投稿者「沢辺 均」のアーカイブ

「ほんのひきだし」の文化通信・星野渉さんの記事を読んでおもったことでやんす

フェイスブックを眺めてたら、「ほんのひきだし」とうサイトに、文化通信の星野渉さんの「“ドイツモデル”からみる出版業界の将来 各社が問われる「マーケットイン」の姿勢とは」という記事に関する紹介があって、読んでみた。
星野さんは、友人(だと僕はおもってるんだけどね)で、なんども出版に関する話をしたこともある。ここで書かれているのは、もう10年も20年も前から彼が話していたことで、まだこう書かないとならないことにこそ問題があるのだろうと思う。
(まあ、ドイツモデルとして海外を持ち上げたり、その権威を使っているように思えるところには、違和感はあるんだけどね)

マーケットインというのは、この文章では本屋が仕入れる本は選べよ、ってことに尽きている。
新刊配本というシステムは、取次が選んだ本屋に、出版社の作った新刊を送りつけるシステム。本屋からみれば、なにもしなくとも販売する商品(本)が取次から届くということだ(少々乱暴にひとまとめにしてるけど、細部にさまざまな違った方法があっても、基本の部分でこう考えていていいと思う)。こうしたやり方を「プロダクトアウト」と呼び、メーカーの都合で商品を並べるのではなく、お客の要望(それを捕まえるのが小売=本屋だろう、と)というマーケットに合わせろ、というお話。
まったくそのとおりとしか言いようがない。とくに商品がなかった終戦直後ならまだしも、今は商品のほうが客より多いのだ。

で、出版社は、とっとと「プロダクトイン」に切り替えろってことなんじゃないのか? なぜそれができないのか?

やり方はもうすでにある。
出版社は新刊を、新刊委託ではなく、注文してくれた書店に、注文品(という条件)で出荷する、これだけだ。
すでに、「注文出荷制の本」だけをあつめた、書店への本の紹介チラシ(カラー)を毎月共同で送付する取組も行われている(トランスビューが中心に)。

定年退職すると、給料がなくなり、年金だけの収入になる。
収入が年金だけになったのに、貯金を取り崩して給料生活時代と同じだけの支出を続けるようなものだ。個人なら、貯金の取り崩しと、死ぬときの帳尻があえばいいのだが、出版業という業態は一応、死なないことになっている(継続することを前提に今を考える必要がある。一人出版社は、その人と一緒に「死」んでもまあかまわないけど)。

できること、やるべきことを、ひとつずつやる。
それ以外に、継続することって出来ないんじゃないか、と、この記事を読んで、おもった。

それにしても、今、62歳。
どうでも、いいか? なんてもまた思うのであった(笑)。

『日本のゲイ・エロティック・アートVOL.3』

日本のゲイ・エロティック・アートVOL.3』を発行した。これでこのシリーズは完結。
VOL.1を2003年12月に発行したので、3冊出すのに15年かかったということになる。

1990年代に、何回か、南定四郎さんを中心に日本でもゲイパレードが行われたけど、
一旦中断して、2000年に「レズビアン・ゲイパレード」として復活。
この2000年のパレードに参加した、ライターの松沢呉一さんから話を聞いて、
ぜひ記録に残しておきたいと思って、
2000年パレード実行委員長の砂川秀樹さんを口説いて
パレード 東京レズビアン&ゲイパレード2000の記録』を出版したのが2001年6月。
その2001年のパレードから、僕も参加し始める。
そんなことから、ポット出版のゲイシリーズ・同性愛シリーズの
一連の本の発行につながる。

『パレード』の本の制作過程で、ゲイ漫画家の田亀源五郎さんの存在をしり、
その戦後のゲイ雑誌のエロな挿絵などの記録・保存・評価の取り組みを
松沢さんを通してしって、企画がはじまった。

