャベルしゃべる、聞き手要らなかったな。
後片付け。尹が車両手配の大ちょんぼ。こら。

●2009.07.13月
もう何十年ぶりだろう。10時の打ち合わせを完全に忘れてる。
ノートにも、グループウエアにも入っていたのに。S社に行かなかった。
ごめんなさい。
午後、映像事業部の編集室設置打ち合わせ。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の取材で、カメラの前で話す。非再販のこと。
あんまりたいしたことじゃないんだ、という気持ちが伝わったのかも。
でもって、結局放送されなかった。気持ちが伝わったのか、都議選騒ぎ+解散、でなのかな?

●2009.07.14火
久しぶりに時間休をとって均整をうける。気持ちいー。

●2009.07.15水
朝からS社でデザイン打ち合わせ。すっぽかしたやつ。
「大変申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

●2009.07.16木
午前中から月例出版会議。木下クンに文句言う、名刺交換会悪酔い問題で。
めずらしく神妙だったような気がする。
その後、那須とiPhoneを買いにいく。おいらは新型への買い替え。那須は新規購入。
戻ってきても、那須はセッティングばかりしていて仕事をしない(時間休にしていたようだ。でも、役員で有給休暇というのも矛盾だけどね)。

●2009.07.17金
午前中ポット会議。35ブックスの担当書店へのDM発送やらなんやら。
午後は、政府保証の緊急融資の打ち合わせでさわやか信金担当者と打ち合わせ。資料準備やら。

●2009.07.18土
午後から、我が家でバンドメンバーと06.20ライブ反省会。
編集は間に合わなかったけど、ビデオをみんなで見る。
本多料理や、お土産ケーキなど。
次回ライブは2月〜4月の間で決定。また、まずバッチリ録音やってみよう、ということになった。
曲は多分「タイムマシンにお願い」。一緒に弾いて録音、その後各パートごとに録音、てな段取り。

●2009.07.19日
家でゴロゴロと同時に、302号室に映像事業部編集室のPCセッティングなど。
新宿の東急ハンズまで、キャスターと差し金を買いにいく、。鉄とすずの散歩をかねて歩いていく。

●2009.07.20月・祝
35ブックス外商向けのリーフレットの原案ずくり、などなど。を数時間。

●2009.07.21火
連休明け。午前中、会社の登記簿謄本を法務局でとって、渋谷区役所の商工観光課に
緊急融資の資格認定(5号認定というそうだ)の申請に行く。
午後から、バイトの川崎がやめるので、昼飯をくいながらおしゃべり。
雑用の合間に均整をうけて寝こける。
「本の現場」の非再販問題などで書店に送る「説明文」みたいなのを書いたり。取次の友達Kさんと電話したり。
楽天ブックスのMさんから電話がきたり。
説明文を書くのに再販契約書を取り出して読み直したら、ちょんぼしてるとこがあるのに気がつく。

ふー。ためるのはよくない。
明日には、「再販売価格維持契約書」なんかを公開してみようと思う。
みんな見たことないだろうし、議論するなら、こういうのをふまえた方がいいでしょ。
だけど、読み直したのはきょうなんだよな、オレ。

書店員・図書館員向けアンケート結果のご報告

ポット出版は、7月9日(木)〜12日(日)に東京ビックサイトで開催された「東京国際ブックフェア」に版元ドットコムの一員として共同出典し、ブース内で書店員様・図書館員様へ向けてのアンケート調査を行ないました。
版元ドットコムブースを訪れていただいただけでも感謝!ですが、さらにポット出版のアンケートにまでご協力いただき、ポット出版一同、心から御礼申し上げます。
ご協力いただいた皆様にはささやかな気持ちを添えて御礼のお手紙をお送りいたしますが、一足お先に、アンケート結果のご報告をさせていただきます。

【アンケート結果】

●回答者の構成
書店員            24人(69%)
図書館員            8人(23%)
不明                3人(9%)
合計                35人

●ポット出版を知っていましたか?(よく知っていた/知っていた/よく知らなかった/全く知らなかった)
よく知っていた    3人(9%)
知っていた        10人(29%)
よく知らなかった    5人(14%)
全く知らなかった    17人(49%)
合計                35人

●ポット出版と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?(全く知らなかった方以外)(自由回答)
・サブカル(書店)
・サブカル系(書店)
・セクシュアリティとかクイアとか。サブカル系(書店)
・サブカルチャー本と、書店の業界の本を出版されている(書店)
・アングラ演劇関係のイメージがあります(書店)

・ずぼん(図書館)
・ず・ぼん(図書館)
・ず・ぼん(図書館)
・ず・ぼん。ネットでの情報公開が相当多い(図書館)
・出版流通について真剣にとりくんでいるイメージ(ず・ぼんをよく読んでました)(書店)

