2007-10-28

クィア学会、大成功!

昨日、東京大学で行われたクィア学会の創立大会は大盛況のうちに終わった。台風による風雨のなか、2、3百人は集まったのだろうか? 地方からの参加者も多く、また世代も幅広く集まり、会場は熱気に包まれていた。近年、こうした密度の濃い空気をクィア関係のイベントで感じたことがなかったので、ちょっと90年代の「熱」を思い出した。

クレア・マリイさんによる開会の辞もたいそう立派で、格調の高いものだった。伏見のベシャリは相当おふざけでコマッタちゃんでしたが(笑)、他のシンポジストの方々がきちんとそれぞれの考えを述べられていたので、シンポジウムも意義深いものになったのではないでしょうか(ゲイ関係のことは砂川秀樹さんが理路整然と分析していたので、安心して伏見はイロモノに徹することができた、と弁明)。河口和也さんと堀江有里さんの司会も軽妙で、よかったです(いやあ、掘江さんがあんなに笑えるキャラだとは知らなかった)。

個人的には、以前から尊敬申し上げていた沢部ひとみさんとごいっしょできて、とても光栄だったー! 編集者、ライターの大先輩としていつかお目にかかりたいと思っていたので。

「クィア学会」というので、ポスト構造主義とか、近代批判とか、「バトラー祭り」とか、そういうのがしたい人たちの巣窟になるのならどうもねえ…と思っていたのだが、交流会などに残ってみても、実にいろんな考え方の人たちが集まっていて、ここなら、異なる世界像をぶつけ合うことができるような気がしたので、伏見もお金を払って入会させてもらうことを決めた(←えらそうな物言い)。

とうか、清水晶子さんが、会に何かを期待するより自らそこに積極的に参加して盛り上げてほしいというような旨のことをおっしゃっていて、それは本当にそうだなあと思った。伏見もこれからはゲストとか人任せではなく、会員として積極的、主体的に参加しようと決意した。どうせなら、後半生はクィア学会に捧げちゃおうかしら! 最近、44歳の手習いで大学で学問を勉強をしはじめたので、ちょうどよいかもー。

ともかく、スタッフ、ボランティアのみなさん、ご苦労様でした。暴言、無礼な態度、たいへん失礼いたしました(笑)。