1-1●日誌--沢辺

日本出版学会・出版流通研究部会(2009.06.18木)「版元ドットコム「成功」を考える」報告

日本出版学会・出版流通研究部会研究発表で話をさせてもらった。
そんときの報告を、学会報のようなものに書くようにといわれて書きました。
なもんで、↓に公開しますね。ちなみに学会報は、まだ発行されてません。

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●日本出版学会・出版流通研究部会(2009.06.18木) 報告
版元ドットコム「成功」を考える

 版元ドットコムは2000年4月17日に本のデータベースを試験的に公開。8月6日に21社2,300タイトルでネットでの書籍販売を開始しました。以降、9年が経過して、現在148社、24,760タイトル(2009.08.31現在)の書誌情報をデータベースに掲載しています。
 とりあえず9年間つぶれずに活動を継続して来れたこと、会員社148社への成長などから、「成功」だったとして、その「成功」のポイントがどこにあったかを話させてもらいました。
 僕が考えるポイントは、会員(出版社)の利便性と情報公開と事務作業の徹底だと考えています。
 「書誌情報や在庫情報は出版社の役割だ」とか「本の出生・死亡情報くらいなぜ出せない」といった書店などからの批判もイッパイ聞こえてました。でも、版元ドットコムは「出さねばならない」ではなく、出すことがそれぞれの出版事業にプラスをつくる、ということに重点を置きました。版元ドットコムのウエブデータベースへの登録で、商品基本情報センターへの書誌情報転送をはじめ、取次の書店向き週報や、ネット書店の在庫情報の改善(取扱いなし→○日でお届け)を実現させました。
 情報公開は現代の組織運営に不可欠のものだと考えました。版元ドットコムから会員社への情報、また会員社自身の情報公開いずれも重要なポイントです。
 版元ドットコム自身の情報公開では、決算書も、会員への公開にとどまらずネットでも公開しています。月例の組合委員会議(これは株主総会を毎月やっているようなものです)参加資格もオープン化しています。
 会員社自身の情報公開といっても、特別な情報の公開を求めている訳ではありません。会員と会友全員のメーリングリスト=MLがありますが、会員社自身の疑問・質問も、事務局へ直接の問い合わせるのではなく、このMLに投稿することで、同じような疑問をもつ会員社とその疑問とそれへのアドバイスを共有するのです。
 当初は、事務局はほとんど無償でしたが、会員数の拡大や有料事業での利益を上げることで、現在は有償にすることができています。事務局を組織し、事務局に作業部分の多くをまかせることで、円滑な運営ができるようになりました。例えば、版元ドットコムで購入された場合、その連絡をメールでその会員社に送り、会員社からお客に発送していますが、その注文と発送は事務局が経過を見ていて、発送していない会員社への連絡もしています。

 業界団体などの「事業報告」は多くの場合、その理念や目的などが中心になっているようですが、当日の報告ではむしろ運営上のポイントを中心に報告させてもらいました。

レジュメ
版元ドットコムのWeb活用術/中小出版社のチャレンジと共同化
【01】版元ドットコムの現状
●形態 有限責任事業組合(出資30万×7社)
●組合員 語研/ スタイルノート/ 青弓社/ 第三書館/ 太郎次郎社エディタス/ トランスビュー/ポット出版/スタジオ・ポットSD
●会員 145社/総登録点数23,229点[2009-06-17現在]
●会友 60名[2009-06-17現在]
●決算 売上げ=2,164万円 TIBF会計=416万 販売管理費=1,642万 利益=108万円 
 販売手数料=148万円(=15%、本の売上げ1,000万)
●データ2008年度
・売上げ=3,326冊 \7,307,892
・会員数/書誌データ=22,749冊 137社
●版元ドットコムの事業(後述)
【02】版元ドットコムとは何か、なぜうまく行ったのか
(発足後数年間の困難)
●情報公開 総会資料/決算
●組織の公開制 月例組合員会議は参加資格なし発言可/議決権は組合員のみ
●メーリングリスト 連絡/相互相談
●事務局体制 発送確認/会費 →革命は事務である(竹中労)
●入会審査
●ノウハウの公開提供 ノウハウは聞いたらできるものではない
●批判ではなく、ただできることを自ら行う
●活動する人が得をする
●出版界の諸団体は活用 批判だけでなく提案(利用)
【03】版元ドットコムでやっていること
(興味のある方は、kin@pot.co.jpまでご連絡いただければ「版元ドットコム大全(A5/76ページ)」を無料でお送りします)
【04】出版業界で問題になっていることと、それにどう対処していこうと思っているのか
(沢辺個人の意見で版元ドットコム組合員の間でも意思共有していません/時間があればにします)
●Google問題の意見と対処方針(長尾真国立国会図書館館長の提案の「利用」)
●返品/委託/責任販売=35ブックス(筑摩菊池社長の発案)
●電子書籍をめぐるそなえについて
(2009.06.18木18:30〜20:45/八木書店本店・6F会議室)
沢辺均(日本出版学会会員、版元ドットコム代表)「日本出版学会・出版流通研究部会研究発表」

ポット出版社長・沢辺均の日記-31[2009.08.28-08.31]

●2009.08.28金
午前中はポット会議。その後、H社プレゼンで和田と佐藤と打ち合わせ。さらに「チームビラセレーナ」=イタレリとも。
夕方、国会図書館でちょっと打ち合わせ。
そのまま、中野のNPOげんきな図書館研修「8月28日柳与志夫さん「指定管理者制度を選んだ理由」研修」へ。
帰りは、柳さんふくめ、5人で和民で飲み会。
この日は、「35ブックス」の暑気払いもあったのだけど、僕だけ欠席。残念でした。
先日手続きを終えた、政府の緊急保証融資、口座に入金がすんでいた。おとといだ。
口座残高は、ポット史上最高の金額だ(笑)

●2009.08.29土
WOWOW録画の井上陽水ドキュメント(4話あり。合計4時間)や映画、読書でのんびり。
夕方、鉄とすすをつれて代々木公園のドックランに。
そろそろ本を読みながら寝ようかかと思っていたら、「朝まで生テレビ」環境問題で、
久しぶりに全部みちゃった。ポット出版から、
「低炭素革命と地球の未来 環境、資源、そして格差の問題に立ち向かう哲学と行動 」
竹田 青嗣, 橋爪 大三郎・著

を出すもんでね。

●2009.08.30日
午後から、一緒にバンド遊びをしてるヒノッチ(ベース)の、別なバンドのライブで飯田橋へ。
ヒノッチバンド(UMA)でジャニスの祈りを聞いたりして、帰ろうとしたら雨。
久しぶりに自転車でいったので、ぬれた。
戻ってきて投票へ。今回は民主党にいれたのだ(わが選挙区は、年金のながつま候補)。
民主党の年金案より、おいらの案のほうがいいと思ってるんだけどね。
夕方、雑用をかたづけに事務所にでて、7時半からテレビのまえで開票速報。
チョットした知り合いの辻/本多候補は当選。ポットから本をだした保坂候補は落選でした。
辻候補はポスターのデザインとかやったことがあるんだけど、その人柄がいやで降りた。
第三書館/北川さんに連れて行ってもらった麻布の飲み屋で紹介された辻元清美は当選。