この「ゲイエロ」は、年に数回「まだできませんか?」と
電話をしてきてくれるお客さんがいたりして、
「手応え」を感じさせてくれる本だ。

この本をようやく発行し、シリーズを完結させることができた。
まずは、とてつもなく嬉しい。

出版する人、本を売る人が増えてるがする

出版は、規模が大きく縮小して、最近ではそれが運送をも危機に陥れていて、どうもムードは真っ暗だ。
本屋だって、廃業がつづいて、とんでもないくらいに減っている。

こんなに調子の悪い業界なので、同業者とあってもほとんど景気のいい話も聞かない。

その一方で、出版社の創業が増えている気がする。

版元ドットコムという出版社の団体に、運営メンバーのひとりとして関わっている。本の情報を、ネットワークを活用して、業界各所や、多くにひとにアクセスしやすくする活動だ。20年近くになる(だからオイラの「人生」の1/3はこの活動に関わってきたことになるんだw)。
会員は、中小零細出版社に対するサービスだ。大手出版社はこうした情報の拡散を自社でできるからでもある。
この版元ドットコムが292社(2018.11.5現在)まで増えているし、その増加はまだ続きそうだ。

新しく入会する出版社を見ているといくつかのパターンがあるように思う。

❶版元ドットコムというサービスをあらたに知った出版社
❷大手・中堅・中小の出版社をやめてつくった出版社
❸創業した出版社
という具合だ。
このなかで、特に❸の新規創業出版社には、フリーで編集をしていた人や、編集プロダクションをしている会社などとともに、出版で生活できるだけのものを生み出そうとしている人だけでなく、フリーの仕事やカフェなどの他業種のしごとをしながら、出版をしようという人も目につく。

本屋さんの新規開業にも、そうした人が目につく気がする。

こうした事態は、本を出版することの敷居がとても下がったこととともに、本や出版にモノとして、コトとして魅力があるということなのではないかと思う。

だからといって本や出版の未来がバラ色だなどとはまったく思っていないけど。

大阪の勁版会例会で話します「出版流通の危機的な状況に考えていること」

大阪で、長年つづいている「勁版会(けいはんかい)」という集まりがある。
その例会で、「出版流通の危機的な状況に考えていること」というテーマで話す。
すでにレジュメを書いていて、版元ドットコムの事務局をやっている石塚さんや糸日谷さんに読んでもらったら「もっと過激にしないと楽しんでもらえないぞ」とか「沢辺の話は現実性より、大胆さがもとめられるんだ」とか、ひとのことだと思ってさんざん。
この状況でやることは、明白だけど、あまりのことにみんな尻込みで、オイラだって尻込みしてるわけで、このテーマはあんまり嵌まり込みたくないテーマなんだよね。
とはいっても、その勁版会の案内です。

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勁版会月報      第413回 例会案内       2018/10月

■COPY/転送歓迎                   [進行幹事] 川口 正   連絡先 06-6554-9499

[会計幹事] 楠川貴世子 連絡先 06-6779-9571

勁版会Facebook : https://www.facebook.com/KEIHANKAI/timeline?ref=page_internal 

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出版流通の危機的な状況に考えていること

出版物流は再起動できるのか

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【日 時】 10月19日(金) 19:00~21:00

【場 所】 創元社 セミナールーム

541-0047 大阪市中央区淡路町4丁目3番6号  電話06-6231-9010

https://www.sogensha.co.jp/company/access.html

【参加費】 500円(会場費分担金) ※ワンコイン例会を続けるため、安い貸し会場をご存じの向きはご教示ください

*例会終了後、懇親二次会を実施します。 参加費4,000円程度

配布資料準備、会場の収容人数の都合もあり、参加希望の方は事前にご連絡[ ⇒ bfair008@cwo.zaq.ne.jp ]ください。なお、二次懇親会への参加・不参加についても、その旨併記しておいてくださると進行幹事は喜びます。

【講 師】沢辺 均(さわべ・きん ポット出版)

1956年東京生れ。ポット出版代表。1987年デザイン事務所を起ち上げ、1989年ポット出版を設立。1999年、出版社5社で<版元ドットコム>をつくり、書誌・書影のデータベース化、ウェブサイトでの公開、書店・取次など業界各所への自動転送、実売情報のデータベース化などに取組む。版元ドットコムは2006年4月有限責任事業組合となり、2018年2月現在の会員社は264社となっている。

