DVDで落語でXMLでgo!その2

2009-09-29 山田 信也

連休をたっぷりお休みして、記憶もうすれつつありますが、
忘れてしまわないうちに、このあいだの続きを書きます
コメントいただいてしまってなんだか恐縮です

落語本のフォーマットはこのようなものです。
format.png

●フレームが、4種類
1 DVDのタイトルと落語家名やデータの入っているブロック
2 本文のストーリーが流れるブロック
3 あらすじなど脚注が流れるブロック
4 画像のはいるフレーム

●段落/文字スタイルが7種類
1 DVDのタイトル
2 落語家の名前
3 価格などの情報
4 本文
5 あらすじ・演者プロフィールという見出し
6 脚注の中の題名や名前の見出し
7 脚注の本文

という構造になっています
それに対応するように、テキストにタグをつけます

<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
<Root>

<dvd>=フレーム1に対応するタグ
<title></title>=スタイル1に対応するタグ
<name></name>=スタイル2に対応するタグ
<data></data>=スタイル3に対応するタグ
</dvd>

<photo href=”file:///Links/jacket.eps”></photo> 
=フレーム4に対応するタグ(画像ファイルをインデザインファイルからの相対パスで指定する)

<honmon></honmon>=フレーム2/スタイル4に対応

<kyakuchu>=フレーム3に対応
<midashi></midashi>=スタイル5に対応
<kyakuchuname></kyakuchuname>=スタイル6に対応
<kyakuchutext></kyakuchutext>=スタイル7に対応
<midashi></midashi>=スタイル5に対応
<kyakuchuname></kyakuchuname>=スタイル6に対応
<kyakuchutext></kyakuchutext>=スタイル7に対応
</kyakuchu>

</Root>

フレーム1や3のように、一連のフレームの中に、
複数のスタイルが出現する場合にはタグを入れ子にしておきます

こんな感じのタグをテキストにつけて、
一旦、文字や画像を空っぽにしたインデザインのファイルで、
XMLを読み込み…
をして、読み込むと、
xmlyomikomi1.png
なにも起こりません。
が、よくみるとウィンドウの左側、構造パレットにタグが読み込まれています
構造パレットからタグをドキュメント上の対応するフレーム上にドラッグアンドドロップすると、

xmlyomikomi.png

こうなります。
まだスタイルはあたっていません。

構造パレットのパレットメニューから、タグをスタイルにマップ を選び、
タグとスタイルを関連づけます。
map.png

ここまでが下準備です。
2個や3個だったら手作業で流したほうがはやいです。

落語本では50本の原稿を流し込むので、
下準備でつくった見開きページを50個に複製します。
このとき、複製したページの構造パレットのタグが、
どうも、ドキュメント上のフレームの重なり順で下のものから
表示されるようなのですが、構造パレットのタグの並び順と
xmlファイルのタグの順番がずれると、流し込みが
うまくいかないので、ページを複製するまえに、
フレーム1を最背面にし、2→3→4の重なり順になるようにしておく必要があります

で、ページを複製し終えたら、
50件分のxmlを読み込みます
kansei.png

上の画像はうそものなので、構造パレットに1個分しかありませんが、
50件の流し込みも秒殺でした。CS3なら。

ひどく長くなりましたが、DVDで落語でXMLでgo!その2 手順編でした。

いま横で和田さんとゆん君が当の落語本の追い込みをやっている様子でした。

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2009.10.02 第3回ビラセレーナ祭

2009-09-28 沢辺 均

ポットの事務所はビラセレーナというマンションの一室にあるんです。
まあ、マンションカンパニーと「蔑まれる」ってやつです。
理由はいろいろあるんですけどね。見栄はると。

で、そこのマンションで一年に一度、「お祭り」をやってるんです。
近所を通りかかったら、のぞいてみてください。
パーティーという名の飲み会も、どうぞ参加自由ですから。

ビラセレーナ祭りビラセレーナ祭り

入り口に貼った「ビラセレーナ祭り」のポスター

●日時
2009年10月2日(金)11時30〜17時フリーマーケットを予定
17時〜20時 持ち寄りパーティー
●場所
ビラセレーナ2階エントランス
●内容
・フリーマーケット
 家庭内不用品/事業所内特売品などを販売 事前申し込み
・パーティ
 食べ物+飲み物、持ち寄りで懇親を
●主催
ビラセレーナ管理組合(理事長・伊藤)
お問い合わせ 303号 スタジオ・ポット 沢辺まで
kin(a)pot.co.jp  03-3478-1774

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ポット出版社長・沢辺均の日記-38[2009.09.24〜(28)]

2009-09-28 沢辺 均

日記、休日・シルバーウィーク編の第二弾。
あまりにくだらない休日で書くのも気が引けるのは、相変わらずです。

●2009.09.24木
午後から、出社して、「わたしの戦後出版史」の書評を書く。
小久保/尹/佐藤/大田が出社していた。
グダグダしながら原稿を書く。

●2009.09.25金
午前中、事務所に出て、那須部長の添削を受けて書評原稿を仕上げ送信。
そのあと、何してたんだっけ? 忘れてしまうった。
たぶん、鉄とすずと代々木公園にいったんだけどな?
あ、追加で思い出した。
ドックランの帰りに、
代々木図書館へ行って、『オックスフォード・サイエンス・ガイド』(築地書館)を借りにいったのだった。
25,200円という値段だったから、久しぶりに図書館で本を借りたのだ。

●2009.09.26土
グダグダして、鉄とすずと一緒に代々木公園・ドックラン。
風呂に入ってから、智砂ちゃんと一緒に芝居をしてて、今も芝居の製作をやっている、
中村文ちゃん製作の「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ2009 今回は “スペシャル”」を見に行く。
世田谷パブリックシアター。ちょっと早めに行って三軒茶屋をぶらつく。
連休中、ほとんど毎日ドックランに行ってて、早歩きを心がけたんのが原因だと思うんだけど、
足が思いし、すぐ疲れる。
ライブ、ああいう世田谷パブリックシアターのような「高級劇場」でかしこまってみるんじゃなくて、
飲み屋のステージみたいなところでやれば、もっといいんじゃないか?
終わって下北沢のzaji。文ちゃんと友達と4人で1時すぎまで。

●2009.09.27日
午後イチ、おいらのバンドごっこのライブ「勝手にしやがれ 5」のビデオ編集の打ち合わせ。
撮影隊、キーボーと。ずいぶん時間がたってしまったのだけど、しっかり仕上げるのだ。
夕方に、鉄とすずと一緒に代々木公園・ドックランへ。
帰ってきて、風呂に入って東急ハンズへ行く。
8階から、一通り売り場を見て歩く。好きなんだな、こういうの。
帰ってきて、カツ皿つくって夕飯。
スリープトラッカーというレム睡眠の時に目覚ましならしてくれる腕時計、も買った。
早速腕にはめてみたんだけど、23時ころにWOWOW録画映画を見ながら寝ちゃって、
なんと3時半ころ目覚めた。本を読んでたんだけどぜんぜん眠れないんで、
開き直って6時半ころに散歩をかねてコンビニ。サンドイッチとヨーグルトを買って
事務所に行って仕事っぽいことを始めた。(←だから28日の話)。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-37[2009.09.19〜23]

