2005-12-30
いただいたご本『脱アイデンティティ』
「人はアイデンティティなしでは生きられないのか? 一貫性のある自己とは誰にとって必要なのか? 賞味期限切れの概念に問題提起」と帯に書かれている。装丁といい、コピーといい、読者の興味をそそる上手い本作りだ。さすが上野千鶴子さんが編者を担当しているだけのことはある。送ってくださったのは、クィア理論を研究されている伊野真一さん。まだ読めていないのだが、同一性みたいなものに違和を感じる人たちに共感を得る内容になっているのではないだろうか。じっくり勉強させていただこう。
●上野千鶴子編『脱アイデンティティ』(勁草書房) 2500円+税