2011~2014年3月、版元ドットコムから出向し、出版デジタル機構の設立に携わる。現在、研究チーム・電書ラボ、JPO出版情報登録センター管理委員。ポット出版における電子書籍の取組みは、2000年に.book(ドットブック)での電子書籍出版を皮切りに、2012年からは、紙本とEPUBでの電子書籍の新刊同時発行を始める。先頃非再販図書として『電子書籍の制作と販売 出版社は、どう作り、どう売るのがいいか』(ポット出版 2018/03/30)を発行。電子出版物の流通にもふれていただきながら、混迷する出版流通問題にご提言いただきます。  *ポット出版 : http://www.pot.co.jp/ *版元ドットコム : http://www.hanmoto.com

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20年余りの間(1997~)この業界は総売上が下げ止まらない。並行して出版社数・書

店数も減少傾向が止まずに推移している。物流を担う中小取次も次々倒産・廃業を続ける中、大取次筆頭売上の日販からは、雑誌の取次営業で書籍取次を支えてきた流通構造が崩壊を来し始め、取次業では営業利益が出せない構造になりつつあるという、ショッキングな実態を明らかにしだした。出版・取次・書店と、業界のリーダーたちが手を拱いているうち、事態は一向に改善せず出版業は成立不能で崩壊を迎えてしまうことになるのだろうか? 書誌データのオープン化など、20年近く前に今日のデータ流通を構想し、活動をスタートした版元ドットコムをリードする沢辺均さんの今回の講演は、そういう時宜に応えるとともに、将来へのヒントをもらえるものになるかも・・・

〔会員連絡〕 勁版会はこの10月にて36期を終え、37期を迎える更新期です。次年度の年会費を徴収します。

★年度会費は現金徴収となっておりますのでご協力お願いします★メール会員年会費1,000円! 日頃多忙で例会出席がままならない方も、会費お支払いがてら、ご参加ください★すでに37期の年会費をいただいた会員がいます・・・涸沢純平/木村和正/島村由花/千葉潮/永井ユリ子/浜田秀一/諸岡弘の7会員★勁版会は版元ドットコムと同様、開放(解放)的な、個人の集合体です。月例の会費負担もありません(笑)★今月の例会のような、話題性ある演題・演者のときに、様子をみがてら参加されませんか? お待ちしております★書誌データのオープンデータ化など、20年近く前に今日あるを構想し活動をスタートした版元ドットコム。有限責任事業組合化してリードする沢辺均さんの今回の講演。ちょっと広めの会場を、創元社さんのご厚意もありお借りできました。会員各位は業界(書店・取次・版元他)の友人知己へ声掛け、お誘いの上、ご参加ください。SNSでの広報、ニュース拡散もヨロシク!   @進行幹事

妄想のポットのサテライトオフィス構想

ポットのサテライトオフィスをつくっている。
場所は北軽井沢。

30年ほど前の1987年の夏に、
友達と数人で建てたログハウスを、貰い受けた。無償でだ。
なぜそんなものを貰えたのか? というのには、
さまざまな事情や経過、行きがかりなんかがあるのだけど、
そこんとこは長くなるので、割愛。

一昨年の春ころから、家具・荷物の整理や処分、
手すりをつけるとか、保護塗料をぬるとかいった作業をしていたのだけど、
ほぼほぼ、めどがたった。

そこで今、考えているのは、
ポットのサテライトオフィスにする、ということだ。
設備では、ネット回線を引いて、A4のモノクロレーザープリンタを持ち込む。

現地での足として、フルタイム四駆・軽のワンボックス・車検1年つきを
スタッドレスタイヤ付きで、18万で買った。
電車やバスでたどり着けば、日常の買い物は、これでできる。