2009-09-24 沢辺 均

日記、休日・シルバーウィーク編だ。
あまりにくだらない休日で書くのも気が引ける。

●2009.09.19土
午後遅めに、鉄とすずと、ドックラン・代々木公園。
来年のライブにむけて、ギターのかっこいい曲を仕入れている。
書くのもはずかしいけど、ジャニス・ジョプリンの「move over」。
ちょっと簡単そうで、ギターがかっこいいんでね。
それに、ふるい曲だけど、日本の歌い手さんにもカバーされてるし。
早速耳コピーに挑戦したんだけど、ヤッパtab(タブ)譜があるほうが、ヒントがあってやりやすろう、
と思って。新宿の楽器屋で、ジャニスの譜面集を買ってきた。アッチ製で3,800円。
オジンの趣味、金に糸目を付けないのだ。

●2009.09.20日
午後イチに、6月にやったライブのビデオ編集を頼んでいた、キーボーが、
その作業をするためにくる予定だったんだけど、
自宅でやる、という連絡があって、この日は流れ。
夕方、鉄とすずと、代々木公園ドックランへ。
ジャニスのmove overを、BOOSのMICRO BR という手のひらサイズのマルチトラック・レコーダーに、
mp3ファイルにしてコピー。
このMICRO BRだと、キーを高くしたり低したり、キーを変えずにスピードを遅くしたりできる。
なので、スピード50%にして、ギターを会わせる。50%だぜ。
それでも、耳コピーできなかったり、ついていけない。嘆かわしい。

●2009.09.21月
バンド仲間で、左翼時代からつづく数少ない友人の本多くんが我が家に来る。
二人でギターの練習をしようというのだ。
3時にくることになっていたんだけど、結局4時マエに登場。
「あいかわらずいいかげんだな」と智砂ちゅんにつぶやいたら「織り込み済みでしょ」と言われる。
なんと、ボーカルの佐藤と二人で登場。
レッドチェッペリンの「天国への階段」を練習。生ギターで。
本多くんはこの曲にまえからご執心。
死んだベースの谷のこともあって「天国への階段」か。
谷がこの曲をギターで弾きこなしていたので、教えてもらってもいたらしい。

●2009.09.22火
午後から我が家が均整治療室。沢辺→会長の飯島→松沢呉一さん→スタッフの尹。
松沢さんに、先日のでるべんのレジュメに松沢さんのアマゾン分析を利用させてもらったので、
お礼にメシをおごる。
出社していた高橋と松沢さんと3人で、近くの香港ロジへ。
近くに座っていた女の人が「松沢さんですよね」と。
香川のレズビアン・ゲイ映画祭をやっているとのこと。
すぐ近くにあるミニシアターでアジアクィア映画際があって、それを見に来た帰りだとか。
ついついおしゃべりをしてしまうのだけど、
新宿の中国語勉強会があるので、松沢さんが早めに引き上げた。
鉄とすずと智砂ちゃんと深夜の散歩。絵画館の周りをグルーと一回りして帰ってきた。

●2009.09.23水
午後に、鉄すずと一緒に代々木公園。片道だいたい2.5キロで、往復5キロ。
夕方に、久しぶりにヨドバシカメラを上から一階ずつ回る。
家用の蛍光灯電球、MAC売り場、そしてカメラ売り場など、一回り。
買ったもの、蛍光灯電球2つ(スタンド用、自宅用)、自分のデジカメDX100のレンズカバー(DX200用で外差内でもONできるタイプのやつ)、7インチの2つ目のディスプレイ(FTD-W71USB)とUSBハブ。
帰って夕飯を喰いながら、白州次郎のNHKドラマの3回目を見る。
ちょっと一人だけかっこ良すぎないか?白州次郎。
メールを開いたら、小柳さんから「25日の昼12時に間に合わないと落ちます」というメール。
慌てて徹夜で書こうと思って事務所へ。よくよく見たら、木曜でなく、金曜。一日間違えていた。
コレ幸いに、ディスプレイをセットしたり、この日記を書いて、書くのは明日にした。

無印ニッポン 中公新書 堤清二・三浦展
新参者 講談社 東野圭吾

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ポット出版社長・沢辺均の日記-36[2009.09.18]

2009-09-19 沢辺 均

●2009.09.18金
午前中、ポット会議。30分で終わる。その後掃除大会。オレは、マニュアルだなを整理。
今日は雑用を片付けていった。おかげで、懸案もいくつか終了。
あ、まだ残ってた。
よるメシ。佐藤と香港ロジという近所の中華屋へ。
マンゴープリンがサービスで出てきた。
それと、すずは、今日下痢。
ときどき事務所の床に犬のゲリピーがあるのって、まずいな、。
伏見さんの公式ブログに、「低炭素革命と地球の未来」の感想が載っていて、その隣に、
アマゾンへのリンクがあったので押してみたら、なんと、

通常1~2か月以内に発送します、

だと。その時点で順位は232,566位だけど、経過をみたら
9月13日 16:10 4655
9月17日 4:08 6759
まであがってた。
慌てて、最近の新刊からチェックしてたら、

羯諦 通常1~2か月以内に発送します。 232,566位
低炭素革命と地球の未来 通常1~2か月以内に発送します。 15,654位
溜息に似た言葉 通常1~2か月以内に発送します。 96,883位
デジタルコンテンツをめぐる現状報告 通常1~2か月以内に発送します。 10,882位
本の現場 通常1~2か月以内に発送します。 10,041位
エロスの原風景 在庫あり。 94,434位
中井正一伝説 在庫あり。485,273位
懺悔録 在庫あり。 321,055位
図書館という軌跡 在庫あり。 326,219位
ず・ぼん 図書館とメディアの本 (14) 在庫あり。 2点在庫あり。 369,945位
だった。
ミーティング中の尹に電話したら、水曜あたりに大阪屋に電話して補充してもらっていたらしい。
出版チームは月例ミーティング。
当初は、月に一回くらい、シャチョーのいないところで、各チームでランチ食べながらゆるい意見交換
って趣旨で始めたのだが、出版チームは毎月飲み屋へ行っている。3000円まで会社負担、を利用して、
上回った額を出し合って。(那須ゆかりが、私が出してると豪語してたけど、ホントか?)
今日もカムジャタン屋に行ってるらしい。大田のtwiteerで判明。
ちゃっかり、システムを活用、だな、こいつら。

明日からポットは9連休。途中で出社するやつもいそうだけど、
それでも、9連休にしてあることで、多く休めそうだ。
あ、一応書いとくけど、24木/25金は、みんなで有給休暇をトルってルールで、
有給休暇以外に休日扱いにしてる訳じゃありません。
オレはどうするかまったく決めてない。
d/SIGNの書評4800字を書くって約束をしっかり連休中の仕事にするってことで、
サボってしまった。

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DVDで落語でXMLでgo!その1

2009-09-18 山田 信也

和田さんとゆん君が、落語のDVDを紹介する本の制作を進めています。
10月の初め頃に印刷所に入稿するようです。そんな和田さんをよこからそそのかして
IndesignでXMLを使って組版作業をしてみました。
忘れないうちに記録を残しておきます。

