1-1●日誌--沢辺

書影の書影としての利用OK運動、できないか

きっかけは、twitterの岡本くんのささやき。
確か、岡山あたりの図書館の研修の場で話題になったようだ。

図書館での書影利用許諾依頼を断る版元がいるようなつぶやきで、
僕は、いまどきそんなひどい版元がいるのか?って思った。

だって、
新聞や雑誌の書評に載っている書影の許諾ってほとんど依頼ないまま、だよ。
つまり、「自由に利用」してるってこと。
アマゾンがアフリエイトがらみで提供してる、いろんなブログでのアマゾン出自の書影に、
版元がクレームをつけたって話も聞かない。

それに比べて、図書館にだけ、許諾を求めたり、
求めてきたところで断ったりって実態があるなんて、。

そこで、ポットの次の新刊からは、カバーの折り返しのところに
「書影は自由に利用ください。写真・イラストだけの利用はご連絡ください」と
入れることにした。

でも実はこれも、社内のネオコンに実力行使+サボタージュにあった。
ほんとは、表4のバーコードの脇に入れたいって主張してたんだけど、
現場的な実力行使で折り返しのところにされていた。
(根は深いんだ、いろんな意味で)

10/21に、日本図書館協会の常世田さんに「ず・ぼん15」のインタビューのついでにきいたんだけど、
T社のHさんなんて、きっとダメって言うよ、だって。
Hさん、知ってるけど、う〜ん、不思議ないか?

図書館のチラシに本を紹介するときに書影を利用するのってなにが問題なんだ?

さてこれからだけど、
「書影の書影としての利用OK運動」できないかな?
やり方とか、もうちょっと考えてみようと思う。
なぜ「書影の書影としての利用OK」なのか、理由を書くのもバカらしい。
あったり前なんじゃないか?

ポット出版社長・沢辺均の日記-43[2009.10.14〜21]

ふ〜、あっという間だ、いつもいつも。

●2009.10.14水
スタジオ・ポットSDという兄弟会社の月例会議。
あとは思い出せない。

●2009.10.15木
午後からボイジャーへ。仲俣暁生さん、ボイジャーの萩野正昭さん、と
ウエブマガジン「航」の相談。
ポットサイトの、スタッフのものは勝手に利用OK、などと話す。

●2009.10.16金
午前ポット会議。ふん、新提案したんだど、反応悪い。
午後はboox(ブークス 1冊から送料無料のオンライン書店)へ、版元ドットコムのメンバーと。
夕方病院へ。
20時半ころ、Jstylebooks
の大久保さんのインタビュー。「談話室沢辺」掲載用。

●2009.10.17土
鉄・すずと代々木公園ドックランへ。
あとは本/録画映画/メシ。ぐだぐたした休日。
あいや、映像編集にちょいチャレンジ→失敗。

●2009.10.18日
起きたら熱っぽい。だいたい 37.0→37.5→38.3→37.3→36.7と変化。
夕方の国立国会図書館の「NDL情報提供サービスに関するグループディスカッション」欠席のメールをだして、
ひたすらベットで過ごす。
おかげで1Q84とか、たっぷり本をよんだけどね。

●2009.10.19月
14時〜の「日本のMLA=M(useum) , L(ibrary), A(rchives)連携の方向性を探るラウンドテーブル」に出席。
勉強になったな。
で、事務所に戻って、メールを観て、早めに帰ってベットへ。
少しだけ、ふらつくんでね。

●2009.10.20火
午前中、マンション管理組合理事会。
よく説教した日だ。
夕方、佳村萌さんが久々に、ひょっこり訪ねてきた。
個展やってて、その案内はがきを持ってきた。
夜、太郎次郎社エディタスの須田くん来てインタビュー。「談話室沢辺」用。
版元ドットコムになぜ、幹事社として参加したのか。
須田くんの個人史、出版社としてやりたいこととかを聞いた。
うん、おもしろいぞ。

●2009.10.21水
ひさびさにtwitterに復帰。
ジャパニーズブックダム計画で朗報。
11月アタマには、まとまった報告できるかもだ。
夕方、日本図書館協会の常世田さんに「ず・ぼん15」用のインタビュー。
図書館のコンサバ。「読書履歴の秘密を守る」「リクエスト批判」「図書館の無料の原則」「公共性」
について。
常世田さんとは、長話になってしまうんだな、なぜだ。
実はこのインタビューは2回目。前回あまりにも長時間、あれこれ飛びまくりでおしゃべりしてしまって、
記事にまとめるのは困難だったので、やりなおさせてもらったのだ。
最後に聞いた書影利用の許諾問題。図書館側でもあくまで許諾とるのが基本だそうだ。
新聞/雑誌の書評ではまったく許諾などとらずに使いあってる。
とんでもないな。なんとかしようよ、と常世田さんと。
終了後、キンドルがとどく。思ったより薄くて小さい。
でも英語版、なんだ。メンドーだな。

10/30げんきな図書館研修会で「出版をめぐる新しい動き」で話します

自分で理事もやってるNPOげんきな図書館の研修で、話させてもらいます。
「出版をめぐるあたらしい動き」
まだ何を話すか決めてないんですけど、スタッフ以外(他の図書館のスタッフ、図書館関係者以外、要はだれでも)
でも歓迎の研修ですから、よければおいでください。
例によって、帰りは飲み会、やるつもり(付き合ってくれる人がいればだけどね)。
ではでは
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出版をめぐる新しい動き

図書館で毎日本を扱っていても、出版については、知らない・わからないことばかりと気付きます。
そこで10月の研修は、『ず・ぼん』を出版しているポット出版社長であり、げんきな図書館副理事長の沢辺均さんに、どうやって本が作られ私たちの手元までくるのかという基本から、何を大切にして本を作っているのか、出版業界と図書館の発展的な関係は、さらにGoogleブックや再販制度など出版業界をめぐる新しい動きまで、幅広く話をしてもらいます。
この機会にぜひご参加ください。

日 時  10月30日(金) 18:30〜20:30
場 所  中野区男女共同参画センター 研修室
講 師  沢辺均さん(㈱スタジオポット代表取締役、NPO法人げんきな図書館副理事長)
参加費  500円
申込み  10月28日(水)までに電話かメールでお申し込みください。
       03−6662−5896(担当 磯村)
       info●genkina.or.jp
主 催  NPO法人げんきな図書館
      http://www.genkina.or.jp

NDL情報提供サービスに関するグループディスカッション(第3回)に参加します。

国立国会図書館の「NDL情報提供サービスに関するグループディスカッション(第3回)」といのに
声をかけてもらった。

2009年10月18日(日) 17:00〜20:00頃

参加してきます。
メールでの依頼文、面白かったので、張っちゃいます。

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最初にお願いした時のメールにも書かせていただきましたが,NDL
の次期情報提供サービスは,国会図書館が現在提供している総合目
録データベース,PORTA, リサーチナビといった各種サービスが必ず
しも利用者本位にたったサービスとはいえないのではないかという
認識のもとに,利用者の利便性に配慮しつつ,それぞれのサービスが
シームレスに連携し,また外部のサービスとも連携して豊富な情報資
源を活用できるようにしたいと考えられています。
今回のグループディスカッションは,そのための利用者ニーズを
把握すること,また,現在利用者が使用している各種Webサービスや
図書館利用などの経験をもとに,このようなサービスがあれば面白
いのではないかというアイディアや,国会図書館の提供するWebサー
ビスに求めるものなどをお教えいただきたいと考えています。絶対
になくては困るというような「あたり前のサービス」だけではなく,
実現は困難だろうけれど「国会図書館のサービスとして何とかでき
ないものか」というサービスなど,いろいろなアイディアを語って
いただければありがたいと思います。今までに行われたディスカッ
ションでも,参加者からは「満遍なくサービスをするのではなく,
とんがったサービスも必要。たとえば….」といったような発言も
いただいています。
次期情報提供サービスに含めたい夢を一緒に考えていただき,何
を取り込んでいくことが望ましいかを考える参考にさせていただき
たいと考えています。
ご参加いただけるにあたり,国会図書館の提供する現在のサービ
スも見ておいていただき,その問題点や,国会図書館なのだから,
こういうサービスも必要なのではないかといった点を,少しお考え
の上,ご参加いただければ幸いです。

今回は,各種国会図書館のWebサービスに対するご不満,ご感想
などをいただくと同時に以下のようなテーマもと考えていますが,
今まで開催したディスカッションでも,設定したテーマを大きくは
ずれて話が展開することも多かったですので,あくまで目安程度に
考えておいていただければと思います。