・かわいいかんじ(書店)
・児童書系(書店)
・児童書のイメージ(書店)
・まず思い浮かぶのはポット。かわいらしいイメージです。宝塚関係の本をいくつか(担当で)書店に置いてあるのでそういうイメージです(書店)

・個性的な感じ(図書館)
・何か発信してる版元(不明)
・図書館として、とても気になる版元さん(図書館)

・特に思い浮かばない(書店)

●FAX案内に必要だと思う情報は何ですか?(自由回答)
・新刊があると助かります(書店)
・新刊、これから出版する予定の本の案内(書店)
・他の書店での展開好事例など(書店)
・新しく出たもの(書店)
・重版・新刊情報など(書店)
・子供向け以外(書店)
・売れ筋の案内(書店)
・パブリシティ(予定)や採用状況、関連する情報のネタ(「新聞とか雑誌にこういうことが載っています!」ということ)(書店)
・どういった本か。どこに並べるのがいいのか。セールスポイントは何か。(書店)
・商品の見所。どこをオススメしたいか。熱意を感じるものにひかれます。(書店)
・今の情報で分りやすいと思います。(書店)

・図書館ではFAX<メルマガ<RSS (図書館)
・ISBN/調べやすいような正確な情報(図書館)
・新刊案内等(図書館)

・書店以外でも本を扱うので、ニーズにあった新刊、フェア等の案内(不明)
・内容をわかりやすく(不明)

●ポット出版へのご意見・ご要望などあれば、お書きください。(自由回答)
・これからもがんばってください(図書館)
・1,000円前後の求めやすい価格でお願いします(書店)
・出版界や図書館情報は興味深かった(書店)
・一般受けする図書等もあれば…(図書館)
・なんとなくマイナーなイメージがあるので、もっと街の書店で売るような本を出すと、広く読者がつくのでは?(図書館)
・学生の時はお世話になりました(図書館)
・FAXで送っていただいた注文書をReFAXして注文していますが、品物がなかなか来ません。FAXが届いていないのかもしれません。FAX送ってから電話で確認した方がいいでしょうか(書店)

以上です。
どうもありがとうございました。
アンケートは今後の出版活動に活かさせていだだきます。
今後とも、どうぞポット出版をよろしくお願いいたします。

図書館非常勤から委託について質問電話がくる

さっき、「ず・ぼん」編集部あて(?)に電話。
・図書館で非常勤をやっている
・勤めている図書館でも委託の話がでてて、勉強してる
・最近、委託から直営にもどったところがあったようだが、どこだか教えてほしい
女性で、声の感じでは中高年。
「いやー、わからないですね」と答えると、
・そういうのが載ってる新聞とか資料を紹介してうのでもかまわないんですけど、、
とおっしゃる。

だいたい直接電話や手紙などで連絡をくれる人の半分以上は、
イカレポンチだと思っているので、この電話をくれた人も、
たぶんそんな感じで、決して図書館員や、非常勤職員の代表事例だと
考えちゃいないつもりだけど、
よっぽど電話口で、「自分で調べなよ」って言いたくなったな。
だって図書館員でしょ。

中井正一伝説

中井正一は、なんと魅力的な人間だったのか─

美学者・哲学者として独自の思想・論理を構築し、戦後、羽仁五郎の推薦により、国立国会図書館初代副館長に就任する。久野収、大宅壮一ら、同時代の多くの知識人、文化人と親交を結んだ。

スポーツを愛し、映画を愛し、そして人間を愛した。
その豪放磊落な性格は、人を魅きつけてやまなかった。

大宅壮一をして「こういう人物によってつくられた社会なら、文句なしに移り住みたいと思う」
といわせしめた(本文より)男、中井正一の生涯を描く。

いまここに、人間中井正一が立ちあがってくる。

近刊●『中井正一伝説』予約受付中です!

近刊『中井正一伝説 二十一の肖像による誘惑 』(著●馬場俊明)の予約受付を開始しました。

美学者・哲学者として独自の思想・論理を構築し、戦後、羽仁五郎の推薦により、国立国会図書館初代副館長に就任した中井正一。二十一の写真とともに彼の魅力ある人生をまとめた一冊です。

ご予約希望の方は本が出来次第、送料無料でお送りします(代引の場合は代引手数料300円[代金1万円以下]のみご負担いただきます)。

本のタイトル/冊数/お名前/郵便番号/住所/電話番号/メールアドレス/お支払い方法(郵便振替または代引がご利用できます)をお書きのうえ、こちらへメールをお送りください。折り返しご確認のメールを差しあげます。

本の詳細は以下の通りです。

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