こんなフォーマットに流し込む場合

1個や2個なら手で流し込んだ方がはやいが、50本もあれば、
自動処理のうまみが生きてくるハズ、、だったのですが、、
たしかに、Indesign君に「ここのたぐが閉じてません!」とか言わせない、
万全の準備をもってすれば、50本も秒殺でした。。。。

CS2や3では。

ポットのメイン環境の無印CS君は、
5個や10個くらいならよくやってくれるのですが、
50個もあると、悲鳴をあげてシャットダウンしてしまうのです!!
なんたることか。

そんなこんなで、結局作業は夜明け前までかかってしまいましたのでした。

具体的なやり方なども書くつもりでスクリーンショットもいっぱい準備したのですが、
残念ながら終電がせまってきたため、後日パート2にて
9月の連休前最後の日誌が尻切れトンボですみません。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-34[2009.09.11-09.17]

2009-09-17 沢辺 均

また、ほぼ一週間たまる、、、、。

●2009.09.11金
午前中、久しぶりにポット会議を中止して、横浜のE社へ。
社史のデザインと編集/制作進行の仕事。
役員、部長さんたちとの顔あわせだな、。
帰り、上野に今半・ステーキ膳をたかられる。小遣いがまた減った。
ポットに戻って、スケジュール手帳の移行作業。
それを覗いた那須が苦笑い、なぜだ。

●2009.09.12土
午前中、薬をもらいに病院。
帰ってきて、鉄とすずをつれてドックラン。
最近土日はのんびりできている、。

●2009.09.13日
久しぶりにバンド仲間とスタジオへ。
サウンドタワープレミアムが、値段と広さと設備の具合がいいんで気に入ってる。
14時から一時間は個人レッスン。ギターの青ちゃんも来て、
ギターを教えてもらったり、ふたりでじゃかじゃかやったり、。
ミナちゃんも来た。
15時から全員集合で、「タイムマシンにお願い」を録音。
はじめに全員で。そのあと、全員でやった録音と「ちっ、ちっ、」ってリズムを刻む機会音を
ヘッドホンで聴きながら、ひとりひとり楽器引いたり、歌ったり。
途中で、DTM(旧式)がこわれて、ご破算。
かえりに、居酒屋「土風炉」で飲む。次回は10月4日(日曜日)。
6月のライブのビデオ編集の催促をされる。

●2009.09.14月
午前10時20分、米沢嘉博記念図書館に、森川さんを訪ねて取材。
「ず・ぼん」15号のためだ。
米沢さんという人、スゴいな。
住んでる家が本でいっぱいになったら引っ越して、マエの家はそのまま本の倉庫にしていたらしい。

●2009.09.15火
14時に横芝光図書館につくために11時過ぎに出発。
これも「ず・ぼん」15号の取材。各所にあるテーマ展示が面白い。
インフルエンザ、防災、とか10箇所くらいあったんじゃないかな。
花も飾ってる。地元の生け花クラブの人たちが、ただで飾ってくれている。

●2009.09.16水
昼飯を千駄ヶ谷のイタめし屋で。
Nex-Lの田辺くんと日高と。書評サイトの企画も具体化の第一歩へ。
夜の版元ドットコム組合員会議のマエに、矢野さんがきて
新刊デザインの打ち合わせ。
それから版元ドットコム。今日の司会は「天敵」第三書館の北川さん。
途中で、僕らの対立を心配した第三書館木瀬さんが心配して、割って入ってくれる。
それから、近所の中華屋に飲みに行く。
はじめて会議に来た鮎川女史のとなりに陣取り、説教たれ。

●2009.09.17木
出版会議・月例版(つまり営業外注の木下氏プラスの出版会議ということ)。
8月は、なんと新刊を出せなかったが(こら、那須部長)、注文は結構いい。
アマゾンでも。
15時に国会図書館へ。入り口で小学館・岩本さんを見かけるが、
声をかけ損ねて中へ。田中さんが、説明役の一員に。
説明のあとの質疑時間で「館長から、とくに途中で質疑をうちきるな、どんなに時間がかかっても、すべてこたえるように」的な指示があった(笑)と司会者。
スキャニングしかしない、OCRはかけられない、と長尾館長が言っていた根拠は、
関係者協議会での合意だったというのがはじめて分かった。文書もあった。
この協議会メンバーの名前が(個人情報の問題だと思うが)公開できないって、ことに、
ちょっとだけ注文をつける質問。
それぞれ了解をとって後日公開するそうだ。サイトを見ておこう。
それから、スキャニングデータを当該出版社が商売のために利用することもOKだと。
その場合、利益の3%が目安。
夜、ポットで発行した、「GIRL’S ONLY」伊藤さんのマンガの電子配信で、
祥伝社との交渉の話を出版スタッフと。

はじめての言語ゲーム」講談社現代新書 橋爪大三郎 (著)
読了。うん、すげーいい。
「ヴィトゲンシュタインが、言語ゲームのアイディアを通じて言いたかったのは、
この世界の意味や価値は、権力などによらなくても、
人々のふるまいの一致によって、ちゃんと支えられているということだ。」P178
これって、竹田青嗣さん解説の現象学のおいらの理解、とおんなじ、。
人々が「そりょあそうだ」と合意できることは、ひとまず正しいものとしていい、
ってなことと同じだよな、って思った。

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国立国会図書館の資料デジタル化に関する説明会の資料

2009-09-17 沢辺 均

「国立国会図書館の資料デジタル化に関する説明会」に行ってきました。
資料をpdfにしてアップしておきますね。

国立国会図書館デジタル化説明会資料

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歴史を知ること

2009-09-17 那須 ゆかり

今日ポットに来てかばんをあけたら、家の電話の子機が入っていた。
何したいの、あたし!?

民主党新政権がスタートした。
タイミングよく、80年代からの政治史(政党史かな?)の原稿を読んでいたので、ここに(民主党政権樹立)たどりつくまでにそんな伏流があったのか、こんな人がいたのかと非常に面白かった。歴史を知るということは、いまを知るということでもある。

ポットで先日発行した「低炭素革命と地球の未来」で橋爪大三郎さんがこんな話をしている。

「歴史とは、いまがつくられるために、これまで人が何をしてきたかという記録です。それは多くの躓きや不合理、失敗、犠牲、そういうものの積み重ねで、実に不条理です。過去の人が割を食ったお陰でいまがあるんです。
ということを知るということは、簡単に言うと、自分がここにいるために誰がどういうコストを払ったかということなので、自分を謙虚にさせる意味があると思うんですよ。自分が歴史に属しているという感覚が生まれるならば、将来に対する責任というものを感じることができるので、歴史を踏まえた個人主義というものが、私は本当の個人主義じゃないかなと思うんです」

伝記や過ぎさった時代のルポルタージュを読んでて面白いのは、意識のどこかで、歴史と繋がっている自分や今を感じているのからかもしれない。
「エロスの原風景」「ゲイ・エロティックアート」「中井正一伝説」も時代の記録。そして時代の記録だけじゃなくて、今につながっている視点があるからこそ、面白いんだと思う。

