1-1●日誌--沢辺

ポット出版社長・沢辺均の日記-22[2009.06.23-07.07]

アットいまにためてしまった。
こんなにあいていたとは気がつかなかった。

●2009.06.23火
夕方S社デザイン打ち合わせ。
夜、石田豊さんお通夜。しっかり石田さんの顔を見て帰って来る。

●2009.06.24水
夜、版元ドットコムの組合員会議
今日から、我が妻・佐藤智砂は、友達の文ちゃんとモンゴルへ馬に乗る旅行にいく。
鉄とすずの飯をやらねばならない。

●2009.06.25木
午後、役所へ。版元ドットコムのメンバーと意見交換に行く。
この日、出版チームは、「デジタルコンテンツの現状報告」「本の現場」(永江朗)の
入稿で徹夜状態。
「本の現場」は、非再販にする。「希望小売り価格」「非再販」とカバーにしっかり表示。

●2009.06.26金
ポット会議

●2009.06.27土
午後には我が妻が、モンゴルから帰って来る。
オフクロが泊まりに来る。
娘の風実もオフクロが来てるんで、やって来る。3人で鉄とすずをドックランに。
オヤジの痴呆症のことなんかを聞いたり、入院状況を聞いたり。
ドックランから帰ってきてから、近所のイタめしやマンジャペッシェへ。おくさんも含めて4人。
3万も使ってしまった。

●2009.06.28日
「版元ドットコム大全」の作業。一人で寂しく。
夜は、K図書館の話を元館長にきく集まりへ。
戻ってきてから、「版元ドットコム大全」を入稿。
あー、こんなんで大丈夫か?

●2009.06.29月
「大全」入稿につづいて「35ブックス」のチラシ作りに。
思いのほか手間取る。

●2009.06.30火
久しぶりに均整をうける。
よるは「ず・ぼん15」の取材で、Next-Lの座談会。
なかなか面白いことが聞けた。

●2009.07.01水
東京国際ブックフェア社内会議
大学生協の人が来て、業界状況ばなし。
夜の「ず・ぼん」編集委員会は中止。

●2009.07.02木
午前中出版会議。ある原稿を本にするしないをめぐって、というより、
そうした話にどう対処するかの議論で長引く。
那須ゆかりを久しぶりにブータレ顔にする。
信用金庫に「S」問題(笑)の相談。
尹と上野の面接(一年に一度やっている。給料改定もこの場で決める)。
感想は控えておこう(笑)。

●2009.07.03金
ポット会議
デザイナー増員問題。募集の告知をすることにした。
午後は「35ブックス」の会議。

●2009.07.04土
人間学アカデミーシンポジウム

●2009.07.05日
「35ブックス」のチラシを作り、翌日の企画説明会発表会の準備。
それと翌日の、早稲田大学文学学術院・永江朗さんの演習の講師で話すレジュメ。

●2009.07.06月
7月誕生日のすずと大田と幸江ちゃんのバースデーケーキとどく。1万5千円。
四角い、でかいケーキ。すずのために奮発。もちろんオレのお小遣い。
でも食べる間もなく、「35ブックス」の企画説明会・発表会。満員。
出しゃばって反省。
その後、久しぶりに会った仲俣暁生さんとお茶を飲んで、おしゃべり。
早稲田の永江さんの研究室に。そんでもって講義。
早稲田大学文学学術院・永江朗さんの演習で
永江さんには、好評だった。出席票の感想欄、今度見せてもらうことになってるけど、楽しみだ。

●2009.07.07火
今日はすずの誕生日だぞ。
午前中は、マンション管理組合。またまた訴訟問題。
午後S社のデザイン打ち合わせ。
昨日の発表会の反響よし。
朝日新聞が、「本の現場」の非再販を取材に。
今週掲載されそうだ。
「35ブックス」のリーフ誤植が発覚、。
慌てて対処。
夜は、図書館関係者と近所の飲み屋で密談。はははは。
まさに密談なのだ。

あー早く新型のiPhone買いてー。

35ブックス企画説明会+プレス発表会

今日、35ブックスの企画説明会+プレス発表会をおこなった。
35ブックスのことは、コレまでも「ポット出版社長・沢辺均の日記」に書いたり、ポットのニュースにしたんで、
ここでは、取材のみなさまの姿を発表席から撮った写真を載せておきますね。

35ブックスの企画説明会+プレス発表20090706

そして当日配ったリリースです。他に書店に配るためのリーフもあるんだけど。

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平成21年7月6日

新しい共同責任販売システム
「35(さんご)ブックス」を始動
−−−新刊・既刊含む26タイトル(47冊)、本日から受注開始、11月上旬配本予定−−−

河出書房新社+青弓社+筑摩書房+中央公論新社+二玄社+早川書房+平凡社+ポット出版

出版業界の実績が売上げ減、返品増で推移する中、今回の8社を含む出版各社では現状を打開するきっかけを模索するため、今年1月から「委託販売制」に変わる新しい販売システムを検討し、議論を重ねてきました。その結果、書店マージンを35%に上げ、書店にインセンティブを提供(現在の委託販売制によるマージンは約22~23%)する一方で、返品の引き取り額を本体価格の35%とする新しい共同責任販売システム「35ブックス」を企画し、筑摩書房を事務局として、まずは8社共同で始動することとなりました。

現状の「委託販売制」では仕入価格と同額での返品が可能なため、書店は返品することで不利益を被ることがなく、一方で出版社は大量かつ多彩に出版物を発行し、数多くの出版物を書店店頭に並べることができる、というメリットがありました。しかし近年では、不況、売上げ減少という状況にもかかわらず出版点数が増加し、大量の出版物が送品されることで、書店、販売会社、出版社ともに返品率の上昇が利益を圧迫しています。
「35ブックス」では、書店のマージンを35%とし、返品の場合は引き取り価格を仕入れ価格(本体価格の65%)ではなく、本体価格の35%とするものです。マージン拡大により本が売れた場合は書店の利益確保に貢献し、歩安入帳により返品の場合は出版社の損失を減じるという意味で“共同責任”の販売システムと考えております。
 この仕組みが上手くまわれば、出版社には返品の際のコストを低減できる、出版計画・見通しが立てやすくなるなどのメリットが、また書店には取り扱いによるマージンアップ、新刊の部数確保などのメリットが、販売会社には返品の減少による効率化や業務のスリム化などのメリットが、読者には復刊アイテムの投入により入手困難な書籍の購入機会が増える、復刊リクエストなどを実現しやすくなるなどのメリットがあるものと思います。
そしてこの企画は1社単独ではなく、8社がそれぞれ商品を持ちより共同で責任販売に取り組むというのが大きなセールスポイントになっています。多種多様なアイテムの投入が実現でき、告知や販売促進、PR活動にもスケールメリットをいかせるものと考えています。

