石井政之『顔面バカ一代』
*マイミク募集中! http://mixi.jp/show_friend.pl?id=3837974
* ↓↓現在、ブログ布教中につきご協力を。踏んだ数だけご利益がある!?
ずっとベスト10前後を行ったり来たりなので、もう少しのご助力を!(笑)
● 石井政之『顔面バカ一代―アザをもつジャーナリスト (講談社文庫)』
★★★★★ 美醜の問題を考える上で、もはや古典ともいえる作品
*単行本版のタイトルは『顔面漂流記―アザをもつジャーナリスト』
衝撃的な本である。そして、名著として評価されるべき内容の作品でもある。
衝撃的というのは、顔にアザを持って生まれた一人の青年が、そのことによってどれほど心に深い傷を受けてきたかを赤裸々に綴ったという意味で、これまでにあまり類のない告白であるということ。
著者は単純性血管腫という病気で、生まれつき顔面に赤アザを持っていた。幼児のときにドライアイス療法というのを受けるが、アザは消えることなく残った。そして顔面に「障害」を持つものの多くが「体験」するように、子供時代にはイジメを受ける。思春期以後、コンプレックスに打ち勝とうと勉強に専念したり、身体を鍛えたり、アザを隠すメイクを施してみたりと、さまざまなことを試みるが、心の平安はやってこなかった。成人してさえ、見知らぬ子供たちにも侮蔑的な言葉を投げ付けられる人生。 続きを読む…


「性の思い込みを解きほぐす」という副題がついているように、本書は、ジェンダーやセクシュアリティの一般的な観念に別の方向(クィア)から光を当てるものである。著者の中村美亜さん自身、トランスジェンダーということで、ステレオタイプな性とは別の人生を生きている。本人の問題意識を深めるためにアメリカへ留学し、さまざまな研鑽を積んできただけあって、幅広く議論を網羅してあり、まじめな勉強家であることがよくわかる。
松沢呉一さんの新刊が出た。今回は風俗におけるサービスとはいかにあるべきか?がテーマになっている。っていったい誰が読む本なのよ、と思ったわけだが、帯にあるように現在は「なりたい仕事ランキング」にキャバ嬢&ホステスが9位に入る時代。風俗嬢だって予備軍(あるいは現役軍)がたくさんいるのだろう。
よりみちパン!セって、叶恭子とかバクシーシ山下とか鈴木邦男とか伏見憲明とかヤバそうな本ばかりでなく(笑)、本書のような地味ながら内容の濃い本もラインナップに入っている。
ゲイバー活動に夢中で、最近、いただいたご本をご紹介していなかった。メルマガも2シーズンが終了して来春まで休憩するので、これからサイトのほうを充実させるつもり。
股間男子ばっかりアップしていると、ここがただのモッコリ好きの変態サイトのように見えてしまうので、たまにはご本の紹介。