2007-03-27
本の企画のときに考えたこと
本の企画会議のことです。
田亀源五郎さんの新刊「田亀源五郎[禁断]作品集」の書店営業報告を聞いてました。
ボーイズラブ系のマンガがそれなりに売れているようです。
「田亀源五郎[禁断]作品集」はボーイズラブ好きのお客さんのなかで、それに飽き足らなくなった人たちが買ってくれるのではないか、と考えてくれた書店で、15冊、とか20冊の注文をもらったのだそうです。
そこで、さっそくそうしたボーイズラブのちょっと濃い系のものをだしたらどうか、という話になったのです。
話の傾向は「○○さんならポットで書いてくれるかも」という方向の書き手探しになりました。
そんとき思わず考えてしまったのです。
つい「知りあい」「声をかけられる人」を探してしまう、。
「ポットでも書いてくれそうな人たち」を探してしまう。
こんな本にできないか? そのためにはどうしたら最適な著者を見つけられるか?
ではなく、「手持ちのネタから探す」といったかんじの習性、どうなんだ?ってことをです。
これって主客逆転していないか?
もちろん、これまでポットの本を書いてくれた人たちの
その力、持っている視点、には自信を持ってます。
だからこれまではそんなこと考えたこともなかった。
また、そうした力をもった人たちに書いてもらえる程度には
ポットの力も大きくなったな、って自負をもってます。
するとこんどは、昔みたいに「こうやったら、あの人に書いてもらえンじゃないか」とか
「がんばって当たって、たとえ砕けてもあの人に書いてもらえるようにたのもう」といった
気持ちがへこんでないか?って話です。
先日51歳になりました。年のせいでしょうか?