 今回の「35ブックス」では、文庫セット物も含む26タイトル(47冊)の書籍を用意し、書店からの注文がまとまり次第、製作部数を決定してまいります。投入銘柄はお手元の注文書に記載されていますが、過去に一定の実績を有しながら、品切れ状態が長く続いていて現在では入手困難になっている書籍、中には古書価格が高騰しているものもありますが、これらを復刊してラインナップしています。また、一部新刊や既刊での可能性にもチャレンジします。これら参加8社が選択したアイテムについて、本日から受注を開始し、11月上旬から順次配本していきます。またこの反響を見ながら来春以降に第2回目の企画を予定すると同時に、今後は短期的な企画ではなく、恒常的な新しいビジネスモデルとしての定着を目指して「35ブックス」に参加する出版社を募っていきます。

 参加各社は、「35ブックス」の導入により、書店のマージンアップと返品の減少を実現することで出版社、販売会社、書店の相互の発展をめざしています。また併せて長期的な書籍流通の活性化のためのひとつのきっかけになればと期待しておりますので、関係各位の皆様のご支援を心からお願いを申し上げます。

■「35ブックス」参加出版社
㈱河出書房新社 取締役営業本部長 岡垣重男
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-32-2 TEL:03-3404-1201

㈱青弓社 代表取締役 矢野恵二
〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-3-4 TEL:03-3265-8548

㈱筑摩書房 代表取締役社長 菊池明郎
〒111-8755 東京都台東区蔵前2-5-3 TEL:03-5687-2680

㈱中央公論新社 営業局長 吉村治
〒104-8320 東京都中央区京橋2-8-7 TEL:03-3563-1431

㈱二玄社 営業部販売促進担当課長 星野則幸
〒113-0021 東京都文京区本駒込6-2-1 TEL:03-5395-0512

㈱早川書房 営業部販売促進課課長 手塚浩正
〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2 TEL:03-3254-1554

㈱平凡社 執行役員 土岐和義
〒112-00001 東京都文京区白山2-29-4 泉白山ビル TEL:03-3818-0874

ポット出版(㈱スタジオ・ポット) 代表取締役 沢辺均
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-33-18 #303 TEL:03-3478-1774

■お問い合わせ先
㈱筑摩書房 営業局販売促進部 小島秀人
TEL:03-5687-2680  FAX:03-5687-2685  E-mail:kojimah@chikumashobo.co.jp

来週はあちこちで話させてもらいます

来週は東京国際ブックフェアです。
ポットの準備も大変だ。尹をしかりまくりだし。

「版元ドットコム大全」という冊子も日曜に入稿して、ぎりぎりセーフ。
小学校の8月31日から宿題始めてた習慣がまだなおりません。
そのうえ、「35ブックス
の準備もあるし、会社の借金交渉を信用金庫ともしなくちゃならんし。
オフクロが来たり、すずが誕生日の月だし、なんだかバタバタ、。

で、TIBFがらみもあって、何カ所かで話させてもらいます。
まとめて、ご参加呼びかけです。

●07/06月 永江朗さんの早稲田大学文学部の授業で、「本とデザインと出版界」みたいなことを
話させてもらいます。これって、だれでも来ることができるってわけじゃないだよな?きっと。
永江さんにコネのあるひとは、ぜひ連絡してみて(笑)
永江さんの新刊「本の現場───本はどう生まれ、だれに読まれているか 」の打ち合わせ中に、こういう話になったのです。

●07/09木15時45分〜17時15分 日書連全国情報化推進委員長会議 東京ビックサイト
Next-Lの原田さんが図書館システム、僕が版元ドットコムのことを話させてもらいます。
でも、この組み合わせで、版元ドットコムのことって何話すといいんだ?
これも、閉じた集まりですよね? 日書連にコネのある人は、、、、。

●07/11土 本の学校・出版産業シンポジウムin東京 14:30〜16:00
東京ビックサイト会議棟
「出版社からの責任販売・時限再販提案」第2部第4分科会で、
筑摩書房平川さん、河出書房新社岡垣さん、南天堂書店奥村さんと、パネリストで、参加させてもらいます。
こちらは、有料です。
このあと18時から本の学校の懇親会もあります。参加しますから、ご一緒しませんか

それから、東京国際ブックフェアに、版元ドットコムで共同出展するんですけど、
そのブース内でセミナー版元ドットコムのみんなといろいろやります。
ポット出版の企画では、以下の4つ。で僕は、セミナーのホストをやって、講師とお話しさせてもらいます。

●07/09木 15:00 主催社=ポット出版
メディアビジネスのゆくえ
ベストセラーを手がけた出版社を離れ、『ワイアード』『サイゾー』の創刊、人気ブログの書籍化などで出版メディアを先駆ける小林弘人が語る、メディアビジネスの今と未来。
小林弘人さん(インフォバーン代表)/聞き手・沢辺均(ポット出版)
『新世紀メディア論』(バジリコ)
小林さんには、これまた東京国際ブックフェアの会場で発売開始の
デジタルコンテンツをめぐる現状報告 出版コンテンツ研究会報告2009 」のからみの話しを聞く予定です。

●07/10金 15:00
主催社=ポット出版
図書館は本をどう選んでいるのか
この本は図書館で売れるかも、と思ったらそんなに注文が入らなかった……。考えてみると、どういう基準で本を選んでいるんだろう。現役図書館員が語る本を選ぶ基準とは。
堀 渡さん(『ず・ぼん』編集委員)/聞き手・沢辺均(ポット出版代表)

●07/10金 16:40
主催社=ポット出版
国会図書館のデジタルアーカイブ構想とGoogle問題
長尾氏が提起した納本資料のデジタルアーカイブ化は利用者への提供方法、出版社・権利者を含めたビジネスモデルに踏み込んだ。構想、Google問題、出版界との共同を聞く。
長尾 真さん(国立国会図書館長)/聞き手・沢辺均(ポット出版)

07/12日 15:50
主催社=ポット出版
「戦前、戦後のエロ本」〜日本のエロ表現史
エロ表現史を考察する『エロスの原風景』の著者であり、日本一のエロ本蒐集家である松沢呉一が語るエロ本の魅力。当日はカストリ誌をはじめ、貴重なエロ本を展示します。
松沢呉一さん 『エロスの原風景』(ポット出版)

まとめてお知らせでした。

図書館非常勤から委託について質問電話がくる

さっき、「ず・ぼん」編集部あて(?)に電話。
・図書館で非常勤をやっている
・勤めている図書館でも委託の話がでてて、勉強してる
・最近、委託から直営にもどったところがあったようだが、どこだか教えてほしい
女性で、声の感じでは中高年。
「いやー、わからないですね」と答えると、
・そういうのが載ってる新聞とか資料を紹介してうのでもかまわないんですけど、、
とおっしゃる。