・Webサービス世界の中での国会図書館情報提供サービスの位置づけ
・自分の発信する情報の情報源としてのNDL情報提供サービスの有効性
・国会図書館だから行うべきサービス,行う必要がないサービス
・新サービスで取り込むべきWeb2.0的サービスと,その有効性
・国会図書館の提供するPORTAに期待するもの
・その他

なお,国会図書館のサービスのうち,もしご覧になっていないもの
がありましたら,以下のサイトを少し見ておいていただければと思い
ます。

国立国会図書館Webサイト
http://www.ndl.go.jp
国立国会図書館図書総合目録
国会図書館の蔵書(納本図書館ですので,ほとんど全ての出版物の
検索が可能),雑誌記事索引(雑誌の記事を探すことが可能),
総合目録ネットワークシステム(一部の公共図書館の蔵書も検索
可能)など
http://www.ndl.go.jp/jp/data/opac.html
国立国会図書館 電子図書館
近代デジタルライブラリー,貴重書画像データベース,児童書デジ
タルライブラリー, インターネット情報選択的蓄積事業(WARP)
デジタルアーカイブポータル(PORTA)などへの入り口
http://www.ndl.go.jp/jp/data/endl.html
国立国会図書館 調べ方案内
リサーチ・ナビ, レファレンス協同データベースなど
http://www.ndl.go.jp/jp/data/search.html

ポット出版社長・沢辺均の日記-42[2009.10.07〜13]

え、もう7日間もためてしまった?

●2009.10.07水
午後S社へ、デザイン打ち合わせ
夕方に新宿ゴールデン街にある「汀(なぎさ)」という、渚よう子という人がやっているバーのカウンター修理の下見。飯島会長の付き合いで。
その後、神保町で、図書館総合展のフォーラムの打ち合わせ。
11/10火 第六会場13時〜14時半 「Googleブックサーチ・国会図書館蔵書デジタル化 デジタルアーカイブ時代に公共図書館はどう変わるべきか?」
植村八潮さん(電機大学出版局長)、笹沼崇さん(ゆうき図書館副館長)、柳与志夫さん(国立国会図書館電子資料課長・元千代田図書館長)と、主催のネットアドバンス社のお三方と。
ははは、すでに激論。

●2009.10.08木
出版会議。
ジャパニーズブックダムのための資料を書いたりなんだり。パソコンに座ってた。

●2009.10.09金
午前中、ポット会議。
スタッフの人気をすこしでも回復しようと、会社のクレジットカードのポイントを交換した商品券を、
トランプ一発めくり勝負で分配。イチバンは2万円、二番は1万、三番5千円。ほかはずれ。
なんと自分で二番を引いてしまったので、社長賞として、敗者復活戦。
16時から、35ブックス会議で筑摩書房へ。
11月6日(金)に全社の本が取次搬入決定。
そのご、ジャパニーズブックダムの相談のために神保町へ。
うん、当面の作戦はきまった。帰りに中華屋で何人かと食事、とおしゃべり。

●2009.10.10土
6月にやったわが、バンド遊びのライブのビデオ編集が終わって、キーボーが届けに来てくれた。
その後、カメラマン・向殿政高くんの結婚パーティー。会費制1万5千円。
向殿自身がやってるバンドなんかのライブもあり、参加者の誕生日祝い、結婚祝いもおりまぜ、
参加者を楽しませる工夫があって、いい結婚パーティーだなー。
小久保が、パンダに扮装。
帰りにYAMAHAで楽譜をかってたとき、デジタル一眼をおとして、フィルターを割ってしまう。
留守中に娘の風実が遊びにきて、鉄とすずを代々木公園のドックランにつれてってくれた。
娘と土曜出勤の那須ゆかりさんと一緒に近くの飲み屋へ夕飯。
風実の生まれた頃のエピソードを初めて、風実に喋る。

●2009.10.11日
娘と、代々木公園ドックランに。鉄とすず。イッパイ走った。
スーパー買い物。ステーキを1枚(分け合うのです)に、総菜ちょっと、鍋一杯の蒸し野菜(にんじん、なす、レタス、椎茸、しめじ、舞茸、タマネギなどと豚肉)。食後にケーキ。
日曜出勤してた、小久保と上野も呼んで夕飯。

●2009.10.12月
午後、雑用を片付けに事務所。
娘帰り、おいらは、ゴールデン街「汀」のカウンター修理。まあ、80点かな。
車で迎えに来た飯島会長から、最近亡くなったゴールデン街の流し、マレンコフさん形見のギターを受け取る。
マーチンD-18VSだ。スゲー。裏面が少し割れていて、セロテープはってあるのが(笑)。
亡くなる前、最後に伴奏したのは、団鬼六さんが歌う東海林太郎の曲だそうだ。
オレが弾いて供養になるかどうか解らんけど、次のライブでは使おう。合掌。
夜、吉祥寺。バンド遊び仲間の木谷さんの、ヤマノドラム教室発表会。馬場さん木谷さんに、バラの花を一本ずつ。

●2009.10.13火
午後に均整(整体の一種)。他、細々作業。
今日は、「落語を観るならこのDVD」入稿の日。
那須部長、頭痛。担当は尹。高橋・大田も入ってやってるけど、なかなか終わらないようだ。
入稿メシで、紫金飯店のおかずを出前。米は早炊で。

ポット出版社長・沢辺均の日記-41[2009.10.05〜06]

●2009.10.05月
S社、デザインの打ち合わせ。
その直前、「溜め息に似た言葉」(岩松了)を利用した書店フェア提案をめぐって説教。
狙いのポイントがあいまいなんだな。
「溜め息に似た言葉」は、
脚本家+俳優の岩松了が/「名作」小説からセリフを一つ抜いて/そのセリフのなにがポイントかを書いた、もの。
もう一つは、それに若手の写真を一枚ずつくっつけた。
書店で、その「名作」に岩松了の抜いたセリフと、そのポイントをワンフレーズで、POPを作って、
「名作」自体を売ってもらえないか、というのがフェアの狙い。
でその横に、この「溜め息に似た言葉」も、、、、。
なのに、肝心のPOPの見本がない、とか、いろいろ。

●2009.10.06火
昼飯を食いながら、佐藤と打ち合わせ。
もどって、取材を受ける。
夕方はNext-Lの原田さん、田辺さんが来て、取材+ビデオ。
その後、均整(整体の一種)。
当社会長・飯島洋一と、均整の合間に雑談。
飯島は、井筒和幸監督の新作「ヒーローショー」に出演していて、
井筒監督の演技指導の厳しさの話がおもしろい。
映ってないところの人にまで、本気で演技させるとか、、。
図書館大会で原田さんたちが発表するときのネタだそうだ。
夜は、社内に出した課題についての「解答」を書く。(課題はマエの日誌に書いた)
↓は私が書いたものです。
──────────────────────────────
●炭素と溜め息のシナノの印刷請求をみて、四六版で192ページと同じなので、
なぜ費用が2倍以上の開きがあるのか、を箇条書きでかけ。
・プリントは各自の机に置く
・参加は自由/提出後参加者には解説をします
・箇条下記には、その数字的な根拠を示せ

沢辺の解答(請求書では399000溜め息が高い、下記計算合計は390006)
○本文、炭素はモノクロ、溜め息はオール4色だから
 ・色校の有無 0円/96000円 溜め息が96000高
 ・刷版 (1/1×3)=6版/(4/4×3)=24
     単価はかわらず2500円
     額で、15000円/60000円で 溜め息が45000高
 ・印刷 (1/1×3)2000s=6版/(4/4×3)2000s=24
     単価は 5000円/5500円
     額で、30000円/132000円で 溜め息102000の差

○カバーとオビ、炭素は付け合わせ、溜め息は別刷のため製版+印刷+ニス、が費用の上乗せ(用紙別)
 ・製版代(色校含む) 2×8000=16000/2×5000+2×4500=19000 溜め息が3000高
 ・刷版印刷(四六半裁3面1334s/? 1000s) 2×7000=14000/2×7000+2×7000=28000 溜め息が14000高
 ・ニス引き 1334×15=20010/1×7000+1×7000=14000 炭素が6010高

○表紙の刷版印刷、理由は解らんけど、溜め息の単価が1000円高

○表紙をニス引きにして、溜め息7000円高

○製本が、並製/上製で 2000×24.45=48900/2000×61.35=122700 溜め息73800高

○配本料 理由不明で、25000/20000 炭素の5000高

○用紙類
 ・本文 使用枚数が1色/4色で、予備の紙に差がある 6750/7500
  キロ単価 130/160 
  で62775/90000 溜め息27225高
 ・カバー+オビの付け合わせのため(単価はほとんど変わらず)
  紙 800枚/700+700枚 金額 47080/40810+28721=69531 溜め息が22451高
 ・上製のため、ボール紙が溜め息に必要 0/150×63.3=9540 溜め息が9540高
──────────────────────────────

10.19日本のMLA=M(useum) , L(ibrary), A(rchives)連携の方向性を探るラウンドテーブルに参加

パネリストの一員として参加します。

よろしければ、参加しませんか?

