夏休みは、家庭で「パパの理科実験ショー」を!

2010-07-28 上野 絵美

夏休みが始まり、お子さんがいるかたは
親子で遊びにでかける計画を立てているころでしょうか。
でも、この暑い中、外に遊びに行くのは大変ですよね。

ポット出版の新刊
「DVDブック 今日の遊びはこれに決まり! パパの理科実験ショー」では
親子で遊べる楽しい理科実験を、イラストと実演DVDで紹介しています。

家でできる理科実験なら、外出先での人ごみ疲れとも無縁です!
さらに、使う道具は
水やペットボトル、コップ、クリップ、毛糸など
ほとんど家にあるようなものなので、出費もかさみません。
収録している実験は、「シャボン玉」「水」「塩水」「砂糖」といった、
簡単だけど子どもが喜ぶものばかり(DVDでは、実際に
小学1年生から4年生のお子さんたちに出演してもらいましたが、
みんな面白がって参加してくれました)。
本にはお父さん向けに科学的な解説も紹介しているので、
親子で自由研究のテーマを探すのにもぴったりです。

「俺は文系だから」と言うお父さんも、まずはひとつ試してみてください。
担当者編集者(私です)は理科・算数がさっぱりだめですが、
いろいろな実験を試した結果、自信をもって
「理科実験は面白い!」と断言します。
お子さんだけでなく、きっとお父さんも夢中になるはず!
ちなみに、私のオススメは「浮いて集まる1円玉」という、1円玉と水、器だけでできる実験です。
すっごく簡単なのに、ちょっと感動します。

この夏休みは、家でのんびり
お子さんと理科実験で遊んでみませんか。

「DVDブック 今日の遊びはこれに決まり! パパの理科実験ショー」
(著・飛田賀光)
予約受付中です。

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借金のコツ

2010-07-27 沢辺 均

ポットには社内売店がある。
といっても冷蔵庫と棚に、ペットボトルの飲み物とか、カップラーメン・レトルトカレーにサトウのご飯とかを置いているだけ。
代金は、「金庫」と名付けてる金の入れ物にそれぞれが入れていく。

で、いつのまにかこの金庫、代引きや新聞代の集金などでおつりのないときや、
手持ちの金が足りないときのチョット借りるのに使われるようになった。
フセンのメモの「沢辺 07/26 2000円借り」みたいにメモしておくのだ。

この「システム」は、いつの間にか出来上がったものだった思う。
ポットでは、毎週金曜日に30分を目標に全体会議をやっているのだけれど、
その会議でも提案もなくルール化もされていない(はずだ)し、
ポットマニュアルという社内ブログにもない(はず)だ。

ルールはなんとなく決まることも多いし、それもまたいいんだ。

今は、給料前に「借りメモ」が増えていく。
ところが、給料日をすぎても返さないヤツがいる。
もちろん、単純な返し忘れだろう。

借金のコツである。
借金をするためのコツは、返すことだと思う。
返せば、信用が増えて、また貸す時の敷居が低くなる、というのがオレの考えだ。
返したその場で、もう一度貸してくれというのすら有効だと思う。
いや、むしろスゴーく有効だとすら思う。

こうすれば、忘れていないこと、返す意思のあるというメッセージを相手に伝えられる。
それが信用なんじゃないだろうか?

これをなぜしないヤツがいるか?
その借金を「大したことだと思っていない」「忘れた」ってあたりだろうと思う。
あるいは、「返せない」とか思っちゃってるんだろうな。

もちろん、大きな金額なら、いったん返すこともむずかしいときはある
でも、たかが金庫にある金程度は、いったん返すことができない訳はない。

で、どういう理由にしたって、貸す側は信用しなくなるんだと思う。
そうすると、せっかくの金を貸してくれそうな相手を、減らすだけ。
自分の持ち札を、どんどんなくす少なくする、オレの言い方でいえば、自由=とりうる選択肢を減らしてる。
考えてないなー、と思うのだ。

オレは金の話が大好きだ。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -82[2010.07.17〜2010.07.21]