だいたい直接電話や手紙などで連絡をくれる人の半分以上は、
イカレポンチだと思っているので、この電話をくれた人も、
たぶんそんな感じで、決して図書館員や、非常勤職員の代表事例だと
考えちゃいないつもりだけど、
よっぽど電話口で、「自分で調べなよ」って言いたくなったな。
だって図書館員でしょ。

ポット出版社長・沢辺均の日記-21[2009.6.14-6.22]

ためてしまった。こうなると書くのがメンドウになっちゃうんだな。

前回の日記での、●2009.06.11木で
 昼過ぎにS社デザインの打ち合わせ。
 ほぼ完璧な先割デザインを作ってあったので、写真と原稿を受け取るときもすんなりと終了。
 デザイナー和田に、最初に大変なことをすませておくと後がラク、とか、
 デザイナーにも編集力があると、いかに楽でいいデザインができるか、とか、
 喫煙スペースでタバコをすいながらまたまた説教。
と書いたんだけど、「なんでうまくできて説教なのよ」って抗議の声がくる。
いや、説教というのはたとえで、決した叱ったのではなく、まあ、アドバイスって感じだったんだ、
といっても、「なら説教ってのはよくない」といわれた。
謹んで訂正します。元の日記も直しました。これからは、説教とアドバイスを書き分けます。

●2009.06.15月
午後、日本評論社の単行本3冊イッキに打ち合わせ。
夕方、7月刊行の「本の現場──本はどう生まれ、だれに読まれているのか」の校正を受け取りに、
早稲田大学文学部の永江朗さんの研究室に。
永江さんとも、ついついおしゃべりしちゃう。7月6日の夜、永江さんの授業で話させてらうことになった。
テーマは、「本とデザインの現場」みたいなこと。
大田の後輩なわけだから、大田の現状を引き合いにだしてやろうかと考えてる。
●2009.06.16火
昼から、S社へデザインの打ち合わせ。
そのまま、マンションの訴訟問題で弁護士事務所へ。
夜、芝居のチケットをもらっていたんだけど、TIBF向けの本やら準備やらでキャンセル。
くれた人、ごめんなさい。
●2009.06.17水
朝歯医者に。
●2009.06.18木
出版会議のあと、六本木ヒルズに筑波大学の図書館学の宇陀則彦さんコーディネイターのシンポを聞きにいく。
シンポでのやりとりはほとんどつまんなかったけど、宇陀さんの突っ込み、進行が良かった。
夜は日本出版学会・出版流通研究部会で、話をさせてもらう。
学会員になったので、ノーギャラ(笑)。レジュメを2009.06.17の「ポットの日誌」で公開してます。
テーマは版元ドットコム。どんなことをしてるのか、という話もしたけど、
むしろ、「版元ドットコムとはなにか」とか、成功(してると思ってます)の理由とか、
組織運営の考え方なんかにも触れる。
ゆうき図書館の笹沼さんなどは、組織運営の話がむしろ面白かったと言ってくれてうれしい。
版元ドットコムの組合員メンバーも高島/池田さんが来てくれる。会員社も。30名の申し込みで、
小さな八木書店会議室はイッパイでした。
版元ドットコムMLに最後のお知らせを流したら「行けないけど、沢辺さんのファンです」という女性のメール。
はは、こんなことないことだから、嬉しいぜよ。
●2009.06.19金
ポット会議
S社で企画ブレスト。良いブレストでした。
翌日のライブ(2009-05-20に書いたけど)のパンフや掲示物、進行表を作る。
もちろん、時間有休をとってですよ。

↓この日の夕飯。近所の中華屋へ

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●2009.06.20土
さあ、いよいよライブだ。
起きてからコーヒーを飲んで、最後の練習。
と思ったら、友達の石田さんが死んだって電話が来る。
それから荷造り、風呂に入る。
近所の洋服屋にライブで着るジーパンと白いシャツを買う。
普段買わないような値段のだ。
16時に待ち合わせのドトール、すでに全員集合。
ライブハウスで楽器類のセッティング、女性陣は化粧と着替えに忙しい。
19時ジャストに開始。
おいらがライブで基準にしてるのは、
・古くともみんな知ってるはずの曲のカバーをやる
→ド素人のオリジナルなんて聞かされる方がたまんないもんね。
→カラオケタイムとかつくって、できるだけ舞台に上がってもらう人を多くする
・来てくれるのは、演奏を聞きに来るというより、付き合いなんだから、
自分の飲み食い代だけを負担してもらう。
→当然オレたちの持ち出しになるような料金設定。
それに今回、仮装みたいなお笑いの要素も入れてみたり。
結果は大成功だと、思うよ。
有料入場者数62名。まあオレたち7人も入ってるんですけどね。
20年ぶり30年ぶりのヤツも何人か参加してくれて、懐かしい。

↓「オレにはコミック雑誌なんかいらない(頭脳警察)」この1曲だけボーカルやった。

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↓お笑い狙いで「卒業写真」にタキシードとバイオリンで挑戦。笑いは取れなかった感じだけど。

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二次会はゲイバーのアイランドのラクさんのところの、パーティールームに行く。26名。
新宿区役所となりの、噂のカラオケスナック「向日葵」が三次会。この店は、
ママがサックス、マスターがギターで、カラオケに重ねて生演奏をつける。
どんな曲にも伴奏つけちゃう、スゴい。

↓三次会のカラオケスナック「向日葵」のママとマスター

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●2009.06.21日
TIBFまでに作る新刊「デジタルコンテンツをめぐる現状報告──出版コンテンツ研究会報告2009」の作業。
高橋も、那須チンも出勤。デザインチームもいる。
●2009.06.22月
午前、中公新社に、新書につけるオビのデザインの打ち合わせ。
オビをトータルにデザインすることになったから。
明日は石田豊さんの通夜だ。

石田さんが死んだ

携帯に石田豊さんから電話がかかってきた。
共通の友人の鈴木さんからで、石田さんが、今日2009年6月20日(土)の午前2時30分に息を引き取った、
という連絡だった。がんだったんだ。
23日 18時 通夜/24日 11時 告別式、堀ノ内斎場。

石田さんはこのポットのサイトでも連載してくれていたし
(石田豊のデジタル/仕事/技術リターンズ)
「石田豊が使い倒す ARENAメール術」という本も出させてもらっていた。

あ〜あ、今日はおいらのライブ。
前回の2008年11月30日のライブは、ベースの谷幹が8月に死んだ追悼ライブだったんだ。
なんだかこのバンドごっこ、ライブに友達の死がからんじゃう。
それに、今年二人目だよ、病気で死んだ友達は。そいつは脳梗塞の一種。
ともに50代前半。