ココから────────────────────
日本のMLA=M(useum) , L(ibrary), A(rchives)連携の方向性を探るラウンドテーブルⅠ

ミュージアム(Museum)・図書館(Library)・文書館(Archive)の連携が世界的に注目されています。そこでその各分野のエキスパートをお招きし、MLA連携提唱の背景から、各施設の共通の課題、連携のメリット、今後の具体的な取り組みの方向等について公開討論会を開催し、近年重要度の増しているMLA連携について考える機会とします。
関係者、関心をお持ちの方のご参加を期待します。ぜひ積極的に御参加ください。

日時: 2009年10月19日(月) 14:00〜18:00
場所: 鹿島建設㈱KIビル多目的ホール
主催: 特定非営利活動法人 知的資源イニシアティブ(IRI)
形式: 有識者による公開討論会
趣旨:
MLA(ミュージアム、図書館、文書館)連携が世界的な話題になっているが、その実態は、というと不明な部分が多い。理念的には連携は望ましいが、では実際にどのような局面で協働が可能か、まだ具体的な議論はほとんどなされていない。また、もともとひとつの施設だった大英博物館と英国図書館の例が示すように、文化を支える共通基盤の上で考えられている欧米と比べて、近代になってからの「輸入品」として別々に成立している日本のMLAの特殊性もある。MLA共通の課題と独自性、それを取り巻く経済的・社会的環境要因、情報・文化政策等における諸問題を、関係者が一堂に集まって論議・摘出することにより、今後の日本におけるMLA連携の具体的取り組みの足がかりにしていくことを目的とする。

パネリスト:
岡島尚志 (東京国立近代美術館フィルムセンター主幹)
金容媛 (駿河台大学メディア情報学部教授)
栗原祐司 (文化庁文化財部美術学芸課長)
小出いずみ(渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター長)
後藤和子 (埼玉大学経済学部教授)
佐々木秀彦(東京都美術館施設活用担当係長)
高山正也 (国立公文書館長)
常世田良 (日本図書館協会理事・事務局次長)
豊田高広 (静岡市立御幸町図書館長)
保坂裕興 (学習院大学人文科学研究科教授)
水嶋英治 (常磐大学コミュニティ振興学部教授)
水谷長志 (東京国立近代美術館企画課情報資料室長)
柳与志夫 (国立国会図書館電子資料課長:司会)
行吉正一 (東京都江戸東京博物館都市歴史研究室学芸員)
沢辺 均(ポット出版/「ず・ぼん 図書館とメディアの本」編集委員)

パネリストの周りにギャラリー席を設けます。
(参加費は無料です。)
申し込みは不要ですので、直接会場にお越しください。

ポット出版社長・沢辺均の日記-40[2009.10.01〜04]

●2009.10.01木
昼から出版会議
夜、新宿ゴールデン街劇場で、武田浩介の落語ライブ、前半を見てから、竹田青嗣さんと打ち合わせ。
「竹田ライブ」を来年2月にやるのだ。完全に遊んでるね(笑)。
ほかにも、「談話室沢辺」でのインタビューのお願いと、新企画。
新企画は来年には実現したい。

●2009.10.02金
年に一度のビラセレーナ祭り
あいにくの雨。ちょっぴり萎える。
がそれなりに盛況。
17時に終了して、ただちに、飲み会。
「チラシを見て来ました」というフランス人(夫)と日本人(妻)夫妻が、向かいのマンションから参加。
折り畳んだチラシをポケットからとりだしたときには、嬉しかったな。
チラシってものに、力があるのだ、今も。
途中で、4階シンク・ビットの若者がギターを弾けるってんで、
自慢のギブソンJ45を持ち出す。若者はビートルズ。私も、スタンドバイミーなどをヤラセてもらいました。
ハモニカで一緒にやったり。

●2009.10.03土
夕方、ちょっと根回し+相談ごとで出かけました。

●2009.10.04日
昼前に、鉄とすすと一緒に代々木公園・ドックランへ。
帰りに千駄ヶ谷小学校横のフレッシュネスバーガーでメシくって、
バンドの練習に。
「タイムマシンにお願い」を録音しようぜ、ってことで、パートごとに取り分けたりとか。
うん、なかなか楽しい。

ポット出版社長・沢辺均の日記-39[2009.09.28〜30]

ついに9連休終了。

●2009.09.28月
 スリープトラッカーというレム睡眠の時に目覚ましならしてくれる腕時計、も買った。
 早速腕にはめてみたんだけど、23時ころにWOWOW録画映画を見ながら寝ちゃって、
 なんと3時半ころ目覚めた。本を読んでたんだけどぜんぜん眠れないんで、
 開き直って6時半ころに散歩をかねてコンビニ。サンドイッチとヨーグルトを買って
 事務所に行って仕事っぽいことを始めた。(←だから28日の話)。
というのの続き。
今日は手帳にスケジュールなにもなし。
片っ端から雑用片付け。
請求書書いたり、スタッフ五十音名簿つくったり、ビラセレーナ祭の連絡したり、ず・ぼん15の準備したり、
説教したり、、、、。
で、19時過ぎに退社。
23時ころ眠ったんだけど、夜中に目が覚めたり、、、。

●2009.09.29火
午前中、このマンションの管理組合総会。理事しか出席せず。
ほかの理事は嘆くけど、おいらは「いいんじゃないの?」って感じ。
だって、いやいや出席したってしょうがない。複数議決権持ってる理事も結構いて、8/25は実際に出席。
他に委任状はほとんど届いてるんだし。また、みんなの関心のあるテーマなら出て来ると思う。
「本の現場」をボイジャーで、ドットブックにして販売するために、ドットブック化の作業が始まってる。
山田が中心、ボイジャーとの窓口は大田。山田が日誌技術的なこと書いてます
夜は、げんきな図書館の理事会。
代々木図書館の人員体制を議論。
あいかわらず、「声」の大きなオレ。

●2009.09.30水
今日もスケジュールなしで、事務所で作業。
なんだけど、なんと50分も遅刻。これじゃスタッフの遅刻をしかれないか?
いや、自分のことを少し棚上げにしないと、そもそも何も言えなくなる、、、、。
でも棚上げすることと、しないことのバランスがむずかしい。
読売新聞に「国会図書館の本、ネット配信へ」の記事
この間人任せにしていたジャパニーズブックダムのことで半日くらいバタバタ。
連絡のメールや電話、それからちょっと新しい進め方のための原稿書くとか。
デザイナー、出版チームに、本の制作費(主に印刷代部分)の考え方を説教。
いいもんにすることと、コストを落とすことの両面を見ろ、と。
「こんな紙にした〜い」って夢みたいな言い方で考えるんじゃなくて、
「こんな紙にしたいから、●万円よけいに使いたい」って言い方で考えろ、って。
ついでに、9月発行の本、「低炭素革命と地球の未来」と「溜息に似た言葉」の
シナノ印刷の請求書2つを見比べる「課題」をメールでスタッフみんなに出す。
────────────────────
ポットのみなさま

お勉強の課題です。
●炭素と溜め息のシナノの印刷請求をみて、四六版で192ページと同じなので、
なぜ費用が2倍以上の開きがあるのか、を箇条書きでかけ。
・プリントは各自の机に置く
・参加は自由/提出後参加者には解説をします
・箇条下記には、その数字的な根拠を示せ
(例)──────────
○本文、炭素はモノクロ、溜め息はオール4色だから
 ・色校の有無 0円/96000円
 ・刷版 (1/1×3)=6版/(4/4×3)=24
     単価はかわらず2500円
     額で、15000円/60000円で45000の差
 ・印刷 (1/1×3)2000s=6版/(4/4×3)2000s=24
     単価は 5000円/5500円
     額で、30000円/132000円で102000の差
──────────
・閉め切り10/5月13時 沢辺まで
────────────────────
これ、課題提出は自由、ってことのした。
結局勉強するのって、その気がないヤツに無理矢理させてもしょうがない、と思う今日この頃。
小中高校生は別だけど。まして、給料払ってる時間なんだからな。
その気のないやつは見捨てていくのがいいんじゃないか?
こんな考えは語研・高島さんに批判されそうだけど、ね。
さらにさらに、版元ドットコムの新サービス企画までメール提案したぞ、。
よく書いた一日でした。

