DVDで落語でXMLでgo!その2
2009-09-29 山田 信也
連休をたっぷりお休みして、記憶もうすれつつありますが、
忘れてしまわないうちに、このあいだの続きを書きます
コメントいただいてしまってなんだか恐縮です
●フレームが、4種類
1 DVDのタイトルと落語家名やデータの入っているブロック
2 本文のストーリーが流れるブロック
3 あらすじなど脚注が流れるブロック
4 画像のはいるフレーム
●段落/文字スタイルが7種類
1 DVDのタイトル
2 落語家の名前
3 価格などの情報
4 本文
5 あらすじ・演者プロフィールという見出し
6 脚注の中の題名や名前の見出し
7 脚注の本文
という構造になっています
それに対応するように、テキストにタグをつけます
<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
<Root>
<dvd>=フレーム1に対応するタグ
<title></title>=スタイル1に対応するタグ
<name></name>=スタイル2に対応するタグ
<data></data>=スタイル3に対応するタグ
</dvd>
<photo href=”file:///Links/jacket.eps”></photo>
=フレーム4に対応するタグ(画像ファイルをインデザインファイルからの相対パスで指定する)
<honmon></honmon>=フレーム2/スタイル4に対応
<kyakuchu>=フレーム3に対応
<midashi></midashi>=スタイル5に対応
<kyakuchuname></kyakuchuname>=スタイル6に対応
<kyakuchutext></kyakuchutext>=スタイル7に対応
<midashi></midashi>=スタイル5に対応
<kyakuchuname></kyakuchuname>=スタイル6に対応
<kyakuchutext></kyakuchutext>=スタイル7に対応
</kyakuchu>
</Root>
フレーム1や3のように、一連のフレームの中に、
複数のスタイルが出現する場合にはタグを入れ子にしておきます
こんな感じのタグをテキストにつけて、
一旦、文字や画像を空っぽにしたインデザインのファイルで、
XMLを読み込み…
をして、読み込むと、
なにも起こりません。
が、よくみるとウィンドウの左側、構造パレットにタグが読み込まれています
構造パレットからタグをドキュメント上の対応するフレーム上にドラッグアンドドロップすると、
こうなります。
まだスタイルはあたっていません。
構造パレットのパレットメニューから、タグをスタイルにマップ を選び、
タグとスタイルを関連づけます。
ここまでが下準備です。
2個や3個だったら手作業で流したほうがはやいです。
落語本では50本の原稿を流し込むので、
下準備でつくった見開きページを50個に複製します。
このとき、複製したページの構造パレットのタグが、
どうも、ドキュメント上のフレームの重なり順で下のものから
表示されるようなのですが、構造パレットのタグの並び順と
xmlファイルのタグの順番がずれると、流し込みが
うまくいかないので、ページを複製するまえに、
フレーム1を最背面にし、2→3→4の重なり順になるようにしておく必要があります
で、ページを複製し終えたら、
50件分のxmlを読み込みます
上の画像はうそものなので、構造パレットに1個分しかありませんが、
50件の流し込みも秒殺でした。CS3なら。
ひどく長くなりましたが、DVDで落語でXMLでgo!その2 手順編でした。
いま横で和田さんとゆん君が当の落語本の追い込みをやっている様子でした。