まあ、みんな死ぬんだし、そこんとこがイチバン根本的に平等なんだし、
死ぬまでヨロシクやれればいいじゃん、と思いたいタチなんで、いいんだけどさ。

石田さんは自分で企画した「ヨムパラ」って読書グッズのサイトを成功させたしな。
よく「読書グッズってどう思う?」って聞いてくれてたけど、おいら自身は
興味が持てなかった。
でも、自分の興味でずんずん突き進んで、いろんなおもしろグッズを見つけちゃ
山も谷も乗り越えて仕入れて、それなりにちゃんと回転するようにした。
システムも自分のアタマで考えて、なるほどって思えるようなものに
自分自身の手で作ってた。
売上げ金額とかも、ちょくちょく教えてもらったりして、話すのが面白かったな
なにせ、「こんなことどうだろうか?」って話ばかりだからね。

ちょっと出来過ぎですよ。そこまでできる人はそんなに多くない。
おめでとう。そしてお疲れさんでした。また今度ね、ってことで。

さあ、これからおいらのライブにいくぜ。

明日のレジュメ(下書き)「版元ドットコムWeb活用」

明日、6月18日(木)日本出版学会・出版流通研究部会のためのレジュメ(下書き)です。

どうぞご参加ください。
それで、帰りに一緒に飲み会に行きませんか?

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<日本出版学会・出版流通研究部会共催部会のご案内>
「版元ドットコムWeb活用」
—中小出版社のチャレンジと共同化ー

版元ドットコムは、中小版元の出版物をWeb上にデータベースとして提供し、
共同でネット販売などにチャレンジしている業界団体です。
現在、参加会員版元139社、22683点の書籍をWeb上に紹介し、さらにその書誌
情報を、書店・取次など、出版業界に広くメールなどで配信する仕組みをつくり、
購入を希望される方に、直接版元から送料無料で販売(代金後払いの郵便振替か、
クレジットカード決済)などを行っています。
そのシステムづくりから10年、版元ドットコムを支えてこられた沢辺均さんから、
その成果と今後の課題をご報告いただきます。
−記−
日  時:2009年6月18日(木)6時30分〜8時45分
報  告:「版元ドットコムのWeb活用術」沢辺均さん(会員、版元ドットコム代表)
場  所:八木書店本店・6F会議室(千代田区神田小川町3-8:TEL:03-3291-2965)
会  費:日本出版学会会員無料・会員外一般参加費500円(ただし、学生は無料)
問 合 先:下村昭夫(TEL:047-334-7094:shimo(アットマーク)murapal.com)
     準備の都合上、「メール」もしくは「電話」でお申込いただければ幸いです。
共催:日本出版学会・出版流通研究部会

ココからレジュメ(下書き)です
【01】版元ドットコムの現状
●形態 有限責任事業組合(出資30万×7社)
●組合員 語研/ スタイルノート/ 青弓社/ 第三書館/ 太郎次郎社エディタス/ トランスビュー/ポット出版/スタジオ・ポットSD
●会員 145社/総登録点数23229点[2009-06-17現在]
●会友 60名[2009-06-17現在]
●決算 売上げ=2,164万円 仕入れ=416万(TIBF) 販売管理費=1,642万 利益=108万円 
 販売手数料=148万円(=15%、本の売上げ1,000万)
●データ2008年度
・売上げ=3,326冊 \7,307,892
・会員数/書誌データ=22,749冊 137社
●版元ドットコムの事業(後述)

【02】版元ドットコムとは何か、なぜうまく行ったのか
発足後数年間の困難
●情報公開 総会資料/決算
●組織の公開制 月例組合員会議は参加資格なし発言可/議決権は組合員のみ
●メーリングリスト 連絡/相互相談
●事務局体制 発送確認/会費 →革命は事務である(竹中労)
●入会審査
●ノウハウの公開提供 ノウハウは聞いたらできるものではない
●批判ではなく、ただできることを自ら行う
●活動する人が得をする
●出版界の諸団体は活用 批判だけでなく提案(利用)

【03】版元ドットコムでやっていること
(別紙を参照ください)

【04】出版業界で問題になっていることと、それにどう対処していこうと思っているのか
(沢辺個人の意見で版元ドットコム組合員の間でも意思共有していません/時間があればにします)
●Google問題の意見と対処方針(長尾真国立国会図書館館長の提案の「利用」)
●返品/委託/責任販売=35ブックス(筑摩菊池社長の発案)
●電子書籍をめぐるそなえについて

ポット出版社長・沢辺均の日記-20[2009.6.11-6.13]

