伏見 憲明

作家。 1963年生まれ。 著書に『魔女の息子』(第40回文藝賞受賞/河出書房新社)、『さびしさの授業』(理論社)、『ゲイという[経験]増補版』(ポット出版)ほか多数。 編集長として『クィア・ジャパン vol.1〜5』(勁草書房)、『クィア・ジャパン・リターンズ』(ポット出版)を刊行。 詳細なプロフィールへ→

いただいたご本『いじめの直し方』

● 内藤朝雄・荻上チキ『いじめの直し方』(朝日新聞出版)
本書のなかで「女の子って裏攻撃が大得意!?ーーいじめと『男らしさ/女らしさ』」というコラムを担当している小笠原通子さんにご献本いただいた。ありがとうございます。
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『団地の女学生』発売直前祭り!!

3/31(水)のエフメゾは、『団地の女学生』発売直前祭り!!ということで、ボトルを入れてくださったお客様に伏見の著書をプレゼントします! 『団地の女学生』の見本が3冊、『ゲイという「経験」』1冊、『性という「饗宴」』『ク [...]

伏見憲明 新刊『団地の女学生』(集英社)

● 伏見憲明・第二小説『団地の女学生』(集英社/4月5日刊行予定) 以下、版元からのパブ
第40回文藝賞受賞後第一作となる短編『団地の女学生』と中篇『爪を噛む女』の二篇を収録。埼玉県下のマンモス団地を舞台に、独居老人、中 [...]

映画評『フィリップ、きみを愛してる!』

● 初出「キネマ旬報」2010.3月下旬号
「本当を求めて嘘を積み重ねる生のアイロニー」
主人公のスティーブン・ラッセルが求めてやまないものは、文字通りの愛なのか。
彼は幼少時代、実母に捨てられ、引き取られた先の家族から [...]

3/17(水)のエフメゾ

カフェタイム(チャージなしの営業17:00−19:00)から店を開けてます。バータイムは04:00までですが、深夜はお客様がいなくなり次第、看板を消してしまいます。
先週はカフェタイムに高校生のレズビアンが母親同伴に来店 [...]

いただいたご本『日本の神様』

● 畑中章宏『日本の神様』(理論社/よりみちパン!セ) 1500円+税
この本とは不思議な縁があるようだ。
昨年12月、理論社から献本をいただいたのだが、忙しさにかまけて封すら開けずに机の上に置いていた。それでふらりと年 [...]

いただいた雑誌「TOMARI-GI」

HIVの啓発のために制作され、ゲイバーなどに配布されている季刊誌。発行しているのは、厚生労働科研「エイズ予防のための戦略研究MSM首都圏グループ」。エフメゾにもいつも、編集を担当している永易至文氏が持ってきてくれる。
H [...]

いただいた雑誌「キネマ旬報」3月号

自分は「年齢同一性障害」だなあと思うときがある。最近、三十代半ばくらいの人に「伏見さんの本を高校生のときに読みました」などと言われることがけっこうあり、なにかきょとんとしてしまうのだ。四十六歳のいま、三十代なら年齢差はほ [...]

縦と横のつながり

横のつながり、同世代のつながりを得ることは、学校でも職場でも比較的容易にできるが、異なる世代同士で平場の関係、心地よい縦のつながりを得る機会はあまりない。まず、出会いの場がないことや、共通の関心を見つけることが難しいとい [...]

青山ブックセンターでトークイベント

以下、青山ブックセンターで行われるトークイベントのパブです。
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■『リハビリの夜』(医学書院)刊行記念
中村うさぎ×伏見憲明×熊谷晋一郎トークショー
「ままならない身体をかかえて生きていく、こと [...]

いただいたご本『じりラブ』

● うたぐわ『じりラブ』(集英社) 1000円
多様化と拡散化が進行する0年代のゲイたちのリアリティをつかまえるのは難しい。ましてや「ゲイ」という言葉を使った途端、「アイデンティティなんて時代遅れだー!」と批判をされかね [...]

ゲイの学生さんにはママから二杯目をごちそうします!

木曜日のタックスノットを担当している永易至文さんが、先週からバーのコンセプトを「生活相談バー」というのにして営業しているらしい。彼は『同性パートナー生活読本』(緑風出版)の著者であるだけに、同性カップルが生活していく上で [...]

いただいたご本『社会学にできること』

● 西研・菅野仁『社会学にできること』(ちくまプリマー新書)
言説というのはつねに政治的な闘争の場、なのだろうか? というのが伏見の大きな疑問であった。こういう物言いは、ある種の情緒を抱いている人たちには有効であるけれど [...]

バンパイヤとして生きてます

先週のエフメゾはパーティだったので、BGMは、四十六歳の伏見ママとしては目一杯若ぶってみました。エスム先生にも「よくがんばりました」と褒められた。テヘッ。という話しを夜中、あるお客様の前でしたら、「でもなんでカイリー・ミ [...]

いただいたご本『大人問題』

● 小浜逸郎『大人問題』(ポット出版) 1900円+税
こういうと生意気だけど……小浜逸郎さんは同世代の思想家である上野千鶴子さんなどに比べると、器用でもないし、条件反射的な頭の回転にも劣ると思う。だけど、だからこそ、自 [...]

女装、褌、巨根でごくり…

先日のエフメゾの「女装祭り!」は大盛況でした。まあ、ああいうイベントはお客様は入っても、人件費や諸経費がかかるので、そんなに儲けにはならないのだけど、ちょっと前にママが「CR遠山の金さん」で勝ったあぶく銭を太っ腹にも全投 [...]

『二人で生きる技術』をめぐるトークライブ!(後編)

● パートナーは誰でもいい?
伏見 ご著書を読んでいて、大塚さんってやっぱりマニアっていうか、変態だなって思ったのは(笑)、あまりいい別れ方をしなかった恋人の後に、次々にいろんな男性と付き合おうとした「激動の4カ月」があ [...]

『二人で生きる技術』をめぐるトークライブ!(前編)

大塚隆史著『二人で生きる技術』をめぐるトークライブ!
司会/伏見憲明 
ゲスト/大塚隆史 造形作家。ゲイバー「タックスノット」のマスター。著書に『二人で生きる技術』(ポット出版)、『二丁目からウロコ』ほか
コメンテータ [...]

いただいたご本『子供問題』

● 小浜逸郎著『子供問題』(ポット出版) 1900円+税
伏見はこれまで教育問題にはさして関心を持ったことがなかったが、「学級崩壊」のような現象は当然だと思ってきた。思春期の頃、自分もかなり反抗的なガキで、70年代後半で [...]

スパゲッティ祭り→女装祭り

二丁目はこの時期いつもの冬枯れの上、未曾有の不況のダブルパンチで、とってもヤバい状況。すでに閉店したバーも何軒かあるとかないとか。エフメゾだって、そこそこお客様が入っているとはいえ、けっして良い売り上げではない。というこ [...]