●2009.08.31月
今日、10分遅刻してしまう。
日本出版学会6月にやった講演の、報告記事を書き、
H社プレゼンにむけた最後の打ち合わせ。
夜、古い友人の新妻/加藤くんが事務所によってくれる、。

季刊/大学出版/(出版社は)いかにしてITを利用するか

そういえば、季刊の「大学出版 78号」(発行・大学出版部協会)に原稿を書かせてもらった。たぶん2009年の6月発行だったと思う。

ネットにも公開されている。

http://www.ajup-net.com/web_ajup/078/78web.shtml

以下もくじです
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《 特 集 》
ネットノムコウの学術出版
学術情報の流通を紙の書籍がほぼ独占していた時代は過ぎ去ろうとしているのか。いま学術出版は、ITの活用を求められ、新たな流通経路への対応を追られ、電子化するユーザを目のあたりにする、「ネットノムコウ」には明日が待っているのだろうか。

《 INDEX 》
〈初版本、ナンセンスなフェティシズム〉
*里見●著『八疊記』:酒井道夫 (●=弓+享)
〈 特 集 1〉
*インターネットの現在と未来、そして学術書の現在と未来:岡本 真
〈 特 集 2〉
*いかにしてITを利用するか:沢辺 均
〈 特 集 3〉
*学術電子出版の新しいモデル—OCLC NetLibrary:新元公寛
〈 特 集 4〉
*大学図書館で電子ブックを導入した意外な理由:矢崎省三
*社会の記憶を紡ぐ——「納本」の意義:田屋裕之
*大学出版部ニュース
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いかにしてITを利用するか

沢辺 均

 パーソナルコンピュータとインターネットが社会を大きく変化させたこと(「IT化」と呼んでおく)は多くの人と合意できると思います。これを[出版]というポイントから眺めるなら、2つの視点で切り分けるべきだと思います。
 第1の視点は、現状の本の作り方や流通に「いかにしてITを利用するか」、第2の視点は、「ITそのものが出版を変える」ということです。「ITそのものが出版を変える」というのは、本そのものの電子化やデータでの販売、販売ではない収益モデルを作り出すことなどが課題として立ち現れていると思います。版元ドットコムの活動は、主に第1の「いかにしてITを利用するか」がその中心です。そしてその目的は、
(1)書誌情報を版元自身がつくって、読者に、出版業界に広く公開する。
(2)書誌情報をできるだけ詳細なものにする。
(3)出版事業にかんする情報の交換、ノウハウの共同した獲得。
です。要するに、自分たちの作った本を1冊でも多く売るための、共同してやるべき取り組みをやっていこう、というのが最大の目的です。

 なぜ書誌(+在庫)情報なのか?

 第1に、インターネット上に本の紹介ページがないことが、その本そのものもないことになってしまうと思うからです。ネットワークを使う人が確実に、そしてものすごい勢いで増えていて、あたりまえの道具になっているからです。
 第2に、豊富な書誌情報は、その本を購入に向かわせるために有効なものであるということです。逆に言えば、書誌情報が薄ければ薄いほど、購入動機が減ってしまうと思います。
 アマゾンの渡部一文氏(書籍事業本部統括事業本部長)は「きめ細かく内容を充実させたあるアメリカの商材で、詳細ページに来た顧客の購入率が15%から 26%に上がった事例があります。」(『文化通信BB』2009年3月2日)と言っています。これが全てに当てはまるかどうかは別にして、購入意欲を高めることは間違いないと思います。
 第3は、在庫情報のことです。在庫の有無が明確なことが、書店やネット書店が販売する/しないを決める大前提になるということです。
 かって書店は、在庫の有無を調べる手だてをもたなかったので、やむを得ず注文短冊を「取次→出版社」へと回していて、出版社も「返品がくるまで保留しておくか」といったことが、私の周りにはありふれていました。しかしネットワークの発達により、新出版ネットワーク(出版VAN)や大阪屋へのメールでの在庫情報提供をとおしてアマゾンの在庫情報がかなり信用できるものになってきました。書店も手軽に出版社在庫の有無を調べることができるようになって、出版社の在庫情報提供が本の購入に直結するようになりました。さらに、提供の有無だけでなく、その正確性も購入に直結します。在庫があるのに在庫がないことになっていれば、その時点で購入意欲が大きく低下するのではないでしょうか?

 どうして書誌(+在庫)情報なのか?

 しかし、こうした書誌情報・在庫情報の整備は、それなりに手間のかかるものでもあります。特に中小零細規模の出版社にとっては、書誌情報を作ること、その情報をTRCのストックブック、JPO商品基本情報センター、取次の週報、ネット書店への情報転送など多岐にわたる情報転送先、さらには、品切れや重版・返品による在庫状況の変化に対応した情報発信を間違いなく行うためには、業界知識からこまかな作業までのノウハウが求められます。
 版元ドットコムを始めた動機には、これらの煩雑な一連の作業を簡単にすることがありました。
 第1に、さまざまな相手に求められる煩雑で多様なフォーマットに煩わされずに、その対応をコンピュータに対処してもらうこと。
 第2に、送り先とそのタイミングを間違いなく網羅して、送付の記録までをコンピュータに管理させること。
 第3に、送り先などのメンテナンスに事務局が集中して取り組む事で(あるいは各社からの情報提供を受けて)簡単にすること、として実現しようとしてきたのです。
 いわば、出版活動のインフラ構築をめざしたのです。

 出版活動のノウハウの共有

 ポット出版では、新刊発行時の営業としてファックスダイレクトメールを書店に送っていて、それを重視しています。ポット出版そのものと発行したタイトルを認知してもらうことが大きな目的ですが、それだけではないと思っています。
 ポット出版のような少部数出版では、並べてもらう書店にそのタイトルがフィットしていることが重要だと考えています。いわゆる「町の書店」にやみくもに並べてもらっても、ただ返品されるだけだと思っています。でも、ポット出版サイドでは、そのタイトルを並べるべき書店を認識することが非常に難しいので、書店の側に選んでもらいたいと思っています。逆に言えば、選んでくれた書店をキチッと認知して、情報提供などのフォローをしていく事が必要だと思っています。
 そのキッカケがファックスによる告知です。
 現在2000店ほどに(多いとは思っています)送っています。ポット出版の本を並べる意味のある書店は、せいぜい数百店だと思いますが、それをセグメントできないので対象を拡大して送っています。さて、この2000店ほどの書店ファックスリストの管理も、実はほとんどできないでいました。開店・廃業の情報を業界新聞から切り抜き、その書店に電話をかけてファックス番号を教えてもらい……ということを年単位でさぼっていました。3年前から、版元ドットコムで共同して、このリスト管理を開始、ファックス送信代行を始めました。共同化することで、それぞれの手間が省けると同時に、各社よりすぐりの営業担当者たちの「おすすめ書店パック」への絞り込みや、営業まわりから得た情報をフィードバックしています。
 この他にも「オンライン書店とのつきあい方(講師=文化通信社浴野氏)」「書店データ活用法ジュンク堂の「うれ太」を中心に(講師=ジュンク堂書店営業本部木戸秀俊)」といった勉強会(版元ドットコム入門と言っています)やメーリングリストでQ&Aなどを行って、多くのノウハウ共有をしています。