日記、続いてるでしょう。えへん。

●2009.06.11木
トラブルや、問題が続出の日。
出勤すると、那須が「報告があるから、」と。
この日に見本ができてくる予定だった新刊「エロスの原風景」の箱の向きが違うと。
「エロスの原風景」は縦組の本で、箱は横組用に作ってしまった。
ましてこの箱には「窓」があるので、本の背を箱の外側に向けていれるとその「窓」には、
本の裏表紙の絵柄が見える。素人か。
那須、担当の高橋、デザインをした小久保と、出版チームの大田と尹に、対処の考え方を話し、
考えうる選択肢と、そのメリットデメリットをみんなから出させ、問題を整理までつきあって、
残る判断と対処を那須チーフたちに任せる。
作り直すことにしたという。20数万の損害だ。
おかげで午前中に予定していた週一回の出版会議中止。
昼過ぎにS社デザインの打ち合わせ。
ほぼ完璧な先割デザインを作ってあったので、写真と原稿を受け取るときもすんなりと終了。
デザイナー和田に、最初に大変なことをすませておくと後がラク、とか、
デザイナーにも編集力があると、いかに楽でいいデザインができるか、とか、
喫煙スペースでタバコをすいながらまたまた説教アドバイス。
夕方、代々木図書館に区民の見学の立ち会い。
NPOげんきな図書館にとっては、なかなか有意義な時間だった。
その区民の方が、昔から名前を知っていた人だったのでびっくり(僕が知ってただけです)だ。
よるもスタッフの「C」問題に悩まされる。
●2009.06.12金
午前中ポット会議。
たんたんと情報共有を終えたあとに、昨日の箱作り直し→20数万の損害、だれが負担するか問題で説教。
もちろん、法人のポットさんにふたんしてもらうのだが、法人のポットさんの財布は、
スタッフ一人一人が稼いだものなのだから、法人負担=スタッフ一人一人が直接お金を拠出しているのと同義だと
いう僕の意見を言う。
スタッフにも公言してるルールは「決算利益は、スタッフと株主と会社の貯金に1/3づつ」。
法人とスタッフの雇用契約も、対等な契約なので、法人がスタッフにたいして損害賠償責任をおうことも、
スタッフが法人に損害賠償責任をおうこともあるものだ。
スタッフに責任を求めるための条件は、故意と重大な過失のとき。
仕事をするから、ミスが生まれるので、ミスを完全になくすには仕事もしないで、引きこもっているのがいいことになってしまう。
などなど日頃考えていること話して説教。那須と佐藤のフォローが嬉しい。
その後、定例の掃除大会をみんなでパス=中止にする。いろいろばたばたしてるので。
夕方、筑摩書房へ「出版社共同責任販売会議」へ。
取次がむずかしいといっていた補充も、トーハンも日昄もシステムそのものに手を入れてくれる方向になって、
万々歳。名前は「35ブックス」と決まる。書店のマージンが35%で、歩安入帳も35%だから、ってことで。
7月6日(月)に出版クラブで記者発表の方向で準備を進めることになった。
ほかに、ある誘いをしていた人から、うれしい返事。
またスタッフの「C」問題勃発。
夜は、佐藤と那須と、近所の通称「パンツ屋」で飯を喰いながら、ちょっとおしゃべり。
●2009.06.13土
午後から人間学アカデミー。小浜逸郎講師の3回目で「福沢諭吉」。
福沢諭吉の現代語訳の本を出したいな? 小浜さん、ちょっとニヒルじゃないかな?
福沢の「絶えざる人間交際(=社会構造)による文明の無限発展」に小浜さんが楽観じゃないかということを
言ってたように聞こえたけど、
楽観していいんじゃないかなと思った。
終了後、なじみの中華屋で公式懇親会。20名くらいが参加。
前に座っていたY市教育委員会の人などと、教育のなかで職業差別問題をどう扱うかなどを話す。
はは、異論を挟んでしまった。面白い議論だった。
帰ってきて、「ある誘い」の続きのメールかきなどする。もう24時すぎちゃった。
明日は、バンド練習。最後の日だ。ライブは20日。小浜さんも来るって言ってた。
↓写真は人間学アカデミーの今日の講義の様子。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-19[2009.6.05-6.10]

●2009.06.05金
朝の9時から、マンション管理組合の理事会。
地下駐車場をめぐる訴訟の一審の大詰めで。
ポット会議、掃除大会。
夕方は、S社の人たち来社して、デザインの打ち合わせ。
すんなりまとまり、近所のyao(やお)という店で、軽く食事とビールなど。
おいら意外は全員女性。
●2009.06.06土
バンド練習。20日のライブ本番にむけて。いよいよだぞ。
ドラムの木谷さんの友達(ピアノの先生であり木谷さんのドラム教室の生徒仲間)。
帰りの飲み会兼打ち合わせで、無理矢理「イマジン」をピアノで弾いてもらうことになる。
ボーカルは舞台監督の富田。
●2009.06.07日
昼、雑用を片付けに事務所で仕事。
それから久しぶりの代々木公園ドックラン。
夕方映画「バサラ人間」の今後の上映の打ち合わせ。
その後会長と飯。
●2009.06.08月
8時過ぎに出勤して仕事に精出す。
11時図書館システムの関係者が来社して情報交換。
午後、日昄コンピュータの川久保くんたちが来て、システムお試しのための打ち合わせ。
夕方、いま作ってる本の打ち合わせ。
●2009.06.09火
午前、国立国会図書館の長尾館長と打ち合わせ。
7月の東京国際ブックフェアの版元ドットコムブースでやるセミナーの打ち合わせ。
ついでに、書誌情報や電子図書館をめぐって少し話す。
夕方、日本図書館協会の常世田さんに「ず・ぼん」のためのインタビュー。
おしゃべりが盛り上がってしまって、6時間。
これで原稿にできるか? 激しく不安。どうするか宿題にさせてもらう。
●2009.06.10水
昼から、写真集の打ち合わせで山中学さんと打ち合わせ。
夕方ひさしぶりの歯医者。
東京国際ブックフェア2009の、「本の学校 シンポジウム」のチラシを入稿し、
フェアまでに完成させねばならない「版元ドットコム大全」の作業など。

社内問題がいくつも発生するし、
ここんとこ打ち合わせばかりで、作業時間が細切れ。ふーーー。

「忌(いまわ) 忌野清志郎は生きている」という本

第三書館が「忌(いまわ) 忌野清志郎は生きている/キヨシローの死を許さない本」というのを急いで出版した。
僕も声をかけてもらって短い文を書かせてもらった。

 人間、みんな必ず死ぬってところがもっとも「平等」だ。
 どんなやつだって死ぬんだから、と思うと、大金持ちへの妬み気分も減ってくる。
 キヨシローも、死は、ただ受け入れるしかなかった。
 だけどそんな時にも、キヨシローはカッコよかった、ほんとのことはしらないないけどね。
 きっと死ぬまでちゃんと生きたんだな。チャラチャラしながら。
 もう星は帰っちゃった。

先週末、北川さんがわざわざ出来上がった本を持ってきてくれた。

そしたら、オレ以外スゲーメンバー。
泉谷しげる/細野晴臣/春日博文/渋谷陽一/横尾忠則/友部正人、、、
いやいやコレでもほんのほんの一部って感じ。
で、これって掲載許諾どうしたんだろう?

オレには酒場のネタ=自慢話に最適だな。

ポット出版社長・沢辺均の日記-18[2009.6.02-6.04]

01時にちょっと加筆

●2009.06.02火
今日は雑用つぶした日。
夕方、原書房のブックデザインの打ち合わせ
夜飯、手下=大田に買い物に行かせ、でかいホットプレートを久しぶりに取り出して、
広島風お好み焼きを作って振る舞うが、食べてくれたスタッフ半分くらい。
人気ないな、オレ。
この日、制作チームは、飯付きメィーテイングに。
●2009.06.03水
朝8時出勤、デザイナー和田と打ち合わせてから、ウエヴサイトの仕事の打ち合わせで、
福島県南会津町針生の芳賀沼製作へ。
はじめて、プリウス=ハイブリッドカーに乗った。

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昼飯を田島駅前の柏屋とうそば屋で、半ソースカツ丼ともりそばのセットを食べて、
午後は、芳賀沼製作の社長、専務、はりゅうウッドスタジオのメンバーたちと打ち合わせ。
夜、田島町の焼き肉屋・やなぎで、焼き肉三昧。日高と、はりゅうウッドスタジオの若手女性・白鳥さんと
三人で、ロース2人前/カルビ2人前/上ロース1人前/上カルビ1人前/ホルモン1人前/キムチ盛り合わせと
ご飯を食べる。
この店は値段と量と味のバランスが抜群、値段のわりに量が多く、うまい。
写真の上カルビは1600円で1人前でこの量。普通のカルビとロースは1000円なんだ。

