2008-02-08
ベルリナーレ 2月7日(初日)
ベルリナーレが、ついに始まりました。
あ、読者の皆様、すでにお気づきだと思いますが、写真はクリックしていただきますと、サイズが大きくなります。
ご興味のある方は、ぜひクリックしてご覧くださいね!
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本日はメーン会場のベルリナーレ・パラストではなく、その近くにある本物の映画館・シネマックスにて2本見ました。
正確に言うと、3本見たのですが、1本目の「Green Porno」(フォーラム部門・イザベラ・ロッセリーニ監督、脚本、主演)が短編だったので、数分で終了してしまい、カップリング上映の作品「My Winnipeg」(フォーラム部門・Guy Maddin監督)もそのまま流れで見たのでした。
ぺトラは見ていません。私だけです。
完全に会場は満杯になり、ロッセリーニの人気がうかがえました。(彼女の作品の後、すぐに出て行くジャーナリストが多かったです・・・汗)
「Green Porno」の方は、ロッセリーニが愛してやまない「虫たち」の生態を、感性豊かに、知的に、ユーモアたっぷりに見せるというもので、彼女自身が着ぐるみを着て虫になり(!)、いろいろと語るのでした。
これは、着眼点もすごく面白い上に、ロッセリーニ扮する虫たちがそれぞれとても愛嬌があり、楽しめました。
斬新でくすっと笑えて、ナイス!と感じる冴えた作品でした。
「My Winnipeg」も、なかなか面白い作品だと思いました。私は嫌いではありません。
監督の故郷Winnipegへのノスタルジー。
巧みにカラーと白黒を使い分け、監督の子供時代の故郷の風景や人、家族、家や建物など、さまざまな視点でエピソードを見せていきます。
こんなふうなノスタルジーを、私はどこかで感じたことがあるなぁ・・・そう思ったら、それは数年前に見た現代美術館での膨大な家族写真の作品でした。
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この作品の後すぐに、マーティン・スコセッシ監督作品「Shein a light」の上映になりました。
コンペ枠での上映ですが、コンペ外作品で、これが実質のベルリナーレ・オープニング作品となります。
オープニング作品は、私たちのようなプレス関係者が見る枠ではなくて、一般のお客様が見る枠、つまり19時にメーン会場の「ベルリナーレ・パラスト」で行われる枠での上映のことを指します。
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122分の大作、ロック界のスーパースターグループ、ローリング・ストーンズのコンサートを撮った音楽ドキュメンタリー。
さすがスコセッシ監督は、昔からずっとストーンズの大ファンだそうで、素晴らしいライブ感たっぷりの映像と音楽を見せてくれました。
音楽のシーンや、若かりし頃のストーンズのインタビュー映像など、見ていてすんなり心に入ってくる安定感のある作品でした。
ということで、楽しかったのですが・・・何かがひっかかる???
それは一体何???
冒頭部分の、クリントン氏やその親戚、家族とのシーンがあるから?
う~~ん、そうかも・・・・。
このドキュメンタリー作品に、はたしてクリントン氏のエピソードは必要なのでしょうか・・・。
そして私にとって最も印象に残った場面が、なぜかストーンズではなく、ゲスト出演したシカゴ・ブルースの大一人者、バディ・ガイのアップなのは、一体どうしたことでしょう・・・・。
さて、ここからぺトラの感想です:
これは、私自身の若かりし頃の音楽であり、スコセッシ監督もローリング・ストーンズも好きだから、とても楽しみにしていたのだけれども、ストーンズは相変わらずの演奏で新しさはないし、楽しめるだけで、絶対に作らなければならなかったドキュメンタリーなのかしら?と少しだけ首をかしげたくなったわ。
いえ、好きなのよね、ストーンズ。でも、ゲスト出演したバディ・ガイも、魂のミュージシャンなのよね・・・。
・・以上です。
彼女はその後、ひとりである作品を見て、感想も書いて送ってくれたのですが、今年からベルリナーレに新しい規則ができて、ワールド・プレミアの作品の場合は、プレスで先に見ても、一般枠でプレミア上映を終えてからでないと記事を書いてはいけないとのこと。
ひゃ~~! 厳しいですね~~。
ということで、本日最後の作品のワールド・プレミアは、2月8日の夕方だそうなので、明日にご紹介させていただきます!
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ということで、今日はこの辺で・・・。
あ、最後の写真は、今年のベルリナーレ・バッグです。
こんにちは、昨年はお世話になりました。
ブックマークをして一年待ち、再びお世話になります。
アップされるレポートを楽しみにしています。
今年もどうぞよろしくお願いします。^^
seiko さま!
ごめんなさい!
全く気が付きませんでした。
どうしたわけか、コメントが私のところに届いていませんでした。
今頃気がつきまして、本当に申し訳ありませんでした!
見に来てくださって、心からお礼申し上げます。
毎日バタバタで、気がつかなくて、嫌な思いをさせてしまってごめんなさい!!
コメント、すごくうれしかったです!
ありがとうございます!