 出版社のWebサイトが持つべき機能

 さて、「いかにしてITを利用するか」という視点から、出版社、特に小零細出版社のWebサイトは、どのような機能を持つのがよいか、ということについてです。
 小零細出版社では、サイト運営に多くの人力を裂くべきではないと思います。あくまで本道は、良いと思う本を精一杯つくることだと思うからです。しかし一方では、Webサイトを持たないと信用すらされない、というくらいの状況になっていると思います。さらにそのサイトは、生きて発信を続けていなければまた大きく信用を低下させる、というくらいの状況になっていると思います。
 具体的に必要なことは、(1)新刊を発行したら即、サイトにその本の情報が掲載されていること。(2)メールマガジンのような形式で、新刊発行・書評掲載などの情報を発信すること。(3)出版社スタッフの実像を想像できるようなコンテンツがあること。この3つだと思います。
 第1に、出版社サイトを見たときに、半年も1年も前に発行された本が一番最近に出た本の位置にあると、なんだかいい加減な出版社だとか、あやしい感じがしませんか? また、その本の著者は不信を抱かないでしょうか? でも、日常の雑事に追われてついつい先延ばしにしてしまうことが、正直私にはあります。しかし、これは決定的にまずい。
 第2に、メールマガジン(新刊案内メールといってもいいと思います)を出すべきです。サイトは見に来てもらう待ちの媒体です。これに対して、メールでの発信はこちらから能動的に働き掛けられる道具です。
 私が今、Webサイトを見るのは、ある必要から検索をしてサイトを見るのと、ある種のメールマガジンがトリガーになって、クリックしてサイトを見るのとがほぼ半々、もしくは2対1です。
 第3に、スタッフの書いたものです。これからのメディアはGoogleやYahoo!のように巨大な集客をするものと、学術出版のように特定少数の人を引きつけるものに大きく分岐していくと思っています(理由は省きます)。小零細出版社は、後者のメディア発信が中心となるので、特定少数の人との濃い関係性を作り出す事が必要です。その役割は著者に求められると当時に出版社もまた担い、特定少数の「ファン」を1人ずつ獲得しなければならないと思います。具体的にはメールマガジンの読者として獲得することに結びつけていくのですが、その入口にはスタッフの発信が必要だと思うのです。
 詳細は省きますが、この3点は、版元ドットコムデータベースの利用と、メールマガジン配信システムを準備することと、HTMLを書けなくても(サイトを作れなくても)ただちょっとした文章を書ければだれもが更新できるブログ的なシステムを入れればよいのです。できれば、この3点を日常業務に組み込むようなワークフローにすることがとても重要です。
 さて最後に、「ITそのものが出版を変える」ということです。これもまた詳細を省きますが、いきなり電子出版だ、ダウンロード販売だ、という取り組みもまた意義があるかも知れません。しかし、これまでに書いたように「いかにしてITを利用するか」にキチッと取り組むことが、電子出版などの意味やシステムの理解に近づくことであって、「いかにしてITを利用するか」についての真剣な取り組みなしに、ただ電子出版に取り組めばなにか新しい地平が見えてくるものではないと思うのは、暴論でしょうか?
(ポット出版)

「国立国会図書館の資料デジタル化に関する説明会の開催について」の文書

国立国会図書館の資料デジタル化に関する説明会の出版社への連絡文書があったので、
下記に張っておきますね。
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国立国会図書館の資料デジタル化に関する説明会の開催について

日ごろ、納本をはじめ、当館の事業に御協力いただきどうもありがとうございます。
平成21年6月に、当館が原資料の保存を目的として行う資料のデジタル化に関する
著作権法改正がありました。当館では、この改正を視野に入れて、保存のための
資料のデジタル化及びその利用に関し、平成20年度から出版者団体、著作者団体
等と関係者協議会を行い、平成21年3月に第一次合意(添付)を取りまとめました。
また、平成21年5月には、当館の資料を大規模にデジタル化する補正予算が成立
しております。
当館では、こうした状況を踏まえて、資料デジタル化を関係各位の御理解のもとに
進めてまいりたいと考えております。そこで、出版社各位の御理解、御協力を賜る
ため、下記の要領で説明会を開催いたします。御多用中とは存じますが、御参加の
ほどよろしくお願いいたします。

1 日時・場所
平成21年9月17日(木) 15時〜16時30分
国立国会図書館新館講堂(東京都千代田区永田町1−10−1)
2 内容
・ 関係者協議会第一次合意について
・ 補正予算によるデジタル化について
・ デジタル化候補雑誌リストの公表及び照会について
※ 資料デジタル化の御説明及び関連資料は、以下のURLでも公表しております。

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization.html

3 参加申込方法
資料準備の都合上、9月14日(月)までに、「説明会参加」という件名で
御所属及びお名前を記載した電子メールを ●●●@ndl.go.jp 宛に

お送りください。なお、会場の関係上、参加希望の方が300人を超えた
場合は調整させて頂くことがあります。

(担当)国立国会図書館
総務部企画課 ●●、●●
●●●@ndl.go.jp
電話03-3581-2331(内線●●●)

ポット出版社長・沢辺均の日記-30[2009.08.26-08.27]

ためないで、シャチョーの日記をつづけるぞ。

●2009.08.26水
午前中はS社のデザイン打ち合わせ。30分で終了。
午後イチに、さわやか信用金庫の担当者が来て、政府の緊急保証融資の手続き。
夜は版元ドットコムの組合員会議。
青弓社・矢野さんに「沢辺はキレるな!」とおこられる。
その場で「キレてないですよ、ホントにキレたらこんなんじゃないですよ」と開き直る。
あとで考えなおしたら、確かに「もういいよ」といった根拠の半分は、
「キレていた」ことがあるな、。
あとの半分は、ホントに合意の得られないことを無理に版元ドットコムでやらなくてもいい
(単独でやればいいんだから)という考えでいるってのが、半分。
そのあとは、毎度の飲み会。電話で近所の中華屋を予約したんだけど、なんか変。
携帯電話に「まだこないんですか?」と電話があって、予約したのは渋谷店だったことが判明。

●2009.08.27木
午前中から出版会議(毎週木曜日)。本を売るためのネット活用法とその具体的な段取りに時間を使う。
午後中央公論新社へ、新シリーズのデザインの打ち合わせ。ツラガマエだぜ、人は。
夕方、チーム・ビラセレーナの一員=イタレリへ、H社プレゼンにむけたサイトの相談。
夜は雑用。だけど腹減った。
出版チームと編集チームは月一回の食事ミーティングに行った。
デザインチーム3人とSDさん。で寂しい社内。

▶フリッカーで「ライブポット」=ポットの日常を写真でアップ。
東洋経済アマゾン特集やら、なんやら、。

9月8日(火)でるべんの会で沢辺が話させてもらいます「いま、中小出版社に何ができるのか」

沢辺が話をさせてもらいます。お知らせまで。

ちなみに、「でるべんの会」とは出版の出、勉強の勉、のはず。

出版社/取次/書店(の30代中心かな?)が多いですが、
読者、図書館のかたなどもどうですか? 対象限定ではありません。

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9月勉強会 「いま、中小出版社に何ができるのか」ポット出版沢辺均氏をお招きします。