政治史の本は年内にポットで出す予定です。お楽しみに。

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「2009/09/03 未来型音楽レーベルを立ち上げよう/第2回」の覚え書き

2009-09-15 大田 洋輔

2009/09/03 未来型音楽レーベルを立ち上げよう/第2回

第2回。講師の牧村さんが体調不良のため欠席。全5回のうち、津田さんの比重が大きい、「上手なネットとの付き合い方1~管理」「上手なネットとの付き合い方2~プロモーション、販売」を前倒しして行なうことに。
が、その前に第1回の続きで具体的な「お金の話」から。

数字や事実関係など、話されたものをメモったノートを起こしただけで、後で調べ直したものではないので「こういう話題が出ました」くらいのものとして考えてください。

当然、下のメモ以外の話も沢山ありました。
「※」の後は、大田の話です。

◎お金の話1
●CD1枚のうちわけ
音楽制作者連盟が『音楽主義』という制作者向けのフリーペーパーを出していて、今回の「CD1枚あたりのうちわけ」は「一目でわかる!!著作権のお金の流れ」として、「著作権使用料の流れ」「著作権隣接県使用料の徴収・分配の流れ」と一緒に(最近は)毎号載っているみたい。図入りでわかりやすいですが、ネットだと見にくいので実物を入手するのがいいかも。
CD1枚を100%として
・原盤印税 12~16%(うち、アーティスト分1〜3%を除いて、原盤制作者分)
・著作権使用料 6%(これがJASRACなど著作権管理事業者を通じて著作権者(音楽出版社)に支払われ、そこからさらに音楽出版社、作詞家、作曲家で分配)
・流通 45%(うち、小売店分が25〜27%)
・のこり(全体の1/3くらい)がレーベル分

●着うた(フル)の場合のうちわけ
税抜配信小売価格を100%として
●配信手数料 10%〜25%
●著作権使用料 7.2%〜7.7%
●キャリア手数料 9%
○アグリゲーター委託手数料 5〜25%
○原盤使用料 のこり

●まで含めた全体が税抜配信小売価格。○のところが、税抜売上。
iTunesストアも、キャリア手数料がカード決算手数料7%〜13%に変わるくらいで、おおむね同じ。
アグリゲーターとは、配信請負業者とも言い、レーベルと配信業者の仲介をする。委託手数料のうちわけは、仲介料や、配信業者への営業代、DLログ手数料、など。

◎お金の話2
・日本のライブハウスは会場費が高い。
300人規模のライブハウスと、700人規模のホールを例にして、具体的にどのような項目が立って、それぞれいくらくらい必要なのか、という話。フォーマット資料配布。

◎お金の話3
レーベルの視点で、CD1枚作って売って、何にいくらくらいかかるのか、採算点はどのくらいにあるのか。
エクセルのマクロを使用して、目標枚数や宣伝販促費にさまざまな数値を入れてみる実演。インディーズレーベルで3万枚売ると、収支はどうなるのか?など。
例えば2,500円のCD、枚数20,000枚、原盤制作費100万円、宣伝販促費100万円だと、粗利で1300万円弱(あくまで一例で、条件によって様々変わってくるが)。

※この中の数字で一番驚いたのは予想返品率3%というところで、だいたいこんなものなんだそう。出版業界の返品率40%はもちろん高すぎるとは思っているけれど、こんなにも違うものか、と。「業界慣習で」と言っていたが、もうちょっと突っ込んで聞きたいところ。

◎レーベルに必要なもの
●人
・アーティスト
・スタッフ
・ノウハウ(重要)

●金
・原盤制作費
・管理費
・広告宣伝費
最初に300万くらいは要る。運転資金を借りるなら、市区町村のベンチャー支援金とかが良い。23区外が狙い目で、都心通勤圏内のプチ田舎とかどうか。家賃も安いし。

◎コストを切り詰める
●人件費
・週末起業の一人レーベルなら、人件費はゼロ
・ボランティアや、成功報酬的な形でアウトソーシング など
「友達がホームページに詳しいから」とか軽い気持ちで頼むと、あとで揉めるから止めときましょう。無償で「あれやりたい、これやりたい」と言われても…。

●管理費
・Microsoft Office→Google Docs, Open Office
・パソコン→ネットブック など

●広告宣伝費
・My Space, twitter, ニコニコ動画,……
以上のものは既に目新しさはない。新しいサービスが出て来た時に飛び込んで、パイオニアになれるかどうかが鍵。
・サイトのアクセス解析にはGoogle Analyticsが良い。十分すぎるほど高機能。
・ストーリーを作るためには?

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ず・ぼん15予告/米沢嘉博記念図書館

2009-09-14 高橋 大輔

『ず・ぼん15』(今秋発売予定、です)の取材で、オープン前の米沢嘉博記念図書館に取材に行ってきました。

米沢嘉博氏は、1975年にコミックマーケット(コミケ)を立ち上げたメンバーの一人で、1980年から2006年までコミックマーケット準備会代表を務めた方です(2006年に死去)。その膨大な蔵書を保管しているのが、米沢嘉博記念図書館です。

図書館は、明治大学の裏手にある7階建ての建物で、3階〜5階までが蔵書であるマンガ雑誌、雑誌、単行本、そしてカストリ雑誌などの性風俗誌で埋め尽くされていました。
マンガ図書館ということで、貴重な初版本などがたくさんあるのかな、などと勝手な思い込みをしていましたが、全然、違っていて、週刊少年誌黄金時代の『ジャンプ』、『サンデー』をはじめ、『マーガレット』(少女マンガ誌)やレディコミ(女性向けのHなマンガ誌)など、とにかく、幅広いジャンルのマンガ雑誌が書架に陳列されていました。

『エロスの原風景』の著者である松沢呉一さんが「今の時代に生きている我々が今の時代について判断できる部分はほんのちょっとしかない。100年後、200年後に価値観が変わることを我々は読み切れない。だから、とにかく残すしかない」とインタビューで言っていましたが、米沢嘉博氏も、そう考えていたのだと思います。レディコミや600万部時代の少年マンガ誌も、その時代を映す、貴重な資料だ、と。

その数、なんと14万冊超!! どこにどうやってそんなに保存していたのか……など、詳しいお話も入れ込んだインタビュー記事に頑張ってまとめますぞ。

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目標とするおばあちゃん

2009-09-12 佐藤 智砂

井上荒野の新刊『静子の日常』を読んだ。

主人公は75歳のおばあちゃん、静子。

最近、60歳以上の女性に興味がある。自分の将来を考えているからだろう。

静子は、白髪に似合うだろうと、スイミングスクール用にすみれ色の水着を選ぶ。

私も、すみれ色の水着を着るようなおばあちゃんになりたい。

そのために必要なのは、まず健康でしょ。

それからお金も必要。

健康については、もとが丈夫だから、今の体力のなさを改善すれば大丈夫だろう。

(改善できるかどうかが問題だけど)