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●2009.06.04木
昼前から出版会議。制作チームとの顧客対策会議、それから
神楽坂の日本出版クラブで、出版倉庫の大村紙業の説明会。
はは、乾杯の音頭だった。オレでいいのか?
懇親会で、いろんな人と挨拶させていただきました。
で、我が社のバイト、映画監督志望の川崎龍太のおじさんという方がいた。
世間は狭し。
また、書協の坂詰さんがおいらのふるーい友人とあったとか。
世間は狭し。

ポット出版社長・沢辺均の日記-17[2009.5.31-6.01]

●2009.05.31日
朝から雨なのをいいことに、鉄とすずのドックランをまたまたさぼる。
昼から、和田とポットで合流。
和田が担当してる仕事の整理を二人でやり直す。
デザイナーでもちゃんと仕事ができる人は、やっぱり編集とか、構成を考える力があると思う。
そういうことをやっていたんだ。
いい勉強になっただろう。
その合間に、6月20日土のライブの準備。なにをやってたかは秘密だ。
夜は、原宿クロコダイルというライブハウスに、バンドメンバーの友達の葵さんの
ライブを見に行く。
女4人のバンド。いいぞ。
バンドをやるようになってから、ライブの見方が完全にかわった気がする。勉強になる。
那須と山田は「中井正一伝」の入稿に出勤。手こずってる。
ご苦労さま、ありがとう。
●2009.06.01月
一日会社で仕事。雑用を片付ける。
日報システムが出来上がってきた。嬉しい。
でも、スタッフ、仕事項目などを入力するのにかなり時間がかかってしまった。
3日水曜日、南会津に出張決まる。日帰り。
「中井正一伝」はまだ入稿できていないようだ。

Google和解と著作権

返答期限延長もあって、まだまだGoogleの書籍デジタル化問題はあいかわらず騒がしい。

いろんな人がいろんなことをいっているけど、
多くのひとが、批判的で、身近だと松沢呉一さんがポットの考え方にちかい。

で、いろいろ読んでいると、違和感を覚えることが具体的になる。

ひとつは、著作権のこと。
これ、法律であるわけだから、裁判上の解釈があるわけで、
私がどう思うと関係ないかもしれないけど、
著作権を私がどう考えているのか、簡単に書いておこうと思う(以前このサイトのどっかにかいてると思うけど)。

著作権は、著作物を使わせないように制限するもんじゃなくて、
より良い【使い方・使わせ方】をするためにある権利(本当は権理と書きたいところだけど)
何じゃないかと思う。

たとえば、最近あった事だけど、エロ系の絵を書いていた人で、もう死んでる人の絵を
本の表紙なんかに使いたくて、ちゃんと遺族に連絡(調べられたからまだいいけど)した。
息子に依頼すると「使われちゃいや」。
確かに、その息子に許可/不許可の権利があるわけだから言われた通りに引き下がった。

でもこうやって既存の著作物がただ死蔵されるばかりでいいんだろうか?
まあ、死後50年待てよ、ってことではあるんだけど。
こうやって、権利がただ使わせないほうにばかり行っちゃうのに違和感をもつんだ。
もっとより良い使い方をしよう、って認識が社会に広がる意外に、
たぶんコレって解決策はなく、法律の問題ではないんだけど。

だけど、今回のGoogle問題には、こうした使わせないというような権利意識ばかりを感じる。

ふたつめに思うのは、
これまで、出版界は、こうした書籍の全文検索=本をもっと使いやすくする/もっと本を発見してもらう
ってことをやらずに来て、Googleがやっちゃうよ、って時になってただいやだな、って気分で
このことに対応しているように思えてならない。

商品基本情報センターに書誌情報を出版社が集中することもできない(収集率は50%を超えているけど)。

国立国会図書館の長尾真館長の構想にも消極的にしか対応できない。
これをきっかけに、今回Googleがやったことを国会図書館にやらせたって良かったじゃないか。
いまごろ、「公的な機関がやることだ」なんて言い出してる人もいるけど。
だったら、長尾構想に載れば良かったじゃないか(まだ、遅くはないけどね)。

結局はGoogleのような新参者の、無茶なやり方しか、変革ができないのか?
って思っちゃう。

みっつめに思うのは、
なんで、正義感ばりばりの著作者の権利論になっちゃうの?ってこと。
新しい取り組みなんて、やってみた後にしか分からんのじゃないの?

宮部みゆき「英雄の書」で、
物語は人が生きたあとについてくる、できてくる、。
まれに、先に物語を目指して生きようとする人があらわれるけど、
それが人に大きな惨禍をもたらす、なんてことが書いてあって、
無茶苦茶共感したんだけど、正義って、そういうもんだろう。

ポット出版社長・沢辺均の日記-16[2009.5.28-5.30]

●2009.05.28木
北尾トロさん・下関マグロさんとポットサイトでの新連載の打ち合わせ
yaoという近くのカフェで。
昭和時代のふたりのライター稼業のことを連載する事になる。面白そうでしょう。
早くも、女性ロックシンガーAさんにある週刊誌のデータマンとして、ある質問して、
事務所に呼びつけられたり、恥ずかしかったり、なんてエピソードを聞く。
はっはっは。
午後、月例の出版会議。この日は大きな小言もせずに終える。
それにしても企画だせよ、。
夕方、元社員=木村瞳が突然遊びに来る。
茨城の友達と車で原宿に来て、その友達が美容室に行ってる間の時間つぶしだと。
いま勤めてるY社でのことを聞いたり、、。
夜は、社内のマル秘営業会議。
内容は充実してたんじゃないかな? スタッフたちもいろいろ考えてた。
でも、アウトプットが少ない。アウトプットは自覚をしてやらないとできないと思う。
 情報を共有することの意義や意味の理解
 照れくさかったり、面倒だったり、ってことを超える自覚
 反対に、こんなこと馬鹿にされるんじゃないかって心配の無意味さを理解する
 メール、口頭、などの道具の使う時をしっておくなどのテク
近所の中華屋で一品料理の出前をとって、日高が炊いていた飯で、みんなで夕飯。
出版チームは夜のライチタイムミーティングへ。
チームごとに月一のミーティングを一人3千円予算でやっている。
それを超えた分はどうも那須リーダーが払ってやってるらしい。
●2009.05.29金
午前中は定例の全体会議=ポット会議。
その後は全員で掃除大会。オレは会議室の電灯スイッチの設置工事。
日本図書館協会の総会に行ってみようかと思ってたけど、工事に手間取って断念。
その後、この事務所のあるマンション管理組合のデベロッパーとの訴訟の打ち合わせに
六本木の弁護士事務所へ。
夜はNPOげんきな図書館の総会。僕が何度も世話になった弁護士・虎頭昭夫さんと久しぶりに会う。
NPOの会計監査をやってもらっているのだ。
NPOの女性スタッフから、「青弓社の矢野さんしってますよね」と聞かれた。
若い方の矢野くんのことだ。思わず「え、彼氏?」と口走ったが、違うと言っていた。
●2009.05.30土
北尾トロさんたちがやっている高遠の本の家のイベントのあるひだけど、いろいろあって
行くのは断念。
人間学アカデミー・小浜逸郎さんの「福沢諭吉」の第二回目。
終わってから、いつもの中華屋で飯と酒。おいらはビール一杯、であとはウーロン茶だけどね。
帰ってくると、那須が「中井正一伝説」の入稿追い込みで出社してた。
ゆんと山田もいた。おつかれさまです。ありがとう。
でも、出版チームスタッフは、那須の追い込みにつきあってるやつがいないぞ、
最近、出版チーム若手への小言は那須にまかせてるんで、たるんでるんだろうか?
小言するか?オレが直接。

