2009-10-30
いただいたご本『二人で生きる技術』
ポット出版から献本が送られてきて、はて、今度はどなたの本かなあと封を開けると、大塚隆史著『二人で生きる技術』! そういえばずいぶん前に出るとおっしゃっていたご著作がまだ出版されていなかったが、最終的にポット出版で上梓されることになったのかと驚いた。
ポットサイトの紹介によると、「「長い付き合いを応援する」新宿のゲイバー「タックスノット」。同店の店主である大塚隆史が自らの経験を元に、同性愛者に限らず、パートナーとの関係に悩むすべての人に説く、二人が一緒にいるために必要な「技術」。」
目次からも察するに大塚さんのライフワークとも言えるパートナーシップが主題になっている。ゲイのパートナーシップ作りの経験から、その技術を異性愛その他の人々にも役立ててもらおうという趣旨らしい。ジェンダー規範が壊れたり、結婚制度が上手く機能しなくなっている昨今、大塚さんの経験から得た哲学は、普遍的なメッセージになるだろう。
ところで、ポットサイトにこの本の目次がアップされているのだけど、その最後の「著者プロフィール」という文字の後に、「アラサー真っ只中、30歳独身男子です。18歳のときから、10年以上ひとり暮らしです。洗濯、炊事、掃除など、生活するために必要なことは、一応、ひと通り全部出来ます。ずっとひとりでもまあいいか、というのが今のところの本音です。」という文章が続いていて、あれ? 大塚さん、年齢をごまかして売るつもりなのかしらん?と思ったら、編集者のコメントであった。まぎらわしい。
ともあれ、偉大な先達の久々の本、秋の夜長にじっくり読ませていただこう!