2011-10-10
無料メルマガ「エフメゾ!」デモ版
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メルマガ「エフメゾ!」 創刊号 vol.1
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発行人/伏見憲明 購読料/無料
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みなさん、こんにちは! ゲイバー、エフメゾの伏見ママでございます。これから(目標は)週1、火曜日にメルマガを発行していくことになりました。簡易なものですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
創刊号はお申し込みいただかなくても、こちらから勝手にお送りつけている人もいるので(失礼!)、もしご迷惑であれば、空メールでも返信いただければ、次号からは配信いたしません。お手数ですが、よろしくお願い申し上げます。
さて、どうして稿料も発生しないのにこのようなものを制作することになったかというと、端的に、エフメゾが落ち目だからです(あぁ)。以前から先輩ママたちに、「どの店もお客さんとの蜜月の期間があるんだけど、それをすぎるとねえ…」とか、「最初の盛り上がりは数年で必ず終わるから、いい気になりなさんな」と言われていたのですが、エフメゾにもついにそのときが! まあ、いままでが水曜日にも関わらず繁盛していたということでもあるのですが、昨年比で半分くらいに売り上げが落ち込んでいるのは、いくらなんでも…。
というわけで、このまま座して死を待つよりは、新しい試みに打って出よう!というのがこのメルマガ「エフメゾ!」です。毎週火曜日にみなさまのお手元に届けて、「そういえば明日はエフメゾの日だわ、行ってみようかしら」となるように、あの手この手で誘惑していこうと考えております。みなさまのほうからも、エフメゾやこのメルマガへの要望、感想、質問など、気軽にいただいて、リアルとは別の交流の場になればと思います。
今回は、実は、重大な発表があります! なんと、エフメゾが週末の二丁目に、実験的に進出することになりました。こちらはメンズオンリーですが(女子その他のみなさん、ごめんなさい)、9/24(土曜日)に新宿三丁目にあるアイランドさんの4Fの部屋を借りて、ちょっとエロなサタデーナイトを演出してみたいと思います。店長にツカーサを任命し(←そうとう頼りない)、エフメゾ精鋭の褌男たち(誰よ)でご接待したいと思います。その店名も、
「褌兄弟!」
詳細は後日また発表いたしますが、どうぞ男子の方々は連休の中日、予定を空けておいて下さい。ちなみに、明日(8/31)のエフメゾのでは、「褌兄弟!」のパブ用のポスター撮りなどいたしますので、ご観覧ください。
その「褌兄弟!」の店長でもあるツカーサと、たぶん、当日も店内にいるはずのデヴィくんの自己紹介も兼ねたエッセイを今号はお届けします。つたない文章ですが、どうぞ読んでやってください。
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チーママ、ツカーサのコラム 「一本、三千円!?」 第1回
エフメゾでチーママとしてカウンターに立っている、ツカーサと申します。おなじみの人は、メルマガでもこうして読んでいただいてありがとうございます。ツカーサって誰よ、という人は初めまして!
簡単に自己紹介をいたしますと、会社員を生業としつつ、暇さえあれば発展場へいく淫乱ゲイです。オカマ的なプロフィールでいえば、168cm×70kg×26歳。週に4回ほどゴールドジムで、セックスに必要な筋肉をつけています。セックスは週4回しないと禁断症状がでます。以前、禁セックスを試してみたところ、二日目から手がプルプルと震えてきました……。ドネコなので、「掘りたい」という愛のない言葉が大好きです。
さて、この「一本、三千円」というタイトルですが、僕のセックス狂いな人生にはどうしたわけか二~三千円がつきまとってきました。それにちなんだ、しょっぱい上に生臭い話を毎週お届けします! このエッセイを通して、エフメゾと僕ことツカーサに少しでも興味をもっていただければ嬉しいです。もちろん、お店までお酒を飲みに来てもらえると……、濡れちゃう!