2010-07-21 沢辺 均

●2010.07.17土
たっぷり寝て、ベラミナイト。
近所の「スナック?」で毎月開催されている、セッションのような、
演奏持ちよりのようなライブ。
マスターが病気で入院ということになって、その応援もあって、中止せずに決行。

●2010.07.18日
たっぷり寝て、庄野真代選挙のスタッフの澤井さんと飲み屋に行くために、下北沢。
「音倉」のイベントにいた澤井さんと合流して、イベント終了後にzajiの上の店にいった。
zajiaは休みだったのだ。途中、真代さんも合流。

●2010.07.19月/祝
夕方に事務所に出て雑用。
S社のN子さんが仕事に登場。打ち合わせもしたし。

●2010.07.20火
中央公論新社のブックデザインの打ち合わせ。
ベーシックインカムの本について出版チームと議論して、
核になってほしい人にメールで依頼。
よるはS社の新媒体のデザインで徹夜。
国立国会図書館から、「国立国会図書館における全文テキスト化実証実験の出版社等との共同実施について」
のプレスリリースを報道各社に流したと連絡がある。
・記者発表
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1189487_1531.html
・募集詳細
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitization_fulltext.html
いよいよオープンに動き出した「ジャパニーズ・ブックダム
朝の6時半ころにデザインできて、メールで連絡。受け取ったというメールは来たんだけど、
ああしてこうしてって話がないのがむしろ不気味だ。

●2010.07.21水
久しぶりに事務所の床でごろ寝。昼過ぎまでたっぷり寝かせてもらった。
橋爪大三郎さんと竹田青嗣さんの「核のない世界平和は可能か」という対談原稿を読んで、
今後の方向を考えたり、なんだりと。
USTREAMでの中継→談話室沢辺での掲載→単行本化という流れを考えているのだけど、
うん、迷ってる。迷う暇があるなら、やって失敗しろ、がモットーなんだけど。

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TIBF後が地獄?道

2010-07-17 尹 良浩

ポット出版は今年も東京国際ブックフェア版元ドットコムとして共同出展しました。去年は地獄を見たわけですが、今年はそれに比べればグッと楽に出来ました。

が、終わって1週間になるのに疲れが残って仕事が進まないわ、残務処理に追われるわで、どちらかというと今の方が地獄気味です。さ、三連休が。。。とりあえず今年の東京国際ブックフェアをかんたんリポート。

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ポットの棚はこんな感じ。今年のメインは『電子書籍と出版』です。おかげさまでよく売れました。両隣は羽鳥書店さんとボイジャーさん。羽鳥さんの装飾を見て、コレが営業の仕事だと感心してしまいました。私、まだまだです。ボイジャーさんが土曜日で撤収になったので、最終日は棚を二本使わせてもらいました。

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しゃちょう大活躍。偶然、デジタルパブリッシングフェアに出展していた高校時代の友人が遊びに来て、第一声で「あのしゃべってる人だれ?」と聞いてきました。「うちの社長。」と答えたら「えっ…?ウソ!?」と言っていたのですが、真意は問わないでおきました。

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ポットでやったイベントの一つ、8月刊行予定の『パパの理科実験ショー』の宣伝にTIBFで生実験。著者の飛田さんの巧みなトークにより、わんさかと人が。電子書籍が話題の中心のため、電子書籍のイベント時はやたらと人が集まったのですが、それ以外ではこれだけ集まったイベントはそうはなかったです。お見事!

4.JPG5.JPG
今回、版元ドットコムの教育書出版社で集まって共同出展をしていたのですが、ポットもちょっぴり参加。私はジュンク堂書店池袋店の教育書担当・青木洋子さんにお願いして出展社の本を選んていただく選書フェアの担当でした。可愛らしく、気合が入りつつも遠慮がちなポップも書いていただきました。ありがとうございました。

全体に人が少ない印象があったのですが、公式発表では一番の来場者数だったそうです。デジタルパブリッシングフェアの方はかなり人が来ていたようで、潮目の変化を感じた4日間でした。

ああ、でも個人的には今の方が辛いよう。はぁぁぁぁぁぁ。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -81[2010.07.13〜2010.07.16]

