2008-02-03
ベルリン国際映画祭2008
映画をこよなく愛する皆様、1年間のご無沙汰です!
今年もやってまいりました。
第58回ベルリン国際映画祭(2月7日〜17日)です!
細かいことは、毎年書いていますので、今年は省略させていただきますね。
ごめんなさい!
というのも、私はこの映画祭レポートを、私の仕事の合間に書きますので、毎日が時間との戦いになるからです。
見る映画のことを中心に書いていきたいので、他に触れるのは難しいかも・・・。
ぺトラは日本語ができませんので、任せることもできず・・・汗。
それでもレポートして皆様にお届けしたいと思うのは、自分自身も映画が大好きだからです。
・・・
もう、10年以上も通っているベルリナーレ。
いろいろな変化があります。
ベルリナーレの名物でもある、世界中の若手作品や実験的な作品をサポートするフォーラム部門は、年と共に質が低下していると言われていますし、戦争や社会派の作品が減ってきて、ベルリナーレらしくなくなってきているという批判もあります。
あいにくフォーラム部門は、なかなか時間がなくて見ることができず、私の意見をお伝えできないのですけれども、コンペに限って言えば、私は柔軟性が出てきて、前より良くなっていると思います。
社会批判や戦争ものであっても、ひと山超えて以前より創造的な作品が多くなってきていると感じます。
これは、あくまでも私個人の感想なので、映画のプロの方のご意見とは違うかもしれませんが、10年以上通ってコンペを中心に見て来て、そう感じるのです。
・・・
先日、記者会見が行われました。
私は仕事で行くことができなかったのですが、ぺトラが出席しました。
ところが、彼女は
「つまらなかったわ。別にこれと言って報告することはないし・・・。ただ、多くのジャーナリストに映画祭の目玉になりそうな作品の紹介をしただけだしね・・・。」と言って、写真も撮ってきてくれなかったのです〜〜!
ごめんなさい、なので記者会見の写真はありません。
以下、短いですがぺトラからの報告です:
- オープニングには、スコセッシ監督作品(これはコンペ外作品です)の、ローリングストーンズを追ったドキュメンタリー(コンサート・フィルム)を上映する。それに伴い、ミック・ジャガー達が出席するかもしれない。
- マドンナ、ダニエル・デイ・ルイスなどにも招待状を送っている。(=参加は未定)
- 今回、初めてコンペ作品の中にドキュメンタリーがエントリーされた。
- 傾向として、ドキュメンタリー映画と音楽映画が目立っている。
- そして、社会性のある作品が多かったコンペだけれども、今回はさほどそうならないらしい。(でも、コンペ審査委員長であるCostas Gravrasは社会派だけれど・・)
・・・とのこと。
そして、私も調べてみました。
- コンペ作品数 26本
- パノラマ部門 52本
- フォーラム部門 50本
- 短編映画部門 29本(うちコンペは11本)
- ベルリナーレ・スペシャル 16本
- オマージュ 13本
- ジャーマン・シネマ 17本
- レトロスペクティブ 42本(短編7本、ドイツ・レトロは13本プラス短編1本)
- 子供映画部門 24本(短編31本)
他、いろいろなセクションがあり、今年も食がテーマのグルメ映画部門がそのまま残っています(8本プラス短編10本)。
合計で、今回の映画祭で上映予定本数は、なんと1256本! (昨年は1190本でした)
・・・以上です。
コンペには、すでに読者の方もご存じだとは思いますが、山田洋次監督、吉永小百合さん主演の「母べえ」がエントリー。でもローマ字表記が「Kabei」になっていますね・・・・。
あれ、母べいでしたっけ??
ローマ字表記は時々おかしなことがあります・・・汗。
・・・
ということで、先ずは7日のオープニング作品からスタートです!
・・・
今年も、ポット出版さんの日高さんはじめ、スタッフの皆さんに支えられて毎日更新予定です。
映画祭の作品スチールは、全てポット出版さんの方にお願いして、レイアウトしてアップしていただきます。
毎年、どうもありがとうございます!
・・・
それでは、体調を壊さないように、毎日皆様にベルリナーレのレポートをお送りできるように、できるだけ頑張ります!
どうぞお楽しみに!♪
[...] ている、ベルリン在住のベテランライターの青木さんのブログで、毎年ベルリン国際映画祭の詳細レポートがされています。 興味のあるかたは是非こちらをチェックしてみて下さいね! [...]