伏見 憲明

作家。 1963年生まれ。 著書に『魔女の息子』(第40回文藝賞受賞/河出書房新社)、『さびしさの授業』(理論社)、『ゲイという[経験]増補版』(ポット出版)ほか多数。 編集長として『クィア・ジャパン vol.1〜5』(勁草書房)、『クィア・ジャパン・リターンズ』(ポット出版)を刊行。 詳細なプロフィールへ→

「同性愛入門[ゲイ編]」PDF版(全文)

ゲイコミュニティへようこそ(伏見憲明)+目次【p.001-006】( 163K )
ピープル(伏見憲明)【p.007-028】( 620K )
[大学生]田辺貴久/[医師]佐藤未光/[サラリーマン]歌川泰司/[バー [...]

「同性愛入門」執筆者プロフィール(アップデート版)

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●編・著者プロフィール
伏見憲明(ふしみ・のりあき)
1963年生まれ。 [...]

いただいたご本『いわずにおれない』

いつもお世話になっているフリーライターの細貝さやかさんから、本を送ってもらった。彼女が制作に関わったまど・みちおさんの『いわずにおれない』。まどさんの詩や絵画、インタビューが収録された文庫本だ。
伏見は寡聞にして存じ上げ [...]

書評『女王様と私』

以下、時事通信の配信で琉球新報、陸奥新報、福井新聞、神奈川新聞などに掲載された書評原稿です。
●歌野晶午著『女王様と私』(角川書店) 1680円
『葉桜の季節に君を想うということ』でミステリーの枠を超えて広く支持を集めた [...]

夫婦に見えますか?

「伏見さん、一度アップロードしていたはずの記事が見つかりません。また読みたいのに、どうして消しちゃってるんですか。残念です」
というメールをいただいたのだけど、だから、この日記は「うたかた日記」なの。あぶくのように消えて [...]

チョコバナナ

数日前、浦和駅周辺を歩いていたら、氷川神社のお祭りにぶつかった。沿道に延々、出店が並んでいる様子を見ると、それだけで胸がわくわくしてくる。最近の縁日ってたこ焼きやトウモロコシばかりでなく、もっと贅沢な串焼きとか、ちぢみな [...]

いただいたご本『海と川の恋文』

松本侑子さんがまた新刊を送ってくださった。精力絶倫、じゃなくて精力的なお仕事ぶりである。今度は小説で、帯には「別れたからこそ、果てしなく思い続ける、真実の純愛小説」とある。なんだかとても美しい物語のようだ。雑誌「野生時代 [...]

UVケア

鏡を観たら、鼻の辺りにそばかすのようなものが浮き上がっていた。毎日、太陽に向かって歩いていると、冬でも日に焼けてくるし、お肌の曲がり角をもう何度も通過している40代だと、それが染みになる。軽くヤバい! 
一昨年、何を思っ [...]

友人・知人・関係者・他の皆様へ

伏見の友人・知人・仕事関係などの皆様、年末、お忙しく過ごされていることと存じます。そんなときになんですが、ここ2ヶ月くらいの間にメールのやり取りをした方以外のアドレスが、消失してしまっていることが発覚しました。申し訳あり [...]

冬の枝葉

散歩の途中、見上げた木々が冬の空に枝を力強く伸ばしていた。
夏の盛りはとうにすぎ、紅葉を終えてもまだ枝にしがみついている乾いた葉っぱたちは、華やぎを失わずざわめいていた。
その鮮烈さに打たれた。

好きです、牛角

久しぶりに友達と焼き肉などしてしまった。行ったお店は、庶民の味方、牛角さん(「さん」づけはおかしいか)。昔の安価な焼き肉店のイメージというのは、なんかこう、うらぶれているというか、なまりのある日本語演歌が流れているような [...]

家族連れ

子供が殺害される事件が報道されるたびに胸が痛む。伏見は子供嫌いなので、自分では子育てなんてまっぴらと思うのだが、いたいけな小さな命と、愛情を注いできた親御さんの気持ちを考えると、さすがに涙が出る。
最近、散歩の最中に親子 [...]

体質改善中

ここ数年、自堕落な生活を続けていた。今年の夏くらいまでは一日の大半をパチンコ店で過ごしているようなありさまだった。夜は二丁目で無駄にお金も使った。もう書くことも、何か主張することも、大袈裟にいうと、生きてることさえウンザ [...]

草思社様からの挑戦状?

新聞書評なども書いているせいか、我が家には毎日のように出版物が送られてくる。知り合いの場合にはジャンルはさまざまだが、面識もない著者のものだと、どうしても伏見の専門のセクシュアリティとかジェンダーといったシモ関係が多い。 [...]

ジョン・レノンに捧ぐ

またまた懐古趣味的な日記になるが、本日、12月8日はジョン・レノンが暗殺された日。もう四半世紀も前のことになるが、伏見はそのとき、高校2年生。音大の付属高校でクラシック音楽を勉強していたのだが、バッハとかモーツアルトには [...]

映画『オープン・ウォーター』

試写状をもらったときからすごく観たかった映画『オープン・ウォーター』。が、なにせ出不精ゆえ、試写の日程はいつのまにかすぎ、気づけばロードショーさえ終わっていた。そしてやっとDVDになって観ることができた。
ツアーガイドの [...]

くのいちは見た!

阿佐ヶ谷に狸が出ると友人が言っていた。あの辺り、雌豹(オカマ)がたくさん生息していることは知られているが、野生の狸までいるとは。都内に狸がいるくらいだから、伏見の散歩する河原に狸ほかキツネやアオダイショウなどさまざまな生 [...]

予防接種

今年の1月、生まれて初めて!というくらいひどいインフルエンザにかかって、難義した。肺炎をほとんど起こしかけていて、医者に行ってもらった薬は効かなかった。それでだいぶ肺を痛めたのか、その後も長く咳を引きずった。
その際、母 [...]

いけしゃーしゃーと

最近、このサイトの一日のカウント数がとんでもないことになっているので、中には気づいた方もいるかもしれないけど、下の記事、アップしたあとで一部改ざんしました(あ、この日記はそういうことしょっちゅうしますんで、怒らないでね。 [...]

母校は収容所

散歩コースの入り口に、かつて(30年近くも前)通っていた中学校がある。土手の上からその校舎を眺めると、なんともいえない気分がこみ上げてくる。なつかしさなどではない。薄気味悪さといったものだ。それはとっても生々しい感情でも [...]