各位

ご無沙汰しております、
でるべんの会幹事を務めております、梶原です。
次回の「でるべんの会」勉強会は、先日MLにもご投稿いただきました、
ポット出版代表取締役の沢辺均さんにお話を伺います。

ポット出版から7月に発売された
2冊の出版業界関連本が話題を集めております。
その一つは、ライター永江朗氏による『本の現場』。
出版業界の諸問題をつぶさに取り上げ問題提起を行う本書は、
「非再販本」として発売されることで、話題を集めました。
また、出版コンテンツの今後を考える会として発足した
「出版コンテンツ研究会」の研究報告と、
デジタルコンテンツ業界で活躍するキーマンにインタビューを行った
デジタルコンテンツをめぐる現状報告』は、
加速する出版のデジタル化をとらえる上で
必読の一冊となっております。

その一方で、沢辺さんは
出版社の枠を超えた活動、発言を多数行っております。
中小出版社ネットワーク団体「版元ドットコム」の立ち上げ・運営から、
責任販売システム「35ブックス」への参画、
Googleブックサーチ問題では率先して賛成の意を唱えるなど、
出版業界の各所でご活躍を続けております。

今回は、その多岐にわたる活動についてお話を伺うとともに、
変革を迫られる出版業界において一人一人が何をなすべきなのか、
より率直なお話を伺いたいと思っております。

急なご案内で申し訳ございませんが、
皆様ふるってご参加いただきますよう、お願い申し上げます。

(以下参照)
━━━━━━━━━━━━━━━━━

■テーマ
いま、中小出版社に何ができるのか
——版元ドットコムから非再販本出版、35ブックスまで——

■日時:9月8日(火)19:15〜20:45(*受付は18:45から)

■会場:水道橋・貸会議室「内海」東京学院ビル3F教室
http://www.kaigishitsu.co.jp/access/index.html
※終了後、近辺で懇親会を予定しております

■講師
沢辺均(ポット出版代表取締役)
http://www.pot.co.jp/

■当日のタイムスケジュール(仮)
18:45〜   受付開始
19:15〜   開始 → 講師紹介、導入
→ トークセッション、質疑応答
〜20:45   終了 → 片付け
21:00頃から 懇親会開始

■勉強会参加料 1,000円(予定)
■懇親会参加料 4,000円(予定)

■予約お申し込み
下記の受付フォームにて承ります。

http://my.formman.com/form/pc/IuZ3mlXvML915uvE/

ポット出版社長・沢辺均の日記-29[2009.08.17-08.25]

最近この日記は、ためないで書いているつもりだったんだけど、もう1週間以上ためてる。

●2009.08.17月
午後、岡本くんのアカデミアリソースガイド主催の「この先にある本のかたち 我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」に行く。出口まで小学館の岩本さん(「デジタルコンテンツの現状報告」の著者)とおしゃべり。

●2009.08.18火
午後、均整を受ける。
夕方S社にちょっとした打ち合わせ。編プロ仕事。

●2009.08.19水
午前中、Yさんと筑摩書房に菊池さん訪ねる。
午後、共同通信の取材。「本の現場」など、最近の出版の動きなど。
書店と書店員の自由を増やすことが大切だって、話す。
夕方から、H社プレゼンのブレスト。4時間かな?

●2009.08.20木
出版会議。
午後は東中野小学校のイベント「盲導犬に会おう」。
途中で抜けて国立国会図書館へ。打ち合わせ。

●2009.08.21金
午前中ポット会議、その後掃除大会。
午後は永江さんインタビュー。ポット出版サイトでの新企画であり、
本の現場」のプロモーション。

●2009.08.22土
鉄とすずをつれて代々木公園ドックランに行く。
夜は下北沢のZajiで、友人であり「たったひとりのクレオール」著者の上農正剛さんと飲み、おしゃべり。
大学でのカンニングや、事故をめぐる対処の話で盛り上がる。
映画になるような話だ。

●2009.08.23日
午後事務所で、永江さんのテレビ取材。BS日テレ。
放映は9月10日22時だと。財部さんの番組。
詳細はまた、おしらせしますね。
夕方には、鉄とすずをつれて代々木公園のドックランに。

●2009.08.24月
NPOげんきな図書館の代々木図書館スタッフではじめた
twitter
の説明をしに、中央図書館へ。うまく説明できたんじゃないかな? 了解も得られたし。
ゲリラ雷雨に引っかかって帰って、H社プレゼンの打ち合わせ。

●2009.08.25火
午前中マンションの管理組合。ビラセレーナ祭りのことなど。
夕方はさわやか信用金庫の担当者と融資手続き。
なんとおいらの印鑑登録証明書が必要だということが判明。手続きが翌日に持ち越し。
夜、げんきな図書館の理事会。代々木図書館スタッフによる新事業のこと。

グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業」 (幻冬舎新書)夏野 剛 (著)
他乱読。と次々に読みたい本がたまっていく。

twitterdeアンケート「Googleブック検索って使ってる人いますか?」

twitterを使ってアンケートをしてみました。

みなさんに質問! Googleブック検索って使ってる人いますか?
このつぶやきを呼んだ人、もしよければアンケートにお答えを。
よく使う/たまに使う/試しただけ/使ったことない、
で選択してもらえませんか。タグつけて。#q_gbs

回答数=29人
回答が集まった時間=約1日(逆に言えば1日たったら回答が止まった)
よく使う=1人
たまに使う=4人
試しただけ=14人
使ったことない=5人
他に、初めて知った、原書の確認につかう、といった回答もありました。

ご協力感謝。

うむ、ジャパニーズブックダムの夢をみてるんですけど、
このアンケートだと、実は必要がない、と解釈するのか?
いえいえ、やっぱり、それなりに日本語の本を網羅してないと、
よく使われるようにならない、ってことなんでしょうね。

http://twitter.com/#search?q=%23q_gbs でそれぞれの回答が読めます。

沢辺のtwittereへは、http://twitter.com/sawabekin

でるべん9月勉強会 「いま、中小出版社に何ができるのか」

沢辺が話をさせてもらいます。
よろしければご参加ください。

ジャパニーズブックダムの構想などを話させてもらおうか? と思ってます。
主催者の許しがでればですけど。(↓とはちょっと違うんで)

ココから────────────────────

各位

ご無沙汰しております、
でるべんの会幹事を務めております、梶原です。
次回の「でるべんの会」勉強会は、先日MLにもご投稿いただきました、
ポット出版代表取締役の沢辺均さんにお話を伺います。

ポット出版から7月に発売された
2冊の出版業界関連本が話題を集めております。
その一つは、ライター永江朗氏による『本の現場』。
出版業界の諸問題をつぶさに取り上げ問題提起を行う本書は、
「非再販本」として発売されることで、話題を集めました。
また、出版コンテンツの今後を考える会として発足した
「出版コンテンツ研究会」の研究報告と、
デジタルコンテンツ業界で活躍するキーマンにインタビューを行った
『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』は、
加速する出版のデジタル化をとらえる上で
必読の一冊となっております。

その一方で、沢辺さんは
出版社の枠を超えた活動、発言を多数行っております。
中小出版社ネットワーク団体「版元ドットコム」の立ち上げ・運営から、
責任販売システム「35ブックス」への参画、
Googleブックサーチ問題では率先して賛成の意を唱えるなど、
出版業界の各所でご活躍を続けております。

