2007-04-24
ばったばた。
通勤電車で座って寝ていたら、前のおじさんがものすごい吐きそうだったらしく、おえー、うぼーとずっと唸りながら口を押さえていました。かなりの恐怖でしたが、ドキドキしながらそのまま寝ました。
眠かったとはいえ、僕も意外と肝が据わっているのかもしれません。関係なし。
<今日の用語集書き直し編>※間違い等ありましたらバシバシご指摘願います。
昨日はさすがに見切り発車で書きすぎました。どんどん修正を入れられるつもりで書いているのですが、せめて自分の中では確固たる自信がないとダメですよね。当たり前ですが。というわけで改めて書籍の販売システムについて改訂版を。
書籍の販売システムは大きく分けて三つ、委託、寄託、買切があるそうです。それぞれ僕の理解では、
委託・・・一定の期間を定めて書店に「おたくでちょいと売ってくれませんか」と頼んで本を売ってもらうシステム。[委託期間が終了した後、]版元は売れた分だけの代金を受取り、売れ残った分は返本してもらう。委託期間が終わったら支払い。
※4/25追記・・・取次の存在が無いかのような表現で誤解を招きかねないので、[]部追記、一部線を引きました。
寄託・・・一定期間を定めて一定量の本を先に入れ、売れた分を補充し、最初に入れたものは後に全て返本してもらう。寄託期間が終わったら支払い。
買切・・・その名の通り、書店が版元から本を買い取って販売すること。仕入れた段階で本は書店の所有物となる。なので当然返品はない。仕入れた段階で支払い
という感じです。約束事としては委託は新刊委託(後述)のみで、その後は買切で、というのが基本になっているようですが、実際には崩れており、実際は新刊以外でも委託で販売していますし、そもそも寄託というという約束事はない、はずです。
さて、上の三つをまた細分化すると僕の知る限りは、委託が新刊委託と長期委託、寄託が常備寄託、買切が通常買切と延勘に分けられます。それらはこれまた僕の理解では、
新刊委託・・・新刊が出た時に通常は3ヶ月間新刊が出た後に販売委託すること。
長期委託・・・単純に委託販売の際、6ヶ月や1年といった長期にわたって委託すること。次に書く常備寄託との違いは補充義務がないこと。
常備寄託・・・「寄託」とは簡単に言えば「ものを保管してもらう」ということ。先に入れた一定量の本は実質書店に保管してもらっている本。つまり、最初に実質的に保管してもらう本を入れ、その本が約束期間内に売れたら補充し、最終的に保管してもらっている最初に入れた本は返本してもらうというシステム。メリットとしては、書店は最初に入れた分は全部返本するものなので、寄託期間終了後に支払いは伴わない。つまるところ入れるだけ入れて、期間中に売れた分だけ支払えば良いのだから、書店としてはリスクがないことになる。
通常買切・・・「買切」の通りです。取次に通さず、直販する場合は正味が安くなったりすることがある。
延勘・・・「繰延勘定」の略。買切の一形態で、買切は通常仕入れた当月末で清算することになるが、繰り延べて、つまり支払いを延長すること。三ヶ月後に支払いなら3延べ、二ヶ月後に支払いなら2延べ、などと言う。なぜそのようなことをするかというと、買切りで仕入れた本が当月で売れない場合、仕入れた分だけ書店は月末清算が赤字になる。だが支払いを待って、設定した支払いまでに売れれば、それを支払いに充てればいいので、清算で赤字にはならない、という理屈。ただ実際は買切だけでなく、委託の時(つまり返本できる)も延勘といったりするが、買切でなければ長期委託と特に変わりはなかったりする。
という感じです。疲れました。昨日のを改めて見ると、理解の浅さがよくわかります。今度は大丈夫だと言いたいところです。うーんやはり不安です。ダメですね。
とりあえず今日はこの辺で。
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