2009.10.02 第3回ビラセレーナ祭

ポットの事務所はビラセレーナというマンションの一室にあるんです。
まあ、マンションカンパニーと「蔑まれる」ってやつです。
理由はいろいろあるんですけどね。見栄はると。

で、そこのマンションで一年に一度、「お祭り」をやってるんです。
近所を通りかかったら、のぞいてみてください。
パーティーという名の飲み会も、どうぞ参加自由ですから。

ビラセレーナ祭りビラセレーナ祭り

入り口に貼った「ビラセレーナ祭り」のポスター

●日時
2009年10月2日(金)11時30〜17時フリーマーケットを予定
17時〜20時 持ち寄りパーティー
●場所
ビラセレーナ2階エントランス
●内容
・フリーマーケット
 家庭内不用品/事業所内特売品などを販売 事前申し込み
・パーティ
 食べ物+飲み物、持ち寄りで懇親を
●主催
ビラセレーナ管理組合(理事長・伊藤)
お問い合わせ 303号 スタジオ・ポット 沢辺まで
kin(a)pot.co.jp  03-3478-1774

ポット出版社長・沢辺均の日記-38[2009.09.24〜(28)]

日記、休日・シルバーウィーク編の第二弾。
あまりにくだらない休日で書くのも気が引けるのは、相変わらずです。

●2009.09.24木
午後から、出社して、「わたしの戦後出版史」の書評を書く。
小久保/尹/佐藤/大田が出社していた。
グダグダしながら原稿を書く。

●2009.09.25金
午前中、事務所に出て、那須部長の添削を受けて書評原稿を仕上げ送信。
そのあと、何してたんだっけ? 忘れてしまうった。
たぶん、鉄とすずと代々木公園にいったんだけどな?
あ、追加で思い出した。
ドックランの帰りに、
代々木図書館へ行って、『オックスフォード・サイエンス・ガイド』(築地書館)を借りにいったのだった。
25,200円という値段だったから、久しぶりに図書館で本を借りたのだ。

●2009.09.26土
グダグダして、鉄とすずと一緒に代々木公園・ドックラン。
風呂に入ってから、智砂ちゃんと一緒に芝居をしてて、今も芝居の製作をやっている、
中村文ちゃん製作の「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ2009 今回は “スペシャル”」を見に行く。
世田谷パブリックシアター。ちょっと早めに行って三軒茶屋をぶらつく。
連休中、ほとんど毎日ドックランに行ってて、早歩きを心がけたんのが原因だと思うんだけど、
足が思いし、すぐ疲れる。
ライブ、ああいう世田谷パブリックシアターのような「高級劇場」でかしこまってみるんじゃなくて、
飲み屋のステージみたいなところでやれば、もっといいんじゃないか?
終わって下北沢のzaji。文ちゃんと友達と4人で1時すぎまで。

●2009.09.27日
午後イチ、おいらのバンドごっこのライブ「勝手にしやがれ 5」のビデオ編集の打ち合わせ。
撮影隊、キーボーと。ずいぶん時間がたってしまったのだけど、しっかり仕上げるのだ。
夕方に、鉄とすずと一緒に代々木公園・ドックランへ。
帰ってきて、風呂に入って東急ハンズへ行く。
8階から、一通り売り場を見て歩く。好きなんだな、こういうの。
帰ってきて、カツ皿つくって夕飯。
スリープトラッカーというレム睡眠の時に目覚ましならしてくれる腕時計、も買った。
早速腕にはめてみたんだけど、23時ころにWOWOW録画映画を見ながら寝ちゃって、
なんと3時半ころ目覚めた。本を読んでたんだけどぜんぜん眠れないんで、
開き直って6時半ころに散歩をかねてコンビニ。サンドイッチとヨーグルトを買って
事務所に行って仕事っぽいことを始めた。(←だから28日の話)。

ポット出版社長・沢辺均の日記-37[2009.09.19〜23]

日記、休日・シルバーウィーク編だ。
あまりにくだらない休日で書くのも気が引ける。

●2009.09.19土
午後遅めに、鉄とすずと、ドックラン・代々木公園。
来年のライブにむけて、ギターのかっこいい曲を仕入れている。
書くのもはずかしいけど、ジャニス・ジョプリンの「move over」。
ちょっと簡単そうで、ギターがかっこいいんでね。
それに、ふるい曲だけど、日本の歌い手さんにもカバーされてるし。
早速耳コピーに挑戦したんだけど、ヤッパtab(タブ)譜があるほうが、ヒントがあってやりやすろう、
と思って。新宿の楽器屋で、ジャニスの譜面集を買ってきた。アッチ製で3,800円。
オジンの趣味、金に糸目を付けないのだ。

●2009.09.20日
午後イチに、6月にやったライブのビデオ編集を頼んでいた、キーボーが、
その作業をするためにくる予定だったんだけど、
自宅でやる、という連絡があって、この日は流れ。
夕方、鉄とすずと、代々木公園ドックランへ。
ジャニスのmove overを、BOOSのMICRO BR という手のひらサイズのマルチトラック・レコーダーに、
mp3ファイルにしてコピー。
このMICRO BRだと、キーを高くしたり低したり、キーを変えずにスピードを遅くしたりできる。
なので、スピード50%にして、ギターを会わせる。50%だぜ。
それでも、耳コピーできなかったり、ついていけない。嘆かわしい。

●2009.09.21月
バンド仲間で、左翼時代からつづく数少ない友人の本多くんが我が家に来る。
二人でギターの練習をしようというのだ。
3時にくることになっていたんだけど、結局4時マエに登場。
「あいかわらずいいかげんだな」と智砂ちゅんにつぶやいたら「織り込み済みでしょ」と言われる。
なんと、ボーカルの佐藤と二人で登場。
レッドチェッペリンの「天国への階段」を練習。生ギターで。
本多くんはこの曲にまえからご執心。
死んだベースの谷のこともあって「天国への階段」か。
谷がこの曲をギターで弾きこなしていたので、教えてもらってもいたらしい。

●2009.09.22火
午後から我が家が均整治療室。沢辺→会長の飯島→松沢呉一さん→スタッフの尹。
松沢さんに、先日のでるべんのレジュメに松沢さんのアマゾン分析を利用させてもらったので、
お礼にメシをおごる。
出社していた高橋と松沢さんと3人で、近くの香港ロジへ。
近くに座っていた女の人が「松沢さんですよね」と。
香川のレズビアン・ゲイ映画祭をやっているとのこと。
すぐ近くにあるミニシアターでアジアクィア映画際があって、それを見に来た帰りだとか。
ついついおしゃべりをしてしまうのだけど、
新宿の中国語勉強会があるので、松沢さんが早めに引き上げた。
鉄とすずと智砂ちゃんと深夜の散歩。絵画館の周りをグルーと一回りして帰ってきた。

●2009.09.23水
午後に、鉄すずと一緒に代々木公園。片道だいたい2.5キロで、往復5キロ。
夕方に、久しぶりにヨドバシカメラを上から一階ずつ回る。
家用の蛍光灯電球、MAC売り場、そしてカメラ売り場など、一回り。
買ったもの、蛍光灯電球2つ(スタンド用、自宅用)、自分のデジカメDX100のレンズカバー(DX200用で外差内でもONできるタイプのやつ)、7インチの2つ目のディスプレイ(FTD-W71USB)とUSBハブ。
帰って夕飯を喰いながら、白州次郎のNHKドラマの3回目を見る。
ちょっと一人だけかっこ良すぎないか?白州次郎。
メールを開いたら、小柳さんから「25日の昼12時に間に合わないと落ちます」というメール。
慌てて徹夜で書こうと思って事務所へ。よくよく見たら、木曜でなく、金曜。一日間違えていた。
コレ幸いに、ディスプレイをセットしたり、この日記を書いて、書くのは明日にした。

無印ニッポン 中公新書 堤清二・三浦展
新参者 講談社 東野圭吾

ポット出版社長・沢辺均の日記-36[2009.09.18]

●2009.09.18金
午前中、ポット会議。30分で終わる。その後掃除大会。オレは、マニュアルだなを整理。
今日は雑用を片付けていった。おかげで、懸案もいくつか終了。
あ、まだ残ってた。
よるメシ。佐藤と香港ロジという近所の中華屋へ。
マンゴープリンがサービスで出てきた。
それと、すずは、今日下痢。
ときどき事務所の床に犬のゲリピーがあるのって、まずいな、。
伏見さんの公式ブログに、「低炭素革命と地球の未来」の感想が載っていて、その隣に、
アマゾンへのリンクがあったので押してみたら、なんと、

