2008-09-11
極私的中華屋
昼から新宿へ。
アルタ裏にあるラーメン屋で昼飯。ダルかったんで、辛いのを入れようと。
客が麺の硬さやらスープの濃さを選んだりするのとか、出てきたラーメンの感じとか、一蘭ぽい。あそこまで「個」を重視してはいないけど、近いものを感じる。辛さ5倍。俺にはこの程度の辛さで充分。
その後、喫茶店「らんぶる」でお話いろいろ。
出てから新宿ブラブラして、京王線に乗って仙川へ。
せんがわ劇場で演劇ユニット昼ノ月公演『顔を見ないと忘れる』を観る。
役者2人。盗癖持ちで現在投獄中の男と、面会にやってくるその妻。
舞台は面会室。1時間強の上演時間。でも濃密に満たしてくれる。
自分の置かれた状況まるで考えずに飛び出す言葉たち。すれ違ったりぶつかったりの、痛さ。そしてそれぞれの抱えたどうしようもない寂しさ。
2人が演奏するリコーダーの音色が、感動っつうか衝撃っつうか、いやそのどっちでもない、なんともいえない疼きを身体中にくれた。
夜は新大久保駅前の中華屋。一人で豚キムチ定食と瓶ビール。
何かこう、カウンター席のみで、そこで客が1000円近いラーメンすすってるみたいな店って、どうもしっくりこない。なんか、ぽかんとしてしまう。ご飯食べたりお酒呑んだりしてぽかんとするのは、気持ち的にむずがゆい。
テーブル席もしっかりあって、そこで複数でワイワイやっているのと一人で呑んでいるのが程よく混在していて、メニューは麺類もご飯ものもある程度種類あって、あ、そうそうビールは瓶と生が両方ある。
しっくりくるのは、こうゆう店。
俺にとって中華屋っていうのは、瓶ビールが美味しく呑めるところ、なのです。