2009-04-21
[001]病床からですが、状況に距離をもちつつ
またぞろ病気になってしまった。
たちまち生命がどうこうというさしせまった状況に陥っているわけではないが、そうかといって、定期車検さ、とうそぶけるほど楽観的な見通しの中にいるわけでもなさそうだ。
ぼくとしては、由々しき状態だし、困ってもいるし、正直、心配や不安で、夜中なんかにときおり「窓を開けておおーって大声で叫んでやろうか」と思うことすらある。ま、やりませんけどね。いまのところ。
闘病記、とでもいうのだろうか。病気と、それに向き合う自分というのをテーマに、何かを書いていく、ということはアリなのかもしれない。同病を戦う人にとっても役立つ情報発信が、もしかしたら可能かもしれまないし、なにより、それを書くことで、自分自身の対・病気戦略になにがしかのプラスを産み出しうるかもしれない。それはわかりつつ、ぼく個人は、あまりそのことに魅力を(現時点では)感じていない。そうでなくても、病気って、自分の中で大きすぎるテーマになりがちなのに、毎日それについて主体的に何か発言しなければというギムなんかを課したとしたら、ま、へんないいかたになるが、「おれは今以上、ビョーキにまみれてしまう」。
そんな気がする。だから、ちょっとくらいは(見栄はってでも)距離のある付き合いをしたい。
じゃあ、なぜ、ずいぶん長い間放置しておいたこの場所を、もいっかいほじくりだして、いそいそと何を書き出そうとしているんだい?
うん。そこですよね。病気そのものじゃないんですけど、ぼくが病気になってみて、こんなことがあった、とか、仕事との関係でこんなことが困った、とかということが、ぞろぞろ出てきたんですね。いささか驚き。
ぼくだけかもしれないけど、面白いと感じたし、また、いままであまり聞いたことのないような話でもあるので、できればボチボチでも書き綴っていきたい、と考えた次第。
しかし、なにぶん極悪インベーダーの侵略にさらされ、それに対抗すべく、地球防衛軍がABC兵器を駆使して奮戦している戦場がオレ、てなむちゃくちゃな環境にいるわけなんで(これがエラく体力を使うんだな)、なかなか思うように、アタマもカラダも働かず、おいおいちょっとタルいぞ、とお叱りを受けるかもしれんのですが、そこは何卒(と、こういうトコだけ病人面して居直っておく)。