2014-09-02
IndesignCCのepub書き出し実験:追試
まとめをこちら↓に書きました。実際に出来たepubファイルもダウンロードできます。
IndesignCCのepub書き出し実験:まとめ
詳しい内容はこちら↓
IndesignCCのepub書き出し実験
CS6のXML書き出しでは段落パネルの正規表現スタイルの設定の2つめの以降のスタイルは無視されるとコメントをいただいたので、正規表現スタイル(と、ついでに先頭文字スタイル)の書き出されかたを追試しました。
結論から言うと、複数の正規表現スタイルを設定しても、タグは付くようです。
3つの正規表現スタイルと、2つの先頭文字スタイル、通常の文字スタイルが入り乱れて当たるようにして、epubに書き出しました。
結果
<p class=”normal”><span class=”bold font-090per”>第</span><span class=”bold font-090per”><span class=”tcy”>2</span></span><span class=”bold font-090per”>章:</span><span class=”bold font-090per gfont”>非自</span><span class=”bold font-090per gfont”><span class=”tcy”>1</span></span><span class=”bold font-090per gfont”><span class=”tcy”><span class=”sub font-060per”>4</span></span></span><span class=”bold font-090per gfont”>発的な失業は</span><span class=”bold font-090per gfont”><span class=”font-080per gfont”>[古</span></span><span class=”font-080per gfont”>典派がな</span><span class=”font-080per gfont”><span class=”tcy”>1</span></span><span class=”font-080per gfont”><span class=”tcy”><span class=”sub font-060per”>4</span></span></span><span class=”font-080per gfont”>んと</span><span class=”font-080per gfont”><span class=”font-080per”>(いお)</span></span><span class=”font-080per gfont”>うと]</span>存在する。また人々は実質値ではなく<span class=”font-080per”>(名目値)</span>に反応する。古典派はそれを度外視するので変。</p>
どのスタイルも無視はされていません。が、すごくごちゃごちゃします。
複数のスタイルが重なりあうとき、
<span class=”style1″>ああああああ<span class=”style2″>いいいいい</span>あああああ</span>
こんな感じに入れ子になるとわかりやすいと思うのですが、
<span class=”style1″>ああああああ</span><span class=”style1″><span class=”style2″>いいいいい</span></span><span class=”style1″>あああああ</span>
このようなかたちで、前半のあの部分で一度spanタグを閉じて、いのところに2重にspanタグを重ねています。
どうして、わざわざこんな煩雑なかたちにするのでしょうか?? 素人の推測ですが、正規表現スタイルと文字スタイルを組み合わせると割と自由にスタイルを重ねあわせることができてしまうので、
タグが交差して、
<span class=”style1″>ああああああいあ<span class=”style2″>いあいあ</span>(←style1を閉じたいけどstyle2が閉じる)いいいいいいい</span>(←style2を閉じるつもりだけどstyle1が閉じる)
みたいになってしまうのを防御しているのかなあと思いました。