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[第9章●午前3時の小ワザ] 9… 耳栓・補遺補遺 |
[2004.01.06登録] |
石田豊 |
ポットがらみで知り合いになった人々は、交際範囲のごくごく狭い私にとって、たいへん貴重な知人・友人であります。先様はどう思ってらっしゃるかは知りませんが、語研の高島さんもそのひとり。男前であるということをさておいても、いつもスルドい議論の運びに感嘆、また感嘆。ただ、先日「大人のための必読図書」というアイデアをだされたのは、どうかと思います。んなもん、あるわけないと思う。スポンジタイプの耳栓を使っていますが、汚れた際は洗って使用しています。こんな貧乏くさいことをしているのは私だけでしょうか。ちなみに数回洗うと耳に押し込めるように潰せなくなってしまい(この表現はスポンジタイプを使ったことのない方には分かりにくいかもしれませんが)、結局使用不可になります。洗うのは2、3回が限度のように思いますが、洗剤などをきちんと選べばもう少し長く使えるのかも知れません。 まさにその通りで、洗剤(で洗ったことはじつは私は一度もなくて、石鹸でしかないのですが、それも同じだろう、きっと)で洗うと、ゴワゴワになり、だんだん、フィット感がなくなっていきます。 私の睡眠に対するキャッチフレーズは「いつでもどこでもだれとでも」というものでして、どこであれいつであれ数秒の猶予期間をいただけば、眠りにつくことができ、耳栓やアイマスクなどは不必要です。寝よ、と思えばいつでも寝れる。ちなみに「ラぬき言葉」も平気です。 どうも、いただいたメールでみると、高島さんも「他人のいる場所での耳栓使用」に関して忸怩たる感情をお持ちのようで、そだよね、と突っ込んでしまった私でありましたが、なるほど、相手の怒りの引金になるという指摘は、うなずけるものがあります。 私もいろいろと考えてみました。 いまのところ仮説はみっつです。 1)社会に背を向けてる意思表示だと受け取られないか、という恐怖。 2)どうってことない騒音ごときに打ちのめされてる弱虫とみなされてしまうのではないか、という恐怖 3)耳栓をするなんて、あまり一般的とは言いがたい行為をすることによって、ヘンなやつと思われてしまうのではないか、という恐怖 3を除けば、どれも「ホントの自分」(ってなんや)を見透かされることへの忌避感から発しているような気もします。 2003年を回顧するに、その最大のニュースは例の「白装束集団」でありました。あかんで、この頃。急速に異分子排除の風潮が強まっているような気がします。数年前のオウム子女の入学拒否あたりから、あたりまえの傾向になったようです。戦争を対テロと言い繕うのも同じベクトルか、とも。テロに対するのは警察であるはずで、軍隊が出てきたら、そりゃすなわち対テロではありません。ただ、件の白装束にしても、オウムにしても、どうも、社会からのそうした対応を狙っているんじゃないかと思わせるところが、こっちの対応を難しいものにしている部分があるのですが……。 本日、外出する機会がありましたので、歩行時をふくめ、ずっと耳栓着用してみましたが、歩いている時は、ちょっと怖かったです。ふつーに街中を歩いている際の「音」情報の大きさを思い知らされました。耳栓を付けて歩くと、姿勢が悪くなる、ということもわかりました。 |
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