作業なら、ほとんどの作業はサテライトで可能。
社内の会議は、Googleのハングアウトで、すでに2回ほど、実験してみて、
まあ、問題ない。

残るは社外での会議だけど、それはしょうがないんで
東京に移動するってことでどうだろう。
北軽井沢から軽井沢駅まで、車で40分くらい。
新幹線にのれば東京まで1時間。新幹線代は片道5,000円ちょっと

また 北軽井沢から渋谷までの直通のバスが、
4時間で、バス代は3,500円。
一度、渋谷からバスで北軽井沢に行ってみたけど、
渋滞につかまって、1時間30分、余計にかかったんで、
道の混まない平日くらいしかつかえないけどね。

もちろんこのサテライトオフィスは、
スタッフだれもが、浅間山で林のなかで仕事できることにする。

問題は、俺以外のスタッフで希望者がいるか、だ。
たぶん、だれもめんどくさがるだろうな、、、、。
それにスタッフで免許持ってるのあと二人だけで、
ほかは持ってないから、あっちで動きがとれないな。

ということで、まだサテライトオフィスは、
妄想でしかないんだけどね。

●小屋の場所と写真などは、コチラ

出版する権利・著者の権利、著作権について

社内で、著作権にからんで社員から質問があって、
メールを書いた。
それを日誌に書いとこう。

●品切れ・重版未定について
・絶版というのは、著作権と契約の面からみると、
著作物の使用契約を、出版社側から、更新しない状態(契約をやめた)。
したがって、著作権者は、その契約に拘束されず、その著作物をいかようにも利用していい状態。
他の出版社に、もう一度「売っても」いい。
・品切れ・重版未定、という在庫ステータスは、
重版する予定なんだが返品とかありそうで、
その判断を一時的に先延ばしている状態、ということのはずだけど、
重版する気はないのだが、
絶版にすると、他の出版社に著者が売ることができるので、
それをさせないために、使われる実態もあるよう。
これが、日本文藝家協会、などからものすごく批判される点。
「塩漬け」とも言われている。
ある文芸系の出版社の友人に聞いたのですけど、
その社では、こうした権利の塩漬けはよくないということで、
品切れ・重版未定のものを絶版にして、
作家に「権利をお返しします」と、一斉に連絡する取り組みをしたそう。
結果は、さまざまなリアクションがでたそうだけど、そこは割愛。
こうしたことから、品切れ・重版未定は、
絶版同様、契約が切れている状態という解釈に、
十分に根拠があるのだろうと思う。

●紙の本と電子書籍の出版契約
・紙の本と電子書籍で、利用する権利はそれぞれ別に契約する必要がある。
電子書籍の利用は「公衆送信権」という利用形態で、
紙の本とはその利用の形態が違うから。
・著作物を出版するためのには、
出版許諾契約と、出版権設定契約と、大きく二種類の方法がある。
紙の本、電子書籍とも、どちらの契約形態でもかまわない。
ポイントは、紙の本、電子書籍、それぞれに契約することです。
(一つの契約書に両方の内容をいれることもでき、ポット出版は両方いれてる)
電子書籍などなかった(あるいは例外だった)ころの契約は、
当然、紙の本の契約だけのはずです。
ということは、電子書籍の契約は「空いている」状態ということ。
大手出版社、とくにコミックに関してこのことは重大な問題で、
「空いている」電子書籍の契約を
他社に取られないように、契約変更を急いだようだ。
出版社同士なら、空いているからといって、それを取ると、
自社の著者にも「やられる」可能性が増えるので、
そこまで過激なことはしないだろうと考えられるが、
そうした業界内「常識」を共有していない会社を警戒し、
契約変更、あるいは電子書籍化により早く取り組んだ、
という事情があったのかもしれない。

●編集者の労力について
僕の感覚から言っても、著者だけでなく、
編集者がその著作物を完成させるのに、一定の役割を果たしていると思う。
もちろん、その貢献はさまざまで、ひとまとめにできない。
編集者の貢献なんか殆どないこともあるし、
一冊まるごと編集者が書き換えるなんてこともある。
あ、うちじゃないけど(笑)。
むしろ出版社というものに、社会的な意味があるとしたら、
こうした役割を果たすことに、その意味があるのだと思う。
(また別な役割も、あると思ってますけど)
このことは、大手出版社でも、同様に考えているようです。
だから、先般の著作権法改正の際に、
出版社に「著作隣接権」を出版業界が、求めたのだと。
結果は、出版権設定契約の拡充というとこまで押し戻された。
僕も、著作隣接権が出版社にあるのがいいという立場。
しかし、だから現在、編集者には、なにも権利がないということ。

