2012-08-27
隠密剣士、いまここに甦ります
2012年9月9日(日)大安、
ついに『隠密剣士、いまここに甦る!』が発売となります。
以前、私が日誌で「ニンニン!」と言っていた本です。
「隠密剣士」は今から50年前、私が生まれる前に放送されたテレビ映画で、
当時の日本に一大忍者ブームを巻き起こしました。
その人気は日本国内にとどまらず、
「The Samurai(ザ・サムライ)」というタイトルでオーストラリアでも放映されました。
サムライという言葉が海外でも通じるのは、もしかしたら隠密剣士のおかげなのかも…!
当時の人気は相当なもので、最高視聴率は40%近くにのぼったそうです。
視聴率40%で調べてみると、
「家政婦のミタ」最終回、ロンドン五輪なでしこジャパン戦(対スウェーデン)あたりが出てきます。
どれだけの人気だったか、なんとなくイメージしていただけますでしょうか。
隠密剣士のすごさはこれだけではありません。
誰もが知っている「忍法空蝉(うつせみ)」「忍法隠蓑(かくれみの)」のルーツは、実は隠密剣士なのです!
ちなみに忍法空蝉のアイディアは、
脚本家の伊上勝が温泉旅行に行ったときに、セミの抜け殻を踏んづけたことがヒントなんですって。
さらにさらに!
製作陣も豪華メンバー揃いです。
製作会社は、「月光仮面」を作った宣弘社。
プロデューサーは、のちに「水戸黄門」「大岡越前」などの超人気時代劇を生み出した西村俊一。
脚本は、のちに「仮面の忍者 赤影」「巨人の星」などを書いた伊上勝。
俳優も、主演の大瀬康一、良き付き人役の牧冬吉、
ラブリーな子役の大森俊介、悪役スターの天津敏などなど、
すてきすぎるメンバーが揃っています。
そして、この作品に欠かせない忍者たち。
敵として登場する彼らですが、そのストイックな精神やわくわくするような技の数々、
軽やかな身のこなし、チームプレイ(?)は、私たちの少年の心をくすぐります。
忍者走りとか、手裏剣放ったりとか、大人が見ても不思議としたくなるんですよ。
こんな魅力にあふれる「隠密剣士」の世界を、
本書はさまざまな視点でコンパクトに紹介しています。
隠密剣士を知らない人もすんなり入ることができて、
知っている人は「懐かしい〜!」と力いっぱい叫びたくなるような内容となっております。
昭和ブームがやんわり続いている昨今、
ぜひぜひ、一度手に取ってみてください。
赤い表紙をバックに、剣を構える秋草新太郎(主役)が目印です。
大事なことなので2回言いますが、書名は『隠密剣士、いまここに甦る!』、です。
現在、絶賛予約受付中です。
宣伝の一環として、名シーンをいくつかYouTubeで公開する予定ですので、
そちらもなにとぞ、よろしくお願いいたします。