2010-06-16

ファッション黒歴史

 雨宮まみさんの連載『セックスをこじらせて』が面白くて仕方ないです。
年齢が近いので、話の中に出てくる「武田真治」や「東京ガールズブラボー」などの
キーワードもたまらなく同時代で懐かしいですし、
自分の10代のしょっぱい感じとも重なって毎回とても楽しみにしています。

 私も10代の頃は妙に個性を追い求めて変な格好をよくしていました。
「クマのプーさん」の原作を読んで、クリストファー・ロビン少年が長靴を
履いている挿絵にカワイイ!!と興奮して、ゴム長靴を買ったことがあります。
曲金商店街の履物屋さんには黒ゴム長、釣り用ゴム長、
つま先が細めな婦人用のホワイトベージュのゴム長の3択だったので、
婦人用のを買って晴れの日でもゴム長履いてうろうろしていました。

その頃は、ロシア兵の帽子のような耳当て付きででかいファーの帽子に、
黒タートルにえんじ色でツギハギがついているハーフパンツ(どっちもおふる)に
変な色のタイツをはいてベージュのゴム長靴を履くのが自分的に超クールでした。

しかもおもちゃのプラスチックの輪っかを繋げて機関車トーマス(食玩)を
くっつけたネックレスを首から下げたりしてました。
(一度シノラーと呼ばれたのがイヤでやめました。)

髪型はおかっぱだったか姫カットだったか…まあそんな感じで。
とりあえず妙な人だったと思います。全身緑で統一したりとかもしてました。
他の人と同じは嫌だという自己顕示欲と貧乏とにはさまれたのが、
おかしな方向にDIYファッションが加速したんだと思います。
ファッションに客観的な目を導入したのは大学に入ってからです。

最近はおしゃれなレインブーツが沢山ありますし、
去年はファーのロシア帽も流行りました。
当時の私に、ゴム長靴とロシア帽子15年後に流行るよ!
ほんとだよ!と教えてあげたい気持ちです。