伏見 憲明

作家。 1963年生まれ。 著書に『魔女の息子』(第40回文藝賞受賞/河出書房新社)、『さびしさの授業』(理論社)、『ゲイという[経験]増補版』(ポット出版)ほか多数。 編集長として『クィア・ジャパン vol.1〜5』(勁草書房)、『クィア・ジャパン・リターンズ』(ポット出版)を刊行。 詳細なプロフィールへ→

気分はもうマドンナ

左の写真はヴォルデモート卿ではありません。伏見のウォーキング中のシルエット。うーん、改めて見ると、我ながらおどろおどろしい影だ。だけど、自分のイメージの中では、伏見憲明42歳、ピンクのレオタードを身につけたマドンナ(右下 [...]

さよなら加齢臭!

散歩で大量の汗を流しているせいか、体臭が薄くなってきた。つい最近まで、原稿書きの仕事をしているだけで、からだから放出されるとんでも臭気に部屋がよどんでしまい、自分で気持ち悪くなるほどだった。オヤジ臭というか、加齢臭という [...]

いただいたご本『美人とは何か?』

「美意識過剰スパイラル」という副題の本書は、人気作家、中村うさぎさんの最新エッセイ集。旧知の担当編集者が送ってくれた。どうもありがとう。伏見自身は以前、中村さんに『変態入門』(ちくま文庫)の解説を書いていただいたことがあ [...]

玉野真路さんのブログ

QJrの執筆者でもある玉野真路さんが彼のブログ「新装開店☆玉野シンジケート!」で、伏見の記事に呼応するようにエイズについての一文をアップしている。論点のよくまとまった問題提起なので、読んでみることをお勧めする。

いただいたご本『ヨーロッパ物語紀行』

松本侑子さんの勤勉な仕事ぶりを見ていると、いつも頭が下がる。とにかく熱心だし、探究心が旺盛。そしてフットワーが軽い。『赤毛のアン』の詳細な翻訳に見られるように、その仕事は単なる作家の枠を超えて、研究者の域にまで達している [...]

オバチャマは潮吹き

相変わらず、散歩の日々だ。若い子風呂に浸かりながら、ぶりぶりとウォーキング。おかげで黒いサウナスーツは毎日洗濯してるのに、白いものがこびりついてなかなか落ちない。あんた、ヘンな想像しないでけれ、塩だよ、塩。ナトリウム。大 [...]

映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

観てきました。「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」。日曜の最終回、21時からの回は恋人たちばかりで、映画館内はペッティング状態(妄想)。「オマエら映画なんか観に来ないで部屋でオマンコしてろよ!」と心で毒づきながら、一人寂 [...]

いただいたご本『かけがえのない、大したことのない私』

元祖ウーマンリブ、田中美津さんの最新刊。比較的新しい対談やら座談やら、書き下ろしのエッセイなどが収録されている他に、彼女が70年代にリブ活動の中で上演した「ミューズカル〈女の解放〉」の脚本のおまけ付き。ファンにはたまらな [...]

あたいはキャリー?

朝、目が覚めたら、とんでもない精神状態になっていた。覚えていないのだが、もしかしたら夢の中でキレてしまったのかもしれない。それが尾を引いて、午前中、怒りと空しさと悲しみがないまぜになって、ごく限られた身近な範囲にではある [...]

いただいたご本『はじめての部落問題』

以前、部落解放同盟の講演会に呼ばれたときに(「糾弾」ではないわよ 笑)コーディネートを担当してくれた角岡伸彦さんの最新刊。角岡さんは『被差別部落の青春』(講談社文庫)を著わして世間の注目を浴びたノンフィクションライター。 [...]

ノンシュガー

カフェインに酔ってしまう体質で、コーヒーは滅多に飲まない。そんな伏見が最近ハマっているのが、このカフェラッテのノンシュガー(森永乳業)。すごく飲みやすくて、後味がいいのだ。そして何よりノンシュガー。QJr vol.1の大 [...]

怪しい中年男

朝、お勤めに出かけない、昼間からパチンコをしている、おかしな出で立ちで付近を徘徊している……どう考えても地域社会でキモがられている伏見である。たぶん、通報されないのは、子供の頃より長年ここで暮らしているからで、最近引っ越 [...]

青春風呂、そしてマンコたち

今年の前半はからだに故障が多発したりして、気力も体力も最悪の状態だった。更年期障害もあってか、もう生きるのが嫌なくらいだった。そういうときにはダニにかまれた程度のことでもひどく傷ついたりもしたが、いまや、調子は絶好調。何 [...]

NANA

遅ればせながら、現在「NANA」を熟読中。以前一度、まんが喫茶で挑戦したことがあったのだが、そのときは1巻で挫折。どうもピンとこなかった。今回、仕事の参考資料として読んでいるので、がんばって2巻の壁を乗り越えることができ [...]

伏見憲明の履歴書

作家。
1963年東京生まれ。
武蔵野音楽大学付属高校・声楽科卒。
慶応義塾大学法学部卒。
1991年、『プライベート・ゲイ・ライフ』(学陽書房)でデビュー。独自のジェンダー/セクシュアリティ論を提出し、状況にインパクト [...]

発売まであと9日

旧シリーズは最初にテーマやタイトルがありきで、そこから記事を企画していくというやり方で作っていった。それに対して、今回のQJrはそもそもテーマとして何がありうるのか、を考えるところから作業がはじまった。Realities [...]

どっちが売れる?

本日はポット出版の「心がない編集者」、サトウ幹部との初打ち合わせ。といってもQJrに関するものではなくて、伏見の近刊『性という[饗宴]』の装丁の相談。
写真に映っている2つのカバー—白地に青い文字のものと、グ [...]