●デザイン、イラスト、写真
デザインに著作権はない、イラスト、写真には著作権がある。
たとえ、幼稚園の子供の書いた絵でも、
子供がシャッターを押したものでも、著作権がある。
ただし、それに価値を見出して対価を払う人がいるかどうか別問題というだけ。
猿が撮った写真の著作権を、その飼主のカメラマンが主張して、
争った事があったよう、、、、だけど、それはまた別問題。
ただ、図表は、どんな図表かによって権利の有無が変わる。
単純な折れ線グラフなどは、権利がないでしょう。
下記の版面に権利がないのと同じように。
それがイラストのようなものになっていれば権利のある場合もある、
ということ。

●版面権
版下(昔の言葉ですね〜)をつくった人(オペレータなど)や、
つくることに金を出した人(出版社など)に、
その版下そのものの権利はない。
つくった人に権利があるなら、重版に際して「版下利用料」のようなものを支払う根拠がでてくる。
つくることの費用を負担した人(出版社など)を無視して、
その版面を使うことには、たしかに道義的な問題はある。
もう20数年前ですけど、その道義的な責任を主張して、
利用料のようなものを支払ってもらう話をしたこともあるし、合意もできた。
ただし、底本の版面そのものを利用して
紙の本として「復刊」するという話だった。
ただ、その版面に、独立して著作権のあるイラスト・写真がある場合、
その版面を利用すると
結果的にイラスト・写真を利用してしまうことになるので、
そのイラスト・写真は個別に許諾を得る必要がある。
また、書協の出版契約の雛形には、版面の権利は出版社にありという条項を入れいて、契約で権利を獲得する構造になっている。

●書影について
・電子書籍として販売するには、書影はゼツ必。
これはシステムとして必要というより、
販売サイトで、その電子書籍を見せるため。
紙の本のカバーを利用することがほとんだと思う 。
デザインに著作権はない、と思うので、カバーを利用することも可能。
ただし、デザイナー・イラストレータ・カメラマンときちんと合意をえる。
・グーグルが図書館の本をスキャンして、一般に公開することをしたときも、
イラストとか、写真をわざわざ消して、公開していたのを見た記憶がある。

著作物の塩漬けは、著作物そのものにいいことはない。
放棄=絶版にして、著者に権利を返すこよも考える必要がある。

沢辺の勝手メール●7.29(日)クロコダイルでライブやります・でます

たまに、メールのアドレス帳に載ってる人に、
片っ端から「沢辺の勝手に送りつけメール」というのをおくります。
おもに自分でやるライブの告知です。

ぼくは、ギターを少しやります。下手っぴです。
下手っぴでも、バンドでアンサンブルでやると、サポートしあえるのがいい。

歌とギターを両方やると両方に気がいってバラバラになるんで、
ボーカルが別にいたり、歌うときはギターをやめたり。
ギターでベース音・低音を強調するといいなってとこは、ベースにまかせ
リズムはドラムに合わせておけば狂いづらい、とかね。

で、地元神宮前二丁目の住人や働いてる人を中心に、
なんと憧れのクロコダイルでみんなでライブをすることにしました。
「神二音楽祭」としました。

素人バンドばかりだけど、
来てくれた人には楽しんで帰ってもらおう、とだけは
努力しようと思ってます。
どなたでも歓迎、もし来る方がいたら、当日声かけてください。
「ポットの日誌をみて来ました」と。
そんな人がいれば、僕がワンドリンクごちそうしますよ(笑)。