2010-07-17 沢辺 均

●2010.07.13火
「談話室沢辺」コーナーのインタビュー。鈴々舎わか馬さんという落語家。
大好きな哲学者・竹田青嗣さんが教えていた学生さんから、就職せずに落語家に入門したという人。
この秋真打ちになる人。
夕方、日経新聞の記者が取材にくる。電子書籍なんかの話。

●2010.07.14水
久しぶりにまるまる一日作業。ベーシックインカムの本を出そうと思って、
下調べやら、構想やら、。

●2010.07.15木
出版会議(月例のほう)。
終わってから、何ヶ月ぶりかの均整をうける。快感で、すっきり。
iPhone4のネット予約の準備ができたってメールがソフトバンクから来る。
新型が出るたびに買っている。なんという贅沢だ。到着は17日土曜日あたりかな?
使わなくなる3GSはどうすんべ。スタッフのマサコちゃん(五賀)が、iPhoneへの買い替えを計画してるらしいので、
下取りするか?って聞いたけど、4を買うつもりだって。
夜は、「民主党政権への伏流(仮題)」の打ち合わせを著者の前田さん、助っ人の伊東さんと。
短時間で終わって飲み屋へ行く。こっちはたっぷり24時前まで。

●2010.07.16金
午前中からポット会議。
○社のブックデザインで、ISBNを間違えた話の反省バナシをする。
○社はシールを貼るそうだ。申し訳ない。
ISBNのそれぞれの数字の意味(JAN区分-国番号-出版社番号-本の個別番号-チェックデジット)を理解せい!
確認はオオモトにあたれ
顔を見せて謝ることの大切さ、
とかを説教。
会議のあとは掃除大会。今日は久しぶりにほうき部隊の一員をになう。
雑用やら社内の打ち合わせやら説教やらをして、またまたベーシックインカム本の準備と計画。
いまデザインチームが忙しい。
社員募集をもう一年もしてるのだけど、応募がすくないんだ。
たまに応募があっても、ポットで働きたいであって、デザイナーとして働きたい、ってのがいない。
ポットの悪評が広がったのか?(そんなに広がるはずないよな、)
どうぞみなさん応募くださいね。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -80[2010.07.08〜2010.07.12]

2010-07-13 沢辺 均

●2010.07.08木
東京国際ブックフェアの初日。
16時から、版元ドットコムのブースのセミナーで、
ボイジャーの「編集者・デザイナーのためのXMLと電子書籍フォーマット入門」に出演。
「深沢英次氏の講演およびボイジャー萩野およびポット出版沢辺のコメント。今後の参考、テキストとして、その場で「Designing for Digital」を配布。」
夜は庄野さんの事務所へ。

●2010.07.09金
東京国際ブックフェアの一日。
朝10時に、本屋の村の人たちとお茶をして、JPO(日本出版インフラセンター)の近刊情報の利用方法を話す。
12時には「電子書籍と出版」の記念セミナー。一人で、「ポット出版はなぜ、どう電子書籍をつくるのか」
みたいな話。
13時から、国立国会図書館の長尾真館長を呼んで、
「国会図書館の電子図書館構想と出版業界」の話し。
14時から、「ライブ組合員会議」Ustで実況中継だけど、20人の聴衆(笑)。
18時からは、「会員集会、懇親会(名刺交換会)」。
二次会には行かないで(そもそもあったのかな?)事務所に戻る。
図々しく司会をやって、勝手に大騒ぎ。ゴメン。

●2010.07.10土
東京国際ブックフェアはサボって、
大学図書館問題研究会オープンカレッジ 「これからの学術系電子メディア(あるいは電子出版)」に行く。
まとめはコチラ
一緒に講師をした長谷川一さんが、ブログで感想。もっともだ。
飲み会に(タダで)ちょこっと参加して、庄野真代さん、選挙運動最後の街頭宣伝=渋谷へ。
庄野事務所で片付けをしたあと、11時半まで東京駅と有楽町駅で、無言立ちにおつきあい。
終わって、餃子屋さんで食事。深夜帰宅。

