2005-06-13

ホンバン・メーリングリスト

ホンバン・メーリングリストというのに参加してます。
あっちのホンバンではなく「本屋」と「版元」のメーリングリスト、という意味です(あーベタな……)。
で、現在のメンバーは、本屋側=「本屋の村」と版元=「版元ドットコム」が中心です。
どっちも規模の小さいとこなんです。

規模の小さな書店は雑誌・マンガ・売れ行きのいい本が商売の(つまり商品の)中心らしいんです。
一方、規模の小さな出版社は、大型書店で売ってもらってるのが中心になります。ポットなど、典型的です。

その小さいもん同士が集まったって、あんまり具体的な商売には結びつかないんですが、版元側のボクには、本屋の「気分」とか「雰囲気」がわかって面白いんです。
たとえば、外商(配達したり注文をとったり)の比率が50%を超えるのはやばい、とか、取次が、返品した本を本屋に送り返してきた(逆送というんですけどね)話とかね。

それに、「本屋の村」というのは、書店の販売システムや在庫管理・POS管理のソフトを自作して本屋さんに普及させてるグループなんで、書誌情報・在庫情報の無料公開などの注文も版元にしていて、そういう点でも、ボクの気分にあってね。

昨日の日曜日は、仙台から大阪に帰る途中に東京で途中下車してくれたメンバーと、東京の書店さんが参加してくれて、版元メンバーも入れて11人のオフ会でした。

このエントリへの反応

  1. おおきにでした、本屋の村の庫本ですが、仙台からの帰りではなく盛岡からの帰りでした、東京から見たらよう似たものかな?
    ほかに興味のあった話題は書誌情報の値段、掛け率の問題、書誌情報がどこからどこへ流れて行ってるのか、版元および版元ドットコムでの既刊本の売れ行き比率と書店の店頭が結びつかない現象、ネット書店とリアル書店は本当にバッティングしているのか、まだまだありましたね。共通土台は読者にいかにして本を届けるか、それぞれにぞれぞれの悩みがあるのですが、同じではないところが味噌ですねえ。まだ参加していない書店さん版元さん、ぜひ参加してください。版元さんは原則営業可です。yorosiku

  2. ネット書店と競合しているのは大型書店、中小零細書店とバッティングしているのはコンビニと複合店、なんじゃないか、という話題もありました。個人的には外商で扱ってもらうための方法論を多くの中小零細版元は持ち合わせていないということに気がついてもいないんじゃないかという気もしています。
    個人的にはノンアルコールでの参加は新鮮でした。禁煙の次は禁酒を狙っています。