ポット出版社長・沢辺均の日記-15[2009.5.20-5.27]

タイトルを改題しました。「沢辺の今日この頃」を「ポット出版社長・沢辺均の日記」に。
検索エンジン対策のつもり。
来月のライブ「勝手にしやがれ」。この日誌を読んで一人申し込んでくれました。
ありがとう。もうあまり席は残ってませんが、少しならあります(笑)
●2009.05.20水
午後イチバン、中央公論新社の新書2000点記念のフェア広告のデザイン打ち合わせ。
書店で、ポットでデザインした冊子が好評で、予定より刷り部数を多くした、と
若手の営業の人が教えてくれる。うれしい。
その後、出版業界でさまざま活躍していたHさん来社。おしゃべり。
●2009.05.21木
出版会議。
夕方、筑摩書房へ。出版社共同責任販売検討会。
夜「ず・ぼん」編集委員会。いつもながら、楽しいおしゃべり。
深夜松沢呉一さんと新刊「日本エロスの原風景」の打ち合わせ。
6.20僕のライブにさそったら一笑に付される。
●2009.05.22金
ポット会議から週に一回の掃除。おいらは、隣室の会議室部屋の片付け。
夜、アルバイト山根舞の舞台「ちいさなエイヨール」を見に行く。佐藤・那須・五賀と4人。
舞台で主役の女優が突然おっぱいを出す。印象こればっか。
帰りに、山根になぜ出さなかったんだ、と追求。
受付に、映画「バサラ人間」プロデューサー北庄司名の差し入れがある。
この芝居にでていた役者さんが、バサラにも出てくれていたそうだ。奇遇だな。
帰りは、北池袋の中華屋。中国ネイティブ風の料理が安くて量が多かった。
●2009.05.23土
昼からバンドの練習。
葵さんがコーラスと、六本木心中の振りをコーチにきてくれる。
青ちゃんの新ギターを触る。ネックが細いし薄い。形も台形に近い。
フレットが太い。スゴく押さえやすい。欲しくなる。
僕は、あたらしいサイレントバイオリンも持っていく。
が、音がよろしくない。生バイオリンに全くかなわない感じ。ショック。2万5千円と安かったけどね。
夜8時。芳賀沼製作という建築会社のサイト打ち合わせ。25時すぎまで。
以前はログハウスが中心だったけど、今は木造全般。
●2009.05.24日
雨をいいことに、鉄とすずのドックランをさぼり、
ぐだぐだと読書や録画しておいた映画、それからギターの練習。
●2009.05.25月
給料日。
S社にデザインや企画の打ち合わせ。3連続。
夕方、秋の新刊予定の打ち合わせ。著者たちと。内容はもうちょっと秘密、、、。
●2009.05.26火
午後から、社内の日報システムの開発打ち合わせ。
RUBYで作っている。
これによって、単行本Aというタイトルの本作りに、
スタッフの誰と誰が、それぞれ延べ何時間を費やしたかの集計が、今より簡単にできるようになる。
現状把握が、改善への第一歩だ。
今日は均整をやってもらった。
●2009.05.27水
夜は版元ドットコム組合員会議。
宿題の版元ドットコム大全のゲラをだせた。
その後飲み屋へ。寺門が会議後に飲み屋に座席確保確認の電話をしてくれて、
その店に行ったら、電話がなかったって。
やつは、別の店に電話したらしい。その店にごめんの電話を入れたら、
キャンセル料払えってすごい剣幕でいわれて、オレに電話してくれって。
冗談じゃないぜ、。
この日は夕方、ヨガ部のレッスン。僕は参加してませんけど。

沢辺です。CDの紹介

沢辺です。

友人から推薦されたCDです。
どうですか? 興味のある方は、リンクでサイトに見に行って下さい。

■プレスリリース■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2009年5月9日発売
CD『生きてるだけで』
●価格:¥1000円

ヒデの詩を歌にして、たくさん人に届けたい!
無償の愛が結集してできた奇跡のCD

ヒデと接すると行動せずにはいられない。
進行性脊髄性筋萎縮症という難病をかかえながら、前向きに生きる青年・ヒデ。
彼が18歳のときに書いた詩『生きてるだけで』。
難病をかかえるヒデの発する「誰もが存在するだけで意味がある」
というメッセージは、彼の周りの人間を動かし、
CD にしてたくさんの人に元気を与えようというプロジェクトに発展しました(『生きてるだけで』プロジェクト)。
プロデューサー&ピアノ・きゃろる。作曲&ヴォーカル・山田芳子。バイオリン・松田恭雄。
ギター&ウクレレ・神保滋。様々なアーティストと、彼を支える周りの人間達の無償の愛が集まり、
このCD『生きてるだけで』は完成しました。
CD には3アレンジの『生きてるだけで』を収録。1曲目はピアノ・バイオリンバージョン。
2曲目はギターバージョン。3曲目はウクレレバージョン。
3曲目のウクレレバージョンはヒデ自らが歌っています。

橋口英和(ヒデ)
1980年生まれ。1歳半のときに、進行性脊髄性筋萎縮症という難病を患う。
高校時代に、パソコンによるイラスト制作を開始。
中指の第二関節を使って描くイラストは、ハワイアンスピリットと海をテーマに、
愛と平和、自然への感謝などを表現。また、最近はアロマやフラダンスなど
新ジャンルにも積極的にチャレンジしている。

『生きてるだけで』プロジェクトの詳細は
ブログでご覧ください。
http://ikiterudakede.jugem.jp/
CD の購入はアーティストHP から
http://web.mac.com/yoshiko0908/
※上記『生きてるだけで』プロジェクトブログからも購入できます。

沢辺が話させてもらいます(日本出版学会・出版流通研究部会共催部会)

6月18日(木)に日本出版学会とその出版流通研究部会で、
版元ドットコムのことをしゃべらせてもらいます。

学会員以外も参加できるようですから、興味のある方は
のぞいてみてもらえませんか?
帰りに一緒に飲み会に行きませんか?

