2011-10-20
ポット出版社長・沢辺均の日記 -134[2011.10.11〜2011.10.19]
●2011.10.11火
連休明け、出版デジタル機構の準備室オープン。これから当面朝の10時半に小学館会議室に「出勤」。
その初日。
昼に飯田泰之さんのゲラ引き取りを大田にかわってもらう。ゴメンナサイ、飯田さん。
山形浩生さんの「要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論」の解説を書いてもらって、校正の引き取りだった。
午後は出版デジタル機構の普及促進の会議。
深沢さんと日高に来てもらって、ウエブサイトや、メール体制などの相談。
●2011.10.12水
午前中、準備室。
午後に出版会議。そのご借金のことで銀行がくる(これ、個人の借金ですよ)。
夜は4回目の書誌・書評情報整備利用研究会2011。設定したテーマは、
・国会図書館のラボの計画とか、今後の国会の書誌などをめぐるシステム開発ほ方向性
・ISBNがついてない本、NDLでは発行時についてなかったんだけど、その後販売を続けた出版社がISBNをつけた例と、それがNDLに反映してないこととかってことの話
・書評サイト、近刊情報βのサイト
・電子書籍IDのJPOの取組み
ほかにも青空文庫の富田さんがいつものとおり、いい突っ込み。で、激論?
終わってから神保町の中華屋で飲み会。
●2011.10.13木
げんきな図書館の受託館の館内整理の日。できるだけこの日は図書館にいこうと思っているんだけど、この日は欠席。
準備室へ。
午後は引き続き出版デジタル機構幹事会。
夕方事務所に戻って、深沢さん、菅原くん(ゼロメガ)、日高と、機構のためのスキャン電子書籍のOCR正答率調査などを頼む。
●2011.10.14金
昼前からビラセレーナ祭というポットのあるマンションのお祭り。
昼はフリーマーケット、5時から飲み会。「実行委員長」みたいなことやってるんだけど、午前中から準備室。
午後は出版クラブへJPO近刊情報センター管理委員会。
戻ってきて、やっとビラセレーナ祭。炭を起こして七輪の準備したり。
飲み会は、また菊ちゃん(ギターの名手)のうたや伴奏、ミルクさんのうたなどなどで盛り上がった。
●2011.10.15土
義理の弟(笑)夫婦が新婚旅行のお土産を持ってきたので、一緒に夕飯。
それが終わって、ベラミライブ(セッションで遊ぶ)。人数少なし、もそれもまた良し。
ビラセレーナ祭で見つけたビートルズフリークの住人を誘い込む。
●2011.10.16日
いろいろ溜まった雑用や、考えを整理したり。
●2011.10.17月
午前中、準備室。昼飯を準備室メンバーと一緒して、hon.jp落合さんに、電子書籍の書誌情報のことを教えてもらいにいく。
事務所で仕事したり打ち合わせしたりして、20時水道橋で、版元ドットコムのプレトークイベント<石橋毅史『「本屋」は死なない』(新潮社刊)への想い>へ。
帰りの石橋さんたちと飲み屋へ。プレジデント社の石井さんも一緒。
石井さんは95年あたりにはじめてMacを買ったときの師匠。システムの再インストールの仕方を電話中継でおしえてもらったりしたのだ。C社の編集者からは、いろいろ仕事のやり方等を聞いてとっても知恵がついた? ぞ。
●2011.10.18火
午前中、準備室。
もどって、石川輝吉さんと、ポットサイトでの連載→単行本の相談。
それからあるトラブルをめぐって、ちょっとバタバタ。
●2011.10.19水
午前中準備室。スキャン電子書籍OCRのレポートを提出。
ほかいろいろあった。
携帯に電話してって伝言したのだけど、電話なし。どうせオレなんてとすねてみる。
高島です。
沢辺さん、「近刊情報β」じゃなくて「近刊検索β」 http://www.hanmoto.com/jpokinkan/ ですよ! 管理委員会で「近刊検索β」のAPI公開とその活用事例のお話もされていたじゃないですか(その場に私はいませんでしたが)。
「近刊検索β」のアクセスは途切れずに安定してきています。書店さんや読者の具体的な利用事例についても面白い話が見えてきました。個人的に注目しているのは著者による活用事例です。
近刊情報は刊行後、一定の期間を経て削除ということになっているため、せっかく「近刊検索β」で盛り上がってもその盛り上がりを継続することができません。盛り上がりを Books.or.jp に引き継げると一番いいと思うのですが、API公開もしてないしSNSにも対応してないんですよね。何とかならんかなあ。
ゴメンゴメン、近刊情報センターと言い慣れていて、ついつい。
近刊検索βに、NDLの新着図書情報を合体させるって可能性はないの?
NDLのAPIを使うというのは考えています(逆にNDLにAPI使ってもらいたいという話もありますが)。
ただ、現状では「JPO近刊情報センター」→「NDL」と言う流れが確立されていないので盛り上がりを引き継ぐには課題もありそうです。
それと、商品基本情報センターの課金承諾書がJPO近刊情報センター参加への必須条件となっている以上、Books.or.jpへの誘導は流れとしては間違っていないのではないかと思います。
とは言うものの、Books.or.jpには様々なしがらみもあるようで、無償でのAPI公開といった方向性を考えていないようなのが難ですが。