●以下、勝手に送りつけたメールです――――――――――
7.29(日)に原宿クロコダイルというライブハウスで「神二(じんに)音楽祭」というライブをやります。
沢辺も出場します(2つのバンドで)。12時から30分、15時から30分が、出番です。

神宮前二丁目という地元の音楽仲間で、クロコダイルを借り切ってみんなでやります。
地元の会社員・開業医・紅茶屋マスター・中華のスタッフ・美容師など、で。
もし「たまには見てやろう」という人がいたら、いらしてください。

「遠くで汽笛をききながら」のリード・ギター、
「コミック雑誌なんかいらない」「たどりついたらいつも雨降り」のボーカルなんかやるので、
沢辺を笑い飛ばすチャンスです。

当日ふらりと来てくれるのでも、沢辺にメールしてもらうのでも、
フォームから前売りticketを購入でも、かまいません。
(なんと前売りまで売るなんて、本格的でしょ(笑)

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神二音楽祭 in HarajukuCROCODILE
日時 2018年7月29(日)11:30開場 12:00開演
会場 原宿クロコダイル
渋谷区神宮前6-18-8 ニュー関口ビルB1
Tel: 03-3499-5205 明治通り沿い
渋谷駅から750m・9分 原宿駅から850m・10分
    明治神宮前駅から600m・8分
料金 当日2,000円・前売り1,800円(1ドリンク込)中学生以下無料
申込 お子様連れ大歓迎。
前売りは ▶http://eventregist.com/e/berami2018
12:00 神二楽団
寺沢/本多/ツトム/村林/沢辺/小川/アヤ
 ▶トランジスタラジオ/コミック雑誌/ずっと好きだったんだぜ、など
12:30 ELK HAIR CADDIS
 ▶全曲 オリジナル
12:45 みやさんバンド
 ▶海風/安奈/路地裏の少年/マネー/Jboy/ビッチ/ラズベリードリーム
13:15 はとのもりブラザーズバンド
 ▶スローなブギにしてくれ/涙のテディボーイ/風をあつめて、など
13:45 朝練部
 ▶Come Together/Brown Sugar/Oh,Pretty Womanなど
14:15 CurtainRail
14:30 narifuramu
 ▶初恋/今宵月の下で、など
14:45 カツオバンド
 ▶ロックとハニー/茜色の夕日/さよならカラー
15:00 勝手にTravelingBand
青んぼ/木谷マキ/ミナ/沢辺均/チッチ/本多羅々/朝倉克己
 ▶ダンシング ヒーロー/タイムマシンにお願い/遠くで汽笛を、など

*上記の予定曲はあくまで予定です、あしからず

情報 Facebook https://www.facebook.com/events/300488537153391/
主催 神二音楽祭実行委員会 03-3478-1774(ポット出版内)
――――――――――――――――――――

Slackの宣伝を読んで、ツールについて考えてみた

Slackという、チャットのようなツールが「先端」ぽいのかな? よくわかんないけど。
まあ、それなりに長く生きてると、いろんな「団体」や「活動」にハマってて、いくつもの連絡網に関わってる。
社内連絡網は、古典的に同報メールだけなのだが、
Facebookグループ・メーリングリスト・LINE・メッセンジャー、
とかいろいろなツールで連絡をやり取りしてるんだ。

最近Slackというのも使いだした。openBDという版元ドットコムとカーリルで組んで始めた書誌・書影をAPIで提供する取り組み。

何日か前、Slackの広告みたいなやつを読んだ
(1)リアルタイムで連絡可能
(2)組織ごと、テーマごとに「セット」みたいなもん作れるから整理できる
みたいなこと書いてあった。

いつでもメールばっかり見てるんみたいなんで、
作業がはかどらないんだ、ってことでメールが嫌われてるような気がする。
だから(1)は、メールがSlackにかわっただけ。
Slackだけじゃなく、LINEでもなんでもおんなじ。

日々状況が変わるもんで、最初に考えた分類はいつも役立たずになる問題、
から永遠に逃れられないんじゃないか、って思うもんで、Slackつかっても、
またあたらしい分類作っただけ、ってことにならないか?
むしろ分類なんか一切あきらめるしかないんじゃないか?
って気になってる。

