2010-03-12
いただいた雑誌「キネマ旬報」3月号
自分は「年齢同一性障害」だなあと思うときがある。最近、三十代半ばくらいの人に「伏見さんの本を高校生のときに読みました」などと言われることがけっこうあり、なにかきょとんとしてしまうのだ。四十六歳のいま、三十代なら年齢差はほとんどないでしょ、くらいの気持ちでいるので、「なんで二十年も前に出したはずの本を君が高校生で読んでるの?」と思う(←相当身の程知らず)。いつのまにそんなに時間が経過してしまったんでしょうね。
そのようにけっこう長い間物書きをしているわけだが、考えてみたら、映画雑誌「キネマ旬報」に寄稿したことがなかった。今回初めて映画「フィリップ、きみを愛してる!」の評論を書いたのだけど、「キネ旬」というと亡くなったゲイバー「クロノス」のマスターを思い出す。そうか、映画マニアだったクロちゃんも、「アバター」や「ハート・ロッカー」は知らないんだなあ……。
「フィリップ」はけっこうお勧めの映画です。ユアン・マクレガーの演技がとてもいい味を出しています!
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