出版労連の出版研究集会
分科会・再販問題と新しい流通の
報告レジュメ
(1)版元ドットコムのサイトでは、どんなことができるのか
●読者から見れば
○本を内容から検索できる
○買い物カゴにいれてその場で注文→送料無料・郵便振替/カード決済は準備中
○将来、様々な企画を考えてます
●書店から見れば
○本の内容からの検索
○会員制(客注対応のため)→料金後払いのため
○80%・送料無料・郵便振替による会員版元への後払い・振込料金書店持ち
○書誌データ+内容データの利用→自動転送も視野に
○店頭での書誌検索などでの利用
○ネット上での版元ドットコム支店の無料開店
●版元から見れば
○書誌データ+内容データ+在庫情報のネット公開
○ネット上での読者・書店への直販
○ネットを活用する第一歩
(2)版元ドットコムのめざすもの
●本を売る→読者の目につかせる→検索でヒットさせる→読者への提供
●書誌データ+内容データを販売者(書店・取次)に版元自身が提供
○単なる「露出競争」でいいのか?
○書協/取次/書店(リアル・ネット/大型・小型)
●ネット・パソコンに習熟
○紙→オンデマンド→販売用データ←シームレスな制作体制が必要
○電子情報の活用→メール・Web・データベース・XML
(3)新しい流通チャンネルを展望しているのか
●書店・取次で売ってもらいたい版元←→読者への直販を中心にしていきたい
という幅
○書店・取次へのデータ提供←→読者へのデータ提供
○書店での客注対応←→読者への直販
●これまでの流通でも対応・新しい流通チャンネルへも対応
●本のデータでの販売にも対応
(4)「再販状況」――生き残り戦略
●版元ドットコムでは再販論議はしていない
○定価→新刊発行時の値段表示
○再販を外した本(値引き本)は各社サイトへ誘導し、版元→読者へ販売・決済
●時間があれば、個人的な意見を話させていただきたい
(0)「IT革命」
○「IT革命」は十分に胡散臭い
○既存のものにインターネットをかぶせただけのモノにはしたくない
○上場ねらいではない
【追加】
●版元ドットコムのサイトでなにができるのか
○読者や本好きのコミュニティーの部分を拡大していきたい
○「書店街」syoten.com honya-gai.com
●VAN以降に望み
PS●ギャラ問題・
再販問題と新しい流通
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