今回は、その多岐にわたる活動についてお話を伺うとともに、
変革を迫られる出版業界において一人一人が何をなすべきなのか、
より率直なお話を伺いたいと思っております。

急なご案内で申し訳ございませんが、
皆様ふるってご参加いただきますよう、お願い申し上げます。

(以下参照)
━━━━━━━━━━━━━━━━━

■テーマ
いま、中小出版社に何ができるのか
——版元ドットコムから非再販本出版、35ブックスまで——

■日時:9月8日(火)19:15〜20:45(*受付は18:45から)

■会場:水道橋・貸会議室「内海」東京学院ビル3F教室
http://www.kaigishitsu.co.jp/access/index.html
※終了後、近辺で懇親会を予定しております

■講師
沢辺均(ポット出版代表取締役)
http://www.pot.co.jp/

■当日のタイムスケジュール(仮)
18:45〜   受付開始
19:15〜   開始 → 講師紹介、導入
→ トークセッション、質疑応答
〜20:45   終了 → 片付け
21:00頃から 懇親会開始

■勉強会参加料 1,000円(予定)
■懇親会参加料 4,000円(予定)

■予約お申し込み
下記の受付フォームにて承ります。
http://my.formman.com/form/pc/IuZ3mlXvML915uvE/

8月28日柳与志夫さん「指定管理者制度を選んだ理由」研修のお知らせ

NPOげんきな図書館の研修で、元千代田区立図書館長=柳与志夫さんの講演があります。
スタッフ以外も歓迎(500円ですけど)の研修なんで、興味のある方はどうぞご参加を。
http://www.genkina.or.jp/archives/291
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げんきな図書館8月研修●参加者募集

「指定管理者制度を選んだ理由」

全国で公共図書館の指定管理者制度の導入が拡がっています。中野区でも先日「図書館のあたらしいあり方」(案)が発表され、指定管理者制度移行の検討が盛り込まれています。指定管理になるとどう変わるのか、どのようなことが可能になるのかなど、指定管理者制度は図書館で働くものの大きな関心事です。

2007年に指定管理者制度を導入し、新しいサービス展開で話題になった元千代田区立図書館長の柳与志夫さんを講師に迎え、柳さんが指定管理者制度で実現しようとしたことをお話いただきます。

日時  8月28日(金) 18:30~20:30
場所  中野区男女協同参画センター 研修室
講師  柳与志夫さん(元千代田区立図書館長)
参加費 500円
申込み 8月26日(水)までに電話かメールでお申し込みください
03-6662-5896 (担当 磯村)
info●genkina.or.jp
主催   NPO法人げんきな図書館
      http://www.genkina.or.jp

ーげんきな図書館 今後の研修予定ー
9月25日(金) YAサービス        講師:澤田亜矢子さん(荒川区立図書館上級非常勤職員)
11月27日(金) お話会のテクニック   講師:おはなしびっくり箱
1月29日(金) 実践!レファレンスIII 講師:斎藤誠一先生(千葉経済大学短期大学準教授)

ジャパニーズブックダムの夢

・インターネットで、本の全文から検索できるウエブサイトをつくりたい
・ヒットした本の該当ページは画像で表示できてほしい
・対象の本は、日本語で書かれたすべての本がいい
・もちろんGoogleのように、本の数ページだけ表示されるとか、その前後の数行だけ表示されるとかの制限はあっていい
 これは、著作権者と出版社が判断すればいい
・本が表示されるページには、もちろん、その出版社へのリンク/ネットもリアルも書店へのリンク(コレ実現するためには書店業界の努力が必要だけどね)/図書館へのリンク(これも図書館業界の努力が必要だけどね)をおくんだ
・もちろんAPIで利用可能にして、趣味/商売に関わらず、これをイッパイネット上で活用できるしかけにする
・Googleの他に、もう一つはこうしたサービスをつくりたい

これを、「ジャパニーズブックダム」というのだ(名付け親は僕の友人だけどね)
(ジャパン=日本国、じゃなくてジャパニーズ=日本語、の本が対象なんだよね、夢では)

なぜ、こんなサービスを作りたいと思っているのかというと、すでに、
「ポット出版●Googleの書籍デジタル化への集団訴訟和解案について」2009-05-11で書いている通り
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 ●ポット出版は、ポット出版が発行した書籍の全文を対象にした検索が実現することを歓迎します。

 ・すべての人が、書籍の書誌情報(タイトル・著者名など)だけでなく、
 その全文にたいして一定の言葉の存在を検索できることは、
 その人にとって有用な書籍を「発見」する手だてを格段に増やし、
 そのことで、社会全体でさまざまな知の共有が前進すると思うからです。
 ・「発見」する手だてが増えることは、ポット出版の発行物の発見も増やすことにつながり、
 販売の増加が見込めると判断するからです。
 ・発見→販売増大は、現時点で可能性があるという範囲だと思いますが、
 少なくともそうした実験はされるべきだと思います。
 ・もし実験がおおきな失敗をしたとしたら、その実験から離脱しようと考えています。
 ・これらは、すべての発行物で一律に判断する意思はありません。
 例えば辞書のように、発見→販売増大に結びつかない可能性があるものも考えられます。
 したがって、基本は提供ですが、それぞれの書籍によって例外的に、提供しないという判断もあり得ます。
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だからです。

じゃあ、Googleブック検索にまかせるのではなく、なぜ「ジュパニーズブックダム」を作りたいのか。
Googleの取組みは歓迎ですが、心配が二つあります。

一つは、Google一つしかないことです。ちょっと独占度が高すぎる。
(正確にはアマゾンにも「なか見検索」がありますけど、ちょっとこと部分ははしょります)
それに、フランス国立図書館とも契約するかもってニュースも流れたし、
アメリカ議会図書館も来年アタマにはタッグを組むだろう、って見る人もいる。
集中し過ぎだと思うのです。

二つ目に、Googleとの交渉、日本の出版社としてはとても難しいと思う。
Googleが今、対応しようとしてるのは英語圏の出版社+著作権者。
それらとうまく話をまとめられれば、日本その他はくっついて来るでしょ、的なムードを感じるんです。
日本語全文検索を作って、そこで独自にこのサービスを始めることで、
そこで合意して作る基準をもって、Googleに迫れるのではないだろうか?
と思うのです。

それならこの夢をどうやって実現していこうと考えているのか?
ちょっと長文になったので、その「思いつき」は今度書きます。いえ、そのつもりです。

アメリカの音楽販売のネット経由が35%だって

昨日、2009.08.19水の日経新聞夕刊3面に「米の音楽販売ネット経由35% 上半期」って記事があった。

2009年=35%(上半期)
2008年=30%
2007年=20%
だそうだ。

35%の残り(65%)はCD。

意外な気がした。
これほどiPodや、そんなのが席巻してるのに、相変わらずCDが多いのが。
オレ自身、買うのはほとんどCDだけどね。

中身と物体、の問題はまだまだよくわからないんだなと思った。
うん、またしてもうまく言語化できてない。

電子データ化に抵抗したい気ははまったくないんですよ、紙がいいとか強調する気もない。
でも、単純に電子データになるんだ説に100%同意もできない、中途半端な気分なんだ。

本に関して言えば、長期的には電子データに移行するんだろうけどね。
イメージは2〜3年くらい先からデータで入手することが拡大して、10年くらいで2/3ぐらいにデータ入手がなるんじゃないか?って気がしてるけど。

ARGフォーラムで感じたこと。「議論をしよう」って?