心配なのはお金だ。

お金、貯められないんだよねー。

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「低炭素革命と地球の未来」本日発売です

2009-09-10 高橋 大輔

竹田青嗣さん(哲学者)と橋爪大三郎さん(社会学者)の新刊『低炭素革命と地球の未来』が、本日発売です。

昨年末からじわりじわりと、すこしずつ作業を進めていた本なので、本になると……やっぱり嬉しい。
書店さんからの事前注文も多く、週末は書店を何軒か巡るつもりです。

これが、担当した4冊目の本。
『懺悔録』(マゾ文学)
『エロスの原風景』(エロ本の歴史)
『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』(出版)

そしてこの『低炭素革命と地球の未来』(哲学、思想)、です。
みごとにジャンルが、バラバラですね。

今年中に発行しようと、今進行している本は、

『「二人で生きる」の教科書(仮)」

『劇画家畜人ヤプー』(復刊)

佐藤秀峰ブログ本(仮)』
などです。

あっちへ行ったり、こっちに目移りしたり、尻軽っぽくて、うん、いい感じだ。好みだ。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-33[2009.09.05-09.10]

2009-09-10 沢辺 均

●2009.09.05土
鉄とすずをつれてドックラン
本を読み、テレビで映画などをみてグダグダ。

●2009.09.06日
鉄とすずをつれてドックラン
本を読み、テレビで映画などをみてグダグダ。

●2009.09.07月
午後、出版倉庫会社のIさん来る。
請求書の返品手数料に、返品のまま未改装の本の総数をいれてきたり、
返品のタイトル間違えがあって、詫びの電話すらないので、オレが怒って呼びつけた。
ついでに9月末の棚卸しの段取りを相談。作業の簡略化を提案。
夕方、メールでH社プレゼンに落ちたという連絡。
最後の2社に残って、結果通知が一日遅れたけど、ダメだった。
夜は、人間学アカデミー8期の総括会議。6万くらいの赤字だった。
ウエブサイトの作り直しの費用30万ちょっとが厳しかったな。
主宰の小浜逸郎さん、PHP新書編集部の安達さん、林さん、そしてポットの尹と飲み会。
この日は、どうも小浜さんに議論を「吹っかけ」た、オレ。
でも、楽しい議論だった。
同じ時間に、「羯諦(ぎゃーてい)」山中学 写真集チームは、麹町近くの四谷で
山中さんニューヨーク出発壮行会。ニューヨークのギャラリーで、写真を山中さんがひらくのだ。
本も売ってくれる。時間が早く終われば合流しようとおもってたけど、
小浜さんとの議論に夢中になっておわったのが11時すぎ。すでにあっちも解散目前。
おとなしく帰る。

●2009.09.08火
午後「電子新聞」のインタビュー。版元ドットコムや、電子書籍や、データベースのことなんかを聞かれる。
夜は「でるべん」の勉強会。午後レジュメを一生懸命に書いて、ぎりぎりセーフ。
ついったーで、津田っ(実況中継ってことでいいのかな?)てくれてました。
ハッシュタグは、#deruben で話の経過がかいま見れます。
津田ってくれたみなさん、ありがとう。存分にはなせました。
いや、「出版界は激変のときだから、いろいろできて、今がサイコーに楽しいぞ。一緒にやろうぜ」と
アジった。久しぶりだ。
ちなみに、おいらのtwitterアドレス(っていうのかい?)は、http://twitter.com/sawabekin です。

●2009.09.09水
午後、スタジオ・ポットSD(ウエブサイトやデータベースなどの兄弟会社・社長日高崇/常務石塚昭夫)の会議。
こちらの役員でもあるし、月給5万もらってるんでね。
夕方には、ネットアドバンスの田中さん松下さんが来る。
11月の図書館総合展、ネットアドバンス主催のセミナーのパネラーをやらせてもらうことになって、
その挨拶にわざわざ来社。業界話にも及んで、1時間半もおしゃべり。
「Googleブックサーチ・国立国会図書館所蔵書デジタル化!!
デジタルアーカイブ時代に公共図書館はどう変わるべきか?」
司会進行が植村八潮(東京電機大学出版部)さん
パネラーは他に、笹沼崇(ゆうき図書館)さん/柳与志夫(国立国会図書館)さん。
11月10日(火)13時〜14時半
どうぞご来場を、みなさま。
そして、夜は「ず・ぼん」編集会議+編集委員座談会。
「図書館のコンサバ(仮)」として、リクエスト/貸し出し記録の利用/公共という意味/無料の原則などを議論。
めずらしく(笑)スタートしたんだけど、無料の原則ではやっぱり激突だ。

●2009.09.10木
出版会議。でるべん勉強会での話は、社内向けにはポット出版の今後の方針を話したつもり。
編集強化/効率化/電子本の同時発売/時限再販、などを、こなかったヤツのために話したり、
売れ点とその原因究明から、ギャクにパブをどうするかなどをアマゾンと重ねて。
夕方代々木図書館(本日館内整理日で休館+全スタッフの出勤日)へ。
「代々木図書館新聞」の企画打ち合わせ。
夜、P社来る。社史制作+デザインの仕事依頼と、急遽明日のオールスタッフ会議のこと。
合間に、「ビラセレーナ祭」(ポットのあるマンションの管理組合のお祭り)のチラシや告知など。
娘とちょっと深いメール。

はじめての言語ゲーム」講談社現代新書 橋爪大三郎 (著)
うん、橋爪さんはヴィトゲンシュタインの抱えた困難に、自身の困難を重ねたのかな?
などと思う。

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最近のお昼ごはん

2009-09-10 小久保 由美

個人的に料理が好きで、社内では気分転換を兼ねて簡単なものをよく自炊します。
ポットにはなかなか立派なキッチンがありまして(コンロは4つ口!)
米と調味料は会社持ちで揃えてくれているので(スバラシイ!)
自炊する社員は結構多い。

そんなわけで、最近のコクボゴハンを紹介。

トマト・キュウリ・蒸しナスのぶっかけそうめん。
トマトはまるごと1個をダイス状に切り、
酢・ごま油・塩で和えてしばらく馴染ませたたものを
冷たいそうめんにかけて。
これは季節的にもうそろそろ食べ納めだな。

納豆うどんと、かりかりに焼いた厚揚げ。
あったかいうどんに納豆と卵黄。めんつゆをちょろっとたらして。
厚揚げにはスイートチリソースをつけていただきました。

私はお昼ゴハンをいつもベランダで食べていて
すずがいつもランチに付き合ってくれます。

入社したての頃はくれくれ攻撃がひどかったすず。
最近はすこし大人になったのか、おとなしく付き合ってくれるので
ご褒美に一口だけ何かしらをあげていたら味をしめたらしい。
でも、もらうものをもらったらすぐ室内へ帰ってしまうドライなオンナなのです。

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9連休が待ち遠しい!