一回目だというのもあって、僕の初体験の話をしましょうか。19の頃にインターネットで二丁目の存在を知って、当時住んでいた王子からボロ自転車をギコギコと走らせました。
まだあの街にオープンカフェなどがない七年前のことでした。日がでているはずなのに薄暗くて、時折歩いている人も目がうつろで妖気を放っているように見えました。それでも、出会いに期待しつつ歩いていると、まだ木で鬱蒼と覆われていた頃の新宿公園のあたりで、声をかけられました。振り向けば、のっぺりとした顔の小柄なおじさんがいて、その風貌からゴジラ・シリーズにでてくる怪獣ミニラを彷彿とさせます。エロスをそそられるタイプとは違っていたものの、とりあえず話にのってみました。その流れで、二丁目にきたのは初めてで、男とセックスをしたことがないと言えば、
「じゃあ、いいことしない?」
と誘われてしまいました。
連れて行かれたのは近場にある公園の便所。個室に入るなり、おじさんんはチンコをぺろんと出しました。すでに大きくなっていたのに、それもミニラでした。彼は、
「初めてじゃ、抵抗あるかもしれないよね」
とゴムをかぶせ、しゃぶって欲しいと懇願するのです。
ちょっと不安だったものの、初めての経験に興奮していたので、口をすぼめてジュポジュポとノンケAVで女優がするように頭を前後に動かしました。
するとなんてことでしょう。
怪獣ミニラはまたたくまに光線を吐いてしまいました。残念ながら、リング状ではなかったです。
「・・・・・・早くて、ごめんね」
謝られてしまったものの、こういうときどんな顔をすればいいかわかりませんでした。とにかく、萎えてきたものがこぼれないよう首を横に振りながら、ンフッフと答えました。笑えばよかったのでしょうか。
最後におじさんはズボンのポケットに手を入れ、くしゃくしゃになった千円札を三枚を取り出すと僕に渡し、ありがとうと言って颯爽と出ていってしまいました。それ以来、ヤリ捨てられる女を歌った曲に共感するようになりました。
来週からも、こういう話をお送りします。こんなネタしかない青春です…。(つづく)
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バイト、デヴィのコラム 「ママは湯婆婆?」 第1回
こんにちは、はじめまして、新人店子にして既にイレギュラーメンバー・デヴィです。私は(2011年現在)大学4年生の22歳。165cm60kgの髭専です。お髭の似合う人が大好きです。どうぞよろしくお願いします。
私のこの名前、ぱっと聞くと「……夫人?」と思われる事でしょう。ちょっと「デヴィ」の由来をご紹介。
私がエフメゾへ面接を受けに来た日。
「いらっしゃーい、どうぞ」
伏見憲明氏はカウンターの向こうに居て、美人な編集者さんと打ち合わせしていた。さすが小説家ママ。
「私、日本とインドネシアのハーフなんです」
自己紹介の中、私がハーフだと告げると大体「だとおもった!」とか「言われてみればー!」とか言われてきた私。ママもきっとそんな反応のはず。
「へぇ、インドネシアとのハーフなの。じゃあ、デヴィね。」
「へ……?」
「インドネシアって言えば、デヴィ夫人でしょ。これからあなたの名前はデヴィよ!」
冗談だと思って、笑ってしまった。一旦落ち着いた後、ママの目を見た。あ、本気だ。まままま、まさかー!そんなテキトーに名前が決められちゃうのぉー?!私からの提案は一切出来ずに「デヴィ」に決まっちゃうの?!そうだ、このママは奉公しに来た者に名前を付け、死ぬまで働かせる湯婆婆なんだぁー!!恐ろしい所に来ちまった!……でも、ちょと待てい、私の友人にはゲイバーでそりゃーもー酷いあだ名を付けられた人もいるのだ。それに比べ、デヴィには独特の響きがあるし、とってもステキな源氏名だ!と、思うことにした。
よくよく考えてみると、名前だけで私がハーフであることまで自己紹介できてしまうではないか。そこまでエフメゾ湯婆婆が考えてくれたのかは知らないけれど。ママ、いい名前をありがとう。
「デヴィはさー!」とお客様に呼んでもらえた時、その名前をすんなり受け入れていることに気づく。本当の名前を忘れては元の世界に帰れない。でも、ある意味現実離れした新宿二丁目、営業中はそれを忘れてもいいのかなあ?
(つづく)
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*本メルマガの無断転用、引用はお断りいたします。
エフメゾは毎週水曜日に営業しているミックスバーです。どうぞ、このまま閉店への道ころがらないようにご支援、ご声援ください。切に~。「褌兄弟!」もよろしく。
◎ 購読希望の方は、@yahoo.co.jpの前に、gaybarfushimiをつけたアドレスに、配信希望のアドレス、若干の自己紹介を記してメールをください。来週の火曜日から発行していく予定です。どうぞよろしくお願い申し上げます。