図書館とメディアの本 ず・ぼん9 図書館の委託
定価:2,000円 + 税
ISBN978-4-939015-63-2(4-939015-63-7) C0000
B5判 / 200ページ /並製
[2004年04月刊行]
内容紹介
図書館とメディアの本、「ず・ぼん」9号です。巻頭対談、福嶋 聡(ジュンク堂書店池袋店)と堀 渡(国分寺市立恋ヶ窪図書館)「書店員と図書館員のおしゃべり どうしたい図書館?」は、図書館の新しい運営の方法が提示され刺激的。特集「図書館の委託」は、財政難により進む図書館の業務委託について討議。委託をどう考えたらいいのか、の問題提起です。その他異色の図書館人「栗原均」のロングインビューほか、今回も本と出版と図書館にかんする話題満載です。
目次
巻頭対談
書店員と図書館員のおしゃべり
どうしたい図書館?
●福島 聡/堀 渡
司会●佐藤智砂
再録 本屋とコンピュータ
●福島 聡
特集
図書館の委託
財政難によりすすむ図書館の民間業務委託をどう考えたらいいのか。
東京二三区の図書館民間委託を徹底討議
委託はどこまで拡がるのか
●井東順一/大橋直人/小形 亮/手嶋孝典/福島 聡/本多伸行
目黒区労働組合が考えた「委託」に代わる業務改革案
・「新しい管理運営体制等」分会対置案
目黒の図書館の未来のために
●目黒区職員労働組合教育分会
・目黒区図書館員の日常と取り組み
図書館労働をめぐる今日
●橋本策也
非常勤職員たちが労働組合を作った
わりきれない思いが私たちの出発点だった。
●熊倉京子
南千住図書館のYAサービス
子ども利用者獲得大作戦
荒川区二〇代非常勤職員たちの試み
●高橋峰子
NHKクローズアップ現代「ベストセラーをめぐる攻防〜作家VS図書館〜」を徹底検証
NHK お粗末な図書館認識
●手嶋孝典
多摩発・共同保存図書館(デポジット・ライブラリー)基本構想
図書・雑誌を活かし続けるために
●鬼倉正敏
タコシェ店主、中山亜弓が選ぶ
野鳥についての本
●中山亜弓
特集
栗原均
関西の現場から図書館協会へ。
経営的手腕をもった異色の図書館人。
栗原均ロングインタビュー
インタビュー●東條文規/堀 渡
協力●氏家和正
特別寄稿
・栗原均さんの力
●益田忠夫
特別寄稿
・行動の人、そして温情の人
●塩見 昇
編集後記