2004-03-03
読者のメールをご紹介
今日は、最初から読者からのメールをご紹介したいと思います。最近随分とお便りをいただきます。少しずつ掲載させていただきたいと思っています。みなさんからのポジティブなエネルギーをいただき、私もとても嬉しいですし、感謝しています。その素敵な「気」を、他の読者の皆様にも感じていただければ、と思います。
今日はAさんのメールです:
はじめまして。断食日記を読ませていただきました。
ある日突然、難病に襲われる事ほど不幸なことはないと存じます。何か人より特別悪いことをしたわけでもないのに、出口のない迷路に放り込まれるようなものなのかもしれません。他人事のように申し上げている私も実は生まれた時に、「先天性巨大結腸症」という、大変珍しい病気がありました。3歳半まで薬で排泄を促し、手術に耐えられる身体になってから外科的な治療を受け、それ以降は普通の人と変わりなく生活してきました。
*お便りありがとうございます。そうだったのですか。でも、今は普通にお過ごしのこと、良かったですね!!
しかし、20代半ばに腸閉塞(ストレスによると思われる)を起こして、暫くはなんともなかったのですが一昨年あたりからまた腸閉塞の前兆のようなものに2、3度襲われました。
インターネットなどで調べてみたところ、腸閉塞の予防は「少食を心がける」との事。恥ずかしながら30歳もとっくに過ぎてから、生まれて初めて「食べる事とは生きる事」という事が身に沁みて感じられてきたのです。
*でも、気がついたんですから素晴らしいことです! 気がつかないで、ある日突然もっと大変な事態になることだって、誰もがありえることなのですものね。「食べる事とは生きる事」。まさにそういうことを考えますね。私はあまりに無頓着に生きていました。まわりよりずっと健康な食事をしていたと思っていたし、食事の量だってそれほど多くなく、ダイエットもしたことがないほど、体型で苦労したこともない私が、甘い物をとりすぎていたことや、間違った食事の方法(食事中に水分をとりすぎたり、空腹時に目の前の物を、何でも口に放り込んでいたり)をしていたことに気づいたのです。あまりに遅すぎましたけれども、私も気づいてよかったって思いました。だからAさんも、気づいてよかったですよね!!
それまでも、健康について「これがいい、あれが効くらしい」なんて言われると何でも試してきたのですが、結局、根本的な日常の「食べる、眠る、排泄する」がしっかり出来てからの事なのでしょう。
私も青木さんと同じく野菜が好きで肉類は苦手な方なので「この際、ベジタリアンになろう」と思い立ち、「そう言えばこの国には昔ながらのベジタリアン食=精進料理があるじゃない」と、本を読むうちに更に食べるという事を考えるようになりました。修行をしているお坊さんは、えらく少食なのに病気にならないのかなあ?などと疑問を持ち、またもやインターネットで調べているうちに、甲田先生の事、青木さんの断食日記を拝見するに至りました。
*まぁ、そうだったんですね。読んでくださり、ありがとうございます!
