2005-08-18
苛酷なパレード
8/13(土)に開催された東京レズビアン&ゲイパレード。たしかに当日も嵐が去ってすごく蒸し暑かったですけど、苛酷だったのは準備段階の話です。僕は2002年に続き、ガイドブック、ゲイ雑誌のパレード広告、当日のテント表示パネルやステージ看板、隊列の横断幕など、デザインが絡む仕事を一手に引き受けていました。(これがそもそもムチャ。)6月上旬のガイドブック入稿時も徹夜続きでしたけど、開催までの2週間も案の定、睡眠時間を削るハメに。しかも本業の忙しい時期にもぶつかり、ポットのデザイン・チームにはずいぶん負担をかけてしまいました。ゴメンナサイ。
結局、開催前日も深夜までの作業、翌朝は現地ミーティングをサボってひたすら案内看板制作。ようやく、受付開始1時間前に現地入り。そして、僕のパレードはこの案内看板納品をもってめでたく閉幕…。パレード本番前、忙しく立ち回っているボランティアさんを尻目に、既に安堵の表情でした…。もちろんパレードは大きな事故もなく、無事に終えました。
撤収作業が終わった頃、実行委員長から「ロゴが良かったね」って一言をもらった。グッズ担当は「せっかくデザインしてもらったタトゥー、柳瀬さんにつけ忘れた…。」って言われた。働いている姿の見えない役回りだったので、労いの言葉をかけてくれるのは実行委員の中でも一部だったけれど、嬉しかったです。自分のデザインした横断幕が、ずらっと並ぶ様も誇らしかった。ひたすら疲れたパレードでしたけど、ゲイ・コミュニティの中での信頼はつなぎ止めたんじゃないかと。これからは本業の遅れを取り戻さないといけませんね。