通常1~2か月以内に発送します、

だと。その時点で順位は232,566位だけど、経過をみたら
9月13日 16:10 4655
9月17日 4:08 6759
まであがってた。
慌てて、最近の新刊からチェックしてたら、

羯諦 通常1~2か月以内に発送します。 232,566位
低炭素革命と地球の未来 通常1~2か月以内に発送します。 15,654位
溜息に似た言葉 通常1~2か月以内に発送します。 96,883位
デジタルコンテンツをめぐる現状報告 通常1~2か月以内に発送します。 10,882位
本の現場 通常1~2か月以内に発送します。 10,041位
エロスの原風景 在庫あり。 94,434位
中井正一伝説 在庫あり。485,273位
懺悔録 在庫あり。 321,055位
図書館という軌跡 在庫あり。 326,219位
ず・ぼん 図書館とメディアの本 (14) 在庫あり。 2点在庫あり。 369,945位
だった。
ミーティング中の尹に電話したら、水曜あたりに大阪屋に電話して補充してもらっていたらしい。
出版チームは月例ミーティング。
当初は、月に一回くらい、シャチョーのいないところで、各チームでランチ食べながらゆるい意見交換
って趣旨で始めたのだが、出版チームは毎月飲み屋へ行っている。3000円まで会社負担、を利用して、
上回った額を出し合って。(那須ゆかりが、私が出してると豪語してたけど、ホントか?)
今日もカムジャタン屋に行ってるらしい。大田のtwiteerで判明。
ちゃっかり、システムを活用、だな、こいつら。

明日からポットは9連休。途中で出社するやつもいそうだけど、
それでも、9連休にしてあることで、多く休めそうだ。
あ、一応書いとくけど、24木/25金は、みんなで有給休暇をトルってルールで、
有給休暇以外に休日扱いにしてる訳じゃありません。
オレはどうするかまったく決めてない。
d/SIGNの書評4800字を書くって約束をしっかり連休中の仕事にするってことで、
サボってしまった。

ポット出版社長・沢辺均の日記-34[2009.09.11-09.17]

また、ほぼ一週間たまる、、、、。

●2009.09.11金
午前中、久しぶりにポット会議を中止して、横浜のE社へ。
社史のデザインと編集/制作進行の仕事。
役員、部長さんたちとの顔あわせだな、。
帰り、上野に今半・ステーキ膳をたかられる。小遣いがまた減った。
ポットに戻って、スケジュール手帳の移行作業。
それを覗いた那須が苦笑い、なぜだ。

●2009.09.12土
午前中、薬をもらいに病院。
帰ってきて、鉄とすずをつれてドックラン。
最近土日はのんびりできている、。

●2009.09.13日
久しぶりにバンド仲間とスタジオへ。
サウンドタワープレミアムが、値段と広さと設備の具合がいいんで気に入ってる。
14時から一時間は個人レッスン。ギターの青ちゃんも来て、
ギターを教えてもらったり、ふたりでじゃかじゃかやったり、。
ミナちゃんも来た。
15時から全員集合で、「タイムマシンにお願い」を録音。
はじめに全員で。そのあと、全員でやった録音と「ちっ、ちっ、」ってリズムを刻む機会音を
ヘッドホンで聴きながら、ひとりひとり楽器引いたり、歌ったり。
途中で、DTM(旧式)がこわれて、ご破算。
かえりに、居酒屋「土風炉」で飲む。次回は10月4日(日曜日)。
6月のライブのビデオ編集の催促をされる。

●2009.09.14月
午前10時20分、米沢嘉博記念図書館に、森川さんを訪ねて取材。
「ず・ぼん」15号のためだ。
米沢さんという人、スゴいな。
住んでる家が本でいっぱいになったら引っ越して、マエの家はそのまま本の倉庫にしていたらしい。

●2009.09.15火
14時に横芝光図書館につくために11時過ぎに出発。
これも「ず・ぼん」15号の取材。各所にあるテーマ展示が面白い。
インフルエンザ、防災、とか10箇所くらいあったんじゃないかな。
花も飾ってる。地元の生け花クラブの人たちが、ただで飾ってくれている。

●2009.09.16水
昼飯を千駄ヶ谷のイタめし屋で。
Nex-Lの田辺くんと日高と。書評サイトの企画も具体化の第一歩へ。
夜の版元ドットコム組合員会議のマエに、矢野さんがきて
新刊デザインの打ち合わせ。
それから版元ドットコム。今日の司会は「天敵」第三書館の北川さん。
途中で、僕らの対立を心配した第三書館木瀬さんが心配して、割って入ってくれる。
それから、近所の中華屋に飲みに行く。
はじめて会議に来た鮎川女史のとなりに陣取り、説教たれ。

●2009.09.17木
出版会議・月例版(つまり営業外注の木下氏プラスの出版会議ということ)。
8月は、なんと新刊を出せなかったが(こら、那須部長)、注文は結構いい。
アマゾンでも。
15時に国会図書館へ。入り口で小学館・岩本さんを見かけるが、
声をかけ損ねて中へ。田中さんが、説明役の一員に。
説明のあとの質疑時間で「館長から、とくに途中で質疑をうちきるな、どんなに時間がかかっても、すべてこたえるように」的な指示があった(笑)と司会者。
スキャニングしかしない、OCRはかけられない、と長尾館長が言っていた根拠は、
関係者協議会での合意だったというのがはじめて分かった。文書もあった。
この協議会メンバーの名前が(個人情報の問題だと思うが)公開できないって、ことに、
ちょっとだけ注文をつける質問。
それぞれ了解をとって後日公開するそうだ。サイトを見ておこう。
それから、スキャニングデータを当該出版社が商売のために利用することもOKだと。
その場合、利益の3%が目安。
夜、ポットで発行した、「GIRL’S ONLY」伊藤さんのマンガの電子配信で、
祥伝社との交渉の話を出版スタッフと。

はじめての言語ゲーム」講談社現代新書 橋爪大三郎 (著)
読了。うん、すげーいい。
「ヴィトゲンシュタインが、言語ゲームのアイディアを通じて言いたかったのは、
この世界の意味や価値は、権力などによらなくても、
人々のふるまいの一致によって、ちゃんと支えられているということだ。」P178
これって、竹田青嗣さん解説の現象学のおいらの理解、とおんなじ、。
人々が「そりょあそうだ」と合意できることは、ひとまず正しいものとしていい、
ってなことと同じだよな、って思った。

国立国会図書館の資料デジタル化に関する説明会の資料

「国立国会図書館の資料デジタル化に関する説明会」に行ってきました。
資料をpdfにしてアップしておきますね。

国立国会図書館デジタル化説明会資料

ポット出版社長・沢辺均の日記-33[2009.09.05-09.10]

●2009.09.05土
鉄とすずをつれてドックラン
本を読み、テレビで映画などをみてグダグダ。

●2009.09.06日
鉄とすずをつれてドックラン
本を読み、テレビで映画などをみてグダグダ。

●2009.09.07月
午後、出版倉庫会社のIさん来る。
請求書の返品手数料に、返品のまま未改装の本の総数をいれてきたり、
返品のタイトル間違えがあって、詫びの電話すらないので、オレが怒って呼びつけた。
ついでに9月末の棚卸しの段取りを相談。作業の簡略化を提案。
夕方、メールでH社プレゼンに落ちたという連絡。
最後の2社に残って、結果通知が一日遅れたけど、ダメだった。
夜は、人間学アカデミー8期の総括会議。6万くらいの赤字だった。
ウエブサイトの作り直しの費用30万ちょっとが厳しかったな。
主宰の小浜逸郎さん、PHP新書編集部の安達さん、林さん、そしてポットの尹と飲み会。
この日は、どうも小浜さんに議論を「吹っかけ」た、オレ。
でも、楽しい議論だった。
同じ時間に、「羯諦(ぎゃーてい)」山中学 写真集チームは、麹町近くの四谷で
山中さんニューヨーク出発壮行会。ニューヨークのギャラリーで、写真を山中さんがひらくのだ。
本も売ってくれる。時間が早く終われば合流しようとおもってたけど、
小浜さんとの議論に夢中になっておわったのが11時すぎ。すでにあっちも解散目前。
おとなしく帰る。