●2010.07.11日
投票してから、東京国際ブックフェアへ。
今年買った本は、版元ドットコムブースのものだけだった、。
・彩流社「ポスト学生運動史 法大黒ヘル編…1985〜1994」
・サンガ「働かざるもの、飢えるべからず。 ベーシック・インカムと社会相続で作り出す「痛くない社会」」
(小飼弾)
・実業の日本「ブックビジネス2.0」
の三冊。法大黒ヘルはすぐに読んでしまった。松尾真の話が面白くって。
夕方から庄野真代さんの開票待ちの会場の下北沢音倉へ行く。
生中継2局、ラジオ出演、録画取りなどのメディア対応の担当だったのだ。
ところが、結果は落選。夜明けの4時に、庄野さん本人から「落選の弁」とでも言うのか、
支援者とメディアのまえで挨拶。
終わってスタッフと会場の片付けをしたんだけど、脱力。
5時近くまで、ダラダラ。それから帰宅。翌日の休暇申請のメールを送って、寝る。

●2010.07.12月
昼過ぎまで寝ていて、ダラダラ。
風呂に入って、まい泉に黒豚ロースカツ丼を食べにいって、
ちょっと事務所でメールなどの処理。
あとは録画してあった「龍馬伝」や、WOWOW録画の「愛を読む人」「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」
見たり、本を読んだり、ひたすらグダグダ。

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手タレの撮影

2010-07-13 和田 悠里

単行本のカバーの撮影で、初めて手タレさんとお仕事をしました。
女性と男性のペアでの撮影です。
生で見ると女性はとにかく華奢!
指が細くて私の人指し指とモデルさんの親指が同じくらいしかなく
握ったら軽く折れそうな手首。男性も肌が真っ白で、
二人とも「こんなきれいな手には労働させたくない」と思うような手でした。

撮影では、手だけを写真の中におさめるために
不自然なポーズをキープしっぱなしで、
手タレさんってこんなに身体を使う仕事なんだ!と
初めて知りました。

手を下げると血管が浮いてきてしまうので
手を上げたポーズで撮影して写真は180度回転して使うテクや、
タオルなどで肘を支えて多少無理なポーズをキープするテクなど
初めて知る手タレのならではの撮影のコツが知れて面白かったです。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -79[2010.07.04〜2010.07.07]

2010-07-07 沢辺 均

●2010.07.04日

●2010.07.05月
庄野真代事務所へ
帰って来てから、東京国際ブックフェアの版元ドットコムブースのPA装置の事前点検。
髙橋・大田・尹の若造出版部三人組と一緒に。
こいつら、このミキサーのアウトから、このアンプのインに、こうはいって、、、
といったスジを追っていくのができんのか? こら。
おまけに、だまって立ちすくんでるんじゃないぞ、。仕事は待つんじゃなくて、見つけてするもんだ。

●2010.07.06火
ひるから北原さんと、あたらしい本の予算相談。
夜は出版労連の出版研究集会の分科会の講師。
出版労連という労働組合の、出版産業対策の一環だそうだ。
産業対策なら、産業全体のインフラをつくってほしいもんだ。
近刊情報集配信センターとか、ジャパニーズ・ブックダムとか、
出版労連が言い出しっぺをになってもいいのに。
非正規雇用の「悪用」は、企業別組合でなく、産業別(職能別)組合になれば解決する
って主張は、納得できない。

●2010.07.07水
午前中、国立国会図書館で、書籍検索実証実験の実施に向けて検討会(第三回)。
近々、公式発表できそうだ。
午後は、渋谷区立図書館の受託業者連絡会に出席。
新しい、渋谷区立中央図書館の集会室で行われる。帰りに一回り見学。
夜はず・ぼん編集委員と、「電子書籍で図書館はどうなる」の座談会。
「ず・ぼん16号」追い込みだ。
そして明日から東京国際ブックフェアだ。
電子書籍と出版」も事前販売。20%の図書カード付きなので、ぜひ購入に来てください。