2009-09-09 五賀 雅子

19日から27日まで、ポットは9連休です。
パリに行くとか、ニューヨークに行くとか、
韓国に行くとか、ウキウキする話題はありませんが、
9連休というだけで、わくわくします。

道路は渋滞しそうだし、
ツアー料金は高そうだし、
これから予約するのも大変そうなので、
近所をウロウロすることになりそうです。

9連休もあるのだから、
家を大掃除するとか、
何か資格をとるとか、
ビーズでアクセサリーを作るとか、
建設的なことがいろいろできそうですが、
多分そんなことにはならないでしょう。

映画をはしごするとか、
まんがをいっぱい読むとか、
小説を読むとか、
韓国ドラマでまったりするとか、
家でゴロゴロ、ぐだぐだすることになりそうです。
でも、これがまたいいんですね。

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「2009/09/02 未来型音楽レーベルを立ち上げよう/第1回」の覚え書き

2009-09-08 大田 洋輔

2009/09/02 未来型音楽レーベルを立ち上げよう/第1回

第1回は「音楽レーベルとは何か」を、“これまで”と“これから”にわけて、駆け足で。
参加者は、41席中38人くらい。男性8割(印象)。

数字や事実関係など、話されたものをメモったノートを起こしただけで、後で調べ直したものではないので「こういう話題が出ました」くらいのものとして考えてください。

当然、下のメモ以外の話も沢山ありました。
「※」の後は、大田の話です。

◎過去のレーベル:未来のレーベル
●過去〜現在
・レコード・CDのプレスにはそれなりの設備投資が必要
・音楽のコピーには労力が必要
・メディアは電波・紙に限定(一方通行)
→音楽は録音して器を売るビジネス

●未来のレーベル
・配信・CD(-R)は誰でも作れる
・音楽のコピーは一瞬で可能
・インターネットの登場による情報の双方向性の発達
→音楽の録音物販売からの脱却(プレス・CDの他の販売・利益獲得法の創造)

◎「レーベル」の1世紀
●そもそも「音楽出版社」が出来たのは、19C?のヨーロッパである。
※もう少し前みたいだけど、調べてない。
当時売り始めたのは「楽譜」。最初、作曲家は買切りで権利を売っていたが、直販出来ることに気がついた。結果、作曲家と印刷屋が儲かった。

●1940年頃?、NYのティンパンアレーは音楽出版社、レーベルで一杯になっていた。
この頃、音楽出版社とレーベルの分業化が進み、音楽出版社は「良い曲ありまっせ」という曲を売るのが仕事。レーベルは、その曲を誰に歌わせよう、どうやって売っていこう、という、A&Rが仕事。この頃になると、以前は儲けのネタだった楽譜を無料で売るようになった。なぜなら、沢山の人に歌って欲しいから。歌ってもらえれば、レコードが売れる。

●その後プレスリーを抱えていたレーベル「サンレコード」も、ラジオという当時の新しいシステムを上手く活用したため、あれだけのヒットを飛ばした。

その後音楽業界は、1989年くらいまでは右肩上がりの成長を続けるのだが…。

※話が飛び飛びで自分の中で繋がらない。要、調べもの。

◎1989年問題
1989年頃が、(日本の)音楽業界の1つの節目になっている
・LP→CDへの移り変わりが終った(ステレオが庶民の手の届きやすい娯楽になった)
・ホコ天、イカ天国ブーム(素人が音楽業界に入ってくるようになった)
・カラオケのBOX化(曲を直接売るのではない形ができた)

しかしその後も音楽業界は成長を続け、1998年、CDの売上が6000億円超、ミリオンヒットが年にシングル・アルバム合わせて40数作を数えた。「J-POP産業複合体」(烏賀陽弘道)のピーク。
この頃、CD-R、MP3、Windows98、i-mode(99年)など、次世代のメディアの萌芽もあり、1998年も転換期と言える。

◎レーベルの収入源
・CD/配信/ライブ/グッズ

ビクターが社員1万人を抱えていたのに象徴されるような、90年代型のビジネスのサイズは、もはや成り立たない。
1万人規模の社員を食わせるのは無理だし、タワレコやHMVなどの大きな小売店もつぶれる時代になった。
一方、高円寺の「円盤」や下北沢の「mona records」のような特色のある店舗はCDの販売でもやっていける。それは個性的だという面もあるけど、「店主+バイト」が食えればいい、という規模だから。

レーベルの仕事というのは、「制作/宣伝/販売」なのだから、1人で出来るのが一番良いし、1人は無理でも2,3人とか、顔の見える規模でやれば、食っていける。

Hi-STANDARDが良く出来ている理由(略)

◎音楽の売り方の未来
●商品を売るだけでなく、コミュニケーションを売る or アーティストのキャラクターやストーリーを消費する

※アイドル化していく、ということ? ニコニコ動画?

●新しい技術やツールに、いかにセンシティブであるか。そして、いかに使うか。
●古い手法、確立された手法を、いかに新しい形で使うか。

●レーベルやレコード会社の規模と、売り方の2つを、それぞれ「メジャー/マイナー」に分けた、4つのパターンを考えてみる。
・メジャー(な会社が)・メジャー(な売り方)をする「メジャー・メジャー」は、いわゆる普通の「メジャー」
・URC(の岡林信康のシングルなど一部)は「マイナー・メジャー」
・トラットリアは「メジャー・マイナー」
・「メジャー・マイナー」が難しいわけ。ひとつは「再販制」※なんでだっけ?

と、非常にざっくり言うと以上のような感じでした。
あまりにざっくりしていて、反省しています。
大学時代にノートを取らなかったしっぺ返しが今!

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今日の「でるべん勉強会」のレジュメです

2009-09-08 沢辺 均

でるべん 2009 09月勉強会 「いま、中小出版社に何ができるのか」

2009.09.08火 水道橋・貸会議室「内海」東京学院ビル3F教室

★★途中で質問歓迎★★

沢辺均(さわべ・きん/ひとし)1956年生まれ。東京都世田谷区下馬で16歳まで。

●出版社が必要かどうかは不確か(写植屋/豆腐屋)

●自己紹介と出版業界でやってきたこと
・十代/二十代は政治が関心の中心かな。二十代は地方公務員(渋谷区)。その後左翼をやめる。
・1986年デザイン事務所へ。1989年11月出版開始。径書房(原田奈翁雄)・新泉社(小汀良久)=94年〜、97年12月〜取次口座
・「ず・ぼん 図書館とメディアの本」1994年創刊→武器に
・出版流通対策協議会・幹事90年代後半(20009.03退会)
・版元ドットコム結成・1999年(青弓社・第三書館・批評社・凱風社・太郎次郎社・ポット出版が幹事として発足)
 書誌情報の版元からの発信/小出版社の営業・流通ノウハウの共有と共同化
・日本出版インフラセンター・出版在庫情報整備研究委員会(情整研・2003年〜2005年くらい)
 商品基本情報センターの構想/在庫ステータスの見直し(デジタルで交換しないステータス)/書誌情報をネット上で自由に利用させる技術(XML活用)
 版元ドットコムとして出版業界のルール決定に参加したかった
・NPOげんきな図書館(中野区立江古田・東中野/200904渋谷区立代々木の受託)・副理事長(2006年〜)
 委託からなにができるか知りたかった
・出版コンテンツ研(2008年〜年末)
・35ブックス(200903〜)
・「本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか 」永江朗/希望小売り価格1800+税 2,500+1,500 在庫600
・ジャパニーズ・ブック・ダムプロジェクト

