芝居編 10|09|08|07|06|05|04|03|02|01 |
映画編01●はじめに |
●書き手 |
「目の見えない人にも映画の感動を伝えたい!」 「目の見えない人に映画なんてわかるわけがない。」 視覚障碍者が映画を鑑賞する場合。 それははじめからわかっていることです。 しかし「60%でも70%でも、0よりはいい。大体でもわかればいい。だから、たくさんの映画を選んで観る事ができる環境をつくって欲しい。」そう切望している人が何人もいました。 City Lights の活動趣旨は、「目の不自由な人々にも劇場で映画を鑑賞し、楽しむことのできる環境づくりを考え、提案していくこと。 活動内容はざっとこんな感じです。 1つは、視覚障碍者が映画を鑑賞する機会をつくるため、音声ガイド付きの字幕朗読上映会を行ったり、それを上映サイドに提案していく運動。 もう1つは、映画情報収集のサポート。 City Lights はこの情報サポートをメーリングリストで展開しています。 そして、もう1つは「音声ガイド(副音声)」の研究。 「しかし、なぜこの活動をはじめようと思ったんですか?」 答えは単純。 スクリーンを前に映画の世界にどっぷりつかる2時間。 映画には人の憧れや、願い、そして人生が集約されています。 だから、目が見えないということだけで、映画や映画館から排除されてしまうなんて、そんな不憫なことはない!そう思ってしまいました。 だから、たくさんの映画ファンにたくさんの視覚障碍者の声を伝えたいと思いました。 そして、City Lights の活動を多くの人々に伝えることで、どの映画館にも音声ガイドと日本語のセリフを聴く設備が整い、目の不自由な人々が、いつでも観たい時に観たい作品を観ることができるという夢が、必ず実現すると信じて、この原稿を書いています。 たくさんの人々の映画への愛が、それを可能にしてくれることを信じて……。 |
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