東京にデポジット・ライブラリーを 多摩発、共同保存図書館基本構想
定価:1,600円 + 税
ISBN978-4-939015-57-1(4-939015-57-2) C0000
四六判 / 192ページ /並製
[2003年12月刊行]
印刷・製本●シナノ印刷
内容紹介
東京・多摩に新しい図書館が生まれようとしている。市区町村図書館からあふれ出した本を、共同で選択・保存する、図書館=デポジット・ライブラリー。
財政難から都立図書館の運営方針が変更され、複本の廃棄、永久保存の見直しなど進めらている。その失われた機能を、市民と図書館員の手で、NPOとして実現しようとしているのが、この共同保存図書館だ。
市民の手で地域を治める=地方自治をより発展させる視点も持ちながら、図書館という具体的なサービスを進める試み、本書は、市民と図書館員がつくった提案を紹介している。
目次
第1部●多摩発・共同保存図書館基本構想
第1章 保存と利用をめぐる図書館の現状と課題
第2章 東京にデポジット・ライブラリーを作ろう
第3章 多摩地域デポジット・ライブラリーの基本的な対応
第4章 デポジット・ライブラリー実現に向けた経費の概算
第5章 NPO法人でデポジット・ライブラリーを運営した場合
第2部●資料
著者プロフィール
多摩地域の図書館をむすび育てる会(タマチイキノトショカンヲムスビソダテルカイ)
■会の目的
○多摩地域の図書館が公共図書館を中心に連携協力し、市民が求める資料・情報を提供できるような仕組みを研究し提案すること。
○多摩地域の公共図書館の資料の共同保管・共同利用のシステムの実現する。
○市民と図書館職員とのよりよいパートナーシップを確立する。
■会の活動
○「多摩地域から東京の図書館を考えるプロジェクト」に取り組みます。
○都立再編2年目以降の都の動きを図書館職員や利用者・都民に広く知らせ、必要な行動を提起します。