ARGフォーラム、行ってきました。
長尾さんの話はもうだいぶ聞いたかな?って範囲だったな、正直なところ。
まだまだ長尾さんの構想を知らない人も多いだろうから、繰り返す意味はあるんですよね。

他のお三方の話は、なかなか面白かったです。
(詳細は、他に譲ります、書くの面倒だし)
この三人の話を直接聞けて、充分な収穫だったと思います。

一つだけ書いときますね。

こういうシンポみたいなもののやり取りとか、討論とかでよく出て来る
「○○はきちっと議論したい」っての、もう「禁止事項」にしたほうが良いんじゃないかな?

金正勲(慶應義塾大学/金正勲研究会)さんが、
(たぶん)長尾さんの電子図書館構想の進め方に関連して
optout/optinをはっきりさせねば、みたいなことを提起した。

金さんは、事前許諾方式でなく、optout方式=勝手にやって、
対象にしてほしくない著者がoutするのが良いんじゃないか?って言って、
そのことに、長尾さんが、そこは大切だから議論をしたい、みたいな答えをしてた。

でも必要なのは、どうやるか?って議論なんじゃないかな?
どう、本の全文検索を実現するのか?っていう[やり方]と、その[やり方]を実現することなんじゃないかな?

Googleがあれだけ議論を巻き起こしたのは、先に行動があったからなんだよね?
どっちがいいか?ってことを公開で議論しても、生産的にならない気がする。

どうすれば、議論が巻き起こるか、とか、
どうすれば、本の全文検索を実現するのか、ってことから逆算して考えねばなんねーな。

始める人が始めればいい、んだ。

う〜ん、どうもうまく言葉にできてないな、またしても。

ポット出版社長・沢辺均の日記-28[2009.08.13-08.16]

●2009.08.13木
代々木図書館の館内整理日。午前中代々木図書館へ。
長岡館長をふくめて全員ミーティング
午後出版会議。
夕方S社へデザインの打ち合わせ
夜は代々木図書館のスタッフと暑気払い。Twitterや、新事業計画などシャベル。
げんきな図書館の代々木スタッフで、Twitterをはじめた。フォローしてちょうだい
カボチャのケーキをホールで買ってポットにお土産。

●2009.08.14金
午前はポット会議(これ毎週30分くらいでやってる全員ミーティング)。終わって掃除大会する。
午後なにやってたのかな? もう忘れた。
19時に松沢さんがくる。
今度サイトで新しく始めるコーナーのためのインタビュー。
youtubeを題材に、ネットワーク、メディアのはなし。
なんと4時間半も喋る。
その後もおしゃべりがつづき、1時過ぎに、松沢さん/高橋/福田くん、焼き肉屋に出発。

●2009.08.15土
アルツで入院のオヤジの見舞いに鶴川サナトリウム病院へ。
「オレの人生はダメだってね」てきなことを言ってた。
どうも後ろ向きすぎるね、オヤジ。
還暦になった教え子たちが集まってくれたり、あんだけ好きな芝居を見まくって、
海外旅行も山ほど行って、退職金もあっという間に使い切って、いい人生じゃないですか?

●2009.08.16日
読書。ちょっとテレビ録画。そして夕方に鉄とすずをつれてドックランに行く。
代々木公園で、砂川さんと行き会う。
夜、智砂ちゃんの弟が真鶴から泊まりにくる。
智砂ちゃんがお見合いを設定していたのだ。21時すぎに相手の女性と近所で待ち合わせ。
うちをペットホテルにしていた那須ゆかりが、アビ(猫)/ナッツ・点(犬)を迎えに深夜登場。
12日から我が家には、猫1匹、犬4頭と、スゴいことになっていた。

大沢在昌『罪深き海辺』 毎日新聞社 1,785円。あとはあれこれ読み散らし。

募集した講演テーマを決めたぞ

先日の日誌(2009.08.08)「全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)での講演テーマ案募集」
募集させてもらったタイトルを来ました。

「出版文化の危機」をどう見るか
にしました。

ツイッターでも募集しました。
ツイッターでは↓
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●出版社から見て、図書館はどんな「客」、あるいは市場に見えるのか、ちょっと興味があります。(tsysoba
●趣旨にあってるかどうかわかりませんが…30年後の情報流通がどうなっているか、沢辺さんが考えるベストとワーストの状態、それぞれありがとうです。(ayumuz
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また直接メールで↓
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●(前略)
・本をつくる・売る業界と図書館は隣り合っているのだから、公共図書館員
 も隣接業界について勉強した方がいい
この「勉強した方が良い」というところまでは常々思うんですけど、図書館
員は図書館員のコミュニティに集まっているばかりで、私を含め外の情報に
対してどうにも疎い傾向があります。
ですから、出版関係の情報源をいろいろ紹介いただけるといいんじゃないか
と思います。(というか、それ私が聞きたいです)
また、出版界の変化がどう図書館に影響するのかという具体的な話になると
食いつきは良いでしょうから、「MARCの費用を出版界で奪い取る」みたいな
話は盛り上がるんじゃないでしょうか?
出版学会の時の、books.or.jpとNDLが連携する話なんかは、私は凄く興味深
かったです。
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という意見をもらいました。

「そんで思いついた。
この日誌や、Twitterで意見を募集してみたらどうなるか?
まったく反応がなければ、めちゃくちゃさびしいんだけど、えい、やってみよう。
ということで、みなさん、もしよければ意見を送ってくれませんか?」
と考えての募集。

もしかして、講演者が事前にツイッターとかで意見を集めておいて、
それをふまえて講演する、って結構いい考えじゃないか?
と勝手に考えてみたんですが、さあ、どうなりますやら。

ポット出版社長・沢辺均の日記-27[2009.08.08-08.12]

●2009.08.08土
前夜から寝ずに4時出発で、北軽井沢へ。
7時頃、旧軽のフランスベーカリー(ジョンが愛した(笑)フランスパンの店)でパンを買って、
北軽井沢へ。
夕方起き出して、ホームセンター・コメリで、草刈り機をかう(約1.9万円)。
嬬恋の三原食堂で、カツ皿(ソースカツ丼用のソースかけ)・餃子・ラーメン・ライスなどを食べる。
いや、3人でつまみあいながらですよ。
風呂にのんびりはいって、本を読んで、寝る。

●2009.08.09日
昼は草刈りを2〜3時間ほど。まだ1/3くらい。
おらが製菓経由軽井沢駅に飯島会長をおくりとどけて、
軽井沢平安堂で、本とDVDを仕入れて、そば屋・かぎもとやで、大もり天ぷらそば。
おしゃれな犬のグッズやで、鉄とすずの名札(米軍の認識票みたいな)をつくり、北軽井沢で、
DVD2本。読書。