●2009.09.08火
午後「電子新聞」のインタビュー。版元ドットコムや、電子書籍や、データベースのことなんかを聞かれる。
夜は「でるべん」の勉強会。午後レジュメを一生懸命に書いて、ぎりぎりセーフ。
ついったーで、津田っ(実況中継ってことでいいのかな?)てくれてました。
ハッシュタグは、#deruben で話の経過がかいま見れます。
津田ってくれたみなさん、ありがとう。存分にはなせました。
いや、「出版界は激変のときだから、いろいろできて、今がサイコーに楽しいぞ。一緒にやろうぜ」と
アジった。久しぶりだ。
ちなみに、おいらのtwitterアドレス(っていうのかい?)は、http://twitter.com/sawabekin です。

●2009.09.09水
午後、スタジオ・ポットSD(ウエブサイトやデータベースなどの兄弟会社・社長日高崇/常務石塚昭夫)の会議。
こちらの役員でもあるし、月給5万もらってるんでね。
夕方には、ネットアドバンスの田中さん松下さんが来る。
11月の図書館総合展、ネットアドバンス主催のセミナーのパネラーをやらせてもらうことになって、
その挨拶にわざわざ来社。業界話にも及んで、1時間半もおしゃべり。
「Googleブックサーチ・国立国会図書館所蔵書デジタル化!!
デジタルアーカイブ時代に公共図書館はどう変わるべきか?」
司会進行が植村八潮(東京電機大学出版部)さん
パネラーは他に、笹沼崇(ゆうき図書館)さん/柳与志夫(国立国会図書館)さん。
11月10日(火)13時〜14時半
どうぞご来場を、みなさま。
そして、夜は「ず・ぼん」編集会議+編集委員座談会。
「図書館のコンサバ(仮)」として、リクエスト/貸し出し記録の利用/公共という意味/無料の原則などを議論。
めずらしく(笑)スタートしたんだけど、無料の原則ではやっぱり激突だ。

●2009.09.10木
出版会議。でるべん勉強会での話は、社内向けにはポット出版の今後の方針を話したつもり。
編集強化/効率化/電子本の同時発売/時限再販、などを、こなかったヤツのために話したり、
売れ点とその原因究明から、ギャクにパブをどうするかなどをアマゾンと重ねて。
夕方代々木図書館(本日館内整理日で休館+全スタッフの出勤日)へ。
「代々木図書館新聞」の企画打ち合わせ。
夜、P社来る。社史制作+デザインの仕事依頼と、急遽明日のオールスタッフ会議のこと。
合間に、「ビラセレーナ祭」(ポットのあるマンションの管理組合のお祭り)のチラシや告知など。
娘とちょっと深いメール。

はじめての言語ゲーム」講談社現代新書 橋爪大三郎 (著)
うん、橋爪さんはヴィトゲンシュタインの抱えた困難に、自身の困難を重ねたのかな?
などと思う。

今日の「でるべん勉強会」のレジュメです

でるべん 2009 09月勉強会 「いま、中小出版社に何ができるのか」

2009.09.08火 水道橋・貸会議室「内海」東京学院ビル3F教室

★★途中で質問歓迎★★

沢辺均(さわべ・きん/ひとし)1956年生まれ。東京都世田谷区下馬で16歳まで。

●出版社が必要かどうかは不確か(写植屋/豆腐屋)

●自己紹介と出版業界でやってきたこと
・十代/二十代は政治が関心の中心かな。二十代は地方公務員(渋谷区)。その後左翼をやめる。
・1986年デザイン事務所へ。1989年11月出版開始。径書房(原田奈翁雄)・新泉社(小汀良久)=94年〜、97年12月〜取次口座
・「ず・ぼん 図書館とメディアの本」1994年創刊→武器に
・出版流通対策協議会・幹事90年代後半(20009.03退会)
・版元ドットコム結成・1999年(青弓社・第三書館・批評社・凱風社・太郎次郎社・ポット出版が幹事として発足)
 書誌情報の版元からの発信/小出版社の営業・流通ノウハウの共有と共同化
・日本出版インフラセンター・出版在庫情報整備研究委員会(情整研・2003年〜2005年くらい)
 商品基本情報センターの構想/在庫ステータスの見直し(デジタルで交換しないステータス)/書誌情報をネット上で自由に利用させる技術(XML活用)
 版元ドットコムとして出版業界のルール決定に参加したかった
・NPOげんきな図書館(中野区立江古田・東中野/200904渋谷区立代々木の受託)・副理事長(2006年〜)
 委託からなにができるか知りたかった
・出版コンテンツ研(2008年〜年末)
・35ブックス(200903〜)
・「本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか 」永江朗/希望小売り価格1800+税 2,500+1,500 在庫600
・ジャパニーズ・ブック・ダムプロジェクト

●出版の未来
・メディアの変化
 「だれでもメディア」(小林弘人)→メディアの機能 メディア紹介+裏とり(松沢)(選別機能と確認機能)
 大部数ものと、少部数ものに
・本は一定期間残るけど、電子書籍の占有率は増える
 大竹文雄(20090906日経読書欄)

●本はいくらで成立するのか?
・2008年の数字(出版ニュース200906月下旬号)
 新刊点数=79,917点 書籍総発行部数=14億7,038万部 書籍実売総金額=95,41億5,605万円
 新刊1点あたりの単純平均定価=2,503円
 (書籍総発行部数=14億7,038万部)÷(新刊点数=79,917点)×(1−返品率0.4)=11,039部 
 (書籍実売総金額=95,41億5,605万円)÷(新刊1点あたりの単純平均定価=2,503円)÷(新刊点数=79,917点)=4,770部
・1,800円×2,000冊=360万円×正味0.65=234万
 印税36万+印刷デザイン60万+編集・営業140万←これですら回っていかない
・電子書籍の価格を考えてみると
 印税36万+電子版制作コスト20万+編集・営業140万×0.6(ボイジャー正味)÷2000部=1,575円
・編集・営業コストをさらに減らすしかない
 店頭営業は本当に必要か/編集作業に過剰品質はないか
 人件費 450万(給与所得者の返金給料全国)→500万(東京周辺だから)→700万(雇用コストを入れて)→???
 たとえばデザイナー 一級建築士
・値下げ競争は限界にきてる(すべての商品)/安売りと中級品の分化がおこってる/中国の人件費アップ/もう必要な消費材はない

●35ブックスの中間報告
・書店と一緒にやる、視点が欠けていた(議論、ウエブサイト、情報の公開性)
・新刊を入れたことで、補充可能に。取次はシステムを変更してくれた
・あいかわらずの反応はあるけどね
 
●今、ポット出版でやろうとしていること
・いい商品をつくること 編集者の関心領域で本をつくる
・今後の新刊、書籍と電子書籍の同時発売(年内開始)
・今後の新刊、時限再販化
・ネット中心の新刊パブリシティ
・出版活動の効率化 ネットの自動化・書店ファックスメンテの共同化・棚卸しはどこまで必要か

●未来への準備
・少部数への準備
 固定費削減(共有できるところの共有化)/給料は低下(小出版社はすでに低い、大手がきついはず)
 印刷費の大幅減少は少ない(むしろ、用紙?環境問題)
 印税は現状通り?
  印税なしモデルはどうなるか?
・編集者の関心領域で本をつくる 発行・高橋書店or大田書房or沢辺社/ポット出版発売
・電子書籍をめぐる状況の観察
・ネットワークへの対応→松沢分析
・共同化 Net21の成功をパクりたい/仮説としてポット出版発行・○○発売
→小出版社が有利(というか小出版社と大手に二極化していくと思うが、大手は給料で相当しんどいと思う)
→観念的なことしか言えないけど、目の前にあることをもう一度オオモトから見直して一つ一つ改善する積み重ねの先に未来があると思ってる

●ジャパニーズブックダム
○国会図書館(の120億スキャニング事業)を軸に、書籍の全文検索/一部表示データベースを公開したい
Googleブックは歓迎だけど、一社であること/交渉しにくいことが課題
現在は画像だけ、OCRは権利処理上できないと長尾氏は言っている
APIで、書店・取次・出版社/図書館/一般人、がだれでも活用→本の世界を豊かにする基礎を提供できる
○実現のためにクリアしなければならないこと(本の世界を豊かにできる)→クリアできればあらたな地平を切り開ける
・図書館業界との友好な関係が必要→友好関係をつくれる (知材は今後の日本社会発展の基礎で、出版はその一分野、という視点で図書館が出版を支援するのがよい)
・出版社の合意が必要→風通しがよくなり、改革の具体的な取組みをやりやすくなる
・書誌情報の整備が必要→出版界と図書館界で共同の書誌情報の整備ができる(書店、一般の人が無料で書誌情報を使える)
・著作権者の了解が必要→著作権者の整理ができる、データベースの展望も(これは権利処理機構への一里塚)
・出版社が権利処理に関与しなければならない→出版社の関与の必然性をつくらなければならない(著作権法上の出版社の権利確立の可能性)
 著作権でいえば、必要に応じて一定額が払うことで、だれでもが著作物を利用できる権利処理システムを展望
○レジストリや料金収集・分配を先に検討しても、現状では有効な「料率」などは出せないし、そもそも集約団体は運営費をまかなえるほどの売上げは見込めないと思う
○書協などの既存団体での決議に有効性はないと思う(商品基本情報センターですら、、、)