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図書館はどれだけ本を買ってるか/貸してるのか

2010-07-07 沢辺 均

昨日、出版労連の出版研究集会の連続講座のひとこまで、
国分寺市立本多図書館館長で、「ず・ぼん」編集委員の堀渡さんと、講師をヤラセてもらった。

その話のために、図書館が、どれだけ本を買っているのか、貸してるのかのデータを再確認してみた。
「ず・ぼん15」に表とグラフで掲載してあるんだけど、ちょっとだけダイジェスト。

●図書館はどれだけ本を買っているのか
2007年の数字だけど
・雑誌と書籍の実売金額は 2兆1983億円
(「出版年鑑 2008」出版ニュース社)
・図書館資料費決算額は 309億円
(「日本の図書館」日本図書館協会)
で 309億÷2兆1983億円で割ると、1.4% になる。

つまり、図書館は出版物の売上げのうち1.4%のお客さんなのだ。
ちなみに、1982年は、同様の計算で0.9%なので、「貢献度」は増えている。

●図書館はどれだけ本を貸しているのか
同じく2007年の数字だけど
・雑誌と書籍の推定販売部数は 33億6811万冊
(「出版指標年鑑 2009」出版科学研究所)
・図書館の貸出し冊数は 6億7496万冊
(「日本の図書館」日本図書館協会)
で、6億7496万冊÷33億6811万冊で割ると、20%

・33億6811万冊の推定販売部数は
書籍 7億5千万冊 雑誌26億1千万冊。

図書館は書籍も雑誌も貸しているわけだけど、
仮に、貸しているのは、ほとんどが書籍だ、
と考えれば、出版社が売っている書籍の部数の 90%くらい売って貸し出していることになる

だけど、日本図書館協会の調査には、貸出し冊数のうち書籍と雑誌の比率はみつからない。

とまあ、およその数字は押さえておこう、かと。

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ハヤカワ文庫を読んだ

2010-07-05 山田 信也

最近、続けて2冊ばかり、ハヤカワ文庫のSFのやつを読んでいます。今読んでいるのが、円城塔『Self-Reference ENGINE』 (ハヤカワ文庫JA)で、その前が、テッド・チャン『あなたの人生の物語』(ハヤカワ文庫SF)。あまりSFというのが読んだことがないので、ちょっと普段読まないものを読んでみようかと思い。それなりに楽しんでいますが、ハヤカワ文庫は鷹の爪(〝〟)と読点が連続した場合に、一文字半(、と〝の間に半文字分のアキ)にならずに二文字(、と〝の間に一文字分のアキ)になっているのが、ちょっと居心地が悪く感じます。(たまたまなのか、ハヤカワ文庫としてそういうルールで統一しているのか、二冊ともそうなっていました。)

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -78[2010.06.29〜2010.07.03]

2010-07-03 沢辺 均

●2010.06.29火
MRというやつで、アタマの輪切りを撮影。
いや、別にどこがわるいってワケじゃなく、人間ドックみたいなもの。

●2010.06.30水
夕方から、『d/SIGN』(鈴木一誌/戸田ツトム責任編集)での対談。
電子書籍のデザイン、がテーマ。鈴木一誌さんと永原康史
途中、5分の休憩を挟んで3時間半もやった。ふー。
いやでも面白かったな。二人とも知的なんで、野獣のオレとであうんだろうか?
同席したライターの永田さん、ポット出版でも何度かお世話になった人だった。
青弓社の矢野さんに紹介してもらってね。
終わってから、イタリア料理の店。
事務所のあるマンションにすんでる倉持さんが鈴木さんと写真つながりで、同席。
鈴木さんの奥さんも。
電子書籍と出版』の見本ができる。

●2010.07.01木
京セラ丸善の図書館システムとか作ってる会社の、ユーザー総会みたいなもんの前座で講演。
レジュメはこちらにあります。http://www.pot.co.jp/diary/20100701_133401493918607.html