●2009.08.10月
昼から草刈り。すごいぜ、見事にきれいになった。
北軽井沢草刈り後
夕飯を食いに、嬬恋の三原食堂。はじめてカツ丼(卵でとじたやつ)。
途中、パン屋をみつけたので、買い物。
フルーツケーキが、うまかった。
DVD2本と、引き続き読書。

●2009.08.11火
片付けて、智砂ちゃんのオヤジ/オフクロのすむ沼田へ。
軽井沢経由(DVDの返却とかね)。
沼田で、仕事の連絡。よく12日午前にコンペのオリエンの要請。
20時には東京についた。
それから、二子玉川の飯島会長宅に車を返しにいって、WOWOW録画の、
「容疑者Xの献身」を見る。それから読書。

●2009.08.12水
午前中、オリエン。
午後SD会議。
その後出版チームで、山中学写真集仕様と、「溜息に似た言葉」(岩松了著+若手写真家)の打ち合わせ。
ついでに尹にこんこんと説教、那須、高橋、大田ともども。

重力ピエロ(伊坂幸太郎)・atプラス(太田出版)岩井克人のインタビューが抜群・わたしの戦後出版史(松本昌次[著]上野明雄・鷲尾賢也[聞き手]トランスビュー)
帰り道の平安堂で「1Q84」買っちゃった。

「本の現場」の本屋の感想に共感した

こうみえて(ってどう見えてるんだ、オレは)、結構「センサイ」なんですよ。

仕事も仕事なんで、本をそれなりによく買います。
(会社の経費にもしてるのも多いし)
直接の資料だったり、一応ハヤリを理解しておこうとか、自分の興味/趣味だったり。
本屋で眺めて選ぶのより、書評やブログで見つけたり、で、選ぶことのほうが多い。
というか、それだけで、読む本が埋まっちゃう。

すると、ついついAを使っちゃうことになる。
でも、こう見えて(ってどう見えてるんだ、オレは)、いわゆる街の小さな本屋に「も」
頑張ってほしいって、左翼みたいな、人民応援気分、があって、
特急で必要なモノ以外は、メールで/近くの本屋に注文だして/とどいたらメールもらって/ついでのときに買って来る
ってことをやっていて、ついでにポットとして社員にも強制してる(もちろん、ポットで買い本に関してだけですよ)。
特急で必要なものはもちろんAを検索して、あればそのばで買う。

ちょうど便利なことに(たぶん)3〜4年前に、すぐ近くに J STYLE BOOKSという本屋ができて、そこの大久保さんという店長=社長=経営者(ただし店員は見かけたことはない)に、「メールで注文していい?」ってきいたらOKだったので、この方式にした。
ちなみに、そのとき注文はすべてトーハンブックライナーで取り寄せてくれるという。
早く届くのではあるけど、本屋の負担が多い(つまりマージンが減る)ので、
急ぎのときは急ぎだと伝えるので、それ以外は普通の取り寄せでいいですよ、ってことにしてる。

本の現場」の著者=永江朗さんも、何度が取材に来てるらしい。
そんなことや、そんな付き合いの本屋なので、大久保さんに「本の現場」を一冊プレゼントした。
そしたら、↓のメールをくれた。

・むしろミクロな部分にこそ問題
・現状のシステムの中でも努力して頑張れるノリシロはあるのではないか

というところに激しく共感!

ポット出版一社だけで、「非再販」にしたり、
サイトを独自に位置づけて活用してみたり、
版元ドットコム140数社で、書誌情報をつくり、発信しても
そく、何かが変わる訳じゃないけど、
そうしたそうしたのミクロの積み重ねをしながら、ノリシロをちゃんと使うことにこそ、
大切なものがある、という感覚が、オレにもあるんだな。

左翼だった時には、革命しなければ、すべての改善の条件はないんだ。
へたに、改良しちゃうと、権力の延命に手をかすことになってしまう。
だから、社会はどんどん悲惨さをあらわにしたほうがいいんだ。
みたいな考え方をしていて、目の前のミクロの問題は、ただ革命の正当性を証明するために使うけど、
本質的な解決ができない以上、すべては革命の先に対処すればいい(しかできない)。
って思ってて、それを考え直したことも関係する気がする。

→目の前の具体的な問題に対処する積み重ねの結果、良くなることが増える。

うまく理由をことばにできないのが、もどかしいけど、。
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沢辺様
いつもお世話になります。
先日は『本の現場』頂戴し、ありがとうございました。
早速拝見いたしました。
「どこに問題があるのか」という視点で読ませて頂きましたが、
マクロで把握できるところよりもむしろミクロな部分にこそ問題があるように感じます。
(当店が小さいからこそ実感できる部分ですが)
出版業界を巡る諸問題が語られる中で違和感を感じるのは、
従来の制度だけを単独で問題にしているところです。
硬直化しているのはむしろ制度を運用する側だということも多々あるように感じます。
そこまでを含めて論じないと問題の所在を見誤る危険性があると思います。
本文中で書かれている小書店がパターン配本を外して出版社に個別注文をする場合の弊害のようなことも、
私の場合、あまり実感はありません。
『ミシュラン東京』も『1Q84』も希望通り、
オンタイムで入荷しました(事前の関係作りや個別交渉はみっちりやりましたが)。
勿論、配本に関して何も問題がなく、
100%ハッピーですといって言うのではなく、
現状のシステムの中でも努力して頑張れるノリシロはあるのではないかと個人的には思います。
そこを自覚しなかったら、
制度を変えても負のスパイラルに引っ張られるだけのような不安があります。
などなど、つらつら考えた次第です。
さて、お待たせしておりました『紙の知識100』が入荷しましたのでご連絡させて頂きます。
よろしくお願い致します。
J STYLE BOOKS
大久保

ポット出版社長・沢辺均の日記-26[2009.07.30-08.7]

でもやっぱりためちゃった。

●2009.07.30木
出版会議。夕方から「35ブックス」の営業会議で筑摩書房へ
よる、千駄ヶ谷のイタめし屋マンジュペシェで、接待という名の飲み会。
楽しいおしゃべりをさせてもらた。

●2009.07.31金
午前ポット会議。
午後Nプロジェクト工作で、Yさんとある人のところへ
夜は出版コンテンツ研の暑気払い(要は飲み会)で、お茶の水ピッコロティガー。
あー、面白い話だったなー。
終わってから、謀議に行く。だいたい方向は定まった。

●2009.08.01土
小さな「庭」に柵をつくった。愛犬・鉄とすずを庭に出しても、
隣に逃走しないように。楽勝。
鉄とすずを代々木公園ドックランにつて行き帰りに生協で野菜などを買い込む。
ラタツゥーユを鍋一杯作り置き。
夕飯は、これで。

●2009.08.02日
HD録画と、テレビと、読書と、。
雨で、ドックラン中止。

●2009.08.03月
夕方、出版社システムの導入打ち合わせ、日販コンピュータ。
18時から映画「バサラ人間」の興行打ち合わせ。
3月、ユーロスペースから始まって、アップリンク(渋谷)、札幌興行の総括。

●2009.08.04火
午前中は、このマンション、ビラセレーナ管理組合理事会。
夜は、神保町で、出版社の人と飲む(といっても僕は今ほとんど酒を飲まない)。
情報提供のお礼ってことでただ酒。
なんだけど、バンド遊びのことばっかり。

