2005-02-23

山田ズーニー

興味深いサイトを見つけました。 マンモTV〜考える高校生のためのサイト〜。各界で活躍する著名人が、主に高校生向けにインタビューに応えているんですが、その顔ぶれがバラエティかつ豪華です。対談集『性という[饗宴]』が出たばかりの伏見憲明さん、人間学アカデミーでもお世話になっている中島義道さんはじめ、祖父江慎(エディトリアル・デザイナー)、四方田犬彦(映画評論)、内田樹(現代思想)、池田清彦(生物学)、岡田斗司夫(オタキング)など、僕も前々から気になっている著名人がずらり。その誰もが真摯にインタビューに応えているのですが、特に山田ズーニー(小論文指導)の言葉に、心打たれました。

(引用はじめ)自分の居場所は、たったひとりでもいいから、自分以外の他者と理解しあうことでしかできないものだと思います。自分の内面から想うこと、考えていることを表現し、それによって他者とつながっていないと、そこは自分の居場所にならない。(中略)そして通じ合った時、絆がうまれます。その人との絆が取り替えのきかない居場所になるんだと思います。(引用おわり)

もっと早く、彼女の言葉に出会っていたなら、言葉を発すること、文章にすることが、今よりも意識的であったろうにと悔やまれます。自分の本当に言いたいことがうまく言えなくて四苦八苦してしまうのは、自分の居場所を見つけようと必死になっているせいだったんですね。