2008-03-26
ドラノエ・パリ市長、再選。
昨年ポットで出した、『リベルテに生きる パリ市長ドラノエ自叙伝』の著者ベルトラン・ドラノエ氏が、3月16日のフランス統一地方選挙で、パリ市長再選を果たしました。
訳者の八木さんから、57.7%の得票率での勝利だったと教えてもらいました。
ドラノエさんは、同性愛者で、そのことをカミングアウトしています。
でもことさらにゲイの市長といわれることを嫌います。
よく考えると当然です。なぜなら、同性愛者として市長をやっているわけではなく、
市長の私はたまたま同性愛者だということなのですから。
もちろん同性愛者であるということをカミングアウトし、
施政にあたっているということには重要な意味があります。
マイノリティであるというだけで不当な扱いを受けることには
断固許さない。
人が自由で有り続けるために何を尊重し、何を実現していけばいいのか。
それをパリ施政において実行しようとしています。
『リベルテに生きる』は、そんなドラノエ氏の情熱的な半生が
描かれています。
翻訳者の八木雅子さんの「翻訳後記」もぜひ読んでみてください。
ドラノエさん、次期大統領も視野にいれている、と噂されています。
大統領になったら、サブタイトル変えねばならんです。