●2009.08.05水
午前、友人の紹介で、出版事業をやりたい人の相談。
タコシェの中山さんが、山中学写真集のことなどで来訪。
夕方、日販コンピュータの人来訪、情報交換。
日経新聞朝刊に「国会図書館の本 有料ネット配信」の記事
いろいろ電話したり。

●2009.08.06木
午後、出版会議。
その後、中央公論新社の新シリーズブックデザインの打ち合わせ。
日販コンピュータと倉庫の大村紙業とシステム導入の打ち合わせ。
終わってから、慌てて「神宮花火鑑賞会」準備で、炭をおこし、肉の準備、温野菜、など。
会長・飯島洋一さん、をはじめ手助けがたくさん。助かった! ありがとう。
A社のEが酔っぱらい。大田の性格をめぐっておしゃべり。いろいろありました。

●2009.08.07金
午前はポット会議・掃除。
午後、山中学写真集の仕様の相談でKコムの墓田さんと打ち合わせ。
夜は「ず・ぼん」編集会議。図書館の現状にうつな気分。
国会図書館が日経記事に「文書」をだしたって、語研の高島さんからメール。
電話で、内容を教えてもらったけど「文書」は入手できず。
と思ったら、ネットのでてやんの

8日(土)早朝に北軽井沢の友人の別荘に出発する予定。これから荷物作んなきゃ。
夕飯、まだ食べてない。11日(火)まで休みだ。
鉄とすず、たっぷり走らせてやるんだ。それと、庭の草刈り。
買うぞ!草刈り機。石油のちからで、自然の雑草をやっつけるのだ。

全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)での講演テーマ案募集

来年1月に開かれる、全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)で基調講演することになってるんです。
ポット出版の著者であり、友人でもある↓湯浅さんが、推薦してくれて、そんなことになった。

で、そのテーマ(講演タイトル)を8月20日までに出してくれっていう依頼文が今日とどいた。
 ◆日本図書館協会の紹介ページ(ホントの数行だけど)→http://www.jla.or.jp/jlaevent.html

いったいどんな話をするとウケるのか全然イメージつかないし、図書館の現状にややダウンな気分でもあって、
困っている。
そんで思いついた。
この日誌や、Twitterで意見を募集してみたらどうなるか?
まったく反応がなければ、めちゃくちゃさびしいんだけど、えい、やってみよう。

ということで、みなさん、もしよければ意見を送ってくれませんか?

「出版社って図書館のことをどう思ってるのとか聞きたい」とか
「出版の危機の具体的なとこ聞きたい」とか。

出版社を代弁はできないけど、できるだけ数字を含めて具体的に話させてもらいたいな、と思ってます。

このページのコメントでもいいし、
公表されたくなければ、ポット出版のお問い合わせフォームを使ってもらっていいし、
kin●pot.co.jp あてでもいいんです。

ぜひ、お力、お知恵、貸してください。

一応研究集会の要項などを一生懸命に入力しておきます。

あ、謝礼5万円+アゴ足つきだって、依頼書にかいてあった。
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平成21年度 全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)
同時開催/関東地区公共図書館協議会運営研究会

1 研究主題
 出版文化の危機と新しい図書館像
2 趣旨
図書館にとって出版は必要不可欠な存在です。今その出版文化が危機に瀕しています。
若年層を中心とする活字離れ、Googleブック図書館等のインターネットや非活字資料の普及による紙媒体資料の衰退など、出版文化を取り巻く課題ひゃ、図書館のサービスや運営にも大きな影響を与えつつあります。
厳しい社会情勢のなか、出版や書籍販売などの業界と図書館がより良い関係を築くことが、利用者の多様なニーズに応えられる新たな図書館像を探るキーになるのではないかと考えました。
今回の研究集会では「出版文化の危機と新しい図書館像」と題して、研究者、出版者、図書館という異なる立場の方々にご意見をいただき、出版文化と図書館について研究討議したいと考えています。
3 主催
 (財)日本図書館協会 公共図書館部会
 関東地区公共図書館協議会
 新潟県図書館協会
4 主幹
 新潟県立図書館
5 期日
 平成22年1月14日(木)〜平成22年1月15日(金)
6 会場
 新潟市民プラザ 大ホール(NEXT21ビル 6階)
7 参加者
 全国の公共図書館職および関係機関の職員、学校及び教育委員会関係者、図書館利用者、
NPO、図書館ボランティア、その他図書館に関心ある人
8 日程
 (略)
9 内容
(1)基調講演
 「    」
 講師 夙川学院短期大学 准教授 湯浅俊彦氏
 「    」
 講師 ポット出版社長 沢辺均氏
(2)事例発表
 「千代田図書館の取組み(仮題)」
 発表者 千代田区立図書館 館長 新谷由子氏
 「    」
 発表者 国立国会図書館 総務部企画課電子情報企画室長 田中久徳氏
(3)情勢報告
 日本図書館協会 ○○氏
(4) 全体会
「出版文化の危機と新しい図書館像」
 (上記メンバー)
 コーデネィター
 新潟県立図書館 館長 安藤哲也氏
10 参加費
 研修集会 3000円 情報交換会 6000円
(以下、申し込み方法など、略)
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チームワークとしての仕事

いま、写真集を作ってる。山中学さんの。
サイズが250ミリ×250ミリと、大きくて変形、ってことで、印刷・紙・製本だけで200万くらいかかりそう。
値段を高くせざる得ないこともあって、函をつけることにした。
で、函。板紙を使うんだけど、その板紙もイッパイ種類がでてる。
昔は、そんなに選択肢なかった。それに今はネットで、メーカーなどの商品紹介ページがすぐでてくるし。
ムック/雑誌の特集なんかも結構あるんだな。「デザインのひきだし」とか「デザインの現場」とか。

そこで、これを機会に見本帳を集めておくことを思いついた。
(見本帳、我が社充実させてるんです)
思いついたときにやっとくのがいいんだな。

即、メーカーサイトにアクセスして問い合わせメールを片っ端から送ろうとしたんだけど、
ちょっと考え直して、デザインチーム(山田・和田・小久保)のだれかに「命令メール」をしとこう、。
社長としては、そういったことに自分で気づいて動けよ、って気持ちなんだな。
それから、またまた考え直して、そうだ、チームに「命令メール」をだして、
チームで対応を考えさせるようにした。
で↓メール。
────────────────────
タイトル デザインチームへ●板紙の見本収集。
本文 雑誌に掲載のメーカーに連絡して、
見本帳を収集を、しておくように。
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これが昨日の帰り際。
今朝出勤したら、リーダーの山田が、すでに片っ端からメーカーにメールしてる。

うん、。
たしかに、ちゃんと動いてくれたことには感謝なんだが、
「チームとしての対応」 発想できなかったんじゃないか?

仕事をする能力ってたぶん2方向。
●自分で仕事をする
●チームで仕事をする
で、
●自分で仕事をする
・言われたことをする
・言われたことの意味を考えてする
・自分で仕事を作ってする
●チームでする
・分担されたことをする
・分担の中で自分の役割をどう位置づけるか考える
・分担の中で他人をどう位置づけるか考える
みたいになるのかな。

頭にイメージはあるつもりなんだけど、どうも言葉にならん。