ってことで、永遠に解決しないんだろうな、と。
AIでもダメだと思う。

今日は変な日誌でした。

ポット出版の近刊『戯曲小鳥女房』

ポット出版は、スタッフのときどきの興味に応じて、あまり脈絡なく、ジャンルもさまざまに本を作ってます。そんな姿勢を「正当化」する理屈も考えてはいるんですけど、気恥ずかしくいんで隠しておきます。

で、次の本は戯曲です。
千木良悠子の戯曲「小鳥女房」という芝居の脚本をだします。
千木良さんの書いたものを読みたい方はコチラへ
去年2017年秋に、渋谷のユーロライブで上演したときの映像をDVDにしてつけて発売します。

戯曲はこれまで、岩松了の新作を上演に合わせて本にしてきました。
岩松了以外の作家の戯曲を本にするのは、これが初めてです。

高校や大学などの演劇部などで上演しやすいように、演出ノートを書き加えています。

僕自身は芝居を時々見に行く程度です。この千木良さんの「小鳥女房」はたまたま見に行ってます(感想は、出版前でもあるんであえて書きませんが)。本にすることにしたのは、今年に入ってっからです。

子供のころから、芝居好きな死んだ親父につれられて見に行っています。
高校一年生のときに、親とは関係なく初めて見に行ったのが、渋谷公会堂の天井桟敷の「邪宗門」っていうのが、ちょっと自慢でして(笑)。

ということで、『戯曲小鳥女房』は7月7日に発行しますんで、ご期待くださいね。

『電子書籍の制作と販売』、質問に答える

『電子書籍の制作と販売――出版社はどう作り、どう売るのがいいか』というのを書いたら、
出版社の人から、質問をもらった。
その返事を書いておきます。参考になればいいな、と。

●索引や注とのリンクなどは、
 専門書の電子化には必要と思っていますが、コストがかかります。
 どこまでの品質を保つべきとお考えですか。
【返事】
 索引は、索引の一覧を作るだけで良いと思ってます。
 リフローなら、索引項目があれば検索できますから。
 編集者が、同じ索引項目でも、採用する箇所、採用に値しない箇所、と
 分けることにも従来意味があったのだと思いますが、
 電書では、検索などで読者の手に委ねる、ほうがいいと判断。
 注リンクは、そのたびに注の箇所に飛んでもどったり、
 むしろ鬱陶しいので、リンク不要と考えいます。
 むしろ段落直後や章の最後にまとめて掲載が親切だという見方もできるので、
 コストをかけて、リンクする必要はない、と思ってます。
 また、今後の技術の発展によって、
 そうした人間の手作業の意味が減っていくとおもってます。

●図書館(とくに公共図書館)への提供については、
 1点購入されたら、広く無料で読まれてしまうではないか、
 という懸念が出版側にはまだあります。沢辺さんのご意見は?
【返事】
・図書館への販売で、出版社の一番の抵抗感は
 「一度売ったら、未来永劫保存され、貸し出され続ける」ことだと思います
 電子は、スペースいらず/本が壊れることがない、のに、
 未来永劫、、というは抵抗感あり、は当然だと思ってます。
 でも、逆に、うちの本でも、正直未来永劫保存貸出されても、ないよりいいな
 あるいは、壊れたあとに買い直してくれる本じゃないよね、というは、
 まあいいかということもあります。
 で、現実論として、
 JDLSが2年52回貸出権利で紙の価格の2倍程度をうろうモデルを
 つくったことにより
 TRC-DLでも、この方式の選択が可能になりましたよね。
 それでも、図書館は、このJDLSモデルへの抵抗がつよいようです。
 これもあと、5年~10年で、出版/図書館お互いの抵抗感が、
 一定のところにおさまって、安定した商習慣ができると思ってます。
 なので、いまいまは、
 よく貸し出される本だからJDLSモデル
 2年で52回も貸し出されないよな、という本は、
 図書館の抵抗のない未来永劫モデル
 というふうに分けて販売しています。