2008-06-07
大雑把なDTPの説明●第1回「解像度」
今日(昨日)志賀君に画像解像度のことを説明したので、ちょっとまとめます。でも、志賀君に話したのとは、また全然違う話になっているかもしれません。
解像度は、大雑把にいうと画像のきめ細かさの度合いです。単位はdpi(ドット・パー・インチ)とかppi(ピクセル・パー・インチ)です。1インチの幅に、点々が何個あるかをあらわします。350dpiの画像は、1インチの間に350個点々がありますから、1/350=0.002857142….インチ(0.002857142×25.4=0.072571406ミリ)の点々が集まった画像です。72dpiの画像は、1インチの間に72個点々がありますから、1/72=0.01388888…..インチ(0.01388888…..×25.4=0.352777755ミリ)の点々が集まった画像です。72dpiの点々は350dpiの点々の5倍くらいでかいです。解像度の数値が小さいほど、点々はでかくなり、絵は荒くなります。0.1ミリ芯と1ミリ芯のペンなら0.1ミリ芯のペンのほうが細かい絵が描けるように、点々は小さいほどきめ細かい画像になります。印刷物にするデータをつくる際に、求められる画像のきめ細かさは、使用サイズで350dpiとよく言われます。350という数字は、「一般的な印刷物はだいたい175線」×「印刷線数の2倍」というところからきているそうです。350は、まあ、丸暗記しちゃえばいいと思います。で、ここで、ひっかけ問題なのは、使用サイズで、ってとこじゃないかと思います。と、もったいぶって、続きはまた今度(次回があれば)