2007-02-09
ベルリナーレ2月8日 1回目
朝起きたら、雪が降っていました・・・。写真のように、ちょっと積っていたのですけれども、ポツダム広場に行ったら、ほとんど何も残っていませんでした。電車の中でベルリン新聞を読んでいたら、アンジェリーナ・ジョリーが来るかも?と書いてありましたね。それと、600平米もある住まいを彼女とブラッド・ピットが、ベルリンのミッテに買ったのではないか、という噂も載っていましたね。ベルリンは、ハリウッドのスターに愛されている都市なのです。でも、まさか引っ越して来るってことはないのでは・・・?
・・・
さて、ついに始まりました! 本当は12時にオープニングの映画を見る予定でしたが、プレス用に9時にも同じ映画を
見ることができたので、早い方を見ました。
今年も、ベルリン在住のドイツ人の画家、ぺトラ・マールヴァインと一緒に、勝手きままなレポートをお送りしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!
去年までは、ぺトラの意見は最後に総括で書いたのですけれども、今年は毎日お伝えしようと思います。出来る限り、ですけれども・・・。
それから、私は自分のメインの仕事で16,17日と映画祭に参加できません。なので、その2日間はぺトラがカバーいたします。
といっても、彼女はドイツ語か英語でしかアップできないので、それはちょっと厳しいですよね・・。
ということで、その2日間の映画のお話は、18日にアップしたいと思います。総括は19日くらいにできればと思っています。(私は、映画祭が終了したら、18日の夜にフィルハーモニーへ行って、ブレンデルを聞くことになっているんで・・・。ですので、18日中に全てをクリアできないかもしれないので・・・。ごめんなさい!)
・・・
では、オープニングの映画について書きます!
フランスの偉大なる歌手、エディット・ピアフの生涯を描いた作品「La Mome」 Olivier Dahan監督作品です。
ぺトラ:
「淑子、今年もよろしくね! 淑子は会社を作っちゃったから、何かと忙しいでしょ? 大丈夫かな。心配だわ。16,17日は私が頑張るから心配しないで。他の日も、無理だったら言ってよね。」
淑子:
「ありがとう! 今のところ、1日3本から4本程度にしようと思っているの。コンペの他は日本映画を見ようかと。あとはヴェンダースね。」
ぺトラ:
「あら、ヴェンダースのことについての映画だなんて、淑子は彼のこと知っているでしょ? 映画見なくたっていいじゃないの。」
淑子:
「汗・・・・。そ、そんなわけないじゃないの! 全然知らないよ。
知り合って長いけれども、だからよく知っているってことではないでしょう? 滅多に会わないし・・・。去年の表参道ヒルズでの写真展は、ある意味特別なことだし、というか、一生に一度のことだから・笑。」
ぺトラ:
「まぁいいわ。とにかく始まったわね。このオープニングの映画はね、私は気に入ったな。」
淑子:
「そう? 私はちょっと・・・・。気持ちはわかるけれども、苦手かも。」
ぺトラ:
「Marion Cotillardという主演のピアフ役の女優は素晴らしかったし、監督の意図も伝わってきたし、素晴らしい作品、良い作品だと思ったわ。
雰囲気のある作品だと感じた。
ベルリンナーレのコンペの中では、今までの過去の感じからして、最高とまではいかないかもしれないし、ちょっと長いとも思ったけれども、全体的にいい空気が流れていて、好感が持てた。
偉大なるアーティストの生涯を少し覗いたような? それって本で読むのとビジュアルで見るのとでは、違う気分があるでしょ?
見て欲しいオススメ映画だわ。
ピアフを通して、いろんなアーティストが登場する。芸術の連鎖が起こる。そういう時代の流れがすごく良かった。」
淑子:
「ふ~~ん、そうか。私も女優さんはすごく上手だなって思ったけれども、監督のセンスっていうのかな。せっかくの良い人材がいて、良いお話があって、どうしてあんなに細切れに時代をミックスしてしまうのかなって・・・不思議だった。すごく見づらかったの、私的には。」
ぺトラ:
「ああ、私も最初はいやだったわ。晩年のシーンから始まって、過去の子ども時代に戻ったかと思えば、またある時期にタイムスリップして。
違和感が私もあったけれども、後半になってだんだんそれに慣れてきたのよね。だから平気だった。」
淑子:
「私は残念ながら、最後まで違和感があったのね。でも、ピアフの音楽は素晴らしい! 本当にあの歌声を聞くだけで、じ~~んとしてしまった!」
・・・
ということで、本日は一度帰宅してこれを書いて、そしてその後再び夕方にポツダム広場に行き、「さくらん」を見ます!
では行って参ります~~!
PS:ジャーナリスト用のロッカー(毎日情報が届けられます)の鍵をいただく時に、いつもベルリナーレのバッグがついてきます。でも、私はひとつも持っていなくて、息子や友達にプレゼントしてしまいます。
今年のバッグはちょっと派手気味。写真を撮ってみました。紫+ピンク!
すでに息子にあげました。本当に使うかな?
青木さん、初めまして。
レポート、大変興味深く拝見させていただきました。
現在は日本在住ですが6年ほどイギリスに住んだ経験があり、
ドイツは2度ほど旅行しましたが、まだベルリンには
行ったことがありません。映画祭の時期に一度訪れて
みたいと思いを馳せています。
毎日更新を楽しみにしております。
バッグ、とってもかわいいですね!
私だったら使います。(笑)
seikoさま
コメントをありがとうございます!
そうですか、イギリスに6年いらっしゃったんですね。
ベルリンはとても面白いですよ。ぜひぜひ遊びにいら
してくださいませ♪
ただし、ベルリン国際映画祭の時期は、今年は暖冬で
すけれども、本当はと~っても寒いですよ!
では、力の限り書きなぐります!笑
バッグ、沢山のジャーナリストが使っていますけれども、
くまちゃんを内側にしてかけている人も多く・・・笑。
やっぱり恥ずかしいのでしょうかね??
お忙しい中、返信ありがとうございます。
ベルリン、必ず足を運びたいと思います。
寒さは覚悟の上で。(笑)
イギリスの寒さは比じゃないですものね。
ベアが内側じゃもったいない!
堂々と表に向けるお茶目さが花を添えてくれそう
なのにと思ってしまいました(笑)