2011-11-17
職場復帰しました
ご無沙汰しております。
今年の1月のアタマに子どもを産みまして
10月から職場復帰です。
本来ならば育休期間は1月までなのですが
保育園激戦区の政治的対策もあり、9月いっぱいで育休を切り上げました。
復帰してすぐは慣らし運転的になんて思っていたのですが
自分が担当している仕事のアレコレが10月11月に集中し
いきなり毎日時限爆弾を抱えて猛ダッシュしている感じです。
コチラ、いろんな意味で猛ダッシュして作った復帰後はじめての本です。
カバー案がどうしても思いつかず、子どもを寝かしつけてから下北のビレヴァンに走ったり
深夜に一人ネットでダッチワイフを検索したり
何度かこじれそうになりましたが、なんとかカタチになりそうです。
(南極一号みたいなダッチワイフを使う案もあったのです。そういうオールドスクールなダッチワイフを日本で入手するのが難しそうだったので断念しましたが…)
装画はMasshivaさん(CBAさんと平松昭子さんのユニット)に描いていただきました。
刷り色ですが、シアンとマゼンタを蛍光色にしたので、実際の仕上がりは画像とはまた違った感じです。
ぜひ書店でお手に取っていただければと思います。
————
さて、復帰した経産婦の私に、
「やっぱり産む時は痛いんですか〜?」
「よく言う鼻からスイカな感じですか〜?」
などと、社内の若い衆によく聞かれたりしたので
後続のためにも参考まで。
出産は「鼻からスイカ」だなんて
架空の絵空事みたいな未知の痛みなんかではなく
実際はもっとリアルな痛みです。
人によって違うとは思いますが、私の場合はズバリ
陣痛→生理痛と同じジャンルの痛みの最上級
出産→スイカ大のウンコ(固め)を放り出す感じの痛み
でした。
こう書くと、男性も結構想像できる痛みですよね。
ちなみに陣痛前半戦の5分感覚の痛みなんかは
フツーに生理痛みたいなのが5分間隔で来るみたいな感じなので
ぜんぜん余裕でおにぎり食ったり録画したあらびき団観たりしてたんですけど
後半戦はもうどんな体制でも痛くて、
ヨガの先生から教わった呼吸法なんか試してみても
吐き出す息とともにもれる「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜」といううなり声。
子宮口が全開になって分娩室で「はいイキんで!」とか助産師さんに言われ
せいやっとイキんでみても、うんともすんとも出て来る手ごたえはなく
股あたりでは、私の意思とは別のところでスイカ大ウンコがコークスクリューの如く…
それが1時間くらい続くわけです。
砲丸投げで例えると、室伏が1時間ぶっ続けで全力投球してる感じとでも言えば
大変さがなんとなくわかっていただけるでしょうか。
ちなみに室伏と私、タメです。
で、イキんでる最中に、助産師さんが気を利かせたつもりなのか
別の分娩室でちょっと前に産まれたばかりの赤ちゃんを連れて
「がんばって〜!」と赤ちゃんの腕を持って無理矢理手を振らせてたりするもんだから
「マジか!?そんなデカイの!!!!!ムリだって!!!!!」と、途中で心折れそうになりました。
時は大潮、そんなに大きくない個人産院で
同時多発テロのごとく3人同時に産気づいていたらしく
途中、何度か一人放置される場面もありましたが
1時間の格闘の末、3176gの女子を無事に出産いたしました。
よく女優さんなんかが
「かけがえのない生命の誕生云々でうれしくて涙」的なこと言ってますが
私の場合は「室伏が1時間ぶっ続けで全力投球」後なので
うれしくて涙どころではないというか
ただただボーゼンとしてしまいました。
でもみなさん、痛みはこれで終わった訳ではないのです。
私にとって出産時の痛みより出産後の各種痛みの方がいろいろ印象深いです。
(なのに、ここら辺って出産の本とかではあまり書かれてないですよね)
こちらについては、次回の日誌の時にでも書こうと思います。
ちなみに、出産後しばらくは
「いやーあの痛み再びとか思うと、今は二人目とかもう全然考えられないよねー。
てゆーか年子のお母さんとか、ネ申!」
なんて話していたのですが、人間とはスゴいもので
10ヶ月経った今、あの時の痛みを既に忘れかけております。