2010-12-03

本を捨てられない人間が考える、抽象的な本の処分方針

なんだか久しぶりに新刊が出ます。

『劇画家畜人ヤプー2』
『童地獄・父子地獄』

前者は好評だった「石ノ森ヤプー」の第二巻。後者はポットからは久しぶりの田亀さんの新刊。フィールドは違いますが、巨匠二人の作品を同時に発売とは営業冥利につきますです。おかげさまで書店さんからの注文や予約も好調です。

ですが、こんなに嬉しい新刊発売も困ったこと、また二冊、捨てられない本が増えるということです(取っておきたい、仕事上という二重の意味で)。

先日、いろいろあって、友人の家を掃除してました。その家には大量の雑誌と文庫を中心とした書籍類がたっぷりありまして、それを綺麗に並べて積んでみたのですが、これがなかなか壮観。友人が言うには、私の部屋はマンガも入れたら1,000冊は最低でもあるだろうからこんなモノじゃなかろうとのこと。実際、私の部屋のスペース占拠率は本が一番多い。学生時代より読書量も漫画を読む量も激減しているのに、増えて増えて。しかも、私は本を売ることが出来ない人間なのです。

できるだけ収納を大活用して手放したくはないのですが、近い将来、確実にそうとも言ってはいられない日が来るでしょう。さすがに処分も考えねばなるまいと思っています。ただ、思い入れなどを含めると結局処分できなくなるわけなので、いざという時のために処分方針を立ててます。といっても具体性に書けるのですが。

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ステップ1●処分本の振り分け
【処分】再購入が可能(品切・絶版でなく、当面なりそうにもない)で、当面なくても影響がなく、すぐにまた手元に欲しくならない本。
【自炊】読み物ではない、資料的なもので、必要なもの。

ステップ2●処分
分けてしまったら、即行動。一括でブックオフとかに持って行ってもらうべし。

ステップ3●自炊
まずはScanSnapとかを買わねばなりません。手に入れさえすればせっせと作業です。

ステップ4●その後の方針
・雑誌を買ったらとりあえず自炊
雑誌はほっとくとすぐたまるので、買ってひと通り読んだら分解してすぐ捨ててしまいます。

・コミックと書籍で明確に分け、そこに入らない書籍の存在を許さない
その棚からあふれたら、最も差し支えのないものを全巻セットで処分する。残したいなら自炊する。

紙である必要のない物は電子で買う、というのも考えてるのですが、大抵仕事で書店に行ったときに本を買ってるのと、読者の立場の自分からみるとまだちょっと抵抗感があったりするのと、なにより、Androidユーザーの私的にはラインナップが貧弱という点で、当面は考えてません。好き嫌いで言えば個人的には紙の本の方が好きですし。
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とまあ、こんなことを考えてます。ぬるい方針だなあ。とりあえずミソなのは、最初の「再購入が可能なものを処分する」という部分だったりします。取っておきたいものではなく、また買える物。SD石塚さんの受け売りなんですけど。

でもここまで考えてる一方で、意地でも保管するべくトランクルームなんかも調べてたりします。だから特別読書家でもないのに本で埋まってるんだよね。オレの部屋。