*********************************************************************

<日本出版学会・出版流通研究部会共催部会のご案内>
「版元ドットコムWeb活用」
—中小出版社のチャレンジと共同化ー

版元ドットコムは、中小版元の出版物をWeb上にデータベースとして提供し、
共同でネット販売などにチャレンジしている業界団体です。
現在、参加会員版元139社、22683点の書籍をWeb上に紹介し、さらにその書誌
情報を、書店・取次など、出版業界に広くメールなどで配信する仕組みをつくり、
購入を希望される方に、直接版元から送料無料で販売(代金後払いの郵便振替か、
クレジットカード決済)などを行っています。
そのシステムづくりから10年、版元ドットコムを支えてこられた沢辺均さんから、
その成果と今後の課題をご報告いただきます。
−記−
日  時:2009年6月18日(木)6時30分〜8時45分
報  告:「版元ドットコムのWeb活用術」沢辺均さん(会員、版元ドットコム代表)
場  所:八木書店本店・6F会議室(千代田区神田小川町3-8:TEL:03-3291-2965)
会  費:日本出版学会会員無料・会員外一般参加費500円(ただし、学生は無料)
問 合 先:下村昭夫(TEL:047-334-7094:shimo(アットマーク)murapal.com)
     準備の都合上、「メール」もしくは「電話」でお申込いただければ幸いです。
共催:日本出版学会・出版流通研究部会

*********************************************************************

ポットのインフルエンザ対策の発表

手拭き用タオルを一時廃止して、
ペーパータオルにします。

せっかく洗っても、前の人が拭いたタオルを使うんじゃ意味ないと思うんで。
すでに、設置しました。
台所/洗面所/トイレ
タオルは回収。なので、タオル掛けにはおかないでください。

手洗いはいいみたいですよ。
4分目標であらうように。

これってどうよ、って気がしないでもないが。

沢辺の勝手に送りつけメール●おやじバンドのライブやります

友人/知人にメールを送りつける予定です。

見ず知らずの方でも、どなたでも、参加いただけるのでどうですか? 参加してみませんか。
申し込みは、ポット問い合わせフォームから、電話/ファックスから、どうぞ。

■ココから■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
みなさま

いつもいつも、時間や金を要求するようなお誘いで恐縮です。
4年くらい前から、バンドを始めまして、ギター修行を始めました。
毎度迷惑な、ライブをやります。5回目になりました。
歌で飛び入り、楽器をもって飛び入り歓迎です。
僕らの演奏を無理矢理聞かせるだけでなく、
皆さんにも舞台にあがってもらって楽しんでもらいと思ってます。

見るだけでも、飛び入りでも歓迎です。
もしよければ見に来てください。

LIVE勝手にしやがれ 5

●日時 2009年6月20日・土曜
 18時30分開場(飲み放題開始)
 19時開演・21時終演予定
●場所 新宿ミノトール2
03-3341-2655 新宿区新宿5-11-4龍生堂ビルB1
副都心線/丸ノ内線/都営新宿線「新宿三丁目」C7出口2分
●料金 3,000円
3時間飲み放題(18時30分〜21時30分予定)
●定員 50人
●申込 バンドメンバーか下記までメール・ファックス・電話へ
●曲目(予定) 
六本木心中/歩いて帰ろう
遠くで汽笛を聞きながら/夢の中へ
帰れない二人/オレにはコミック雑誌なんていらない
雨をみたかい、他
●メンバー
青んぼ(g cho)/木谷マキ(d)/ミナ(vo)
沢辺均(g)/ハル(vo)/日野智(b)/本多羅々(g)
&生オケタイムのみなさま(vo)

唄う人大募集
●バンドをバックに「生オケ」コーナーあります。あなたも歌ってみませんか?
●楽器参加も大歓迎!。事前にご連絡いただければ、歌詞+バンド用のギターコード譜はこちらで用意します。
●もちろん当日の飛び入り参加も歓迎します! その際は歌詞+ギターコード譜(4部ほど)をお持ちください。
●事前スタジオ練習に、参加してみませんか? 詳しくはメンバー、または主催者まで連絡を。
予定練習日=06/06土 06/14日

●主催 勝手にしやがれプロモーション 
 150-0001 渋谷区神宮前2-33-18 #303沢辺宛
 電話03-3478-1774 ファックス 03-3402-5558

沢辺の今日この頃-13[2009.5.7-5.10]

●2009.05.07木
連休あけ。久しぶりのポット。
午前中は出版会議。
夜、出版チームのメンバーをよんで、メディアが大きく変貌するなかで、
ポット出版をどうするかって話をしたんだけど、
まるで一方通行。歯ごたえなし。
もっと考えておけ、だらだら生きてんじゃねえよ、って感じだな。
●2009.05.08金
朝から時間休(有給休暇を時間単位で取得)をとって
オヤジを病院に連れて行く。認知症なんだけど、
MRIとかとってないんで、まとめて検査。
比べられる画像を見てないから、不正確な印象かもしれないけど、
あまりのスカスカにビックリだ。
夕方から、雑用などを一気にかたづける。取材アポも片っ端からメールする。
小林弘人さんからさっそく返事。OKもらう。
●2009.05.09土
朝から出版学会があるんだけど、
さぼった。
翌日のバンド練習のためにギターの練習など。
夕方の懇親会にだけ、出版学会=國學院に行く。
新入会員として挨拶をさせてもらう。
高島さん、湯浅さん、木下修さん、清田さん、星野さん、梶原さん、、、。
知ってる人にいっぱいあったけど、「昼は用事があって、、、」などと嘘をつく。なんでだ?オレ。
●2009.05.10日
今週は、鉄とすずのドックランをさぼる。
バンド練習の日。
12時から2時間、スタジオ・ノア代々木で、一人でスタジオ借りて練習。
iPhoneから、課題曲をガンガンかけて、ギター。へたっぴだな。
3時から、サウンドタワープレミアムに移動して3時間メンバーと練習。
一人でやってるより、なんとかカッコついてる気がするのはなぜだ?
サイレントバイオリンを買う事に決定。
夜、副島隆彦の「 私は税務署と闘う 恐ろしい日本の未来」を読む。
税務署のおかしさはわかるけど、
自分で言うほど副島さん自身のプライバシー(税金の話なんだから、ちゃんとお財布公開しなきゃ)
さらしてないし、極論すぎるでしょ。リバタリアンなの?
税務調査はいやだけどね。わたしも。