2006-11-27
菅沼勝彦さんの論文
メルボルンの大学の博士課程で学んでいる菅沼勝彦さんが、ウェブジャーナル「Intersection」で、伏見の『プライベート・ゲイ・ライフ』(1991)と掛札悠子さんの『「レズビアン」である、ということ』(1992)についての論文を書かれたとのことで、ご連絡をくれました。
英語力に難のある伏見は、まだどんな内容なのかをちゃんと把握していませんが(笑)、そんな古い仕事に光を当ててくださっただけでも嬉しく思う次第です。それが批判的な内容であっても、悪名は無名に勝る? ありがたいことです。来年1月刊行予定の『欲望問題』は、ある意味で『プライベート・ゲイ・ライフ』を根幹から否定する内容ですが、どの本もそのときの自分の精一杯の思考の結晶で、それがなければ今日には至らなかった過程です。自分の過去のいちページを他人がどう読むのか、興味深くも気恥ずかしくもありますね。
http://wwwsshe.murdoch.edu.au/intersections/issue14/suganuma.htm