2004-11-16
カーミラVol.6、12/2発売!
レズビアンのみなさん向けの雑誌カーミラVol.6が12月2日に発売になりますよ! やった!(ここでも宣伝。)先週末、入稿を終えました。水曜は3時間眠りましたが、木曜はほとんど眠れず。こういうところに、雑誌づくりをしている実感を持ったりします。
僕は図々しくデザイン担当に名を連ねてはいますが、実際は見習い助手です。主に文字校正を担当し、最後にはモザイク入れなど。1ページだけ、トビラのデザインを任されましたが「何かカッコ悪いね」ということで却下。その後、沢辺さんの指示でつくり直したデザインも却下。で、沢辺さんがさくさく修正。ものの5分ほどで出来上がり。なのに揺るぎなく、整ったデザインに仕上がったのでした…。
本来のデザイン仕事って、配置するものの大きさや位置をあらかた想定して、作業していたんでしょうね。沢辺さんからの指示も、手描きのラフをもらいました。Adobe Illustratorという優れたソフト(プレビュー画面で作業出来るようになったver.以降。ver.5.0からでしたっけ?)の登場で、僕のようにMacで感覚的にデザインしたり、画面上であれこれ試行錯誤する、にわかデザイナーがかなり増えたことでしょう。材料を画面に読み込む前に考えておくことがありそうです。
そうそう、沢辺さんの教育方針に“デザインは学校より現場で習え”があります。“タダでいいから働かせてください、といって現場に入るくらいじゃないと”とも。入社するときに言われたことなので、含意として“本来、給与を出せるような人材じゃないんだけど”があるんだと感じ、ちょっと複雑でした。(「複雑」その2)たぶんストレートな解釈としては、教養や趣味としての勉強をするわけではないので、それぞれの現場で使わないワザや知識は要らない、時間のムダだという意味でしょうか。正しく現場の要望、スケジュール(締切)の下でしか、つかえるスキルは身に付かないというワケです。ああ、早く見習いを脱したいところです。