甲田先生の教えは、本当に素晴らしいです! 接すれば接するほど、甲田先生の偉大さを感じます。決して奢ることなく、常に謙虚で、でも真理をお話くださるのです。もう、先生の全体から発せられる、ポジティブなエネルギーと、暖かな心。甲田先生の笑顔を拝むだけでも、なんだか半分治った気にさえなります。私達患者が挫折しそうな時も、いつも冷たく突き放すのではなく、励ましてくださいます。そういう、先生の愛と慈悲の心を、私の日記の中で、みなさんに少しでも感じていただければ、といつも思っています。
初めは半信半疑で1日断食にトライするも、だるさや眠気があまりにひどくて、「こんなんじゃ、休日何にも出来ないし駄目だ」なんて思ったのですが、3度目くらいから不思議とだるさが感じられなくなってきたのです。
*ご立派ですね〜! いきなり断食ですか? 半日断食の方が、ずっと楽にできますよ。それに、厳しいことはなかなか続かないものですけれども、半日くらいだったら、結構頑張ることができます。そうやっていって続けることをクリアすれば、とても効果があるのです。
実は半断食もトライしたのですが、意志力のない私にとってはこちらの方がハードルが高かったようです。
*なるほど! 人それぞれなんですね。よくわかりました。私にとっては、やっぱり1日断食の方がつらいかもしれません、今の状況では・・・。ちょっと前は、それも出来るようになっていたんですけれどもねぇ・・・やっぱりストレスがたまると、なかなかうまくいきません。反省の毎日です。小食を、もっとグローバルな視点でとらえなければいけない、と思っています。なんてったって、世界平和に通じる考え方なのですから。
そして先日、甲田先生の「腸をキレイにする!」を購入した次第です。
*おお! 私も甲田医院に入院させていただいたら、その時に購入しようと思います。
私も甘い物が好きで、喜んで食べていたのですが最近はいろいろなサイトで、白いお砂糖の怖さが書かれています。それでもなかなか気持ちに(止める)踏ん切りがつかなかったのですが、昨日見かけた甲田先生のお言葉で「これをやったら駄目、あれもいかん、ではストレスになるだけ。それよりやって(やめて)健康になる姿を想像したほうがいい」というような行で、4年前に禁煙に成功したときの事を思い出しました。朝ごはん抜きもいきなりだと辛いし挫折するとの事ですが、最近始めたばかりのヨガをやったりして朝ごはんを食べられないようにしようと思います。・・・・といっても、会社でグーグーお腹がなるのはレディにとってはちょっと恥ずかしいので、小さいコップに1杯だけ牛乳を飲んでいます。
*そうですね! 甲田先生は、ご自分がいろいろ経験されたので、ひとつひとつのお言葉に説得力があります。そして私も今丁度経験しているのですが、実際しっかりと生菜食を実行していると、翌日の午前中はお腹が空かないことが多いのに、前日に脱線して過食をしたりすると、翌日の午前中から、もう信じられないほど空腹感があるのです。これを先生は偽腹っておっしゃっているわけですが、この不条理に出会うと、さすがに人間の肉体の不思議を感じます。そして、はっと我にかえって、またちゃんとやってみようって思うのです。
私は難病、重病でもないし、アレルギーがあるわけでもありません。体型も趣味で空手、キックボクシングをやっているので、どちらかというと痩せ気味なのですが、それでも根本的な身体の基礎を見直さないと40代、50代、60代と年を取った時に健康でいられるかは、積み重ねだと思うのです。
*本当にそうですね!! お元気でいらっしゃるのに、そういうことに気づいていらっしゃるのは、素晴らしいことだと思います。それは財産ですよ。
今の長生きして元気なおじいちゃんやおばあちゃんより、私の世代は長生きしても不健康になる可能性は充分にあると思うのです。私が生まれた年の前後にファーストフード(マクドナルドやケンタッキー)が日本に出来て、食べ物もインスタントなものが出始めてきた頃と重なるのです。スーパーなどでお菓子やジュースを買い与えるお母さんを見かけるたびに、お母さんこそ手作りのおやつやお菓子を、子どもの健康を考えないといけない立場なのに・・・・と思ってしまいます。
*う〜〜ん、耳が痛いですねぇ。私も、ストレスがなく、そこそこゆったりとした気持ちで日々を過ごせたりすると、そこまで考える余裕も生まれるのですけれども、いかんせん凡人なので、ストレスや日々のもろもろの忙しい雑事があって、そうしたことに心が流れてしまうと、もうカツカツの生活になってしまいます。しわ寄せが子供に行かないように気をつければ気をつけるほど、今度はそうした思いで別のストレスが生まれる・・・。こんな悪循環をくり返すこともしばしば。
なかなか人間は理想通りに生きていくことができないのですねぇ。
初めてのメールで大変長文になってしまいましたが、病気はきっと治るもの、治すもの、少しずつでも元のお体に戻られるよう、祈っています。
*どうもありがとうございます!!
理想的なのは、健康体のうちに小食療法に目覚めて、早いうちから体質改善することです。私のような難病になってからだと、時間も忍耐もかなり必要になります。Aさんはとっても理想的に進めていらっしゃるのですから、どうか無理のないように、これからも明るく続けていってくださいね!!