2009-11-16

商品基本情報センターへ承諾書を←ポット出版沢辺

版元ドットコム会員のみなさんへ

今日は、日本出版インフラセンター(JPO)の「商品基本情報センター」についてです。

 JPOについては、サイトを参照を。
 http://www.jpo.or.jp

商品基本情報センターというのがあります。
商品基本情報という、出版界に一つ、書籍の共有データベースを作っています。
書籍情報は、出版社からの情報提供がもっとも大切です。
版元ドットコムは、このため、書籍データの登録の際に、ボタン一つでデータ送信する仕組みを作っています。

こうした書誌情報の整備は、版元ドットコムの発足の目的(自社の書誌情報を業界全体+インターネット上に広く配って販売促進にする)にも合致しています。
電子書籍化、Googleブックサーチ、さらには国立国会図書館などのジャパンブックサーチなど、さまざまな動きがありますが、
これらへの対処の基本は、出版社が、主体的に、自らの道を決めることだと思います。
とくに書誌データの整備は、上記の事態への対応の基本の基本です。

ここに版元ドットコムの活動の意味もあるのです。

もちろん、商品基本情報センターであつめた情報の公開に一定の制限があることなど、まだ未完成/不十分な点もあると思ってます。
で、その不十分な点は、積極的な協力の上で、具体的な改善案を提案することで、克服していこうと思っています。
(沢辺が、そのセンター案を作った在庫情報整備研究委員会のメンバーですから、皆さんの意見も含めてそのパイプ役をするつもりですし、幹事会としての取組みもやっていこうと考えています)

この商品基本情報センターの運営は、出版社の「新刊1点発行につき500円」という集配信料でまかなわれています。
例えば、年間8万点の新刊につき、集配信料が出版社から支払われれば、4000万円になり、センターの費用がまかなえます。

さらに、これは、なにか一方的に「徴収」するのではなく、出版社の「承諾書」にもとづいて、
取次(日販・トーハン)の支払い控除や、直接振込でおこなわれています。

お願いごとです。
日本出版インフラセンター(JPO)に「商品基本情報集配信料課金承諾書」を送って、今後の新刊1点につき500円の集配信料を払っていただきたいということです。

JPOから、版元ドットコム会員でまだ承諾書をもらっていない会員社に、「商品基本情報センターについて」という文書と承諾書はがきがおくられます。
ぜひ、承諾書の送付をお願いします。

○もし、みなさんの要望があれば、このことについての説明会を主に版元ドットコム会員社を中心におこなうこともできます。
要望をおよせください。
○質問も、このメーリングリストに流してもらってかまいません。会友に JPOの事務局の大江さんも参加してますから、
大江さんからも答えてもらえると思いますし、沢辺もお答えするようにします。
こちらに大江さんの説明があります。ご参考までに。

出版界に一つの共有データベースを 2005-12-7 水曜日
日本出版インフラセンター 大江治一郎
http://www.hanmoto.com/diary/2005/12/07/261/