 長尾構想=ネットをつかって国会図書館資料を電子で提供/出版社に、図書館利用に費用を支払う
 
●行動提起
○ジャパニーズブックダム実現にむけて一人一人で行動してほしい
○具体的にどうするか?
・twitterにIDをつくり、http://twitter.com/sawabekin をフォローして
・行政から呼びかけ行われたら、twitterでおしらせするので、みなさんできるところで意見表明を。
 会社で提起を/個人のブログやtwitterで意見表明を、状況は必ず動くから

以下参考に──────────────────────────────

●ポットの本の松沢呉一分析
・雑誌に書評が出ても書店向けにしか意味はない
 『懺悔録』「週刊文春」の「文春図書館」
 アマゾン 1週間の間に10冊くらい ここから推測すると、一般書店を含めて、全国で50冊くらい
 『エロスの原風景』 「本の雑誌」「SPA!」とも数字には出ず。アマゾンもジュンク堂も紀伊国屋もすべて横ばい
 「日刊ゲンダイ」で最大5冊。全国で25冊といったところ。
・雑誌に出るよりも、ネットで力のあるブロガーが書いてくれた方が本は売れる
 田亀源五郎のブログ 数冊アマゾンで動く 「SPA!」よりも影響力
・著者が繰り返し書くことによって、他のブロガーが書きやすくなる
・「エロスの原風景」の実売のうごき
 ジュンク/紀伊國屋/A
 6月(予約)─/─/40〜50
 7月 56/22/60〜70
 8月 21/11/30くらい
 9月 2/3/5〜6

●事前にもらった質問
○デジタルコンテンツによるマンガ配信の将来について、どうお考えでしょうか。
→バッチリでしょう。電子書籍はデバイスとタイトル数がうまいサイクルにのれば大きく増えると思う。
○現在刊行点数が8万点に及んでいる日本の出版業界ですが、現在の取次が中核をなす流通システム、および現在の読者人口から、適正な刊行点数はどれぐらいとお考えでしょうか。
→わかりません。基本は市場が決めてくれると思ってる。
○以前から、出版業界本を購入しているのは、小さいけれど手堅いパイである業界関係者だけではないのかという疑問があります。業界本の読者像について、どのようなイメージをお持ちなのでしょうか。
→一般の人も一定数呼んでくれていると思う。出版業界は「お得」な業界。出版社個別の知名度高いし、一般の関心も高い。
・昨今の責任販売制をめぐる議論などは版元主導であり、書店の立場がなおざりだという批判があります。しかしもっと言えば、出版業界は川下の書店(特に大書店)から流通革命を起こそうという気運に欠けるように思えます。アマゾンやブックオフすら再販制を前提として企業活動を行っているこの現状を、どのようにお考えでしょうか。
→自分のアタマで考えている書店は増えているし、増やせると思う。書店の自由を増やすことが大切
○35ブックスで業界内正味問題は変動があるでしょうか 
→あると思う。でも既存の取引で変動がおこるのではなく、別な線路(35とか、直取とか)で変動し、それが影響を及ぼす
○じゃあ大出版社ならば、なにができるというのでしょう? ネット/デジタル時代の中で、立つ位置や抱えている課題は、以前にくらべると大と中小の間で大差ない気がします。大/中小とで何ができるか、分けて論じる必要はないのでは。 
→はいそのとおりだと思いますが、大手にはさらに、経常経費(人件費)問題を抱えていると思います。
○お話、楽しみにいたしております。 
→ははは、ありがとうございます。
○35ブックスは書店に対してどれだけのインパクトがあるのか、また出版社にはどれだけのインパクトがあるのかについてお聞きできればと思います。
→一発でインパクトがあるようなことはそうそう生み出しようがないでしょう。小さなことの積み重ね(革命ではなく改善、細部にこそ意味がある)。それを理解しない出版社には、なにがあってもインパクトはないとおもいます。
○現時点では特にありません。
→お役にたてずに申し訳ない。
○35ブックスについて 個人的にシミュレートした結果では、今回の方式を採用した場合、返品率を20%以内に抑えられない限り、現行の取引制度を取る方が、書店にとって明らかに有利です。普及していくためには段階的に各商品ごとに再販制度を外していく必要があると思いますが、その時期はいつぐらいで、またどのくらいの規模の出版社の参加を見込んでいるでしょうか?  
→再販をはずすかどうかは、それほど大きな問題ではないと思います。なので時期は不明。補充注文ができることも返品率をさげること。時限再販などもあるほうがいいとは思う。しかし値下げすれば売れるというものでもないと思う。他の出版社がどう動くかは僕には分かりません(カンははたらくけど、例えば版元ドットコム)。各社、自由に判断してそれぞれなにかをやっていけばいい(やらなくてもいい)。35ブック参加出版社は増えても増えなくてもいい。成功すれば増えるし、成功しなければ増えないだけ。「成功したら参加しよう」というところがあるとすれば、歓迎はするけど、獲得できるものは少ないでしょうにと思うだけ。

ポット出版社長・沢辺均の日記-32[2009.09.01-09.04]

最近さぼらずにこの日記を書けている気がする。うれしい。

●2009.09.01火
朝、S社で企画・デザインのブレスト。
夜、友人・前田和男さんと代々木で飲む。ついついおしゃべり盛り上がって、11時ころの終電まで。
完全団塊世代のいまだ心は全共闘おじさん、ってのがイチバン嫌いなタイプなんだけど、前田さんだけは
気が合うんだな、、。

●2009.09.02水
H社のプレゼン。当社の担当部分は佐藤が話す。
さすが、元女優(ってぜんぜん売れなかった)。声が通って、いい出来だった。
社長さんも、なんどかうなずいてくれていた。結果は4日金曜。
夕方、S社とデザインの打ち合わせ、とブレスト。
この日、新刊の山中学写真集「羯諦」の見本が、予定より早く届く。
新刊委託なしの、注文だけ。120冊くらいの事前注文。6,000円+税とたかい、しな。
宣伝用のチラシを刷り直し。まったくゾーニングの大切なポイントを理解しとらん。
那須、大田、小久保。
見たくない人が見ないでいられる自由を最大尊重することだ。

●2009.09.03木
9時から、芳賀沼製作のウエブサイトのブレスト。
腹割って考えてることを話した。ここの整ちゃんとは仲良し。
出版会議をして、出版システムのPC設置。日昄コンピュタテクノロジーの川久保さんたち。
プリンタ設定に悪戦苦闘。
この日は、竹田青嗣・橋爪大三郎さんの新刊、「低炭素革命と地球の未来」の見本ができてきた。
先週の、「溜息に似た言葉」岩松了につづき新刊ラッシュ。
だけど、7月のTIBF先行発売の「デジタルコンテンツをめぐる現状報告」「本の現場」永江朗、以降、
8月は新刊出せなかったので(つまり遅れてたってことだ)、、、、。
出来はいいな。

●2009.09.04金
ポット会議、掃除大会。
掃除大会中、文房具の筆記具引き出しを、佐藤とひたすら整理。
替芯やら、雑多なペンやら。使いかけのモノなんかを捨てることにして、
まずは、打ち合わせ机に「捨てるぞ 必要なモノは各自持ってけ」とメモして
ドカッと置いておいたら、いつの間にか半分に減ってる。
だれが持っていったんだ?
午後、版元ドットコムで発行してる、
書評・パブリシティ掲載情報(新聞各紙に書評が掲載された書籍のリストです。版元ドットコム会員以外の出版社の情報ももちろんお届けします)」
NPOげんきな図書館への作業委託の引き継ぎ。
うん、いい打ち合わせであった。高橋慶太くん、頑張れ。
17時から大田とボイジャーへ。
ポット出版の新刊、今後、iPhoneなどの電子書籍として同時発売(同時期?)を計画してるんで、
その打ち合わせ。
そのご、ボイジャーの鎌田純子さんたちとボイジャー行きつけの飲み屋へ。
遅れて、ボイジャースタッフ2名。
栗原はるみが世界一おいしいと紹介したポテトサラダや、トウモロコシのかき揚げやら、うまかった。
twitterで、「純子ちゃんとさんま」と写真付きでつぶやく。
若手社員教育問題や、借金・経営問題、ジブリネタ、渋いアニメネタなど、でもりあがる。
会計を鎌田さんが済ませて、接待してくれる気でいたみたい。
そこは(ほぼ)割り勘に持ち込む。

