2009-04-06
活版ワークショップ
姉に誘われて、荻窪のLUFTKATZEというアトリエでやっている
活版のワークショップに行きはじめました。初回は欧文で組むポストカードを、
2回目はタテ組のひらがなと樹脂版を組み合わせたポストカードを作りました。
活字を拾って→組んで→調整して→しばって→刷って→調整して→刷って→下版して→
解体して→汚れを落として→しまう、という作業を2〜3時間くらいで教わります。
まだ文字数も少なく面積も小さくやっているのですが、それでもどれも大変な作業です。
ひらがなはまだましですが、欧文のスクリプトなんてまじまじ見ても
「i」なんだか「j」なんだか文字を拾うだけでも結構時間がかかります。
ビッチリ組んでしまった後に誤植を直すのにもすごく手間がかかるし、
版を印刷機までもっていくのにも、組んだ文字が緩んで落ちて
せっかく組んだ版がチャラになってしまう危険があったりして、
版を作ることがどれだけ大変な事だったのかがはじっこだけわかりました。
今ならカンパネルラが活字拾いで大将に怒られるエピソードの
情景がよくわかります。
1回目に作ったポストカードは、
いまさら誤植が見つかってしまって大変恥ずかしい気持ちでいっぱいです。
これからはもうちょっと校正に力を入れたいです。
LUFTKATZE
http://luftkatze.com/