沢辺 均

映画『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』の製作に参加したわけ

ポット出版は、代島治彦監督の運営するスコブル工房と、映画『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』の製作委員会を一緒に構成して、この映画の製作に参加した。
●ナタリーの記事
●予告編
●『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』のク [...]

ポット出版は映画『彼は早稲田で死んだ』の製作委員会に参加しました

昨年末に、樋田 毅さんによる『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠』が、文藝春秋社から出版された。
この本は、第53回大宅壮一ノンフィクション賞を2022年5月12日に受賞。
今からちょうど50年前の11月に [...]

ポット出版の[出版流通]その4(番外)・本屋大賞は業界最高の改革事例だと思う

ポット出版の事務所は、版元ドットコムという業界団体の事務所と共有してる。ポット出版(株式会社スタジオ・ポット)の業務縮小以降、事務所にいるスタッフは版元ドットコムの事務局スタッフのほうが圧倒的に(笑)多いんだけどね。
版 [...]

ポット出版の[出版流通]その3・著者が自著の告知にアマゾンのリンクをはること

著者が、ツイッターやフェイスブックなどで、自著の告知をするときに、よくアマゾンのリンクがはられているのを見ることがあります。
僕は、著者のSNSでのアマゾンへのリンクに、強い違和感があります。
それは、全国の書店員がそれ [...]

『なかったことにしたくない 〜電子書籍をさがすなら hon.jpの5122日』を読んだ

『なかったことにしたくない 〜電子書籍をさがすなら hon.jpの5122日』
ボイジャーから電子書籍とプリント・オン・デマンド(POD)で発売された『なかったことにしたくない 〜電子書籍をさがすなら hon.jpの51 [...]

ポット出版の[出版流通]その2(番外)・版元ドットコムMLに投稿したこと

版元ドットコムの会員と会友のMLに、会員社からの書き込みがあった。
JRC扱いの版元の新刊の書誌情報(すら)、アマゾンに表示されないんだけど、
なにか情報はないか、という質問だった、何社もの会員社が、熱心に返信した。
そ [...]

ポット出版の[出版流通]その1・ポット出版の本はどのルートで売れてるのか?

2019-12-05のこの日誌で、「株式会社スタジオポットの事業縮小のおしらせ」を書いてから、1年半、日誌をかいてなかった。
現在、株式会社スタジオ・ポット(ポット出版は屋号)の事業を縮小して、出版の仕事だけになっている [...]

株式会社スタジオポットの事業縮小のおしらせ

編集制作とデザインの受託事業を、来年の2020年1月末で終了することにしました。
ポット出版の、本の発行・発売は以降も継続していきます。
ただし、新刊はこれまで以上に絞っていくので、発行点数は減ると思います。
すでに約束 [...]

久しぶりに再販制のこと考えた

出版労連(出版社の労働組合の連合組織)が毎年開いている、第46回出版研究集会で、ことしは再販制にかんする分科会をひらくそうだ。
そこで、出版業界のなかで、再販制に批判的な意見も紹介しよう、ということで、事前に取材しにきて [...]

新刊『ランスとロットのさがしもの』という絵本です

ポット出版の新刊です。
性的少数者(いわゆるLGBT)への理解を拡げようという、絵本です。
子どもの読み物として、性的少数者の実存をえがいています。
ゲイカップルが子どもを得ようと努力する話。
→内容紹介のページ
ポット [...]

電子書籍の書誌情報

ポット出版は、版元ドットコムという出版社団体のいち員で、役員社としても活動しています。
出版界では、最近、電子書籍情報を、一般に公開もするためにも、収集活動を本格化しました。
その「お知らせ」が出版界で公開されたのです [...]

飯田泰之著『日本史に学ぶマネーの論理 』をよんだ

最近、飯田泰之さんの『日本史に学ぶマネーの論理 』を読んだ。
面白かった!!
日本の昔の、米や絹などで、お金の代わりにしてたころのこととか、お金の発行のこととか、が書いてある。
お金とはなんなのか?
このあたりにことが、 [...]

差別の問題と『同和はこわい考』

・ある言動が差別にあたるかどうかは、その痛みを知っている被差別者にしかわからない
・日常部落に生起する、部落にとって、部落民にとって不利益な問題は一切差別である
10代から30歳あたりまで、左翼(新左翼シンパ)で、組合運 [...]

出版不況は、デフレ不況のせいじゃないだろうか

ちょっと前までリフレに共感していたのに、最近は、反緊縮とか、積極財政論とか、MMTに惹かれるようになった。
当然、今度の10%への消費増税はやめてほしい、と思ってる。
十年前ころには「国の運営に必要な費用は人民全員で負担 [...]

出版に活用するためのプリント・オン・デマンドについて

もう10年近く前になるかな? プリント・オン・デマンド(POD)という、紙の本をつくる方法が登場して、一部には未来の出版の方法としてもてはやされた時期があったよね。
今は、話題になることはへったけど、技術も道具もそれなり [...]

3/8金 福岡のブックキューブリックでおしゃべりしませんか?

今度の金曜日、九州に行きます。福岡のブックスキューブリック箱崎店です。
ここで「九州の版元×版元ドットコム=!?  緊急ディスカッション@キューブリック箱崎店 〜ポット出版代表・沢辺均さんを迎えて」という長い [...]

本に関わるイベント情報提供サービス ?

本に関わるイベントが、どうもいっぱい開かれてるような気がする。
この本に関わるイベントにかんする、情報の全体を網羅して知るサービスが、
ないようだ(知らないだけか?)。
今晩これから、書店関係者と飲むのだけど、その「書店 [...]

「ほんのひきだし」の文化通信・星野渉さんの記事を読んでおもったことでやんす

フェイスブックを眺めてたら、「ほんのひきだし」とうサイトに、文化通信の星野渉さんの「“ドイツモデル”からみる出版業界の将来 各社が問われる「マーケットイン」の姿勢とは」という記事に関する紹介があって、読んでみた。
星野さ [...]

『日本のゲイ・エロティック・アートVOL.3』

『日本のゲイ・エロティック・アートVOL.3』を発行した。これでこのシリーズは完結。
VOL.1を2003年12月に発行したので、3冊出すのに15年かかったということになる。
1990年代に、何回か、南定四郎さんを中心に [...]

出版する人、本を売る人が増えてるがする

出版は、規模が大きく縮小して、最近ではそれが運送をも危機に陥れていて、どうもムードは真っ暗だ。
本屋だって、廃業がつづいて、とんでもないくらいに減っている。
こんなに調子の悪い業界なので、同業者とあってもほとんど景気のい [...]