2007-12-28

いただいた論文「明治期における学生男色イメージの変容」

danshoku.jpg先日のクィア学会で知り合った、京都大学大学院の博士課程で学ぶ前川直哉さんから論文をお送りいただいた。「教育社会学研究第81集」(2007)からの抜刷で、タイトルは「明治期における学生男色のイメージの変容」。

こうしたテーマでは古川誠さんの先行業績があるが、前川さんの論文はさらに埋もれていたテキストを掘り起こし、分析したものになっている。前近代から近代の転換にあたって、日本の「男色」がいかにして「同性愛」にパラダイム・シフトしていったのかは、まさにブラックボックスのなかで、前川さんが新たに付け加えた解釈は実に興味深い。それほど単純でない変容の内実を明らかにしている。

伏見も戦後の同性愛について論文としてまとめようかと考えているので、おおいに参考になった。前川さんのような有意義な仕事をされる研究者が増えることは、歓迎すべきことだ。お送りいただいたことに感謝!

● 前川直哉「明治期における学生男色イメージの変容」