●出版の未来
・メディアの変化
 「だれでもメディア」(小林弘人)→メディアの機能 メディア紹介+裏とり(松沢)(選別機能と確認機能)
 大部数ものと、少部数ものに
・本は一定期間残るけど、電子書籍の占有率は増える
 大竹文雄(20090906日経読書欄)

●本はいくらで成立するのか?
・2008年の数字(出版ニュース200906月下旬号)
 新刊点数=79,917点 書籍総発行部数=14億7,038万部 書籍実売総金額=95,41億5,605万円
 新刊1点あたりの単純平均定価=2,503円
 (書籍総発行部数=14億7,038万部)÷(新刊点数=79,917点)×(1−返品率0.4)=11,039部 
 (書籍実売総金額=95,41億5,605万円)÷(新刊1点あたりの単純平均定価=2,503円)÷(新刊点数=79,917点)=4,770部
・1,800円×2,000冊=360万円×正味0.65=234万
 印税36万+印刷デザイン60万+編集・営業140万←これですら回っていかない
・電子書籍の価格を考えてみると
 印税36万+電子版制作コスト20万+編集・営業140万×0.6(ボイジャー正味)÷2000部=1,575円
・編集・営業コストをさらに減らすしかない
 店頭営業は本当に必要か/編集作業に過剰品質はないか
 人件費 450万(給与所得者の返金給料全国)→500万(東京周辺だから)→700万(雇用コストを入れて)→???
 たとえばデザイナー 一級建築士
・値下げ競争は限界にきてる(すべての商品)/安売りと中級品の分化がおこってる/中国の人件費アップ/もう必要な消費材はない

●35ブックスの中間報告
・書店と一緒にやる、視点が欠けていた(議論、ウエブサイト、情報の公開性)
・新刊を入れたことで、補充可能に。取次はシステムを変更してくれた
・あいかわらずの反応はあるけどね
 
●今、ポット出版でやろうとしていること
・いい商品をつくること 編集者の関心領域で本をつくる
・今後の新刊、書籍と電子書籍の同時発売(年内開始)
・今後の新刊、時限再販化
・ネット中心の新刊パブリシティ
・出版活動の効率化 ネットの自動化・書店ファックスメンテの共同化・棚卸しはどこまで必要か

●未来への準備
・少部数への準備
 固定費削減(共有できるところの共有化)/給料は低下(小出版社はすでに低い、大手がきついはず)
 印刷費の大幅減少は少ない(むしろ、用紙?環境問題)
 印税は現状通り?
  印税なしモデルはどうなるか?
・編集者の関心領域で本をつくる 発行・高橋書店or大田書房or沢辺社/ポット出版発売
・電子書籍をめぐる状況の観察
・ネットワークへの対応→松沢分析
・共同化 Net21の成功をパクりたい/仮説としてポット出版発行・○○発売
→小出版社が有利(というか小出版社と大手に二極化していくと思うが、大手は給料で相当しんどいと思う)
→観念的なことしか言えないけど、目の前にあることをもう一度オオモトから見直して一つ一つ改善する積み重ねの先に未来があると思ってる

●ジャパニーズブックダム
○国会図書館(の120億スキャニング事業)を軸に、書籍の全文検索/一部表示データベースを公開したい
Googleブックは歓迎だけど、一社であること/交渉しにくいことが課題
現在は画像だけ、OCRは権利処理上できないと長尾氏は言っている
APIで、書店・取次・出版社/図書館/一般人、がだれでも活用→本の世界を豊かにする基礎を提供できる
○実現のためにクリアしなければならないこと(本の世界を豊かにできる)→クリアできればあらたな地平を切り開ける
・図書館業界との友好な関係が必要→友好関係をつくれる (知材は今後の日本社会発展の基礎で、出版はその一分野、という視点で図書館が出版を支援するのがよい)
・出版社の合意が必要→風通しがよくなり、改革の具体的な取組みをやりやすくなる
・書誌情報の整備が必要→出版界と図書館界で共同の書誌情報の整備ができる(書店、一般の人が無料で書誌情報を使える)
・著作権者の了解が必要→著作権者の整理ができる、データベースの展望も(これは権利処理機構への一里塚)
・出版社が権利処理に関与しなければならない→出版社の関与の必然性をつくらなければならない(著作権法上の出版社の権利確立の可能性)
 著作権でいえば、必要に応じて一定額が払うことで、だれでもが著作物を利用できる権利処理システムを展望
○レジストリや料金収集・分配を先に検討しても、現状では有効な「料率」などは出せないし、そもそも集約団体は運営費をまかなえるほどの売上げは見込めないと思う
○書協などの既存団体での決議に有効性はないと思う(商品基本情報センターですら、、、)

 長尾構想=ネットをつかって国会図書館資料を電子で提供/出版社に、図書館利用に費用を支払う
 
●行動提起
○ジャパニーズブックダム実現にむけて一人一人で行動してほしい
○具体的にどうするか?
・twitterにIDをつくり、http://twitter.com/sawabekin をフォローして
・行政から呼びかけ行われたら、twitterでおしらせするので、みなさんできるところで意見表明を。
 会社で提起を/個人のブログやtwitterで意見表明を、状況は必ず動くから

以下参考に──────────────────────────────

●ポットの本の松沢呉一分析
・雑誌に書評が出ても書店向けにしか意味はない
 『懺悔録』「週刊文春」の「文春図書館」
 アマゾン 1週間の間に10冊くらい ここから推測すると、一般書店を含めて、全国で50冊くらい
 『エロスの原風景』 「本の雑誌」「SPA!」とも数字には出ず。アマゾンもジュンク堂も紀伊国屋もすべて横ばい
 「日刊ゲンダイ」で最大5冊。全国で25冊といったところ。
・雑誌に出るよりも、ネットで力のあるブロガーが書いてくれた方が本は売れる
 田亀源五郎のブログ 数冊アマゾンで動く 「SPA!」よりも影響力
・著者が繰り返し書くことによって、他のブロガーが書きやすくなる
・「エロスの原風景」の実売のうごき
 ジュンク/紀伊國屋/A
 6月(予約)─/─/40〜50
 7月 56/22/60〜70
 8月 21/11/30くらい
 9月 2/3/5〜6

