2008-01-31

いただいたご本『家を出る日のために』

iewo.jpg伏見が実家を出て独り暮らしをしたのは、いまからちょうど二十年前のこと。最初は、独りでいることの自由と気ままさに心が解かれたようでただ楽しかった。それから、日々のなかで寂しさや孤独の意味を知り、改めて誰かといっしょにいることの快もわかるようになった。若いうちに独りの暮らしを体験することには、多くを教えられるものだ。

そんな生きていくことの基本について語ってくれるのが、この『家を出る日のために』。著者は「家事塾」を主宰する女性で、「どうしたら心楽しく豊かに生きていけるかを、等身大の言葉で提言しつづけている」。暮らす、ということを思考する一冊である。

巻末の「家出テスト」は挑戦の価値あり!

● 辰巳渚『家を出る日のために (よりみちパン!セ 32) (よりみちパン!セ 32)』(理論社/よりみちパン!セ) 1200円+税