2008-07-15
いただいたご本『知識ゼロからの哲学入門』
股間男子ばっかりアップしていると、ここがただのモッコリ好きの変態サイトのように見えてしまうので、たまにはご本の紹介。
この本は、読みやすい哲学書をたくさん書かれている竹田青嗣さんの本のなかでも、とりわけ読みやすい。読みやすいだけではなく、すっごく勉強した気にさせてくれる良書。哲学入門としては最適なのでは? ここまで噛み砕いてくれると、素人にも哲学が身近に思えてくる(でもこれだけ噛み砕ける知性って、とんでもないものだと思う)。
で、笑えるイラストとかも魅力的なのですが、伏見がファミレスで読んでいて大爆笑してしまったのがラカンについて書かれたこのフレーズ。
「ラカンは、とにかく超難解で有名。構造主義の盟友であるレヴィ・ストロースすら、ラカン熱がやたら高まっていた時代に、自分は、読んでもわからないので正直あんまり読みません、と言ったとか。バタイユ的に言えば、隠すことは、それだけで美と崇高なものの「禁止」を”ほのめかす”。だから、隠し方がうまいと、若いインテリはそれだけで発情してしまうのかも」
なんだか竹田氏の現代思想へのシニカルな思いが込められているようでいいですね。ほんと、難解な文体って人を発情させるよね。
● 竹田青嗣+現象学研究会『知識ゼロからの哲学入門』(幻冬舎) 1300円+税
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