「 日本の難点」宮台真司、★★★★☆
週末は、来週のでるべん勉強会のレジュメと、「わたしの戦後出版史」の書評を書かなきゃね、下書きだけでも。

ウエブサイトはナレッジ(笑)データベース

この日誌で、結構いろんなことを書いているのだ。
それは、実は、ポットのスタッフに向けて書いている面があるんだけど、
どうも、スタッフはよそのことのように読んでいるのかもしれない。

たとえば、最近書いた、
・日本出版学会・出版流通研究部会(2009.06.18木)「版元ドットコム「成功」を考える」報告 [2009-09-01]
では、版元ドットコムのこと、こういう風に考えることができるんじゃないか?
とか、情報を公開する意味、ってこういうことだと考えてるんだ、とかを、スタッフにしってほしい。
(ここからが大切)だから自分のやってる仕事でも、情報のを社内に公開したり共有する意思をもってほしい、
などと思っているのだ。
「へーそうなんだ」から「ならばオレのやってる仕事で言えばこういうのを日誌に(あるは社内一斉メール)
書くといいんじゃないか、なんてね。

それから、
・twitterdeアンケート「Googleブック検索って使ってる人いますか?」 [2009-08-26]
なんかでは、「twitterでアンケートで使ってみようか?」とか、
「うーん、なら他にどんな使い方があるだろうか考えてみよう」とかを期待してるワケ。

うん、期待し過ぎか?

でこっから。今日はぜひスタッフたちにも実際にやってほしいことだ。

オレは、ウエブサイトって、(まあ大企業ではできないかもしれないけど)
自分の、あるいはポットのナレッジ(笑)データベースとして使うのがいいと思っている。

帝国データバンクみたいな調査会社から、年に一度くらい会社情報の確認の調査票みたいのが
送られて来る。ちゃんと答えて送ってる(なぜか?という理由は略)。

ポットは、ちょくちょく資本金を増やしてる。
これは、という人に出資をたのむのだ。すると、今資本金がいくらなのか記憶に自信がなくなる。
そこでウエブサイトで確認する。
そのために、ウエブサイトは増資したときに直しておくのを忘れないように気をつける。
ただし、直したらすべてわすれてもいい、と自分に言い聞かせてる。

書店から在庫確認/注文の電話がくるけど、
最近は品切れのタイトルを覚えられない。
オレのメモリがすり減っていることもあるし、品切れ本が増えた、既刊本が増えたからでもある。
なので、電話を受けながらポットサイトにアクセスして、検索して答えるように、してるし、させている。
これもポットで出している本のデータベースだ、。
だから、版元ドットコムデータベースに必ず登録→ポットサイトに自動で反映→ポットサイトの在庫情報などは最新のものになる、というサイクルを大切にさせている。

先に書いたオレの原稿も、ここに出しておくので、自分のマシンにはその原稿/データは置いていない。
ある種の、これまでに書いた原稿のデータベースなのだ。

つまりウエブサイトを「そのことが起こったタラ、サイトを更新」して、データベースとしてるのだ。
それも、一時はやったナレッジマネージメントみたいなもの。
もちろん、「お客の●●さんは酒が好き」とかの「ナレッジ」は掲載できない。
でも掲載できない情報なんてそれほどないんだよね。

日本出版学会・出版流通研究部会(2009.06.18木)「版元ドットコム「成功」を考える」報告

日本出版学会・出版流通研究部会研究発表で話をさせてもらった。
そんときの報告を、学会報のようなものに書くようにといわれて書きました。
なもんで、↓に公開しますね。ちなみに学会報は、まだ発行されてません。

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●日本出版学会・出版流通研究部会(2009.06.18木) 報告
版元ドットコム「成功」を考える

 版元ドットコムは2000年4月17日に本のデータベースを試験的に公開。8月6日に21社2,300タイトルでネットでの書籍販売を開始しました。以降、9年が経過して、現在148社、24,760タイトル(2009.08.31現在)の書誌情報をデータベースに掲載しています。
 とりあえず9年間つぶれずに活動を継続して来れたこと、会員社148社への成長などから、「成功」だったとして、その「成功」のポイントがどこにあったかを話させてもらいました。
 僕が考えるポイントは、会員(出版社)の利便性と情報公開と事務作業の徹底だと考えています。
 「書誌情報や在庫情報は出版社の役割だ」とか「本の出生・死亡情報くらいなぜ出せない」といった書店などからの批判もイッパイ聞こえてました。でも、版元ドットコムは「出さねばならない」ではなく、出すことがそれぞれの出版事業にプラスをつくる、ということに重点を置きました。版元ドットコムのウエブデータベースへの登録で、商品基本情報センターへの書誌情報転送をはじめ、取次の書店向き週報や、ネット書店の在庫情報の改善(取扱いなし→○日でお届け)を実現させました。
 情報公開は現代の組織運営に不可欠のものだと考えました。版元ドットコムから会員社への情報、また会員社自身の情報公開いずれも重要なポイントです。
 版元ドットコム自身の情報公開では、決算書も、会員への公開にとどまらずネットでも公開しています。月例の組合委員会議(これは株主総会を毎月やっているようなものです)参加資格もオープン化しています。
 会員社自身の情報公開といっても、特別な情報の公開を求めている訳ではありません。会員と会友全員のメーリングリスト=MLがありますが、会員社自身の疑問・質問も、事務局へ直接の問い合わせるのではなく、このMLに投稿することで、同じような疑問をもつ会員社とその疑問とそれへのアドバイスを共有するのです。
 当初は、事務局はほとんど無償でしたが、会員数の拡大や有料事業での利益を上げることで、現在は有償にすることができています。事務局を組織し、事務局に作業部分の多くをまかせることで、円滑な運営ができるようになりました。例えば、版元ドットコムで購入された場合、その連絡をメールでその会員社に送り、会員社からお客に発送していますが、その注文と発送は事務局が経過を見ていて、発送していない会員社への連絡もしています。

 業界団体などの「事業報告」は多くの場合、その理念や目的などが中心になっているようですが、当日の報告ではむしろ運営上のポイントを中心に報告させてもらいました。

レジュメ
版元ドットコムのWeb活用術/中小出版社のチャレンジと共同化
【01】版元ドットコムの現状
●形態 有限責任事業組合(出資30万×7社)
●組合員 語研/ スタイルノート/ 青弓社/ 第三書館/ 太郎次郎社エディタス/ トランスビュー/ポット出版/スタジオ・ポットSD
●会員 145社/総登録点数23,229点[2009-06-17現在]
●会友 60名[2009-06-17現在]
●決算 売上げ=2,164万円 TIBF会計=416万 販売管理費=1,642万 利益=108万円 
 販売手数料=148万円(=15%、本の売上げ1,000万)
●データ2008年度
・売上げ=3,326冊 \7,307,892
・会員数/書誌データ=22,749冊 137社
●版元ドットコムの事業(後述)
【02】版元ドットコムとは何か、なぜうまく行ったのか
(発足後数年間の困難)
●情報公開 総会資料/決算
●組織の公開制 月例組合員会議は参加資格なし発言可/議決権は組合員のみ
●メーリングリスト 連絡/相互相談
●事務局体制 発送確認/会費 →革命は事務である(竹中労)
●入会審査
●ノウハウの公開提供 ノウハウは聞いたらできるものではない
●批判ではなく、ただできることを自ら行う
●活動する人が得をする
●出版界の諸団体は活用 批判だけでなく提案(利用)
【03】版元ドットコムでやっていること
(興味のある方は、kin@pot.co.jpまでご連絡いただければ「版元ドットコム大全(A5/76ページ)」を無料でお送りします)
【04】出版業界で問題になっていることと、それにどう対処していこうと思っているのか
(沢辺個人の意見で版元ドットコム組合員の間でも意思共有していません/時間があればにします)
●Google問題の意見と対処方針(長尾真国立国会図書館館長の提案の「利用」)
●返品/委託/責任販売=35ブックス(筑摩菊池社長の発案)
●電子書籍をめぐるそなえについて
(2009.06.18木18:30〜20:45/八木書店本店・6F会議室)
沢辺均(日本出版学会会員、版元ドットコム代表)「日本出版学会・出版流通研究部会研究発表」