●事前にもらった質問
○デジタルコンテンツによるマンガ配信の将来について、どうお考えでしょうか。
→バッチリでしょう。電子書籍はデバイスとタイトル数がうまいサイクルにのれば大きく増えると思う。
○現在刊行点数が8万点に及んでいる日本の出版業界ですが、現在の取次が中核をなす流通システム、および現在の読者人口から、適正な刊行点数はどれぐらいとお考えでしょうか。
→わかりません。基本は市場が決めてくれると思ってる。
○以前から、出版業界本を購入しているのは、小さいけれど手堅いパイである業界関係者だけではないのかという疑問があります。業界本の読者像について、どのようなイメージをお持ちなのでしょうか。
→一般の人も一定数呼んでくれていると思う。出版業界は「お得」な業界。出版社個別の知名度高いし、一般の関心も高い。
・昨今の責任販売制をめぐる議論などは版元主導であり、書店の立場がなおざりだという批判があります。しかしもっと言えば、出版業界は川下の書店(特に大書店)から流通革命を起こそうという気運に欠けるように思えます。アマゾンやブックオフすら再販制を前提として企業活動を行っているこの現状を、どのようにお考えでしょうか。
→自分のアタマで考えている書店は増えているし、増やせると思う。書店の自由を増やすことが大切
○35ブックスで業界内正味問題は変動があるでしょうか 
→あると思う。でも既存の取引で変動がおこるのではなく、別な線路(35とか、直取とか)で変動し、それが影響を及ぼす
○じゃあ大出版社ならば、なにができるというのでしょう? ネット/デジタル時代の中で、立つ位置や抱えている課題は、以前にくらべると大と中小の間で大差ない気がします。大/中小とで何ができるか、分けて論じる必要はないのでは。 
→はいそのとおりだと思いますが、大手にはさらに、経常経費(人件費)問題を抱えていると思います。
○お話、楽しみにいたしております。 
→ははは、ありがとうございます。
○35ブックスは書店に対してどれだけのインパクトがあるのか、また出版社にはどれだけのインパクトがあるのかについてお聞きできればと思います。
→一発でインパクトがあるようなことはそうそう生み出しようがないでしょう。小さなことの積み重ね(革命ではなく改善、細部にこそ意味がある)。それを理解しない出版社には、なにがあってもインパクトはないとおもいます。
○現時点では特にありません。
→お役にたてずに申し訳ない。
○35ブックスについて 個人的にシミュレートした結果では、今回の方式を採用した場合、返品率を20%以内に抑えられない限り、現行の取引制度を取る方が、書店にとって明らかに有利です。普及していくためには段階的に各商品ごとに再販制度を外していく必要があると思いますが、その時期はいつぐらいで、またどのくらいの規模の出版社の参加を見込んでいるでしょうか?  
→再販をはずすかどうかは、それほど大きな問題ではないと思います。なので時期は不明。補充注文ができることも返品率をさげること。時限再販などもあるほうがいいとは思う。しかし値下げすれば売れるというものでもないと思う。他の出版社がどう動くかは僕には分かりません(カンははたらくけど、例えば版元ドットコム)。各社、自由に判断してそれぞれなにかをやっていけばいい(やらなくてもいい)。35ブック参加出版社は増えても増えなくてもいい。成功すれば増えるし、成功しなければ増えないだけ。「成功したら参加しよう」というところがあるとすれば、歓迎はするけど、獲得できるものは少ないでしょうにと思うだけ。

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髪についてのあれこれ

2009-09-05 上野 絵美

3カ月近く髪を切ってなかった佐藤さん。
先日、ドアから「お待たせ」と言って登場したときに
風を受けて後ろ髪がなびいていました。
その姿は80年代・グループサウンズ。
そんなわけで今日、佐藤さんの髪を切りました。
井上陽水のBGMが流れる中、
ゴミ袋をかぶってキッチンペーパーを首に巻きつける佐藤さん。
ハサミの切れ味の悪さに密かに不安を感じつつも、平静を装って切り進める私。
40分後には、なんとか佐藤さんを2009年バージョンに仕上げることができました。

ところでいま、私と佐藤さんは
カツラ(フルウイッグ)を探しています。
私は、髪が伸びるまでの間の、頭ボーボーなのをやり過ごすため
佐藤さんは、たまにロングへアーを味わいたいのと
打ち合わせなどでお客さんをおどろかしたいためです。

若者向けだけどギャル用でなく、自然なカツラを売っている店をご存知の方、ぜひ教えてください。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-32[2009.09.01-09.04]

2009-09-05 沢辺 均

最近さぼらずにこの日記を書けている気がする。うれしい。

●2009.09.01火
朝、S社で企画・デザインのブレスト。
夜、友人・前田和男さんと代々木で飲む。ついついおしゃべり盛り上がって、11時ころの終電まで。
完全団塊世代のいまだ心は全共闘おじさん、ってのがイチバン嫌いなタイプなんだけど、前田さんだけは
気が合うんだな、、。

●2009.09.02水
H社のプレゼン。当社の担当部分は佐藤が話す。
さすが、元女優(ってぜんぜん売れなかった)。声が通って、いい出来だった。
社長さんも、なんどかうなずいてくれていた。結果は4日金曜。
夕方、S社とデザインの打ち合わせ、とブレスト。
この日、新刊の山中学写真集「羯諦」の見本が、予定より早く届く。
新刊委託なしの、注文だけ。120冊くらいの事前注文。6,000円+税とたかい、しな。
宣伝用のチラシを刷り直し。まったくゾーニングの大切なポイントを理解しとらん。
那須、大田、小久保。
見たくない人が見ないでいられる自由を最大尊重することだ。

●2009.09.03木
9時から、芳賀沼製作のウエブサイトのブレスト。
腹割って考えてることを話した。ここの整ちゃんとは仲良し。
出版会議をして、出版システムのPC設置。日昄コンピュタテクノロジーの川久保さんたち。
プリンタ設定に悪戦苦闘。
この日は、竹田青嗣・橋爪大三郎さんの新刊、「低炭素革命と地球の未来」の見本ができてきた。
先週の、「溜息に似た言葉」岩松了につづき新刊ラッシュ。
だけど、7月のTIBF先行発売の「デジタルコンテンツをめぐる現状報告」「本の現場」永江朗、以降、
8月は新刊出せなかったので(つまり遅れてたってことだ)、、、、。
出来はいいな。

●2009.09.04金
ポット会議、掃除大会。
掃除大会中、文房具の筆記具引き出しを、佐藤とひたすら整理。
替芯やら、雑多なペンやら。使いかけのモノなんかを捨てることにして、
まずは、打ち合わせ机に「捨てるぞ 必要なモノは各自持ってけ」とメモして
ドカッと置いておいたら、いつの間にか半分に減ってる。
だれが持っていったんだ?
午後、版元ドットコムで発行してる、
書評・パブリシティ掲載情報(新聞各紙に書評が掲載された書籍のリストです。版元ドットコム会員以外の出版社の情報ももちろんお届けします)」
NPOげんきな図書館への作業委託の引き継ぎ。
うん、いい打ち合わせであった。高橋慶太くん、頑張れ。
17時から大田とボイジャーへ。
ポット出版の新刊、今後、iPhoneなどの電子書籍として同時発売(同時期?)を計画してるんで、
その打ち合わせ。
そのご、ボイジャーの鎌田純子さんたちとボイジャー行きつけの飲み屋へ。
遅れて、ボイジャースタッフ2名。
栗原はるみが世界一おいしいと紹介したポテトサラダや、トウモロコシのかき揚げやら、うまかった。
twitterで、「純子ちゃんとさんま」と写真付きでつぶやく。
若手社員教育問題や、借金・経営問題、ジブリネタ、渋いアニメネタなど、でもりあがる。
会計を鎌田さんが済ませて、接待してくれる気でいたみたい。
そこは(ほぼ)割り勘に持ち込む。

「 日本の難点」宮台真司、★★★★☆
週末は、来週のでるべん勉強会のレジュメと、「わたしの戦後出版史」の書評を書かなきゃね、下書きだけでも。

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