●2010.07.02金
午前中はポット会議。終わって掃除大会。
そんですぐ日本出版インフラセンター(JPO)の近刊情報集配信センター(仮称)公聴会(7/2)のために書協会館に行く。
書誌情報をめぐるパーツが、ほぼできたって感じですごく嬉しい。
これからは、これらのパーツの仕上げと、パーツを結びつけていけば、出版のインフラはやっと胸をはれるようなところにいける、と思う。
当日配布されなかった資料が公開されている。
* 書誌項目案
* メッセージ仕様表の見方
* メッセージ仕様
* ONIX for Books Sample
* 送信情報の設定方法
みるなら、JPOサイトへ行ってください。

●2010.07.03土
事務所で、雑用。これやっておかないと、平日のバタバタで抜け落ちるばかり。

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ポット出版目録2010デキマシタ

2010-07-02 那須 ゆかり

2010年の出版目録できました。
今年は鉄とすずちゃんの写真も1枚のってます。かわいいよー。
本の写真は那須カメラマン。へへヘ、ワタクシです。
ここのところメキメキと写真の腕をあげている(自画自賛)。
目録が届いた直後の高橋との会話
「那須さん、写真サイコーっすよ」
「え、マジ!?」
「いやーいいっすよー」
「ヒヒヒ、ほんと!?」
「これで、食いっぱぐれても物撮りカメラマンとしてやってけますよ。やりましたね。
でも、物撮りカメラマンなんていまの時代、食えないですけどね」
(一部ねつ造あり)

ほんとは高橋にほめられたのは「すごい!ちゃんとピンがきてますよ」でした。
そんな褒められ方をするレベルです、まだ。

目録ご希望の方はぜひお申込を。
無料でお送りします。

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講演レジュメ●20100701京セラ丸善システムユーザー会

2010-07-01 沢辺 均

今、図書館員に求められること  図書館システムの現状と未来

2010.07.01木 京セラ丸善システムユーザー会

●図書館はどうなっていくのだろうか?
○選書と蔵書構築/レファレンス
・本のデジタル化/検索エンジン/六本木ライブラリー→レファレンスから利用者同士の知の共有
・長尾真(国立国会図書館館長)構想が仮に実現したときに、図書館はなにをするのか

○アメリカの大学図書館風景
・30数年前 カード目録部署 100人カタロガーと学生バイト→コンピュータを使った全米共有仕事に
 1980年代中頃〜10年間 レファレンスさkービスに活気 5万冊のレファレンス図書 5人のレファレンス・ライブラリアン 列ができる→今はほとんどいない
・翻訳の仕事 レファレンスブックは使わなかった インターネットですんでしまった
・図書館に人がいない いてもパソコンをもちこんでいる学生
・大学図書館のスペースが教室に取って代わられる スタンフォード大学ビジネススクール/バークリーバイオサイエンスライブラリー
 →デジタルライブラリー化
・Eブック ゴーグルの図書館蔵書の網羅的なデジタル化(スタンフォード)

ライブラリアン トラベルエージョント

「図書館は残る、巨大な倉庫として。倉庫の管理人は残る。だがライブラリアンはいなくなる。」

「ライブラリアンの行末 今、アメリカの図書館でライブラリアンと呼ばれる職業が絶滅しつつある」
(石松久幸/東アジア研究図書館(カリフォルニア大学バークリー校)日本部部長/ず・ぼん15/ポット出版/2009.11.20)

●図書館はなにをやるのか
・情報・思想感情の選別・抽出(←出版のデジタル化・ネットワーク化でものこる問題)
・事実確認機能(←出版のデジタル化・ネットワーク化でものこる問題)
・コンテンツの収集/整理・分類・編集/保存

●そのための準備としてのデジタル・ネットワーク状況への準備
・システムの広域化
・専門図書館協議会での体験 著作権/次号発行までの独占権/サイトでは非公開
・Googleにヒットするページがあるか? OPACはなぜ所蔵資料が対象なのか?
・メール
・ともかく実戦 書評記録DB

オマケ●出版と図書館をめぐる動き
○国立国会図書館の書籍検索→全文(+一部)検索/一部表示 既刊も新刊も 全文の貸出しモデルではない
○国立国会図書館のJAPAN/MARC
○日本出版インフラセンターの近刊情報EDI

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